December 08, 2018

【買ったら聴こう00010】Detour ahead/Mike Melillo

【買ったら聴こう00010】Detour ahead/Mike Melillo
このCDにはちょっとした思い出があります。

以前、このブログでマイクメリロの
「Recycle」の事を好き勝手書いてたら、
人づてで本人に伝わったらしく、
彼からプレゼントが送られてきました。
それがこのアルバムだったんですね。

その当時、まだ発売されておらず、
私が貰ったのはデモ盤か何かだった。
今はphilologyから発売されていますが、
ジャケットをよくみると、タイトルの位置が違う。

前置きはこの辺にして…。

マイクメリロはさりげなく毒っけを漂わせるピアニスト。
モンクの曲を取り上げることも多いんですけど、
それ以外の曲を弾く時もモンク的な和声やタッチがチラ付きます。
特に4ビートへの乗り方が独特です。
アドリブでは跳ねずにイーヴンで乗ることが多く、
踏みしめるようにやや遅れ気味に弾きます。
一音一音がそこにとどまり、説得力を持つ感じ。
"Work"をミディアムファストくらいで弾いてるんですが、
これがまたこのタッチと相俟って味わい深いんですよね。
オリジナルの"SEE HUNT AND LIDDY"は速い曲なので、
割とリズムにストレートに乗って弾いてるんですけど、
音の粒の形はやっぱり独特。で、フレーズも独特。

一癖も二癖もあるピアニストです。

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December 07, 2018

【買ったら聴こう00009】Allegresse/Maria Schneider Orchestra

【買ったら聴こう00009】Allegresse/Maria Schneider Orchestra
ジャズオーケストラの面白さって、
個と集団のバランスではないかと思ったりします。
マリアシュナイダーはその出し入れが巧みです。
ソリストとアンサンブルが明確に分かれていない事も多く、
さっきまでハーモニーを吹いてたヤツが
アンサンブルの中に溶け込んでしまったり、
アンサンブルの中からメロディが立ち上がってきたり、
オーケストラ全体の響きがどんどん変化していく。

このアルバムはブラジル音楽からの影響もあるそうですが、
彼女の中で消化して取り入れているからか
明確なプラジル感が出てる訳じゃありません。

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【買ったら聴こう00008】Freedom samba/The jazz renegedes

【買ったら聴こう00008】Freedom samba/The jazz renegedes
確か梅田ロフトのWAVEで適当に買った中の一枚だったかと。
正体不明のバンドで、スタイルはかなり懐古趣味。
キャッチーな曲が多いのではゴキゲンに聴ける。
当時、夏に結構よく聴いていたアルバムでした。

で、今回取り上げるにあたってネットで調べてみたら、
なんと元スタイルカウンシルのドラマー
スティーヴホワイトが作ったバンドだってさ。
スティーヴホワイトは知らないけど、
スタイルカウンシルは学生時代の友達がよく聴いてたので
名前くらいは知ってます。

サックスのAlan Barnesって人のタンギングが凄い。
何と歯切れの良いフレージングでしょう。
個人的には"Even stevens"、"Man goes"
そしてタイトル曲の"Freedom samba"が楽しくて好き。

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濁らない。

濁らない。

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【買ったら聴こう00007】Synergy/Mike Wofford

【買ったら聴こう00007】Synergy/Mike Wofford
マイクウォフォードはそれほど有名な人ではないかもしれないけど、
私にとっては常にチェックし続けているピアニストの一人です。

さりげなく変な人だと云うのが私の見解

今後もあれこれ取り上げるかと思いますが、
まずはこのシナジー。

60年代から活動してる人なんですが、
ブラインドで聴いたら、もっと最近の人だと思うでしょう。
エヴァンス系と書かれていたのも見たことあるけど、
それは彼の一面でしかないと思う。。
このアルバムでエヴァンスを感じる人はいないでしょう。

常に新しいスタイルを模索して、変化し続ける事で
モチベーションをキープできる人ではないかと勝手に思ってます。

このSynergyはオリジナルの比率が高く、
厳しめの音の構築で攻めの演奏が繰り広げられます。
スタンダードバラッドの"My old flame"にしても
甘さが微塵もありません。

このアルバムは彼の凄みが感じられる理想的な一枚ではないかと。

ところでこのCDのケースは変わってる。
引き出しの様に中のトレイをスライドさせて、
それをくの字に曲げてCDを取り出す方式。
こんなパターンは私の持ってる中でこれ一枚です。

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December 06, 2018

【買ったら聴こう00006】No tears...No goodbyes/Helen Merrill&Gordon Beck

【買ったら聴こう00006】No tears...No goodbyes/Helen Merrill&Gordon Beck
ヘレンメリルは色んな顔合わせでアルバムを作っていますが、
それらの中でもOWLの二作品は出色の出来だと思います。

このゴードンベックとのデュオはシンプルな編成だけに
二人の濃密な対話を楽しむことができます。
バラッドや4ビートの曲も素晴らしいですけど、
個人的には8ビートでエレピを弾いてる
冒頭の"When I look in your eyes"が
このアルバムのイメージを決定付けている気がします。

ひとつ残念なのは収録時間が短いこと。
「Music makers」と合わせて録ったのかと思ったら、
「No tears...」の方が2年早かった。

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次点で当たり。

次点で当たり。
お目当てのピザの店が定休日だったので、
隣の肉のお店に入りました。

ステーキランチは千円を越えたけど、
それ以上の満足度がありました。
美味しかったです。

適当に入ったので確認してなかったのですが、
听の系列店でした。
店名も英語表記でPONDやん。

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【買ったら聴こう00005】Love for sale/Cecil Taylor

【買ったら聴こう00005】Love for sale/Cecil Taylor
セシルテイラーの初期の作品です。
オーソドックスな4ビートが刻まれる中、
セシルテイラーが壊れながらも進行に添ってプレイ。
その過渡期的な演奏がとても面白い。
整然とした住宅街の中にピンクのお城が建ってると
その異様さが際立つのと一緒ですね。

後に同じ資質のメンバーでより彼の音楽を実現していきますが、
フンデルトヴァッサーのグネグネの街並みに
ピンクのお城が建ってても目立たないように
「love for sale」の様な対比の妙はないですね。
狙ってできない一瞬の可笑しみでしょうか。

後半はセシルテイラーのオリジナル。
この当時の彼の曲はメロディアスで素晴らしい。
エリックドルフィしかり、ジョージラッセルしかり、
独特の感覚を持ってる人の作る曲は
イマジネーションを掻き立てられます。
"Little lees(Louise)"はジャズ聴き始めの頃に
スティーヴレイシーの演奏で先に聴いて
えらくハマった曲なんですよね。

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December 05, 2018

【買ったら聴こう00004】In the key of Monk/Jessica Williams

【買ったら聴こう00004】In the key of Monk/Jessica Williams
ジェシカウィリアムスのソロライヴ。
タイトル通りモンク曲集なんですけど、
圧倒的にピアノが巧いので、まともに聴こえます(笑)。
左手ストライドの右手アドリブまたいなプレイは
モンクもソロライヴの時によくやってたけど、
たいがい数小節で破綻してた。

こう書くと、綺麗に小さく纏まっているみたいだけど、
ジェシカウィリアムスのピアノは力強くダイナミック。
ウォーキングベースでゴリゴリ弾くのは男性的ですらある。

あと、内部奏法を単なる効果音として使うのではなく、
普通に"弾いている"のって凄いなぁ。

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【買ったら聴こう00003】Four & more/Miles Davis

【買ったら聴こう00003】Four & more/Miles Davis
このブログのちょっと前の記事に書いたんですが、
私が中学生の終わりか高校の始めの頃に
初めて買ったジャズのレコードが
「My funny Valentine/Miles Davis」でした。
で、この「Four&more」も同じ時のライヴの音源です。

前者はバラッド系の曲を選んであって、
後者は激しく動きのある曲を集めてあります。

初心者には「My funny~」の良さが分からなかった。
元の曲も知らないのに、いきなり大胆に崩されても、
何が何だかちんぷんかんぷんでした。
お陰でマイルスを二十年近く敬遠する羽目になりました。

あの時、もし「Four&more」を買ってたら
どうなってたのかな。

テンポのある曲の方が素人には分かりやすいから、
「My funny~」よりも理解する糸口を掴めたかもしれないなぁ。

いや、それでも崩れ過ぎだし、モーダルだし、
やっぱりお手上げだったような気もする。

そうなると、プレスティッジの四部作あたりか…。
出会うタイミングって重要ですね。

で、このFour&moreを今の耳で聴くと、
スリリングなトニーウィリアムスのドラムと
ハンコックの新しい音の響きに支えられ、
マイルスのプレイも乗りに乗ってる気がします。

マイルスのバンドはテナーが入れ替わっていくけど、
個人的にジョージコールマンがベストフィット。
元々ショーターの方が好きなんですけど、
彼の色が出すぎてるんですよね。

「Four&more」はマイルスバンドが変化を求めて
コンセプチュアルになったり、電化される前の
最もジャズ的興奮を感じられる一枚ではないかと。

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