読書熱2月後半。
■光媒の花/道尾秀介
■転々/藤田宜永
■ぼくのミステリーな日常/若竹七海
■下北沢/藤谷治
■夜行/森見登美彦
■傍聞き/長岡弘樹
■終末のフール/伊坂幸太郎
■春の庭/柴崎友香
■ビブリア古書堂の事件手帖 /三上延
■秘密/東野圭吾
■鍵のない夢を見る/辻村深月
■ビブリア古書堂の事件手帖2 /三上延
良かったのは「夜行」「春の庭」。
「夜行」はもう夢現の世界。
やっぱり森見登美彦の世界観は印象に残るなぁ。
「春の庭」は芥川賞。建物の写真集を巡る物語。
本の面白さは物語の巧みさだけではない。
情景の一つ一つがいい。
「終末のフール」はちょっと設定が無理過ぎてキツかった。
東日本大震災の前の作品なんですね。
震災後だったら書けなかったでしょう。
「鍵のない夢を見る」は凄いんだけど、
描かれている世界が基本的に不幸なので、
読んでいてきつい。
「ビブリア古書堂の事件手帖」は勢いで二冊読んだ。
恋愛部分はちょっとピュア過ぎて、
この歳じゃついていけないが、
本にまつわる謎解きは面白い。
実は、最初の一ページで、読むのを止めようかと思った。
「アジサイがまだ散っていないのに…」みたいな描写が出てきたから。
アジサイは散らないって。そのまま枯れていくんだって思ってしまった。
■平成猿蟹合戦図/吉田修一
■昨夜のカレー、明日のパン/木皿泉
■栗島、部活やめるってよ/朝井リョウ
■残像に口紅を/筒井康隆
■空白を満たしなさい/平野啓一郎
■対岸の彼女/角田光代
■ノエル/道尾秀介
■満願/米澤穂信
■太陽は動かない/吉田修一
■夜は短し歩けよ乙女/森見登美彦
■教場/長岡弘樹
■号泣する準備はできていた/江國香織
面白かったのは「夜は短し歩けよ乙女」でした。
大正ロマン的な文章に現代的な言葉が入り交じり、
独特の世界観を頭の中で描くことができました。
要はぐじぐじ考えて、女の子に告白できない
童貞を拗らせた様な主人公の話なんですが、
理屈の捏ね繰り回し方がたまらなく可笑しい。
ちょっと前にあった京大生の交差点コタツ事件って
お馬鹿さんがこの小説のマネをしたのね。
「号泣する~」は女性にしか書けない感覚だなぁ。
直木賞受賞の短編集なんですが、
どれも明確なストーリーは組まれてなくて、
数シーンの中で人間関係が分かり、
心の動きを描いています。
最後の一話"そこなう"がよかった。
■続横道世之介/吉田修一
■夜のピクニック/恩田陸
■パークライフ/吉田修一
■石の繭 警視庁殺人分析室/麻見和史
■家日和/奥田英朗
■さよなら渓谷/吉田修一
■かなたの子/角田光代
三冊が吉田修一です。
「続横道世之介」は読み終わりたくないと思った
久しぶりの本でした。
「パークライフ」も良かった。
芥川賞なんですね。納得。
なぜか梶井基次郎の「檸檬」を思い出した。
全然違うんだけど。
「かなたの子」は初の角田光代の作品。
暗くて狭くて恐ろしい話が多いが、心が動く短編集でした。
「夜のピクニック」は合わなかった。
■世界でいちばん美しい/藤谷治
■凍える牙/乃南アサ
■笑うハーレキン/道尾秀介
■モナドの領域/筒井康隆
■黄金を抱いて翔べ/高村薫
面白かったのは「世界でいちばん美しい」でした。
ただこんな劇的な展開を望んでいなかった人も多いのでは。
もっとせった君と戯れていたかった。
設定が「船に乗れ!」に繋がってる。
「笑うハーレキン」は道尾秀介の文章の上手さが心地よかった。
最小限の言葉で風景や気持ちの変化が伝わる。
言葉選びか新鮮。文章のテンポが絶妙。
ストーリーはちょっと弱かったけど。
「黄金を抱いて翔べ」は楽しみどころが分からなかった。
情景描写がしつこく、気持ちの動きが共感できない。
「モナドの領域」は哲学や宗教の難しい話が展開されるので、
かなり置いていかれた。
どんな結末になるのかと思いきや…。
神だから仕方ないですね。
少しペースが落ちてきました。
大学生の頃、小説を読まなくなった時のように
このまま冷めていかなければいいのだけど。
■死神の浮力/伊坂幸太郎
■半落ち/横山秀夫
■明るい夜に出かけて/佐藤多佳子
■謎解きはディナーのあとで/東川篤哉
死神の浮力は死神の精度の続編で長編。
面白かった。
千葉がいい。
明るい夜に出かけては深夜ラジオの葉書職人な話。
色んな番組やパーソナリティが実名で登場。
伊集院光の深夜の馬鹿力が出てきたり、
私の使ってるラジオが主人公のと同じだったり、
のめり込める内容でした。
ストーリーもとても良かった。
半落ちは一応読んでおこうと思ったんだけど、
なかなか読み進める気力が続かず、
かなり時間がかかった。
当時、論争があって、うっすらと結末知ってたし。
謎解きはディナーのあとでは軽い推理小説。
ほんと軽かった。
次の話を読みたいと思わせる程の面白さはなく
惰性で読んだ感じ。
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