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2005/07/31

映画のツボ4

movie01ラーメンズの小林賢太郎の
「PAPER RUNNER/(VAP)」の中で、
売れるマンガのセオリーって話がありました。
------------- 8< ------------- 
才能はあるけど無鉄砲な主人公がいて、
正反対の性格を持ったライバルがいる。
主人公が憧れるヒロインとの間の恋愛は
なかなか進展せずに読者をやきもきさせる。
その際、読者の性欲を程よく刺激できりゃいいので、
ヒロインの女同士の友情などを描く必要は一切なし。
あと、事態を達観できる謎の老人的キャラがいると
物語が展開しやすくなる。
主人公とライバルは衝突を続けるが、
やがて主人公が成長して和解し友情が芽生えていく…。
------------- 8< -------------
とまあ、こんな感じの内容だったと思いますが、
さもありなんって感じですね。
ま、上のパターンが全てじゃないけど、
分かりやすい性格付けをした方が
メリハリが出るし、読者の感情がぐぐーっと動く。
現実社会はそんな単純なモンじゃないけど、
勧善懲悪の大活劇なんて嘘臭いモノを描こうとすると
単純化しないと物語が成立しない。
だって、雑魚の様に倒されていくショッカーの戦闘員が
寄宿舎の狭い部屋の壁に娘の写真を沢山貼ってて
今朝奥さんに手紙を書いてから戦闘に出てきた…、
なんてシーンを挟んだりしようモンなら、
観てる側の感情が千路に乱れる事でしょう(笑)。
 
映画はマンガや小説と違って2時間弱の制限の中で
全てを描ききらなければいけないって事で
これまた大変です。
長い小説ならじっくり物語を展開させたり
伏線をさりげなく忍ばせる事も容易いですが
映画の場合は気をつけないと、わざとらしくなったり、
映画ファンから予定調和だと酷評されたりします(笑)。
かと云って、セオリーを無視しすぎると、
やっぱり観てる人間に伝わらないでしょうしねぇ。
 
そんなこんなで最近映画を観すぎて
感覚が鈍化してるところだったんですけど、
1999年のイギリス映画「ヒューマントラフィック」を観て
ホント、心底楽しませていただきました。
ドラッグとSEXとクラブミュージックのひどい内容なんですが
登場人物がエエやつばっかりで、彼らの馬鹿笑いにつられて
一緒に笑い転げてしまう。
映画のセオリーだとか、奇抜なストーリーとかを考えてたら
こんな映画は作れないと思います。
案の定、ジャスティンケリガンって監督、当時25歳だったとか。
このセンス、タガが外れてますわ。能天気。
興味を持ったので、他にも観たいと思って調べたんですけど、
どうやらまだ次回作は作られていないみたいです。
「次は父と子の絆の映画を撮りたい。」って、
インタビュー記事は見つけたんですが…。

って事で、今回もどうでもいいような映画雑感でした。

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