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2005/07/14

映画のツボ3

映画スキルの浅い私は、友達の薦めやサイト情報を元に
かつてない程、沢山の映画を家でシコシコと観ております。
特に映画批評空間やallcinemaの評価が非常に参考になるのですが
あくまでも一般的な評価なので、ポイントが高いからと云って
必ずしも自分に合うとは限らない事を体感しました。

tuscanあまり悪い事は書かないのが信条なのですが、
ダイアンレイン主演の「トスカーナの休日」を観て
色々思うところがあったので、今回はお許しください。
ちなみにこの映画、上に挙げた2つのサイトで
かなり評価の高い作品であります。

ダイアンレインが離婚の傷心旅行で訪れたイタリアで
衝動的に古い家を買って暮らし始めると云う話。
そこで暮らす人々との出会いが彼女の心を癒していく…。
と、ストーリー的にはかなり好みだし、
予告編で観た映像がとても美しかったので、
凄く期待したんですけど、見事に肩透かしを喰らいました。
何だか全てが薄~いのです。
それぞれのシーンで伝えようとしてる事が伝わってこない。
って云うより、常套句の様なシーン設定が災いして
観客の感情を操作しようとしてるあざとさだけが伝わってくるんです。
例えば、急に子猫を出してきたり、子供を出してきたり、
青臭い若者の恋愛を出してきたり…。
物語に膨らみを持たせる筈のサイドストーリーまでもが
どれも中途半端で世界観が広がっていかない。
はぁ?って感じです。
更には、アメリカ的なダイアンレインの表情やゼスチャが大味で
傷心の女性には見えませんでした…。(ファンの人すみません。)
別に恋愛や人生のドロドロを描いて欲しいって訳じゃないですけど
ストーリーの中で触れないところに「色々あるんだな。」と
想像させるような世界の広がりが全くないのもどうかと…。

sideways同じ日にもう一本「サイドウェイ」と云う映画を観ました。
結婚前に最後の花を咲かせようとヤリ逃げ目的の大味男と
離婚後も未練たらたらで何をやってもうまくいかないダメ男が
二人で旅行をする話。
そこで女性と出会い、恋が生まれて…、
と予想通りの展開なのですが、
それぞれの人物像が上手に描けてて、
こちらは楽しめました。
ダメな男のワインへの拘りを軸にして
彼の嫌な面、繊細な面、弱い面、優しい面などを巧みに表現してます。
知らず知らずの内に感情移入して応援してました。

珍しく辛辣な意見も書いてしまいましたが、
同じ日に観た二つの映画でものの見事に好き嫌いがわかれ、
偶然にも共通点のある作品だったので、何か面白かったんです。
どちらも離婚の傷心がテーマだし、旅の中での出会いを描いてるし、
かたやイタリアの美しい情景、かたや葡萄畑の大らかな情景、
どちらにもサンドラオーって中国系アメリカ人の女優が出てるし…。

気を悪くした人がいたらごめんなさい。
私の映画のツボがズレてるってだけの話ですね。

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