« またもクレオールへ | トップページ | 花の答え その2 »

2006/07/19

俄か落語ファン

ちょっと前のドラマ「タイガー&ドラゴン」が火付け役になって
世間でも静かなブームが起こってるらしい。
この静かなブームって言葉、昔から理解できなかったんですが、
「落語」「ブーム」でググると、35万件ほどヒットするので、
これくらいが静かなブームの目安と考えられます。

いきなり話は逸れましたが、今、落語に嵌っています。
俄かファンである事には違いないんですけど、
高校の頃だったか、友達の影響もあって、
「古典落語/興津要(講談社文庫)」を読んだり、
FMでエアチェック(懐かしい)したりして、
落語に嵌りかけた時期がありました。
枝雀の「植木屋娘」はテープで何十回も聞いて、
完コピできる様になったり、
オリジナルで短い落語を作ったり、
そこそこ熱くなってたのかもしれません。

ま、そんなこんなで人生二度目のマイブームは
独身キ族の酔狂に任せて、ソフトを一気に大人買い。

Rakugo_dvd_cd

柳家小三治CD全集!(2シリーズ計24枚組)
桂米朝DVD全集!(全30巻)
これらを僅か半月の間で全部鑑賞したので、
洗脳度はかなり高いです。

でも、江戸や明治の文化に根ざした古典落語は
現代には通じないネタがだらけになってしまってるようです。
言葉や文化や習慣や、様々なモノが変わりすぎて
サゲわからなくなってしまった落語も沢山あります。
貨幣価値の変化も悩みの種らしい。
米朝はいつも「あいかわらず古い噺を…」で落語を始め、
その噺に必要な情報を枕でさりげなく触れるなどして、
聞き手の理解を深める工夫をしてはります。
さすがです。

確か高校の頃は米朝よりも枝雀が好きでした。
登場人物が漫画の様にデフォルメされた枝雀の落語の方が
イキイキしててわかりやすかったからです。
でも、肉より魚が好きな歳になって聞き比べると、
馬鹿阿呆を演じ切ってドタバタ盛り上げるよりも
若干の客観性をキープしながら
アイロニカルに登場人物を描いている方が粋に思えます。

昔覚えた「植木屋娘」は米朝も枝雀もDVDになってるので
聞き比べてみるとなかなか面白いです。

Rakugo_to_ate酒とあてを用意して、
週末は自宅寄席。
我が家に米朝がやってくる。
あの世から枝雀もやってくる。
あー極楽極楽。

【今夜のあて】

肉じゃが
ポテトサラダ
鮭の酒浸し
いかなごの釘煮
人参の浅漬け
九条葱のぬた

|

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 俄か落語ファン:

コメント

落語、いいですねぇ。小三治・米朝と東西から攻めますか。

新しくできる天満天神繁昌亭の天井の堤燈にはなんと三毛子の名前が(笑)

投稿: はとうどん | 2006/07/20 00:10

>新しくできる天満天神繁昌亭の天井の堤燈にはなんと三毛子の名前が(笑

そう云えば援助金募ってましたね。
できたら行きたいものです。

投稿: しほたつ | 2006/07/21 01:12

コメントを書く