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2006/10/08

月亭遊方 二十周年独演会

昨日、月亭遊方の芸能活動二十周年記念独演会
「グローリアス遊方」に行ってきました。

その前に、せっかく難波に繰り出すと云う事で
一芳亭の本店へ行ってきました。
五時から焼売でビール。
たまりませんなー。

Ippoutei_syuumai
口でとろけるふわふわのタネに独特の皮。
やっぱり美味しいわ。
他に定番の豚天、海老天も当然頼みました。
昨日は三人だったので更にから揚げも。

Ippoutei_karaage
凄い迫力です。
見た目の通り皮はパリパリです。
衣とかをつけず、素揚げにしただけのシンプルさ。
前に作り方を見てたら二度揚げしておりました。
(本店じゃなくて福島のお店の古い店舗の頃)
身はややジューシーさを失ってるので
皮の香ばしさで食べる料理だと思います。
唐揚げではなく空揚げと書いた方がいいかも。

さて、お腹も一杯になったところでいざワッハ上方へ。

お客さんの入りはなかなかでした。

Dokuenkai_before
ココは初めてでしたけど、広くて綺麗な寄席小屋でした。
でも、逆にその広さゆえか落ち着いた空気になり、
遊方は場の空気を暖めるのに苦労してたみたいです。

カジュアルラクゴを信条とする遊方だけに
古風な落語会と云うよりエンターテイメントショーって感じで、
ネタは全てオリジナルでした。
■虚礼困惑騒動
■戦え!サンダーマン
■ベガーズ・バンケット
の3席。

中でも面白かったのが、ベガーズ・バンケット。
ネタおろしとは思えない、出色の出来でした。
落語を聞いていると云うより、ドラマを見てる気がしてきた。
ホームレスを題材にしたお話なんですけど、
弱者を笑うのではなく、ポジティヴで明るい話に仕上げて、
質の高い笑いに繋げてました。
あ、笑ってると云うより、ずっと微笑んでたかもしれない。
是非今後も続けていって欲しいネタでした。

また、落語会にもかかわらず、
司会をABCの三代澤アナウンサーが務め、
途中、二十周年を語る対談もありました。
この中で遊方は凄くイイ事を云ってたんですよねー。
「作り話よりも現実の方が面白い。
 こっちがいつでも笑える状況を作っておけば
 面白いことにどんどん遭遇する。
 逆にこっちが凹んでたりすると、不思議と何も起こらなくなる。」
遊方の言葉はもっと違ってたんですが
意味合いとしてはこんな感じでした。

最後になりましたが、
遊方師匠、二十周年おめでとうございます。
これからもご活躍をお祈りしております。
虚礼じゃなく心底そう思とります。

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