酒井俊&田中信正 in STAR EYES
2月12日、覚王山のスターアイズへ
酒井俊と田中信正のデュオを聴きに行きました。
この顔合わせですから、オーソドックスなジャズである筈はなく、
言葉と声と音の鬩ぎ合う、やや狂気すら感じさせる様な
おっとろしー音楽でした。
この感覚、私の中では、ブリジットフォンテーヌ&アレスキ、
ポコペン&西脇一弘と同じカテゴリーに入ります。
危うい精神の揺すぶられ方。
かなり現実からトリップしないと浸れない音楽なので
精神を集中させて聴き入ろうとしたんですけど…、
ライヴだと周囲の雰囲気に阻害される事もあるんですよね。
みんな真剣に聴いてるんだけど、変なポイントで喚声があがる。
ま、人はそれぞれ、自分なりの聴き方をしてるんだから
文句を云う筋合いはないんですけど、
運悪くそれらが干渉しあう事もありえるのですなぁ…。
おっと、小言はこの辺にしとこ。
とにかく濃いライヴでした。
中でも言葉のチカラを感じたのは日本語の曲でした。
"かんぴょう""四丁目の犬""ヨイトマケの唄"
"スカンポの咲く頃"など。
田中信正のピアノも内部奏法、外部奏法、
プリペアドピアノ状態にまで破綻しました。
たっぷり2ステージ聴いて帰ったんですけど、
精神状態が非日常なエリアにまで振り切れてたので、
しばらく寝付けませんでした。
寝床で吾妻ひでおの失踪日記を読み始めたら、
更に精神状態がズタボロに…。
ま、一晩寝たら普通に戻れて、よかったですわ(笑)。
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コメント
先週子供の受験&面接で会社にいなかったので、しほたつブログをチェックしてませんでした。久しぶりに見たら、何だ・・・、ずっと折り紙ネタじゃん!!そろそろグルメネタやってちょ!
投稿: 宮ちゃんです | 2007/02/14 10:29
■宮ちゃんですさん
>久しぶりに見たら、何だ・・・、ずっと折り紙ネタじゃん!!
>そろそろグルメネタやってちょ!
やや暴走気味の折り紙ネタ、申し訳ありませぬー。
ただ、暫くはこのネタの出現比率が高くなると思います。
頭の中がエエ感じに幾何学向きになってきてるんです。
グルメネタ、了解しました。少し復活しますね。
投稿: しほたつ | 2007/02/15 06:30