西山瞳トリオ in DOXY 23th Nov.2007
名古屋のDOXYで西山瞳トリオを聴いてきました。
レギュラートリオの凄さを実感するライヴでした。
お互いがとんでもなく高いレベルで呼応しあってる。
きっと新譜の"MANY SEASONS/(SPICE OF LIFE)"を聴いて、
ライヴに来た人は相当びっくりしてるんじゃないでしょうか。
CDのスウェーデンメンバーの演奏も曲の魅力は引き出してるけど、
ちょっと行儀が良すぎる面もありますから。
ま、練習量も場数も遥かに多いレギュラートリオと
単純に比較すべきではないでしょうけど。
話をライヴに戻して…。
1stステージは比較的アレンジモノが多かったです。
一番面白かったのは"Softly,as in a morning sunrise"。
かなり変態的なアレンジで原曲の残骸が見止められる程度。
こう云うセンス、好きですわ。
2ndステージはCD収録のオリジナル中心にヒートアップ。
特にこの日はベースの坂崎氏が光ってました。
何でも前日の横浜ドルフィでの余韻を引き摺ってたらしい。
"Sakira"の様な詩的な曲では、ちょっとソロが荒く感じたけど、
全ステージ通して非常にテンションの高い演奏でした。
"Softly,as in a morning sunrise"のソロにビビッときましたよ。
清水氏のドラムはいつ聴いても新鮮な驚きがあります。
単調なビートを刻む事なく、色彩感のあるドラム。
これだけのベースとドラムに相対する西山さんのピアノは
数年前とはまったく違うプレイになってきた様に思います。
プレイだけではなく、作曲面も連動して変化してきてます。
きっと、このトリオなら彼女のイメージ通りの音楽ができるのでしょう。
あれこれ書きましたが、要は一言。
いいライヴでした。
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