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2007/12/08

ヴァーチャルビューティに挑む その12

前回、おねえちゃんに骨格を入れて、
肘は問題なく動くようになったんですけど、
二の腕を動かしてみたところ、
Vinus117
ご覧のように、脇の下がムササビの様になってしまいました。
骨格と皮の間に隙間が空いているのが原因ですね。
作りながら「ちょっと肩幅が張ってるよなぁ。」と思ってたんですけど、
こう云うところで影響が出てくるとは…。
肩幅を狭くするしかないかぁ…。

これが結構面倒な作業でして、
physiqueを一旦外し、骨格と皮を調整し、
服のシミュレーションももう一度やり直し。
Vinus118
ま、苦労の甲斐あって、綺麗に修正されました。
華奢になって女性っぽくなったし。
ついでにお尻も小さくしてます。
これでこの頃ハヤりの女の子ぉです。


しかし、一難さって、また一難。
今度は頭部です。
Vinus98

頭蓋骨を動かしてみたところ、
Vinus100
顔が伸びてしまいました。
これは頭蓋骨とリンクしている皮のポイント(赤い+印)が
顎のところまで届いていない事が原因です。

頭は関節部分と違って、変形可能である必要はありません。
表情の変化はモーフィングでやれるので、
ここはリジッドに設定して問題ないと思われます。

リンクの割り当て直しはエンベローブではアバウト過ぎるので
physiqueモディファイヤの頂点のジオメトリで直接+印を範囲指定。
頭蓋骨"とリンクの割り当てし、それ以外の骨"とは"リンクから削除"します。

結果、顔が伸びなくなりました。
Vinus112


ところが、非表示にしていたオブジェクトを全て表示してみたら、
Vinus114
こんなショッキングな事になってしまいました。
頭蓋骨と各オブジェクトがリンクしてないんだから、
当然と云えば当然です。


って事で、頭の各パーツを頭蓋骨にリンクします。
Vinus115
目は本体ではなくルックアットコンストレイト用のダミーボックスとリンクです。

ここで大変だったのが髪の毛の板ポリゴン。
59個のオブジェクトをバラバラでリンクするのは大変なので、
1つにアタッチしようとしたんですが、
1つ1つにメッシュスムーズをかけてたもんですから、
一旦それらを1つづつ削除し、アタッチしてから、
全部纏めてメッシュスムーズをかけなければなりませんでした。
こう云う単純作業が一番苦しい…。

ま、何とか作業を終えて、必要なパーツは
頭蓋骨と一緒に動くようになりました。
Vinus116


今度は足。
股を広げるとセルライトたっぷりの肥満状態に。
Vinus105
うぎゃー。見苦しい。

これは右脚と左脚の骨のエンベローブが干渉し合って、
反対側の皮まで引っ張ってしまっているからです。
頭の時と同じようにリンクの割り当て"と""リンクから削除"を行ないます。

そしたら、この通り。
Vinus106


もっと細かいところも調整が必要だと思うのですが、
問題が出てきた時点で修正する事にします。

一度試しに3ds maxのサンプルのモーションを使って
動かしてみます。
服をシミュレートするととんでもなく時間が掛かるので
全裸で踊らせてます(爆)。
画像も粗いし、ライトの位置も悪く真っ暗です。
ま、テストですので、大目に見てください。

「恥辱の裸踊り」

バレリーナの動きなんですが、何か滑稽な気がする…。

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