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2009/12/10

喬太郎に酔う。

ここのところ落語の好みが江戸に傾いてます。
とにかく東京の落語家は選手層が厚いですよね。

中でも今一番惚れ込んでるのが柳家喬太郎です。
私が云うまでもなく、高い評価を受けている凄い噺家です。
古典に、新作に、完成度の高い落語を聞かせてくれます。


名古屋にも頻繁に来てる事を知り、2つほど、寄席に行ってきました。

まずはちょっと前の11月24日のとよた寄席。
場所は豊田市市民文化会館大ホール。
Ca3c0680
真っ暗でわかんね(笑)。
チケットを取ったのがかなり遅かったので、
会場のほぼ最後列の左隅でした。
オペラグラス片手の落語会と云うのも凄い。

メンバーは前座を除き、この4人。
Ca3c0929
ぶっちゃけ好きなのは喬太郎だけでしたが、
それでも行った甲斐がありました。
この日の演目は「井戸の茶碗」。古典の名作です。
長い噺だからか、枕もなく、いきなり始まりました。
人情噺然とした間をたっぷり取った落ち着いた語り口でした。
4人の中でも聞き手を引き込む魅力はダントツでした。

あと、トリを取ったのが、立川志らく。
これまた古典の大作、「死神」でした。
「死神」のサゲは何通りか聴きましたが、
誕生日だと云われて蝋燭を吹き消すパターンは初めて。
ウィキペディアで調べてみたら、これは志らくオリジナルらしい。


そして、12月9日は名古屋市内のアートピアホールで
SWAメンバーによるライヴでした。
SWAとは創作話芸アソシエーションの略です。
DVDも出てます。
Ca3c0934
現在のメンバーは春風亭昇太、林家彦いち、三遊亭白鳥、柳家喬太郎。
ぶっちゃけ白鳥は苦手だけど、メンバーだから仕方ない(笑)。
ちなみにこのチャンピオンベルトは夢枕獏が作ったそうです。

チケットを取ったのがかなり遅かったので二階席でした。
またもオペラグラス片手の落語会となりました。
Ca3c0923

この日は当然創作落語のオンパレード。
柳家喬太郎の落語は強烈でした。
開口一番「お前の父さん、ホモ~。」だもんなー。
かなり無理のあるストーリーにも関わらず、
それを自然に聞かせてしまうのが、喬太郎マジック。
凄かったです。

あと体育会系落語家の彦いちのネタも面白かった。
鬼と恐れられた女子柔道のキタガワトモエが
会場に好きな男が応援に来てくれているのを知り、
自分の中の”女”が目覚めてしまうってストーリー。
「○○kg級」と書かれているパネルに気づき、
体重がバレるのを恥らうのが可笑しかった。

この日は春風亭昇太の誕生日でした。
なんと50歳だってさ。…ほんまか。全然見えんぞ。
50歳独身ながら、この日演じたネタはと云うと、
家で居場所をなくしたお父さんの話。
女房と娘のいない内に好き勝手してると、
押入れの中に一人の男が…。
彼に誘われるまま、押入れの中の謎の扉から
奥へ奥へと進んでいくと、そこはおやじの園だった(笑)。
いくらでも話が膨らみそうな設定だなぁ…。
でも、意外と小さく纏まる(笑)。


って事で、生の喬太郎を聴いたと云うお話でした。
年明けの2月にも長久手の落語会に行こうと思ってます。
既に楽しみで仕方ありません。

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