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2014/03/21

固定焦点で朝歩き その1

ずっとほったらかしになっていた固定焦点レンズ。

ELITAR SOLIGOR 6.5mm F1.9です。
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3本纏めて9000円の抱き合わせで買ってみたら、
ピント合わせがない固定焦点レンズが混ざっていました。

試しにPENTAX Q10に付けてみたところ、
手元のD→Qマウントアダプタ経由だと
無限遠が出ない事がわかりました。

あれこれ知恵を巡らした末、
工具やパーツのサイトで0.05mmのシムリングを見つけ、
それを何枚かかまして無事フランジバックを合わせたのでした。
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レンズの根元にチラッと見える金色の輪っかがソレです。


と、ここまでが前回までのあらすじ。
気が付けば二ヶ月ほったらかしになってました。


せっかくなので、外に持ち出してみる事にしました。
シムリングは4枚挟みました。
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四隅が大きくケラレる上、画像の歪みも強いので
1:1サイズで撮る事にしました。
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固定焦点なので、近距離にピントを合わせるには
絞って被写界深度を深くすればいいんですが、
背景は絶望的にボケないので、
普通に撮るとパッとしない写真になってしまいます。

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開放だと滲みが出ました。
周辺の画像の流れもあり、ケラレも少し残ってますね。
とは云え、個人的にはこのドラッグ感、嫌いぢゃありません。

銀残しのエフェクトが妙に嵌ります。
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レンズが不自由な分、エフェクトに助けてもらおうっと。

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花は銀残しだと合わないので、普通に撮りました。
接写でピントを合わせるには絞るか、ネジを緩めるかです。
これは緩めたんだと思います。ピント甘いですが。
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もう春ですね。

こちらは絞ったんだと思います。
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これも絞ったかな。
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これくらいの接写ならピントが結構しっかり合ってますね。

F1.9でも元々が6.5mmのレンズだし、PENTAX Qだし、
ボカシで画を作るのは諦めた方がいいみたいです。
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ごちゃごちゃだけど、銀残しのエフェクトだと妙な味が出ます。

これも銀残し。
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これはドラマチックアート。
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このエフェクトはこんなシーンより、空と雲で効果が出ます。

あでみやび。
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風景を撮るには使えますね。

シーオーレ新宮に遊歩道が出来たので行ってみた。
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おー、凄くハロが出ますね。いい感じです。
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地味な色合いであでみやびを使うと
あでやかでもみやびやかでもないけど、面白い色あい。
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銀残しも捨てがたいです。
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こう云う二枚の写真のうち一枚に絞り込めないのが
貧乏性と云いますか…(笑)。

樹の輪郭全体に光の滲みが出ています。
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順光だと割と普通に写ります。
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きっとこれが接写とボカシの限界ではないかと。
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F1.9で開放のまま、ネジをギリギリまで緩めて撮りました。
これ以上緩めると外れて落下する恐れがあるので、
怖くておいそれと出来ないですが…。

もう一度だけ緩め技で。
一応、おしべの先にピントを合わせたつもりです。
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制約が色々ある上、レンズの歪みや滲みがひどいですが、
エフェクトに頼りつつ、結構楽しめた気がします。
周辺の画像の流れは味がありますし、
ケラレもこれくらいなら背景を選べば目立ちにくいです。

何より、ピントあわせしなくていいのは楽です(笑)。

って事で、固定焦点レンズも意外と面白い事が分かりました。

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