初FD【実動編】
最近買ったCANON FD 55mm F1.2の実動編です。
ものの本に「開放で盛大に滲み、絞ってシャープ。」と紹介されていたので、
ずっと欲しいなぁと思っていたレンズです。
いい状態のものを手頃な値段で入手できました。
さっそく土曜日はGXR MOUNT A12に取り付けて持ち出しました。
あー、いかつい(笑)。
この日は残念ながら、雲が垂れ込め、一度も太陽が覗きませんでした。
そんな中、いつものランタナです。
開放だとピントが極めて浅いです。
手ブレや体の揺れでピンボケ写真の連発になります。
絞った方が楽ですし、輪郭がクッキリしますね。あたりまえですが。
最短撮影距離が60cmと微妙なので、小さい花を撮るのには向かないかも。
壁をつたう植物。
絞るとくっきり、現代のレンズとあんまり変わらない感じです。
高架下の柱と天井。
何が云いたいか分からない写真だと思いますが、
ファインダを覗いた時、とてもびっくりしました。
柱の質感がとてもリアルに思えました。
カラフルなドラム缶。
ちょっとハイライト部分に滲みを感じます。
しかし、本で紹介されていた様な「盛大な滲み」は
なかなか実感できません…。
同じドラム缶の場所で手前のフェンスにピントを合わせ、
後ろのドラム缶の形が分かる程度まで絞ってみました。
滲みを狙って逆光気味にあれこれ撮ってみましたが、
今回は曇り空と云う事もあってか、
オールドレンズらしい破綻はあまり感じられませんでした。
どちらかと云うと、このレンズのかっちりしたところが
クローズアップされた感じでした。
日曜日はLumix GX1に取り付けて出掛る事にしました。
ケンコーの連結式メタルフード二段重ねも装着。
無理がある…(笑)。
小雨模様だったので、近場を歩きました。
紫陽花。
最短撮影距離は60cmなので寄り切れませんが、
マイクロフォーサーズで使った方が大きく捉える事ができます。
雨が強くなってきたので、慌てて帰路に着きました。
今回はこれでおしまい。
この後、九州地区が大雨になったのは報道の通りです。
残念ながら、二日とも天候に恵まれず、光が弱かったせいか、
期待していた様な滲みの画を撮る事ができませんでした。
ちなみに私の手持ちレンズの中で最も滲むボシュロム26mmF1.9は
ちょっとしたハイライトでこんな状態になりますもん。
さすがにキヤノンのレンズがここまで破綻する訳ないですが、
どんな変化をするのか、また条件のいい日に試してみたいと思います。
しかし、晴れたら晴れたで、開放ぢゃ白トビしそうだなぁ…。
その辺りの検証はまた次の機会に…。
…それにしても、このレンズ、重いっす。
| 固定リンク
コメント