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2014/07/07

初FD【実動編】

最近買ったCANON FD 55mm F1.2の実動編です。

ものの本に「開放で盛大に滲み、絞ってシャープ。」と紹介されていたので、
ずっと欲しいなぁと思っていたレンズです。
いい状態のものを手頃な値段で入手できました。


さっそく土曜日はGXR MOUNT A12に取り付けて持ち出しました。
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あー、いかつい(笑)。

この日は残念ながら、雲が垂れ込め、一度も太陽が覗きませんでした。
そんな中、いつものランタナです。
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開放だとピントが極めて浅いです。
手ブレや体の揺れでピンボケ写真の連発になります。

絞った方が楽ですし、輪郭がクッキリしますね。あたりまえですが。
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最短撮影距離が60cmと微妙なので、小さい花を撮るのには向かないかも。

壁をつたう植物。
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絞るとくっきり、現代のレンズとあんまり変わらない感じです。

高架下の柱と天井。
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何が云いたいか分からない写真だと思いますが、
ファインダを覗いた時、とてもびっくりしました。
柱の質感がとてもリアルに思えました。

線路。
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よくボケますね。

朝、お参りしている人を良く見かけるお地蔵さん。
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金網越しの工場。
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塀の上の錆々の缶。
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カラフルなドラム缶。
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ちょっとハイライト部分に滲みを感じます。
しかし、本で紹介されていた様な「盛大な滲み」は
なかなか実感できません…。

同じドラム缶の場所で手前のフェンスにピントを合わせ、
後ろのドラム缶の形が分かる程度まで絞ってみました。
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植物に侵食されるメータ。
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この日のお気に入りの一枚。蝉。
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モデルハウスの窓の装飾。
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ハイライトの滲みが少し出ていますね。
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絞るとくっきり。
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滲みを狙って逆光気味にあれこれ撮ってみましたが、
今回は曇り空と云う事もあってか、
オールドレンズらしい破綻はあまり感じられませんでした。
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どちらかと云うと、このレンズのかっちりしたところが
クローズアップされた感じでした。


日曜日はLumix GX1に取り付けて出掛る事にしました。
ケンコーの連結式メタルフード二段重ねも装着。
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無理がある…(笑)。


小雨模様だったので、近場を歩きました。

ブーゲンビリア。
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紫陽花。
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最短撮影距離は60cmなので寄り切れませんが、
マイクロフォーサーズで使った方が大きく捉える事ができます。

ピントが浅いので、ちょっと絞った方がキレがいいです。
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雨が強くなってきたので、慌てて帰路に着きました。

薄暗さを表現する為にマイナス補正気味。
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これまたマイナス補正でマスカットとブロック塀。
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今回はこれでおしまい。
この後、九州地区が大雨になったのは報道の通りです。


残念ながら、二日とも天候に恵まれず、光が弱かったせいか、
期待していた様な滲みの画を撮る事ができませんでした。

ちなみに私の手持ちレンズの中で最も滲むボシュロム26mmF1.9は
ちょっとしたハイライトでこんな状態になりますもん。
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さすがにキヤノンのレンズがここまで破綻する訳ないですが、
どんな変化をするのか、また条件のいい日に試してみたいと思います。
しかし、晴れたら晴れたで、開放ぢゃ白トビしそうだなぁ…。

その辺りの検証はまた次の機会に…。
…それにしても、このレンズ、重いっす。

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