五ヶ月ぶりのシネニッコール。

中古レンズを買う際、注意すべき事が幾つかあります。
光学的にダメージがないかとか、凹みがないかとか、
絞りリング、ピントリングがちゃんと回るかとか、
前の持ち主が謎の死を遂げてないかとか、
何を撮っても片隅に将門の霊が写ったりしないかとか、
色々なチェック項目があるかと思いますけど、
コトＣマウント、Ｄマウントのレンズとなると、
しっかりしたフロントキャップが付いているかどうかも
大きな問題になってくると思います。

なんせシネレンズは小さい口径のモノが多く、
元々のキャップ以外合わないのが殆どだからです。
レンズが保護できないとなると、傷や埃が気になって、
持ち出すのを躊躇してしまうんですよね。

そんな理由で出動機会が少ないレンズの一つが
CINE-NIKKOR 13mm F1.9でしょうか。

とても小さく、周辺光量落ちやローファイ感に味があるレンズなのに、
キャップがないせいで、二軍扱いになっています。

って事で、今回が五ヶ月ぶりの出動となりました。

福岡の日の出時刻はどんどん遅くなってきており、
八月と云うのに今やもう5:43です。
早めに朝の散歩に出掛けると、まだ真っ暗で、
空の色の変化を楽しむ事が出来ます。

月と電柱。

朝焼け。

朝日を浴びる太閤水の地蔵堂。

浮かび上がるハウスの骨格。

街頭。

空の色が変わってきました。

反射鏡。アンダー過ぎました。

今年の大雨の影響か、水田が歯抜けになっていました。

フレア多めでいい感じ。

空が青くなってきました。

解像度の甘さ、滲み、周辺光量落ちが味わいです。

楽しいレンズなので、もっと活躍の機会を…。