福岡市立少年科学文化会館
先週末、福岡市立少年科学文化会館に行きました。
老朽化が進み、建て替えが決まっているとの事で、
かなり昭和の香りがぷんぷんしていていました。
それは"昭和の雰囲気"と云う意味と
本当の"古い昭和の建物の匂い"の二つを指します。
この味は一朝一夕には出せないので、
勿体無い気もしますが、
ターゲットは子供だし、テーマは科学だし、
新しいに越したことはないでしょうね。
現に、我が子も
「女房と科学館は新しいのが良い。」
と申しておりました(嘘)。
科学おもしろマシーンが沢山ありましたが、
3割くらいが「故障中」か「調整中」。
逆に云えば、子供の乱暴な扱いに耐えてきた
残りの7割のメカと修理担当者は凄い。
老いてなお筆運びに衰えを見せず、
見事な作品を描いてくれました。
人が絵を仕込んで、機械が描いて、紙で出力。
これをADAとするなら、
建て替え後はDDDなNEOお絵描きロボ2を期待。
ロボが考え、ロボが描いて、データを送信してくる。
で、家に帰って、プリンタで印刷(笑)。
トイレを探してヒト気のない廊下を彷徨ってたら、
奇妙なオブジェを発見しました。
奥から手前に時代の変遷を示してるのですが、
一番新しいのが70年代のサイケと云うのは
なかなか感慨深いです。
この日は子供向けの科学工作イヴェントも開催。
中でも面白かったのが、ステンドテープ。
二枚の偏光フィルムを使って、
セロハンテープでこんな美しいモノができるなんて。
ストーリー仕立てで星を紹介する趣向はいいのですが、
その物語がかなり気恥ずかしい内容だったので、
体のあちこちがむず痒くなってしまいました。
味のあるタッチです。
って事で、それなりに楽しめた一日でした。
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コメント
もうすぐ堺屋太一が小説で描いた「平成三十年」です。
昭和はどんどん遠くなりますね。
この投稿は、貴重な標本だと思います。
ピン留めした昭和ですね。
投稿: まんぞヲ | 2015/12/03 00:01
■まんぞヲさん
時代の遺物は公的機関の中に
たんまり残されていそうですね。
投稿: しほたつ | 2015/12/07 21:15