« February 2019 | Main | April 2019 »

March 2019の27件の記事

March 31, 2019

【買ったら聴こう00161‐162】That's the way I feel now./various artists

Dsc_9423
サブタイトルが「A tribute to Thelenious Monk」。
癖のあるミュージシャンが寄り集まって作られた
レコード二枚組のセロニアスモンクの楽曲集です。
参加ミュージシャンはジャズだけではなく、
ロック、ポップスからも多く参加しています。
昔ながらの4ビートジャズは少なめです。

ロック、ポップスの人の名前はよく知らないですが、
ドクタージョン、トッドラングレン、
ドナルドフェイゲン、アートリンゼイ辺りは
私でも聞いたことのある人です。

モンクの曲の変さを面白いと思える人々が
更に趣向を凝らして好き勝手やってるので、
出来上がった音楽もモンクを凌ぐ
異形の面白さに満ちています。

個人的に最も好きな演奏は
ドナルドフェイゲンとゲイリーウィンドによる
"Four in one"です。
シンセ、ギター、ドラムマシン等の多重録音に
サックスを重ねたジャンキーなトラック。

でも、それ以上にイカれた演奏をしてるのが、
ジョンゾーンです。やっぱりね(笑)。
サンプリングとか使いまくりで、
何でもありの"Shuffle boil"をかましてくれます。

中で一番ロックテイストが強いと思われるのが
クリススぺディングらの"Work"です。

オーソドックスなところでは
バリーハリスも参加していますが、
彼とてタックピアノを使って、
ホンキートンクな味わいで"Panonica"を弾いてます。
普通の演奏ができる雰囲気ではなかったのかも。

一番真っ当なのは意外とドクタージョンによる
"Blue Monk"だったりする。

あと、モンク信者のスティーヴレイシーの演奏が
4曲も入ってる上、
チャーリーラウズとのデュオ、
エルヴィンジョーンズとのデュオ、
完全ソロ、ギルエヴァンスとのデュオと、
全て違う顔合わせなのも面白い。

| | Comments (0)

March 30, 2019

【買ったら聴こう00160】Spy vs Spy/John Zorn

Dsc_9421 
オーネットコールマン、ピーターエヴァンス繋がりで。
ジョンゾーンによるオーネットコールマン集。
そこそこの有名盤ですね。

編成は
ジョンゾーン(as)、ティムバーン(as)
マークドレッサー(b)
ジョーイバロン(ds)、マイケルヴァッチャー(ds)
と云うツインアルト、ツインドラムと云う変則コンボ。

A面は11曲オーネットコールマンの楽曲を
猛烈なスピードで詰め込んでます。
一曲当たり一分そこそこ。

全曲パルスの様なドラムの連打と咆哮するアルト。
メリハリなんてない。
音の洪水に身を委ねて陶酔感に浸るのみです。

B面になると、一曲一曲が長くなり、
テンポも少し落ち着きます。
それでもツインドラムのビートは強烈で、
全部メインディッシュ。

個人的には"Free music"が好きです。

| | Comments (0)

【買ったら聴こう00159】This is our moosic/Mostly other people do the killing

Dsc_9419
ジャケット繋がりで(笑)。

オーネットコールマンの曲は一曲も取り上げてません。
でも、精神は引き継いでいるかもしれない。
いや、やっぱりどうかわかんない(笑)。

スタイル的にも間違いなくジャズでありながら
突拍子もない展開で、何が飛び出してくるか読めません。

恐らくリーダー格のピーターエヴァンスは
ジョンゾーンの音楽性に近いところもあり、
自分たちのカッコいいと思う音楽づくりに
タブーはないんでしょう。

個人的に好きなのは"Drainlick"、"East orwell"、
"My delightful muse"あたりで
混沌とした中からビートが湧き出してきて、
粗いアンサンブルが始まるパターンが多い。

最後はビリージョエルの"Allentown"ですが、
訳の分かんない終わり方をします。
これもまた一興。

| | Comments (0)

【買ったら聴こう00158】This is our music/Ornette Coleman

Dsc_9416  
オーネットコールマンのアトランティックレーベルでの
三枚目のアルバムです。1960年の録音。
まだプラスティックのアルトサックスじゃないかな。

メンバーはドンチェリー、チャーリーヘイデン、
エドブラックウェルです。
「Lonely woman」の時とドラムのみ交代しています。

オーネットコールマンの多くの作品の中でも
個人的にこのアルバムはとても印象深いです。
ジャズ聴き始めの頃、オーネットコールマンの存在を知り、
フリージャズの先駆者って枕詞で身構えつつ
「Lonely woman」を聴いたら、
意外とスッと音楽が入ってきたんですね。
その次にこの「This is our music」を聴いたところ、
A面一曲目の"Blues connection"にメロメロ。
何と奇妙で魅力的なテーマ。
そのイメージのまま広がるアドリブ。
肉声の様なオーネットコールマンのアルトの音色。

続く"Beauty is a rare thing"はビートのない曲で
朗々とオーネットコールマンのアルトが歌います。
チャーリーヘイデンのアルコがまた素晴らしくて、
演奏を支えるだけではなく、時々チョッカイを出してる。

当時、ドンチェリーの痩せた音質が苦手だったけど、
今の耳で聴くと、このクシュクシュした音も味がある。
って云うか、この音じゃなきゃダメな気さえしてます。

B面にも名曲"Humpty Dumpty"がひかえてます。
こんなメロディ、どうやったら浮かぶんだろう…。
このミディアムテンポくらいの曲の方が
オーネットコールマンのぼやき感が出て好きだ。

個人的には彼のアルトが大好きなので、
トランペットやヴァイオリンへの持ち替えは
あんまり魅力を感じないのです。

久しぶりにこのアルバムに針を落としましたが、
知らず知らずのうちに二周聴いちゃったよ。
いい作品です。

| | Comments (0)

March 29, 2019

【買ったら聴こう00157】Zeitgeist/Denny Zeitlin

Dsc_9413

デニーザイトリンの1967年のアルバムです。
私の持っているのはジャケ違いです。
カット盤の切れ込みが入ってるのですが、
discogのサイトで使われてる写真はカットの位置から見て
私の過去の画像から引っ張ってきたっぽい(笑)。

ま、そんな事はどうでもいいですね。失礼しました。
タイトルのZeitgeistはザイトリンの名前に似てるので
造語かと思ってたんですが、時代精神と云う意味だそうです。
詳しくはウィキペディアをご覧ください。
難しいことが沢山書かれています。

ザイトリンは精神科医と云うイメージもあって、
知的で、少し冷淡なピアノを弾く人って印象があります。
私がそう思ったのは先入観に加えて、
このアルバムの"Dormammu"を最初に聴いたからかも。
メカニカルなテーマを硬質なタッチで弾き始め、
途中、内部奏法もあり、フリーな領域まで踏み込んでます。

"I got rhythm"はかなり大胆に崩してるので、
曲目を確認しないと分からないレベル。
現に私は今日まで気づいてませんでした(爆)。

で、A面ラストで"Maden voyage"を演ってます。
これを聴きたくて買った人もいそうですが、
演奏自体は割と淡々としてて、物足りないかも.

B面の1曲目と3曲目はベースがヘイデンに代わる。

"Offshore breeze"はボサノヴァ調のリズム。
こんなメロディアスで哀愁を漂わせる曲もやってるのに、
冷淡なイメージは抜けないなぁ…。
第一印象って怖いですね。

B面ラストの"Mirage"は17分を超える最長のトラック。
かなり即興性の高いスローなナンバーで複雑な変拍子。
間合いを図る様な緊張感のある展開を経て、
途中、完全なドラムソロに突入します。
テーマに戻りそのまま終わるかと思いきや、
ヘイデンの完全ソロが始まります。
聴きごたえありますよ。

| | Comments (0)

【買ったら聴こう000156】Break through/Elder Djangirov

1553851970058
今から30年近く前、初めてゴンサロルバルカバの
モントルーライヴを聴いた時は本当に驚いた。
エルダージャンギロフのこのアルバムを聴いた時、
その時と同じくらい興奮しました。
ホントに凄い。
一音一音の粒立ちが素晴らしく、
強靭なリズムでそれらが弾け飛ぶ。
平易なフレーズの早弾きではなく、
音数の多さに必然を感じます。

まずは"Point of view Redux"がえげつない。
音楽の三要素が全て異次元の進化を遂げた感じ。
ごめん、少し云い過ぎた(笑)。
でも、凄い。
1分30秒位からの不協和な左右のパラレルは
とても印象的です。
こんなピアノスタイルって、
どうやって形づくられたんだろう。
「バッハ、ブラームス、プロコフィエフ」って
アルバムも出してるので、
クラシックからの人だと思うのですが、
そんなに雰囲気は微塵も感じさせません。
ま、プロコフィエフの名前が出てくる辺り、
ひねくれた音楽が好きな可能性は高いですけど。

"Hope"って曲を聴くと、クラシック系の香りが
少しするかな。

でも、続く"Tokyo pulse"も"Blink"はゴリゴリ。
メインディシュからのメインディシュで、
お腹一杯になりそうなもんだけど、
何杯でもお代りできる程、魅力に溢れてます。

| | Comments (0)

【買ったら聴こう00155】Playing with music/Michele di Toro

1553811786495
前回からの流れの話。
ヨーロッパ系のピアニストは
クラシックの基本がしっかりしてる分、
その間に培われたセンスが身に付いてるので、
ジャズに転身した時、その辺りがチラつく、
みたいな事を書きました。

誤解されないように書く加えますと、
全くヨーロッパジャズを否定してるのではなく、
逆に大好物だったりするものだから、
勝手に色々捏ね繰り回して考えてるだけです。

それなりにこだわりもあるので、
子細な事が気になったりするのです。
少なくともヨーロッパ系のピアニストを
全部ひっくるめてエヴァンス系と云う様な人とは
あまり友達になりたくありません(笑)。

さて、その流れでミケーレディトロって人。
マーシャルソラール賞を取ったって情報を訊いて、
取り敢えず買ったのが今回の一枚。
このマーシャルソラール賞は
アントニオファラオ辺りも取ってるそうな。

期待して聴いてみたのですが、
先に述べた私の好みの境界線で区切ると、
明らかに苦手な領域のピアニストでした。

敬愛するマーシャルソラールの音楽性を
期待してたら、一曲目の"Sabrina"ですよ。
えっ、マジで、って感じでした。
スムースジャズと云うか、
イージーリスニングと云うか、
濁りのない甘く美しい曲。
ソラールとは対局の音楽やん。

で、"Honeysuckle rose"を早弾きしたり、
"トルコ行進曲"をジャズっぽく変奏したり、
クラシックの素養をかなり引き摺ってる。

どこかオリエンタルな雰囲気を漂わせる
"In a sentimental mood"では
高音域での中国的な合いの手を入れてる。
この感覚も苦手…。

何よりも音使いに毒っ気がないのが、
私にとってはどうも…。

ネットでは褒めてる人が沢山いるみたいなので、
私の方が少数派なのでしょうね。

ひょっとしたら他のアルバムは
全く方向性が違って良いのかもしれないけど、
怖くて手が伸びないです。

| | Comments (0)

March 28, 2019

【買ったら聴こう00154】Now/Vigleik Storaas

1552466090889
ノルウェーのヴィグレイクストラースって
ピアニストの2008年の作品です。
この人はカーリンクロッグ、ジョンサーマンらの
ノルディッククァルテットでピアノを弾いてた人。
それで気になって何枚か買ったうちの一枚。

冒頭の"Tucan waltz"は如何にもヨーロッパ的なスタイル。
誰々に似てるって云い方は
出来るだけしないように心掛けてますが、
エンリコピエラヌンツィの音選びやフレーズを感じる。
エヴァンス系ではなく、エンリコ系。
特にSoul noteの頃の。

"Brushes Baby"はやや甘口のバラッド、
"Blues for Sivert"は基本的なブルースですが、
いずれもテンションノートを散りばめて、
一味違う仕上がりになっています。

ヨーロッパ系のピアニストは
クラシックの基本がしっかりしてる分、
その間に培われたセンスが染み着いていて、
ロマンチックで調和のとれた音楽から
どれだけ崩れてくれるかが
私の好みの分岐点なのですが、
ストラースはその境界をうろうろしてる感じ。

作曲のセンスはややベタかもしれないけど、
アドリブがヒートアップしてくると、
一線を越えてきます。
あくまでも境界線を決めてるのは私なので
要は好みかどうかって話を
回りくどく云ってるだけなんですけど。

で、このアルバムで一番好きなのは
タイトル曲の"Now"です。
静かな湖面の揺らぎの様な曲なんですけど、
小難しくなりすぎず、甘くなりすぎず、
常に美しさを湛えた演奏です。

| | Comments (0)

March 24, 2019

【買ったら聴こう00153】Blue sunset/Michel Sardaby

Dsc_9369_3
今から三十年くらい前、
私がまだジャズ入門期でビッグネームを一通り覚えた頃、
聞いたこともないピアニストのCDが店頭を賑わせました。
ミシェルサルダビー。
おそらく有名なジャズ喫茶のマスター系の評論家あたりが
取り上げて盛り上がったのではなかったかと思います。
で、そのプチブームの中でCD化されたのがこのアルバム。
今はなき梅田のWAVEで買って、期待MAXで聴いたけど、
内容的には極めてオーソドックスなピアノトリオでした。
タイトル曲の"Blue sunset"を除けば、
かなりいなたい。
ブルージーな曲がてんこ盛りで、常套句の嵐。
この手の演奏をジャズっぽいと思う人が多いのは分かる。
"Wendy"や"Volcanic"あたりを聴くと、
ブルーノート4000番台の様な雰囲気が漂ってます。
管が入ったら、まんま当時の売れ線の音です。
ガレスピーの"Con alma"も演ってるんですけど、
個人的にこの曲は古い人がやると古い音になり、
新しい人がやると一気に新しい音になる、
特徴的な曲だと思います。
サルダビーは音がダンゴ気味で重たい感じ。

 

 

| | Comments (0)

ココログ、大改装について。

niftyにはパソコン通信の頃から世話になってるので、
あんまり文句も云いたくないけど、
ココログの運営には不満が多いです。
今回の大幅なリニューアルで
ほとほと嫌になりました。
システムの更新などどトラブルが起こるのは
仕方ないと思いますが、
作業の遅れやログインできない等の状況は
リアルタイムで知らせるべきじゃないかなぁ。
解消され始めてから報告しても
あんまり意味ないと思います。
で、今のところ改装前より不便になってる。
スマートフォン用のレイアウトもこれで完成なの?
これまでもスマホ用管理アプリの改善を
全くほったらかしにしてた会社なので
今後改善されるかどうかも不安です。
丸ごとよそに引っ越したいくらいです。
はぁ。

| | Comments (0)

March 23, 2019

【買ったら聴こう00152】Paul Blay with Gary Peacock

Dsc_9362
1963年と1968年の音源を合わせて
1970年にリリースされたアルバムです。
ドラムは前半がポールモチアンで
後半がビルエルガートです。
録音の音質の違いもあるけど、
トリオの方向性が全く変わってるのが
よくわかって面白いです。
60年代の録音だからか、
今のECMのような透明感のある音質ではないけど、
63年の方は乾いた響きのピアノと
生々しいピーコックのベースが
ザワザワした演奏を繰り広げてます。
オーネットコールマンの楽曲を
2曲やってるのが特徴的で
尖がった演奏ですが、バップをベースにしてます
ブレイのピアノはハーモニーが痩せてて、
ギスギスした感じがします。
で、68年の方はウェットな音質になっています。
6曲目の"Gary"で切り替わるのですが、
全く別人の演奏を聴いているかのようです。
録音の違いもあるけど、スタイルの変化に面食らう。
とても内省的で、音遣いも厳しい。
8ビートの"Big foot"を挟んで、
最終8曲目の"Albert's love theme"で
再びシリアスなスローなナンバーに戻ります。
個人的には6曲目と8曲目のような演奏に
ポールブレイらしさを感じて、しびれてしまう。
二つの音源の63年と68年と云う年代に注目。
64年にジャズの十月革命と呼ばれる
フリージャズのワークショップが開催されて
ポールブレイもそれに参加したとの事です。
で、彼の代表作として名高い
「Touching」も「blood」も「Closer」も
この後の65~66年の間に録音されているんですね。
彼にとっての変革期を挟んだ前後の演奏を
カップリングしてあるのがこのアルバムのキモです。

| | Comments (0)

March 21, 2019

【買ったら聴こう00151】Duo in Paris/Martial Solal & Joachim Kuhn

1552962743044_5
ビッグネームのデュオ繋がりで。
大好きなマーシャルソラールと
ヨアヒムキューンのデュオライウです。
天才二人の顔合わせに期待は膨らみますが、
個人的には我が道をゆく二人が
おのおの語り続けている印象を受けました。
時折、対話や呼応の瞬間はあるものの、
すぐにそれぞれがバラバラに話し始めます。
ひょっとしたら、凡人にはついていけないけど、
天才同志にはわかりあえてるのかも(笑)。
ルバートな部分が多いのも、
二人の対話をわかりにくくしてる要因かな。

 

| | Comments (0)

March 17, 2019

【買ったら聴こう00150】Evening With Corea & Hancock

Dsc_9336
ハービーハンコックとチックコリアのデュオは
両者が所属するそれぞれのレコード会社から
異なる内容でそれぞれアルバムが発売されています。
前回の記事を書いていてその事を知ったので、
さっそくポリドールから出てるもう一枚の方も
買ってみることにしました。
結果的にこちらのアルバムも凄くよかったです。
濃密な対話と云う意味ではこっちの方が聴き応えあり。
特に"Homecoming"や"The hook"では
内部奏法やプリペアド風の奏法も交えて、
見事なインプロヴィゼーションを展開しています。
全体として、どちらかが伴奏に回ったり、
明確にバースチェンジしたりする事はあまりなく、
ソリで進めながら、相手の音に反応してる事が多い。
二曲目の"Ostinato"はバルトークの曲。
ミクロコスモスの第6集の中の
最もバルトークらしい曲の一つですが、
作曲家本人がミクロコスモスの中から7曲を
二台のピアノの為にアレンジしたモノ。
チックコリアは以前にもニコラスエコノモウと
この組曲ライヴ録音していますが、
その時よりも最初のスピードが格段に遅い。
その代わり、パーカッシヴなアクセントは
極端につけて演奏しているようです。
細部までは分かりませんが、譜面通りだと思います。
で、"Bouquet"だけがチックコリアのソロ演奏です。
音の組み立てを明らかにデュオの時とは変えて
コリアらしい透明感のあるプレイになってます。
コロムビアから出たアルバムと共通している曲は
"Maden voyage"と"La fiesta"。
ま、二人の看板曲を片方だけに収めると
揉める原因になるので、両方に入れたのかな。
とは云え、コロムビア版とはヴァージョンも異なり、
ポリドールの方は2曲で16分半と半分以下の尺。
それぞれで聴き比べてみるのも面白いですね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 15, 2019

【買ったら聴こう00148-149】In concert/Herbie Hancock & Chick Corea

【買ったら聴こう00148-149】In concert/Herbie Hancock & Chick Corea
ハービーハンコックをもう一枚。
チックコリアとのデュオのライヴアルバムです。
ハンコックもコリアも、個人的には
さほど好んで聴いてないけど、
あまりにビッグネームなので、
知らず知らずの内に耳にしてるし、
このアルバムについても、
知らず知らずの内に買ってた(笑)。

右がチックで左がハービーと聴き分けられて、
ありがたいです。
とは云うものの、私の駄耳では
お二方の特徴はイマイチ分からない。
コリアが思ったよりハンコックっぽい(笑)。

コードワークやフレーズの癖なんかは
もっと耳の優れた人にお任せするとして、
何となくの傾向としてですが、
コリアの右手は高音域に転がって行きがちで、
ハンコックは中音域に落ち着きがちに感じます。
"Liza"での二人のアドリブで顕著に出てます。

ま、なんと云っても、二人の代表曲の
"Maiden Voyage"と"La Fiesta"が聴きドコロ。

"La Fiesta"なんて20分以上の長尺の演奏。
テーマに入るまでのフリーフォームでの対話は
凄いの一言に尽きます。
二人は 感じた事を瞬間的に音楽にできるのね。
当代きってのジャズピアニストだもんね、
そりゃそうか。

二人は所属するレコード会社が違うので、
二人の競演に際してはそれぞれのレーベルから
アルバムを出す事になったらしい。
なので、もう一枚ライヴ盤があるらしい。

持ってるCDを聴いていこうって企画なのに
また欲しくなって買っちゃうんだよなぁ。
ほら、またアマゾンでポチッと…。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

March 14, 2019

松山駅のトイレ看板。

松山駅のトイレ看板。
女子トイレも可愛かったけど、
怪しまれそうで、撮れなかった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 12, 2019

【買ったら聴こう00147】Inventions & dimensions/Herbie Hancock

【買ったら聴こう00147】Inventions & dimensions
ドナルドブラウンからの流れで
ファンク寄りのハンコックに行くと見せかけて、
初期のハンコックに行ってみた(笑)。

「インヴェンションと?」と訊ねたら、
クラシックファンは「シンフォニア」と答える。
「ディメンション」と答えるのはジャズファン。

有名なバッハのインヴェンションと云えば、
二声で対位的主題を変奏していくモノだけど、
このハンコックのアルバムは
リズムパターンやコード進行などの
最小限の事だけ決めて演奏した感じ。
ピアノトリオ+パーカッションで
骨組み丸出しの様な演奏です。

インプロヴィゼーション命な作品かと云うと
そうでもない。

1~2小節のモチーフを何度か繰り返すシーンが
随所に見られるんですよね。
自由なアドリブを展開するのではなく、
メロディを瞬間的に作っていってる風。
その創意を以てインヴェンションなのかな。

"Succotash"の冒頭はミニマルな雰囲気が漂う。
6拍子だけど3+3ではなく、4+2なので、
ちょっと変拍子っぽく聴こえます。

"Triangle"はミディアムの4ビートで
淡々とフレーズを弾いてるんですが、
パーカッションが入ってくると、
アフロキューバンっぽいリズムに変化します。

"Mimosa"もキューバのソンアフロっぽい。
どうしてもこのリズムを聴くと、
カトちゃんのタブーを思い出してしまう(笑)。

思うに、普通のピアノトリオだったら
かなり傾向の違う作品になってた気がします。
やっぱり、オズワルドマルティネス(perc)が
この実験的でひねくれた作品を
退屈なモノにしなかった立役者かも。

最後の"A jump ahead"はトリオ演奏で
最も普通にアドリブを弾いてます。
しかし、ここでも一捻りあり。
16小節は自然なコードワークに沿ってますが、
不自然に付け足されたワンコードの4小節が
流れを止める。
ひと筋縄ではいきませんね。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

【買ったら聴こう00146】At this point in my life/Donald Brown

【買ったら聴こう00146】At this point in my Life
ブラウン繋がりで(笑)。
あまり知名度のないドナルドブラウンですが、
私はこの人を天才だと思っています。
ピアニストとしてよりもコンポーザーや
アレンジャー、バンドリーダーとして
作り上げる音楽がとても魅力的だと思うのです。
アレンジと各自の自由度のバランスがよく
そのためには7、8人のミドルコンボ位が丁度いい。

どのアルバムもジャケットがひどすぎて
買う気を喪失させますが、中身は素晴らしい。

但し、全編4ビートの曲は一曲もないし、
エレベでのファンク系のビートも混じるので、
ジャズの守備範囲の狭い人には向かないかも。

ま、少なからず、ハンコックの影響は受けてる感じ。

個人的にドナルドブラウンのアルバムには
ツボにはまる曲が一、二曲あるのですが、
"Return the seventies"と"Silk slick"がソレでした。
ビートやスタイルの違いはあれ、
ドナルドブラウンらしいアレンジが心地いい。
それに乗って展開する各自のソロも生き生きしてる。
有名なプレイヤーはいないんだけど、
一流のクオリティだと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 10, 2019

【買ったら聴こう00145】Mirage/Jeri Brown

【買ったら聴こう00145】Mirage/Jeri Brown
まだデュオを続けます。
ジェリブラウンと云う黒人の女性歌手と
フレッドハーシュの1991年のアルバム。

フレッドハーシュはともかく、
ジェリブラウンを知ってる人はあまりいないかと。
私の手元には何枚か彼女のCDがあるんですが、
声も歌い方もそんなに好きじゃないんですよね。

何でこんなにあるのかと云うと、
他のアルバムにジミーロウルズのピアノで
ピーコックスを歌ってるのがあったんですよね。
私はこの曲が大好きなので、
これが入ってたら闇雲に買ってしまう癖があり、
きっとその時、目についた彼女のアルバムを
纏めて買ったんだと思います。

で、結果的にピーコックスとあと数曲聴いて
棚の奥にしまいこんで、今に至る(笑)。

ジェリブラウンは何でも器用にこなそうと
背伸びしてちょっと足りてない気がします。

難しい曲を取り上げて音程が不安定になったり、
雰囲気たっぷりに囁く様に歌い始めても
高音域になったらシャウトしてたりします。

声質は黒人的な粘っこさがありつつ、
割と線は細くて、重くないのが特徴です。

"On the sunny side of the street"の頭の
音程の曖昧さは気になりますが、
スキャットはなかなか上手いですね。

で、"Good bait"のスキャットが逝っちゃってる。
思わず吹き出しました。
この一曲で印象がかなり変わりました。
あれ、この曲、ベースが入ってる。
またしても完全デュオじゃなかったや。

ラストの"Ten twenty"も逝き系スキャットで
こちらはシリアスにキメてくれてます。

ひょっとしたら…、
器用にこなそうとしてるんじゃなくて、
何にでも入り込んでしまう、
陶酔型の人なのかもしれませんね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 09, 2019

【買ったら聴こう00144】Exchange/三宅榛名&山下洋輔

【買ったら聴こう00144】Exchange/三宅榛名&山下洋輔
デュオ繋がりです。
クラシックの三宅榛名とジャズ山下洋輔の
異種格闘技です。
ベートーヴェンの交響曲第9番や、
"シェーンベルク・シェーンベルク"なんて
クラシック寄りの曲も演ってるけど、
山下洋輔のアプローチはいつも通りです。
テーマを提示した後はコード進行関係なく、
曲のモチーフもどんどん崩れていくので、
何をやっても展開は似たようなモノ。

ただ、このフリーフォームは
本来山下洋輔のフィールドの筈なのに
三宅榛名が互角に渡り合っている感じです。
録音が完全に左右に振られていないので
どっちの音か区別がつかない時があります。
速射砲的に鍵盤を乱高下してるのは
間違いなく山下洋輔なんですが(笑)。

一曲目"The shadow of your smile"かと思ったら、
"五ツ木の子守唄"でした。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

【買ったら聴こう00143】The newest sound around/Jeanne Lee & Ran Blake

【買ったら聴こう00143】The newest sound around/Jeanne Lee & Ran Blake
デュオをもう一丁。
ジーンリーとランブレイクです。
二人の名義のアルバムですが、
正確には全編デュオではなく、
曲によってはベースが入ったり、
ピアノソロだったり、ヴォーカルだけだったり。

ピアノがランブレイクってだけでヤバそうですが、
比較的聴きやすい部類に入るかと。
ジーンリーがストレートに歌っているので、
ちょっとくらいピアノが変でも何とかなる(笑)。

それに有名な曲を結構取り上げてるので、
少しは耳馴染みもいい感じなのです。
"Laura"、"Blue monk"、"Summertime"、
"Loverman"、"left alone"など。

でも、決して大スタンダード大会ではないので、
うららかな午後のヒトトキには全く向かない(笑)。

何もない空間に、ランブレイクの冷たく鋭く
悪意のあるピアノの音が散らばってて、
仄かに暖かみのあるジーンリーの声が
道案内をしてくれる程度。
基本的には裸足で歩くと怪我をします。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 08, 2019

【買ったら聴こう00142】dynamic duo/George Coleman & Tete Montoliu

【買ったら聴こう00142】dynamic duo/George Coleman & Tete Montoliu
ヒドいジャケット繋がりで。
うそうそ。デュオ繋がりです(笑)。

これは「Maditation」ってタイトルで出てたのを
ちょこっと変えて再発したアルバムです。
内容は同じで、ジャケットはややレベルダウン。
さすが、タイムレスレーベル。
デザインに頓着しない(笑)。

ジョージコールマンと云えば、
マイルスデイヴィスのバンドと
ハービーハンコックの処女航海の印象が強いけど、
テテモントリューとの顔合わせでは
守備範囲の広さを感じさせてくれます。
歌モノのジョビンの"Maditation"や
エリントンの"Sophisticated lady"では
やたらと16分音符で埋め尽くすのが
うるさいところもあるので、
オリジナル曲の方が本領が発揮されてる気がします。

"Dynamic duo"はベタなブルースかとおもいきや、
9小節目からの短三度で上がっていくメロディが
意表を突いて面白い。

テテモントリューも弾き倒す系の人だけど、
このブルースや"First time down"の様な
メカニカルな曲ではアプローチが違って新鮮。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 06, 2019

【買ったら聴こう00141】Two for the road/Mika Pohjola & Jill Walsh

【買ったら聴こう00】Two for the road/Mika Pohjola & Jill Walsh
"Two for the road"繋がりで。
マクレエとシアリングに行きたかったけど、
レコードが実家に置きっぱなしで、聴けず。
代わりに手持ちのCDから、マイナーな一枚を。
ヴォーカルのジルウォルシュと
ピアノのミカポーヒョラのデュオです。
おそらくJill Seifersと同一人物ではないかと。

ジャケットは褒められたデザインではないけど、
内容はなかなか素晴らしいです。

まずジルウォルシュがジャズジャズしてない事。
やや口先だけで歌っている感じだけど、それがまたいい。
ヴィブラートが少な目なのも好み。

歌ってるのはスタンダードが多いけど、
耳慣れない曲もチラホラ。
ストレートに歌ってて、一曲一曲も短かい。
間のピアノのアドリブも1ワンコーラス程度。
CD一枚に17曲も収められています。

この捏ね繰り回さない感じがいいですね。

彼女は自分の声に合う曲を無理なく歌っていて、
ピアノは節度のあるバッキングで支えてます。

彼女の愛らしい歌声のせいか、
ジミードーシーとポールマデイラの
"I'm glad there is you"と云う古い曲が
とても新しい響きに思えました。

そんな魅力のある歌手なんですけど、
2012年に亡くなられていることを知りました。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

【買ったら聴こう00140】Two for the road/Cherie lynn

【買ったら聴こう00140】Two for the road/Cherie lynn
ジャケット繋がりで。

男女が歩く後ろ姿とタイトルからイメージして
勝手にデュオアルバムだと思ったら、
ピアノトリオどころか、管も複数参加。

それよりも謎なのはこのチェリーリンって人。

1959年に一枚レコードを残している
同名のヴォーカリストがいるんですけど、
まさかその人ではないと思う。

ネットで検索してもよくわからない。
ドラマーとの情報もありました。
私はたしかCD BABYで買いました。
セルフプロデュースではないかと思います。

スタイルも取り上げる曲も超オーソドックス。
いや、古風とすら云えます。
くつろぎを求める時にはいいかも。
私のような汚れた耳の人間には
ちょっと刺激が足りないかな。

歌唱はしっかりしていて、
伸びやかで明るく心地よい声質です。

ヘンリーマンシーニの"Two for the road"は
やっぱりいい曲だなぁ。
素直なチェリーリンの歌声が沁みます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

【買ったら聴こう00139】Go together/Carla bley & Steve Swallow

【買ったら聴こう00139】Go together/Carla bley & Steve Swallow
秋吉敏子からの繋がりで、
女性ビッグバンドリーダー兼ピアニストの
カーラブレイ辺りはいかがでしょうか。
1992年に録音されたこのアルバムは
スティーヴスワロウとのデュオです。
二人がチュー寸前のジャケットの
「Duets」もいいけど、こちらも実にいい。

ピック弾きのエレベは時にギターのように
高音域でメロディを奏でます。
これがクリアに響いてとても気持ちいい。

彼女の代表曲"Sing me softly of the blues"は
気だるさ倍増のスローで始まり、
一気にテンポアップして、翳りを一掃。
へー、この曲ってこんなにも楽しく
演奏できるんだ、と思わせる快演です。

とにかくベースが二役こなせる事で
ユニットとしての表現の幅が広い。

また全体として明るめの楽曲が多く、
それでいて甘さに流されない絶妙のバランス。

"Copyright royalties"や"Peau douce"では
カーラブレイの独特のブルース感覚や
メロディセンスを堪能できます。

個人的にはテンションが一段上がった
"Doctor"がお気にいりです。
根なし草のようにふらつくメロディライン。
調性がぼんやりしてるけど、何となく薄明るい。
私の気のせいかもしれないけど、
ローラやエピストロフィの旋律がちらつく。
とても刺激的でかっこいい曲。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 05, 2019

【買ったら聴こう00138】Jazz conversations/Monday満ちる & 秋吉敏子

【買ったら聴こう00138】Jazz conversations/Monday満ちる & 秋吉敏子
前回の流れでマンデイ満ちると秋吉敏子の親子共演。
マンデイ満ちるの父親はチャーリーマリアーノ。

一曲目から"Long yellow road"です。
全て英語の歌詞なのでカラスは出ないです(笑)。
ウエットな短調の曲ですが、
マンデイ満ちるの声質もあってスマートに聴こえる。

続く"First night"ではマンデイ満ちるがフルートを吹く。
クラブジャズ系の人なので、よく知らなかったけど、
多才な方だったのですね。

"Broken dreams"は美しいスローナンバーで
音が飛びまくる難しいメロディラインです。
マンデイ満ちるが音程を取り切れてなくて、
ちょっと落ち着かないです。
他に"Frog"辺りも音程が気になります。

"Warning:success may be hazardous to your health"では
秋吉敏子のピアノもよれていて、
さすがに衰えを感じます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

【買ったら聴こう00137】Toshiko Mariano quartet

【買ったら聴こう00137】Toshiko Mariano quartet
秋吉敏子とチャーリーマリアーノの1960年の録音。
二人が結婚したての頃です。

個人的にチャーリーマリアーノは
ジャズを聴き始めた最初の頃の
私の好きなアルトの一人でした。
レコードは三枚しか持ってなかったけど、
何度も何度も聴きました。
その後、時代はCDに移行して、
私もやや遅れて移行して、
最初の頃に買ったのが、
このトシコマリアーノクァルテットでした。
これもよく聴きました。

今回、久しぶりに聴いてみたら、
懐かしい部分と耳新しい部分がありました。
これだから音楽って面白い。

全体を通して感じるのは構成の妙です。
マリアーノは見た目スマートなイケメンですが、
結構熱く吹くタイプなので、
アレンジによる抑制がいい形で効いてると思う。

冒頭の"When you meej her"は四拍子と三拍子が
入り交じった曲です。
マリアーノはスムーズに切り換えて吹いてますが、
秋吉は三拍子に引っ張られ気味かも。

二曲目の"Little T"はマリアーノの作品。
Tはおそらく敏子のTでしょう。
新婚さん、お熱いことで(笑)。
テーマ自体はモーダルな響きを持ってるけど、
アプローチはコーダル。

おそらくこのアルバムの目玉は
"Long yellow road"だと思います。
秋吉敏子が世界で活躍する中で
日本を意識して作った曲なので
個人的には童謡の引用がむず痒い。
かなりウエットでキャッチー。
マリアーノは単なるコード進行として
吹きまくってますので、逆にスッとします。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 01, 2019

【買ったら聴こう00136】Code red/Tolvan big band

【買ったら聴こう00135】Code red/Tolvan big band
00047でデイヴリーブマンを取り上げましたが、
そのバックを務めてたのがトルヴァンビッグバンド。
調べてみたら、1979年に結成されているので、
今年でちょうど40年なんですね。
おめでとー。よく知らないけど。

で、このアルバムは2007年のリリースです。

金管がよく鳴るのは相変わらずなんですが、
ミディアムファストくらいの曲が続き、
落ち着いた感じが、ややもの足りない。
前の"Softly~"がモーレツ過ぎたからなぁ…。

密度の濃い、質の高い演奏なんですけど、
牛丼を掻っ込みたい時に、
コース料理を出された様な感じなのです。
勝手に牛丼を期待した私側の問題なんですが、
それだけデイヴリーブマンとのアルバムが
鮮烈に記憶に焼き付いているんですよね。

またいつか冷静になって聴き直そう。
やっぱり音楽との出会いはタイミングもありますね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)