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2019/08/02

読書熱は冷めず。

7月は硬軟取り混ぜて、16冊読みました。

草津には図書館が二つあって、
南館はJR南草津駅のすぐ近くの商業ビルにある。
夜八時までやってるので、途中下車でちょっと寄れます。

直近で読んだ7冊。

「私の男/桜庭一樹」
「照柿/高村薫」
「ホテルローヤル/桜木紫乃」
「田舎の刑事の趣味とお仕事/滝田務雄」
「首折り男のための協奏曲/井坂幸太郎」
「何者/朝井リョウ」
「海の見える理容店/荻原浩」

個人的に面白かったのは
「何者」と「首折り男のための協奏曲」でした。

「何者」は就職活動中の葛藤が描かれています。
読んでいて、自分の過去とシンクロしてツラいのなんの(笑)。
しかも、昔と違って、ネットでの付き合いがドロドロと。
主人公と自分を重ね合わせて読み進めた人ほど、
心を抉られる…。直木賞受賞作品。

「首折り男のための協奏曲」は風変りな一冊。
連作ではない複数の短編が、加筆修正されて、
緩やかに繋がっている感じです。
「月曜日から逃げろ」にはホント、してやられた。


「海の見える理容店」は心に沁みる良作ばかりの短編集。
情景描写、心理描写、比喩表現など、文章が魅力的です。
「遠くから来た手紙」と「空は今日もスカイ」が好き。
直木賞受賞作品。


「赤朽葉家の伝説」が面白かったので、
直木賞受賞作の「私の男」を読んでみたんですが、
個人的にダメでした…。背徳の塊の様な作品です。


「ホテルローヤル」も直木賞受賞作です。
廃墟のホテルローヤルから始まって、
章ごとに時間を遡っていきます。
舞台がラブホテルなので、事情を抱えた愛だらけ。


「照柿」は「マークスの山」で活躍した合田刑事が
女に惚れて、おかしくなっていく感じです(笑)。
話が長いのは別に構わないんですが、
工場の作業工程やら、賭博のなりゆきやら、
読み飛ばしても大勢に影響のない膨らみが多い気がする。
ちょっとネタバレになるかもしれないけど、
男の靴には消臭シートが入っていたと云う前フリと
その靴を手にはめてガラスをたたき割ったと云う証言で
絞殺死体から成分が検出されるに違いないと思ったら、
特にそんな展開にはならなかった…。


「田舎の刑事の趣味とお仕事」は「照柿」と同じ刑事モノ、
とは思えない赤川次郎的な軽い作品。
息抜きに面白かった。

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