CDを聴く(10)
先の記事のジョシュアレッドマンからの繋がりで
1995年の日本のアルバムを。
■MOVIE JAZZ/小林陽一&グッドフェローズ
ドラムの小林陽一のグループ。
松島啓之(TP)、山田穣(AS)、井上祐一(PF)、嶋友行(B)と
トラックによってゲストが入っています。
岡淳(TS)、三木俊雄(TS)
元々、海外のメンバーを交えたグッドフェローがあって、
日本メンバーで組んだのが今回の方らしい。
目新しい映画音楽を取り上げている訳ではなく、
どちらかと云うと、既にジャズスタンダード化している
映画音楽を集めたような感じで、
並んでいる曲にはあまり目新しさはありません。
新しいと云えばアラジンからの”PRINCE ALI”くらい。
スタイルとしてもかなり王道。
懐古趣味的な感じは漂っているものの
各人のプレイは溌剌として素晴らしい。
当時、まだスイングジャーナルがあって
発売されるアルバムの評価やゴールドディスク選定など
影響力があった時代だったと思います。
売れ線狙いのアルバム作りの風潮が強かった様に思う。
ライナーの一部を古参のジャズ評論家が書いているのですが、
こんな内容なんですね。
「日本版グッドフェローズのデビューアルバムなので
誰でも口ずさめる映画音楽をテーマにして
多くの人に楽しんでもらえるよう心掛けた云々。」
評論家が選曲にまで関わってきてるってこと?
制作の現場の事は全然分かりませんが、
売れるアルバム作りには多くの人が携わり、
自由気ままに作れるものではなかったのかも。
レーベルはpaddle wheelか…。なるほど。
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