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2024年10月の17件の記事

2024/10/30

ハロウィン

先週末、町内のハロウィンイヴェントがありました。
公園を巡ってクイズに答えるポイントラリー。
今年は地区役員になってるので、
チェックポイントで案内係をやってました。

高齢化の進んだ地域ではありますが、
そこそこ子供もいて、幅広い年齢層が参加。

うちのポイントのクイズはこれ。
「ハロウィンは何月何日?」

私はハロウィンが特定の日だと知りませんでした。
てっきり秋の一定期間のイヴェントだと思ってました。
商業施設などで、何週間もフェアをしているから、
勘違いしたのかもしれません。

でも、意外と知らない人が多かったです。
定着したとは云え、まだまだですね。
って云うか、そもそも何の行事なのかも知らないし。
ウィキペディアで調べたけど、
きっと来年には忘れてしまうだろうし。

世間の考えるハロウィンは、
近所の子供が家を襲ってお菓子を巻き上げる
逆ナマハゲみたいなもんで、
コスプレして、カボチャを飾って、
ハロウィンが済んだら鏡開きして、
種を取っておいて二月二日に鬼にぶつける…、
そんな感じじゃないですかね。

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2024/10/26

三宮でカレー

三宮でスパイスカレーのお店を調べて
A Spice & Beatsに行ってみました。
"エースパイスアンドビーツ"と読むみたい。
わずか五席の小さいお店です。
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三種類のあいがけかれー大盛。
レバーをトッピングしました。
盛り付けだけでも楽しめます。
辛さよりもスパイスの奥深さが楽しい。
大満足でした。


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2024/10/25

読書熱 過去履歴2023年9月~2023年12月

過去読んだ本の記憶が曖昧なので、
このブログの記事を検索して判断する事も多い。
今朝、図書館の本を切らしてしまったので、
通勤用の本を蔵書から選ぶことにしました。
「密会/安部公房」を検索したらヒットしなかったので、
鞄に入れて出掛けました。

電車に乗って読み始めてみると、何だか鮮明な既読感がある。
自分の本なので過去に読んでいるものが多いのですが、
安部公房は高校生の頃に嵌った作家ですから、
その頃の記憶がこんな鮮やかな筈がない。

慌ててもう一つのデータベース、読書メーターで確認してみたら、
案の定、去年の10月に読んでいた事が判明。

どうやら去年の9月以降、blogはパリちゃんの話題で埋め尽くされて、
その頃に読んだ本の記録を飛ばしていたようです。

これからの事もあるので、履歴だけでもアップしておこう。
■エディプスの恋人/筒井康隆
■密会/安部公房
■薔薇販売人/吉行淳之介
■戦争はなかった/小松左京


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2024/10/23

読書熱 2024年10月。

■昭和の犬/姫野カオルコ
■いちご同盟/三田誠広
■螢川/宮本輝
■神戸・続神戸/西東三鬼
■女生徒/太宰治


「昭和の犬」は直木賞受賞作。
だけど、大衆文学と云うより、純文学なテイスト。
私は犬が苦手なのですが、
小さい頃、近所の犬に噛まれたから。
この物語でも昭和の犬は外飼いだったり、
放し飼いだったりしている。そんな時代の話。
犬が主役ではなく、主人公は滋賀出身の一人の女性。
突然理不尽な理由で怒り出す父親を「割れる」と表現。
見事ですね。リアルな感覚として伝わってきます。
主人公は傍目には決して幸せではないのですが、
本人は幸せだったと云うシーンが印象的。

「いちご同盟」は「僕って何?」の三田誠広の作品。
正直云うと、あまりにも陳腐な設定なので
「マジか。」と思いました。
主人公は目立たないピアノを愛する文化系の高校生。
同じ学校の野球部の四番でエースの人気者に
いきなり声を掛けられる。
今度の試合をビデオに撮って欲しいとの事。
難病の幼馴染の美少女に見せるためだと。
1990年の作品だと云う事を考慮しても
この設定はベタだったんじゃなかろうか。
ところが物語が進むにつれて、
主人公の心の闇の部分が見えてきます。

「螢川」は芥川賞受賞策。
文庫本には表題作の他に「泥の河」も収録。
個人的には「泥の河」の方が印象に残った。
戦争の爪痕の残る大阪が舞台になっています。
安治川近くのうどん屋の子供が主人公。
川に浮かべた舟の上で生活する姉妹と友達になる。
舟の上では母親が客を取っていて…。

「神戸・続神戸」は何とも不思議な物語でした。
西東三鬼は新興俳句運動で活躍した俳人で、
この作品は自叙伝らしい。
彼は大戦の頃、神戸のホテルで暮らしていたらしく、
そこの住人たちのエピソードを書いています。
語り口が飄々としているだけに、逆に生々しい。

「女生徒」の角川文庫版は太宰治の女性語りの作品を
十四編収めた構成になっています。
女性の心理を描けているのか、私には分かりません。
更に"当時の女性の"心理となると、分かろう筈もない。
今の物差しで測ると違和感があり、色々読み誤ってしまう。
あと、読んでて気になったのは自殺がチラつく事です。

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2024/10/20

CDを聴く(18)

■MUSIQUE DE CHAMBRE/RAVEL/VARIOUS ARTISTS
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ラヴェルの室内楽作品集です。
1973年以前の音源をCD二枚に集めたもののようで、
室内楽だけでなく、声楽曲やピアノ連弾曲も入ってます。
容量が余ったのかもしれません。
・ツィガーヌ
・ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
・ピアノ三重奏曲
・マメールロワ(ピアノ連弾曲)
・ステファヌマラルメの三つの詩(声楽曲)
・弦楽四重奏
・序奏とアレグロ
・ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
・ハバネラ形式の小品
・マダガスカル島の土人の歌(声楽曲)

残念ながらヴァイオリンソナタ(遺作)は入ってませんが、
自筆譜面が発見されたのが1975年らしいので、
この寄せ集めの廉価盤には収めなかったのかもね。
あとフォーレの名による子守歌も入ってないです。

しかし、個人的にはヴァイオリンとピアノのためのソナタと
ヴァイオリンとチェロのためのソナタがあれば満足。
特にヴァイオリンとピアノのためのソナタは
クープランの墓に次いで、昔何度も繰り返し聴いた曲で、
なぜか高校時代の校舎の情景が浮かんでくるのです。
それが何とも不思議なんですけど、
クープランの墓は高校の中庭の風景、
ヴァイオリンとピアノのためのソナタは校舎の南側の辺り。
何なんでしょうね。

ま、そんな個人的などうでもいい話はさておき…。
ヴァイオリンとピアノのためのソナタについては、
一般的なヴァイオリンソナタと云う呼び名は使いたくない。
メインと伴奏の位置づけではなく、二つの楽器が対等だから。
第二楽章がブルースなので、そこを特筆する事も多いですが、
やっぱり第一楽章の対位的な音の絡み合いがあまりに美しい。
二つの楽器の音の混じり合いが、調和しているばかりではなく、
時には反発しあう瞬間もあって、それがまた美しい。
ここでのジェラールジャリとジョルジュプリュデルマシェの演奏は
第三楽章がややゆったり目のテンポなのが気になるものの、
第一楽章、第二楽章は繊細な対話にドキドキします。

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2024/10/18

味噌煮込みうどん×野菜の天ぷら

名古屋のうどん屋で味噌煮込みうどんを食べました。
チェーン店とか有名店ではなく、
ロードサイドの普通に個人経営の店。

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野菜の天ぷらもボリューミー。

「あれ?天つゆがない。」
と一瞬戸惑った。

そっか、この味噌のつゆに浸すのだ。
普通のうどんなら、うどんつゆ≒天つゆなので
違和感はないのだけれど、
この濃い赤茶色の液体を、私の脳は
"つけづゆ"と判断してくれなかった訳です。

濃厚でしたが、美味しかったです。
後でやたらと喉が渇きましたが。

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2024/10/16

トリブラ

名古屋でこんな店を見かけました。
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思わず幼稚園の頃の記憶がよみがえってきた。
♪トリブラ トリブラ トリブララー
♪乗り物酔いにトリブララー
♪トリブラ飲んで旅楽し
(車掌風に)トリブラ~ トリブラ~

乗り物酔いの薬のCMです。
印象的だったので覚えている人も多いのでは。

懐かしいなと思いつつネットで検索したら
今も販売されているようでした。

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2024/10/15

診察待ち

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お世話になっている動物病院で定期検診&爪切り。
鳥に強い先生なので、待合室は鳥ばかり。
自分より小さいセキセイインコに緊張気味のパリちゃん。

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2024/10/14

CDを聴く(17)

■ピアノ三重奏&四重奏
/Joseph Jongen
/ensemble Joseph Jongen
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ジョセフジョンゲンの室内楽作品です。
私が知った頃はヨンゲンと読んでいた気がします。
ベルギーの作曲家です。

ピアノ三重奏も四重奏も素晴らしい。
1873年から1953まで生きた人なので
このスタイルはやや前時代的だったかも。

二十世紀以降のクラシックの主流は
難解な現代音楽へと突き進んで、
そのまま袋小路に突き当たり、
ポピュラー音楽から脱落してしまうけれど、
ジョンゲンは最後まで近代音楽の領域に留まって
心の通った音楽を作っていた内の
一人かもしれません。

ピアノ四重奏の第三楽章の美しさったらないよ。

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CDを聴く(16)

ハンプトンホウズの1966年のライヴ音源です。
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■The seance/Hampton Hawes
1966年と云う事は麻薬での服役からの復帰後。
私は後期の演奏の方が好きです。
このアルバムもライヴらしい粗さと熱量が伝わる
素晴らしい演奏だと思います。
うねうねのレッドミッチェルのベースと
煽りまくるドナルドベイリーのドラムがいい。
タイトルのseanceの意味を調べると、
会合とかセッションと云う意味のほかに、
交霊会と云う意味もあるらしい。
"Suddenly I thought of you"が山場。
新しい音遣いも聴かれます。

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2024/10/11

アスレチック気分

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2024/10/06

CDを聴く(15)

前のCDからの流れで、
エリザベスコントマノウの作品を。
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■SECRET OF THE WIND/
ELISABETH KONTOMANOU
このCDをジャケ買いする人は恐らくいない。
私もジェリアレンのピアノと気付かなければ
買ってなかったと思う。

ジェリアレンの歌伴は凄く地味です。
コードワーク中心であんまりオカズを入れない。
録音のせいもあるんでしょうが、
こもった感じの柔らかい音の塊が並ぶ感じ。
そこに野太いアーシーなコントマノウの声が乗ると
なぜかエモーショナルで、スピリチュアルな風合いが。
だから"L.O.V.E"みたいな明るい曲よりも、
"Sometimes I feel like a motherless child"のような
暗めの曲の方がしっくりくるのでした。

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CDを聴く(14)

■scoop/CORNELIUS CLAUDIO KREUSCH
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コーネリアスクラウディオクロイシュが
1996~1997に録音したアルバム。
好き勝手に新しいジャズをやってる感じで
エレクトリカルでメカニカルな曲もあれば、
民族的な匂いがする曲も。
今聴くとちょっと古い感じがします。

参加メンバーが非常に多い中、
多くのトラックでグレッグオズビーの名前が見られる。
おお、ボビーワトソンも参加してるのか。
あ、一曲だけエリザベスコントマノウも。

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CDを聴く(13)

■チェロ協奏曲/エルガー&ディーリアス
/ジャクリーヌデュプレ
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彼女を象徴する代表的な曲が
エルガーのチェロ協奏曲です。
幾つかの音源が残されていますが、
これは1965年に録音されたもので、
ジョンバルビローリ&ロンドン交響楽団です。

シリアスな曲調が彼女の人生の明滅を
そのまま映し出したようなので、
鬼気迫るものを感じてしまいます。
ま、勝手な聴き手の思い込みをですが。

このCDでカップリングされている
ディーリアスのチェロ協奏曲は趣きが違う。
ディーリアスらしい夢想的な美しさに浸れる。
木管、ハープの響きも特徴的ですが、
弦のハーモニーの美しさもたまらん。
瞬間、オリエンタルなメロディも垣間見える。
そこに優しく入ってくるチェロ。
更にたまらん。
こちらはマルコムサージェントと
ロイヤルフィルハーモニー。

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2024/10/05

CDを聴く(12)

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CSの番組で使われてて、セラニポージかと思った。
調べて思わず買ってしまいました。
■swimming classroom/macaroom
2018年のアルバム。
私はあんまり歌詞を聞いてなくて、
音として人の声を聴いてる傾向が強いんですが、
そういった意味で、このCDはツボでした。。
歌詞は一篇の詩のよう。
意味を追いかけなくても響きだけで心地よい。

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CDを聴く(11)

Echo/西山瞳

ジャズにカテゴライズしてしまうと、
逆に聴き手の層をせばめてしまいそう。
前のアルバムでも感じた事ですが、
ミニマルな色合いが強くなってるかも。
maikoのヴァイオリンが不可欠ですし、
ベースのアルコやクラリネットの音色も
重要だと思えます。
音像に浸る音楽。
勝手に言葉を作るなら、音相を味わう音楽。
うちのオーディオはこのサウンドに
向いてるんだなー、これが。
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2024/10/02

読書熱 9月末追加

■灯台からの響き/宮本輝
■花まんま/朱川湊人

「灯台からの響き」は宮本輝の2020年の作品。
妻を失ってから中華そばの店を休業している主人公。
彼の蔵書「神の歴史」に挟まっていた一枚の葉書。
物語がゆっくりと進行していきます。
今どきの小説にありがちな過剰な波風は立たず、
日常感を損なわない程度の起伏で綴られる物語です。
スマホやグーグルマップなども出てくる現代の設定なのに
どこかノスタルジックなんですね。
何となく小津安二郎の映画を観てるような…。

「花まんま」で初めて朱川湊人を読みました。
直木賞受賞作品です。
私と一歳違いの関西人なので、
出てくる昭和ネタがズバリでした。
そこにホラーなストーリーが乗っかってきたので
ちょっとビックリしました。
ネットで調べてみたところ、
朱川湊人はホラー小説で名を成した人みたいです。
この小説はホラー的要素を入れながらも、
心動かされる物語になっているのがいい。
それに昭和ノスタルジーが散りばめられていて
更にいい。

たまたまですが、この前に読んだ三田誠広も
宮本輝も朱川湊人も関西出身ですね。
だからどうって事ないですけど。

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