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2024年11月の13件の記事

2024/11/30

森ノ宮

今日は森ノ宮のよしもと漫才劇場に行って来ました。
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前半では豪快キャプテンが面白かった。
後半は豪華なメンバーでした。
バッテリィズ、ヘンダーソン、
ニューヨーク、ミルクボーイ、
銀しゃり。笑い転げました。
さすがだなぁと思いました。

お昼は谷町六丁目まで移動して
旧ヤム邸空堀店に行きました。
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楽しい週末でした。

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2024/11/28

読書熱 2024年11月中下旬。

11月後半も纏まりなくアレコレ読みました。
■山の音/川端康成
■飛ぶ男/安部公房
■スター/朝井リョウ
■流浪の月/凪良ゆう

「山の音」は川端康成の傑作と云われる作品。
すみません。川端康成を初めて読みました。
終戦後の鎌倉を舞台にした物語で
主人公は六十二歳の男です。
おっと、年齢がほぼ私と同じですよ。
老いや死を感じさせる描写が随所に出てきて
ちょっと凹みましたが、
当時と今とでは六十歳の位置づけが違う。
更には、女性の社会的な地位も今とは違う。
当然、当時の常識の中で書かれている訳で、
今の価値観で読むと酷い内容もちらほら出てきます。
鎌倉の情景を美しく描きながらも、
物語自体は同居の息子の不倫問題が中心です。
そこに息子の嫁に対する淡い恋愛感情も絡んできます。
もっと高尚な話かと思っていました。
ウィキペディアによると
"ノルウェー・ブック・クラブ発表の
「史上最高の文学100」に、
近代日本の作品として唯一選出された"
らしいです。


「飛ぶ男」は安部公房の死後、
ワープロのフロッピーから発見された未完の長編。
それを残された状態のまま本にしてあるので、
安部公房ファン以外は読む意味がないかも…。
タイトルの"飛ぶ"なんですけど、
これは比喩的表現ではなく、本当に"飛ぶ"です。
空を飛ぶ男が出現するところから話が始まります。
不条理な設定、癖のある登場人物、正に安部公房。
最後の方は文章が途中で途切れていたり、
メモ程度の単語が並んでたりして、
これから面白くなりそうなところで終わります。
もう一作「さまざまな父」が収録されていますが、
これは恐らく「飛ぶ男」のエピソード0的な作品かと。
父親から渡された薬で飛ぶ能力を身につけた男の話。
安部公房が死ぬ直前に執筆していた作品との事。
未完です。

「スター」は朝井リョウらしい社会の切り取り方だと思いました。
学生時代共作の映画で賞を取った二人の若者が主人公。
一人は幼い頃から祖父に映画の素晴らしさを教えられ、
大学を卒業して、有名な映画監督の組に入ります。
一方、もう一人は島で育った直感的な才能を持っていて、
正統な路線は進まず、色々と渡り歩いているうち、
ネットの動画作成に携わっていきます。
深く作り込んでいく映画と、粗製乱造の動画の世界の対比。
更には傾いていく映画業界と爆発的に伸びていくネット動画。
違う道を進んだ二人を描いた力作。
…なんですけど、個人的にはあまり好きな作品ではなかったです。
作者の思う事を複数の登場人物に代弁させている感じで、
男性も女性も全部朝井リョウの分身にしか思えないんですよね。
みんな理屈っぽく理路整然と自分の考えをツラツラと述べる。
作者の云いたい事があり過ぎて、それを全部書きたくて、
会話中心に話が進んでいくシーンが多い。
気になったのは鍵括弧付きの台詞と鍵括弧なしの台詞の多様。
例えば「これは○○○だと思う。」と云った後に、
鍵括弧なしで、そうは言ってもなかなかね、などと独り言っぽく
付け加える事で、臨場感を出そうとしているんだと思います。
しかし、これが何十回も出てくると、正直鼻につきます。
比喩表現もちょっとキラキラし過ぎてて苦手かも…。

「流浪の月」は本屋大賞を受賞し、映画にもなった作品。
孤独な少女とロリコン大学生の出会いは二人にとって幸福で、
決していかがわしいものではありませんでしたが、
世間の目には誘拐監禁事件の加害者と被害者にしか映りませんでした。
十五年の時を経て二人が再会してからも、周りの反応は変わりません。
ネットや週刊誌が振りかざす正義感に傷つけられ続ける二人。
ハッピーエンドを望みながら読み続けました。

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2024/11/27

気になるコピー

うまい棒の製造元であるリスカの
袋菓子の裏に書かれていたコピー。
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何だかモヤッとするんですよね。

練られた文章とは思えない纏まりのなさ。
「~」マークを使ったり、「いっぱぁい」の様な表記で
小さな子供向けの柔らかな雰囲気にしている割に
使っている漢字がそこそこ難しい。

「クリーミィーなマイルド感」って
意味は分かるけと、ぼんやりした表現だ。
「マイルドなクリーミィ感」でも良い気はする。

個人的には最後の一節が何か引っ掛かるんです。
「一口食べれば君はもう、やめられない!!」
どこもおかしくないようで、違和感があります。
何なんだろう…。
句読点の場所か?
一口なのに、やめられないで何口も食べるからか?

これだけ気になる文章は逆に練っては書けない。
コピーとしては大成功だと思います。

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2024/11/21

北野ホテル

先週末、家族で北野ホテルでランチしました。
一ヶ月遅れの嫁さんの誕生日祝いです。

子供は今まで行ったホテルと比べて
古くて小さいので「えー。」って感じでした。
まあ、そうだろうなー、中学生の価値観だと。

ロビーはクリスマスの装飾。
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なかなか渋くていい感じでした。
こないだ出た北川景子の写真集でも
ここが使われてたらしいです。

ランチは食事+スウィーツビュッフェ。
メインの量は控えめですが、
スウィーツの種類も質も凄くて、
バランス的にはあれでよかったと感じました。
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スウィーツの写真、撮れてなかった…。

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2024/11/13

ニンテンドーミュージアム

ニンテンドーミュージアムに行って来ました。
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私はセガ派だったので、
それほど熱狂はしませんが、
テレビゲーム以前の任天堂の製品も
色々並んでました。
光線銃SPとか、ウルトラマシンとか、
ウルトラハンドとか、ゲームウォッチとか。
探したけどN&Bブロックはなかったような。

その辺りの歴史的な展示については
撮影不可なのが残念。

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メインは体感型のアトラクションです。
巨大なコントローラーを二人で操るマリオは
息を合わせないと即死です。

一度行ってみる価値はありますが、
二回行く必要はないかなー。
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読書熱 2024年10月下旬~11月上旬

10月末から11月前半に掛けて読んだ本は
いつも以上に取っ散らかっています。

■試験に出る不屈闘志物語/藤谷治
■戦後未解決事件史
■カンガルーノート/安部公房
■ほかならぬ人へ/白石一文
■きれぎれ/町田康

「試験に出る不屈闘志物語」は島本和彦の漫画
「逆境ナイン」が原作です。
藤谷治がどうしてこれを小説にしたのか、
今一つ理解できないのですが、
藤谷治も島本和彦も好きなので、
読んでみる事にしました。
島本和彦ワールドがちゃんと小説化されております。
そもそも悪ノリした時の藤谷治のテイストが似てるかも。
内容は原作ママでわやくちゃです。
「試験に出る」なんてキャッチーナタイトルになってるし、
学園モノでマネージャーも活躍する事から、
てっきりブームになった「もしドラ」の
二匹目のドジョウを狙ったのかと勘繰りましたが、
「もしドラ」が2009年、「不屈闘志」が2005年なので、
こっちの方が先でした。失礼しました。

「戦後未解決事件史」は宝島社ムックからの文庫本化。
図書館の本が切れたので、所蔵の未読本から見繕いました。
この本を買った頃は、松本清張の「日本の黒い霧」とか
「小説帝銀事件」を読んでいたので、
その他の未解決事件を知りたいと思ったんですね。
当時の記事や証言などを織り交ぜて
多くの事件を取り上げています。
掘り下げ方についてはちょっと物足りないけど、
それなりに参考になる一冊でした。

「カンガルーノート」は安部公房最後の長編。
後にワープロのフロッピーディスクに残された
「飛ぶ男」が発見されますが、これは未完成らしい。
「カンガルーノート」はかなり奔放な作品。
脛にカイワレ大根がワサワサと生え始めた男が
病院で自走式のベッドに載せられ、
そのまま温泉に向かうところから話が始まる。
この時点で置いてけぼりになりかけました。
この作品が掛かれた1991年当時、
安部公房は病床についていたとの事ですが、
語り口は普段よりも軽妙に思えます。
「燃えつきた地図」などの方が遥かに重い。

「ほかならぬ人へ」は2009年下期の直木賞受賞作品。
うーん。そこまでの小説だろうか…。
私には合わなかったです。
切ない恋愛小説なので受けるのは分かりますが、
恋愛感情のすれ違う登場人物を数名配置したら、
まあこれくらいの話にはなるって典型に思える。
働く大人の物語のリアリティ付けに
会社のすったもんだが描かれていますが、
今一つ深みが出ていない気がします。
しかもやたらと死ぬ。
劇的にする手段として死を使いすぎてる気がします。
この本にはよく似た手法のもう一つの作品、
「かけがえのない人へ」が収録されています。
うーん。更によく分からないです。

「きれぎれ」は2000年上期の芥川賞作品。
まず文章の体をなしていないのが特長。
普段の会話や独り言や思考の中で
厳密に文法が守られている筈はないんですが、
それをそのまま文字に起こしても
第三者には伝わらないだろうと思われます。
しかしながら、崩れた言葉のリアリティを活かしつつ、
第三者にも伝わるギリギリのラインを狙うと、
ここまで新鮮な感覚になるのかと驚かされます。
狙ったのではなく、本能的なのかもしれないけど。
もう一作「人生の聖」が収録されていますが、
こちらは展開があまりに突拍子なさすぎて、
置いていかれてしまった。
町田康を読んで、山下澄人が浮かんできました。
ネットで調べてみたら、町田康が絶賛したらしく、
なるほどと思った次第です。

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2024/11/11

リビングのぬし

パリちゃんはいつもリビングにいるので、
家族の動きや日々のルーチンを理解しているようです。

例えば、二階から降りてくる足音の違いで、
反応が違うんですね。
ドタドタと大きな音が階段から聞こえてくると、
ひときわ大騒ぎします。
それが子供だと分かっているのですね。

夕食の後、みんなが食卓を立ち上がって、
食器などを片付け始めると、落ち着きがなくなり、
呼び鳴きをするんですよね。
放鳥を催促しているのだと思います。

また、朝7時の嫁さんのスマホのアラーム音を
真似したりするんですけど、
たまに時間が近づいてくると、先行して鳴く事もある。
体内時計が機能しているのかもしれないし、
毎朝見てるテレビのコーナーの音楽などで
時間を察しているのかもしれません。

意外と頭がよいのです。
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ブルボンの傑作。

今年も期間限定で
ミルネージュが発売されました。
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よく云われてる事ですけど、
ブルボンの開発には神の舌がいる。

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2024/11/07

キリコ展

神戸市博物館で開催されている
キリコ展に行って来ました。

三連休のなか日で、雨の後の快晴とあって、
沢山の人出でした。

最近は一部撮影可の展覧会が増えてますね。
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面白かったのはキリコの絵に頻繁に出てくる
マヌカン(顔のないマネキン)の彫刻。
残念ながら撮影できませんでしたが、
銀メッキの施されたブロンズ像の存在感は
ワクワクしました。
シュルレアリスムの世界から
現実世界に飛び出してきた感じ。

キリコと云えば、輪っかを転がす少女の絵が有名だけど、
あれは個人所有らしくなかなか出て来ないんでしょうね。

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2024/11/03

CDを聴く(20)

■TAKE TO THE SKY/KAT EDMONSON
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完全にジャケ買いですね。
歌い方は色んな人の影響を感じますが、
ステイシーケントの二匹目のドジョウっぽい。
甘えたような、囁くような、ユルい感じ。
俗に云うカマトト系に近いテイスト。
"SUMMERTIME"のようなブルージーな曲では
ビリーホリデイっぽい雰囲気もあったけど、
基本的には寛いだ軽妙な曲がほとんど。
"SPRING CAN REALLY HANG YOU UP THE MOST"の
アカペラはなかなかいい。

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CDを聴く(19)

■PRYSM 1/PRYSM
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PRYSMは私の中では"新しい"ジャズと云う位置付けです。
しかし、このアルバムが録音されたのは1995年。
もう30年近く昔の作品じゃないですか。

今聴いても間違いなく新鮮なジャズだと思う。
ヨーロッパ系の完成された高度なピアノトリオでありつつ、
冷ややかさと熱さを兼ね備えた演奏。
"BODY AND SOUL"を除いてオリジナルが並ぶが、
知性派の陥り勝ちな無機質な曲の羅列に陥っていない。
トリオの三人とも作曲をこなすのも特徴的。

うちのオーディオはこう云うのによく合う。

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2024/11/02

男の背中

一歳頃の羽根の生え換わりで
黄色い風切羽が抜けたので、
てっきり大人になったら消えるのか、
と思ってたらまた生えてきた。Dsc_2511
今は左右揃っている状態。

全体的にグレーが濃くなってくるのかと思いきや、
それもなく淡い色調のままです。

背中をよく見ると、色の濃淡がありますね。
後頭部の色抜け(薄い黄色)は少しまだら。

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海へ

朝のumie。まだ人も疎らです。
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嫁さんは三宮があんまり好きじゃないらしく、
umieに行く事が多いです。
個人的には中学生の頃から
遊びに行くと云うと三宮だったので、
愛着があるんだけどなぁ。

そう云えば、三宮もハーバーランドも
ダイエーの牙城だったんだよなぁ。

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