前回の「パラランチョ」に続き、パズルの話を。
考えてみたら子供の頃からパズルが好きでした。
子供向けのピクチャーパズルから始まって、
知恵の輪、Tパズル、箱入り娘、テンビリオンetc.…。
ブロック、折り紙、あやとりにも幾何学的なパズル性を感じてました。
大学に入って、アーケードゲームや家庭用ゲームに嵌りましたが、
派手なアクションやシューティングよりもパズルが好きでした。
しかも、じっくり考えて一つの解答を求める様な
ストイックなタイプが好み。
逆に勝負は時の運、反射神経次第みたいなアクションパズルや
複雑に戦況が変化するシミュレーションゲームや囲碁・将棋には
あまり魅力を感じません。
って事で、あまり一般受けしないかもしれないけど、
私の好きなパズルゲームを幾つか挙げていこうと思います。
■アドベンチャーズ・オブ・ロロ(FC)
あまりにストイックで高難度な
面クリア型パズルゲーム。
特に2は無茶苦茶難しいです。
画面上に散らばるハートを集めるんですが、
配置された敵キャラが行く手を阻みます。
中でも心臓に悪いのがメドーサ。
画面上のX軸orY軸が合えば、
石化光線をシュバッと発射され、即死。
理詰めで解いていくだけでなく、
わずか百分の一秒の操作ミスで
アウトになるギチギチのアクション性。
大げさじゃなくマジです。
■プリンス・オブ・ペルシャ(SFC、メガCD他)
今でも続編が出てる有名なゲームです。
死ぬ恐怖をこれほど感じたゲームはありません。
アクションパズルと云うより、
パズル性の高いアクションゲーム。
面の配置や敵の出現場所は固定されており、
トラップを読み解く為に仮説と検証の繰り返し。
無策で臨むと屍の山を積み重ねるのみ。
しかも高度な操作技術が要求される事もしばしば。
アクションがワンテンポ遅れる独特の操作感覚で、
慣れるまでまともに助走ジャンプすらできません。
剣による敵との戦いも振り回してても勝てない。
間合いを計ってタイミングよく切りかかる。
少しでもずれると雑魚キャラにも一刺しされます。
それから、リアルな動きも魅力の一つでした。
まるで生きてる様に動くキャラを
見てるだけでも楽しめました。
画面はスーファミ版
■Flappy(FM7他)
二十年以上前の名作アクションパズル。
かわいいFlappyを操作してブルーストーンを
ブルーエリアに運ぶゲームです。
しかし、見た目のファンシーさに惑わされてはいけない。
ストーンの配置が巧みで、敵キャラが極悪。
頭と指先を駆使しないと面クリアできません。
私が最初にやったのはFM-7版でしたが、
一面目から高難易度でした。
しかもテンキーの2468で操作しなくてはならず、
FM-7のキーは指を離してもオフを読み取れないので、
止まる時はいちいち5を押す必要がありました。
僅かな操作ミスでストーンが割れまくり、難儀しました。
画面はFM7版
■JEWEL QUEST(PC)
宿泊出張の夜の暇つぶし用にリアルアーケードで
ダウンロードしたら、
暇じゃない時まで嵌ってしまいました(笑)。
単純でわかりやすいルールなんですが、
説明するのは意外と難しい。
面クリアを目的とした消しモノ。
ただ目的はジュエルを消すことではなく、
全てのパネルの上で消す行為を行ない、金色に染める事。
つまりいくら大量に消そうが、見事な連鎖をしようが、
隅っこの1マスでも金色になってなければ、
クリアにはならない訳です。
これがなかなか難しい。
後半になって面の形が複雑になってくると、
思い通りにジュエルを運べないし、
二周目、三周目になると、一度では消えないヤツとか、
消すと金色にしたパネルを元に戻してしまうヤツとか、
手ごわいヤツラが降ってくる様になります。
ただ惰性でやってれば何とかなる事もあり、頭脳指数はやや低め。
■葉露(PC)
エロゲーです(爆)。
だから未成年や婦女子にはお薦めできません。
ネットでの評判を聞いてダウンロードしてみたところ、
凄く面白くて嵌ってしまいました。
要は古典的名作パズル四川省+ポーカーみたいなゲーム。
消す順番を考えながら、2ペア、ストレートなどを作っていきます。
高い手であがるとご褒美イヴェントが発生します。
エロ的要素を全部外しても楽しめるソフトだと思いました。
頭脳指数はあんまり高くないけど、暇つぶしにピッタリです。
■ブロックアウト(AC、MD)
有名なテトリス版権抗争で任天堂に負けて、
メガドラで元祖テトリスを出せなかったセガが
苦し紛れに出した3D版テトリス、
と悪口を云う人もいます。
しかし、3D好きの私にはテトリス以上に
嵌ったゲームでした。
知らなかったんですが、元々アーケードゲームらしい。
四角い井戸を上から覗き込んだ様な画面ビューで
そこに立体のブロックが落ちていきます。
それをXYZ軸で回転させて、隙間なく一段埋め尽くせば
ブロックが消える訳です。
まさにテトリスルール。
当然四段消しも可能。
積み重なった下の段のどこに隙間が空いていたかを記憶しつつ、
ブロックをビシッと嵌め込んだ時の快感は
テトリスを遥かに凌ぎます。
友達にもやらせたけど、どうやら立体の把握が苦手な人もいて、
面白いと云ったヤツは皆無でした…。
面が進むと無茶苦茶な形のブロックが出現し、
一気に破綻してしまうのは、ちょっと萎えます。
画像はアーケード版
■パネルでポン(SFC)
パネポンの愛称で親しまれ、いまだにファンが多いパズル。
せり上がりモノ(?)とでも云えばいいのかな?
タイルを入れ替えて色を揃えるありがちなルールながら、
入れ替えの方向を左右のみに限定した事や、
消えている途中にも入れ替えを可能にした事で
一気にゲーム性が上昇しました。
キャラクターも可愛らしく、グラフィックもファンタジック。
でも、手応えはかなり硬派。
全体的に丁寧に作りこまれたソフトだと思います。
その後、ヨッシーのパネポンとかポケモンでパネポンとか
キャラクターを入れ替えたモノも出てましたが、
私はやった事がないので割愛します。
■アクアラッシュ(AC)
ナムコが作った浮きモノパズル(?)です。
海が舞台になり、深海から水面に向かって泡が浮上していきます。
それをテトリスの要領で組み合わせてラインを消すのですが、
ブロックを回転させるのではなく、泡を変形させるのが斬新。
3つのボタンが泡の右-中央-左に割り当てられており、
その先端を自由に伸ばす事ができるんですね。
つまり凸こんな形の泡が出てきたら、右と左のボタンを一度づつ押せば、
口に変形できます。
好きな形に変えられるんなら隙間が空く事もなさげですけど、
スピードアップしてくるとそれが意外と難しい。
連鎖の快感や画面の美しさなど、魅力満載のゲームなのに、
なぜか家庭用ゲーム機には移植されてません。
ま、豆でエミュってしまえばいいんですが…。
需要のないネタですみません。
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