映画・テレビ

June 07, 2008

久々に映画DVDを観る。

映画って観ると面白いのはわかってるんですが、
どうしても2時間近い時間を拘束されるので、
なかなか手が伸びません。
まだ観てないDVDが沢山あると云うのに、
ついつい手軽なバラエティや落語のDVDを
繰り返し繰り返し観てしまう…。


今日は珍しく映画な気分だったので、
かなり前に買った未開封DVDに手を付けました。


P_tinto_2
■ミラクルペティント
1998年のスペイン映画です。
出てくるヤツは全部イカレてます。
やや悪趣味とも思える登場人物のケッタイさがこの映画のキモ。
奇妙なシーンの連続ですが、それらがやがて結びついて、
一つの話になっていきます。
楽しめるか楽しめないかは観る人をかなり選びそう。
個人的にはスウィートスポットからはチョイ外れてました。
やたらと人が潰れ過ぎ(笑)。


Zukan_mushi ■図鑑に載ってない虫
 2007年の三木聡作品。
 三木聡流のコネタ満載の映画です。
 でも個人的にはやや「?」な作品でした。
 何だか三木聡モノ独特のユルさがない。
 第一印象で感じた伊勢谷友介と松尾スズキの
 親和性の悪さが最後まで影響して
 常連俳優までぎくしゃくしてる感じでした。
 この後、「亀は意外と速く泳ぐ」を観たら、
 やっぱり面白かった…。

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December 24, 2007

三つの大人の恋

Love3030分で繰り広げられる
3つのラブストーリー。

「スパイス・イン・ザ・バスケット」
水野美紀×山寺宏一

「結婚相談所」
真中瞳×片桐仁

「兄への伝言」
YOU×生瀬勝久

それぞれライターも違うので
雰囲気も全く異なりました。

私は2つ目の「結婚相談所」が一番良かったです。
片桐仁のキャラとぴったりの役柄で、いい味出してました。
彼以外のキャストは考えられません。
真中瞳もモーレツな熱演です。

ちょっと気になったのはYOUの演技。
うーんと…、これでいいんでしょうか?
感情が篭ってない口先だけのセリフまわし。
シティボーイズの「NOTA」とか、
いとうせいこうの「空飛ぶ雲の上団五郎一座」では
それがいい味になってたんですけど、
現実味を帯びた設定では
一本調子で大根っぽく感じられて…。
あの声が原因かなぁ?

そう云えば、最近、水野美紀をよく観てます。
凄くいい女優さんだなぁと思います。
「開放弦」の舞台を生で観て以来、気になり続けてます。
この「スパイス・イン・ザ・バスケット」では、
自由奔放で身勝手だけど、何でも本音で喋る女性を演じています。

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March 22, 2006

映画館へ行く。

昨日、15年ぶりに映画館に行ってきました。
家から歩いて5~6分のMOVIX仙台へ。

浦島太郎的感想で申し訳ありませんが、
今の映画館って快適なんですねー。
館内は綺麗だし、ネット予約できるし、座席指定だし、
ゆったりしてるし…。
そして何よりも座席の段差が大きいのが嬉しいです。
昔の平べったい映画館だと
座高の高い私は肩身の狭い思いをしてましたから。

って事で公開終了間際の「THE有頂天ホテル」を観て
有頂天で帰ってきたのでした。

こんな事ならもっと早く利用してればよかったなぁ。
ほん近所にこんな立派な映画館があったとは…。
ああ、もったいない。

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December 03, 2005

「となりの」と云えば?

「となりの」と云えば…、トトロ、ですよね、普通は。
でも、私にとっては、今、サインフェルドな訳ですよ。
えっ?百太郎?…それは「うしろの」です。論外。

アメリカのTVドラマでは、
「24」とか「トゥルー・コーリング」あたりが人気の様ですが、
文科系、草食動物系の私としては、ハラハラドキドキよりも
ユルイほのぼのコメディの方が性に合います。
だから「となりのサインフェルド」(原題:Seinfeld)。

seinfeld雑誌で読むまで、全然知らなかったけど、
「アメリカで4人に1人は見てる。」
と云うコピーに乗せられ、買ってしまいました。

観たら、ハマるハマる。
サインフェルドとその友達の日常的なドラマ。
「あー、わかるわかる。」
って感覚の親しみやすい笑いに溢れてます。
原題にはなかった「となりの」をつけた人、
エライ。

買わなくてもいいので、レンタルで、是非。

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October 15, 2005

イチビリとイキリ

イチビリもイキリも全国区の言葉ではないので、
関西方面の方以外はわからないと思います。

イチビルはオドケル、フザケルに近いのですが、
殆ど好意的な意味には使われず、
「エエ気になっとる。」と云う意味が込められてる感じですか。
例えば、法事か何かで親戚一同が集った時などに、
テンションが上がった子供がひたすらオドケ続け、
最初ニコニコ見ていた大人も、しまいにはムカつき始める状況。

一方、イキリはエエカッコシイの事です。
関西で広く使われる言葉なのかどうかは知りません。
私の住んでいた神戸や西宮ではよく使っていました。
関西人はエエカッコシイが嫌いです。
いくら速水もこみち級のイケメンでもカッコつけるヤツは嫌われます。
だからこのイキリにも敵対的なニュアンスが含まれています。

何で突然こんな事を書いたかと云いますと、
最近テレビでコイケヤのポテトチップスのCMで、
コイケくんのおねだりダンスってのを観て、
「これはイチビっとるわ。」
と思ったからです。
なんか負の琴線に触れるモノがあるんですよね、このダンスと笑顔。
腹が立つんではなくて、やっぱり「何、イチビっとんねん。」ってニュアンス。
皆さんもコイケヤさんのウェブサイトでイチビリを体感してみてください。
って、コイケヤさんに怒られるぞー(笑)。
http://www.koikeya.co.jp/potatochips/index.html
ポテトチップスの最高峰は、コイケヤののり塩だよねっ!(フォロー)

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September 18, 2005

「ベルヴィル・ランデブー」に圧倒されるの巻

私は、あまりアニメって好きじゃないです。
別に表現方法としてのアニメーションが嫌いなのではなく、
アニメと云う日本文化が肌に合わないからです。
あまり云うと、夜道が怖い事になりそうなので割愛しますけど、
BRV先日、フランスのアニメ
「ベルヴィル・ランデブー」を観て
打ちのめされてしまいました。
キャラクターの異様なデフォルメ、
奥深い色遣い、
シュールで突拍子のないストーリーetc.…、
絶対に日本人の感覚では
思いもつかないエッセンスが満載なのです。
映画でも、フランス人独特の感覚に
クラクラとめまいがする事は良くありますが、
アニメだと制約が取っ払われて
更にエライ事になっているのです。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、
おばあちゃんと孫がツールドフランスを目指す話。
そう書いてしまうと、サクセスストーリーものみたいですが、
とんでもない展開をしていくんですってば!

映像、音楽、ストーリー、どれをとっても、もう、これはアートですわ。

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September 03, 2005

深夜の笑いの原点

tv_koujienお盆に実家に帰った時、
10年以上ほったらかしだった部屋を
色々ほじくりかえしてみたら、
凄いモンが出てまいりました。

昔、深夜にやってた
「TV広辞苑」
「現代用語の基礎体力」
「ムイミダス」
のほぼコンプリートのビデオです。
友達のNっかんからの借りパチです(爆)。

生瀬勝久(槍魔栗三助)、川下大洋(ハリケーンバンビ)、
上海太郎、升毅、古田新太、羽野亜紀、立原啓介etc.…、
(順不同敬称略)
当時若手だった劇団そとばこまちや新感線のメンバーが中心になって
かなり好き勝手にシュールな笑いを展開。
今じゃ絶対に放送できない様な内容も。

この読売テレビの深夜枠は秀逸な番組が多かった記憶がありますね。
古くは「どんぶり5656」「なげやり倶楽部」など
笑いで衝撃を受けたのは初めてでした。
竹中直人、シティボーイズ、中村ゆうじ等が出演、
変なコントを書いた人として、中島らもの名前も出てました。

最近はお笑いのDVDが良く売れている様ですので
是非ともこれらの番組をコンプリートボックスで発売して貰いたいです。

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July 31, 2005

映画のツボ4

movie01ラーメンズの小林賢太郎の
「PAPER RUNNER/(VAP)」の中で、
売れるマンガのセオリーって話がありました。
------------- 8< ------------- 
才能はあるけど無鉄砲な主人公がいて、
正反対の性格を持ったライバルがいる。
主人公が憧れるヒロインとの間の恋愛は
なかなか進展せずに読者をやきもきさせる。
その際、読者の性欲を程よく刺激できりゃいいので、
ヒロインの女同士の友情などを描く必要は一切なし。
あと、事態を達観できる謎の老人的キャラがいると
物語が展開しやすくなる。
主人公とライバルは衝突を続けるが、
やがて主人公が成長して和解し友情が芽生えていく…。
------------- 8< -------------
とまあ、こんな感じの内容だったと思いますが、
さもありなんって感じですね。
ま、上のパターンが全てじゃないけど、
分かりやすい性格付けをした方が
メリハリが出るし、読者の感情がぐぐーっと動く。
現実社会はそんな単純なモンじゃないけど、
勧善懲悪の大活劇なんて嘘臭いモノを描こうとすると
単純化しないと物語が成立しない。
だって、雑魚の様に倒されていくショッカーの戦闘員が
寄宿舎の狭い部屋の壁に娘の写真を沢山貼ってて
今朝奥さんに手紙を書いてから戦闘に出てきた…、
なんてシーンを挟んだりしようモンなら、
観てる側の感情が千路に乱れる事でしょう(笑)。
 
映画はマンガや小説と違って2時間弱の制限の中で
全てを描ききらなければいけないって事で
これまた大変です。
長い小説ならじっくり物語を展開させたり
伏線をさりげなく忍ばせる事も容易いですが
映画の場合は気をつけないと、わざとらしくなったり、
映画ファンから予定調和だと酷評されたりします(笑)。
かと云って、セオリーを無視しすぎると、
やっぱり観てる人間に伝わらないでしょうしねぇ。
 
そんなこんなで最近映画を観すぎて
感覚が鈍化してるところだったんですけど、
1999年のイギリス映画「ヒューマントラフィック」を観て
ホント、心底楽しませていただきました。
ドラッグとSEXとクラブミュージックのひどい内容なんですが
登場人物がエエやつばっかりで、彼らの馬鹿笑いにつられて
一緒に笑い転げてしまう。
映画のセオリーだとか、奇抜なストーリーとかを考えてたら
こんな映画は作れないと思います。
案の定、ジャスティンケリガンって監督、当時25歳だったとか。
このセンス、タガが外れてますわ。能天気。
興味を持ったので、他にも観たいと思って調べたんですけど、
どうやらまだ次回作は作られていないみたいです。
「次は父と子の絆の映画を撮りたい。」って、
インタビュー記事は見つけたんですが…。

って事で、今回もどうでもいいような映画雑感でした。

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July 14, 2005

映画のツボ3

映画スキルの浅い私は、友達の薦めやサイト情報を元に
かつてない程、沢山の映画を家でシコシコと観ております。
特に映画批評空間やallcinemaの評価が非常に参考になるのですが
あくまでも一般的な評価なので、ポイントが高いからと云って
必ずしも自分に合うとは限らない事を体感しました。

tuscanあまり悪い事は書かないのが信条なのですが、
ダイアンレイン主演の「トスカーナの休日」を観て
色々思うところがあったので、今回はお許しください。
ちなみにこの映画、上に挙げた2つのサイトで
かなり評価の高い作品であります。

ダイアンレインが離婚の傷心旅行で訪れたイタリアで
衝動的に古い家を買って暮らし始めると云う話。
そこで暮らす人々との出会いが彼女の心を癒していく…。
と、ストーリー的にはかなり好みだし、
予告編で観た映像がとても美しかったので、
凄く期待したんですけど、見事に肩透かしを喰らいました。
何だか全てが薄~いのです。
それぞれのシーンで伝えようとしてる事が伝わってこない。
って云うより、常套句の様なシーン設定が災いして
観客の感情を操作しようとしてるあざとさだけが伝わってくるんです。
例えば、急に子猫を出してきたり、子供を出してきたり、
青臭い若者の恋愛を出してきたり…。
物語に膨らみを持たせる筈のサイドストーリーまでもが
どれも中途半端で世界観が広がっていかない。
はぁ?って感じです。
更には、アメリカ的なダイアンレインの表情やゼスチャが大味で
傷心の女性には見えませんでした…。(ファンの人すみません。)
別に恋愛や人生のドロドロを描いて欲しいって訳じゃないですけど
ストーリーの中で触れないところに「色々あるんだな。」と
想像させるような世界の広がりが全くないのもどうかと…。

sideways同じ日にもう一本「サイドウェイ」と云う映画を観ました。
結婚前に最後の花を咲かせようとヤリ逃げ目的の大味男と
離婚後も未練たらたらで何をやってもうまくいかないダメ男が
二人で旅行をする話。
そこで女性と出会い、恋が生まれて…、
と予想通りの展開なのですが、
それぞれの人物像が上手に描けてて、
こちらは楽しめました。
ダメな男のワインへの拘りを軸にして
彼の嫌な面、繊細な面、弱い面、優しい面などを巧みに表現してます。
知らず知らずの内に感情移入して応援してました。

珍しく辛辣な意見も書いてしまいましたが、
同じ日に観た二つの映画でものの見事に好き嫌いがわかれ、
偶然にも共通点のある作品だったので、何か面白かったんです。
どちらも離婚の傷心がテーマだし、旅の中での出会いを描いてるし、
かたやイタリアの美しい情景、かたや葡萄畑の大らかな情景、
どちらにもサンドラオーって中国系アメリカ人の女優が出てるし…。

気を悪くした人がいたらごめんなさい。
私の映画のツボがズレてるってだけの話ですね。

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July 09, 2005

あかん。インクレディブルの意味がわからん。

incredibles世間がスターウォーズで盛り上がってる中、
やっとこさMr.インクレディブルを観ました。
またも呑みに行った帰り終電を逃し、
タクシーで嫌な顔をされないように
万札を崩す目的でコンビニで購入。
前に同じパターンで買ったモノには
スウィングガールズ」がある。

思わず2回続けて観てしまいました。
無茶無茶面白い~!
ネタバレになるので詳しい事は書きませんが、
根っからスーパーヒーロー魂と
アメリカ的な家族の絆を描いた
発火寸前まで心温まる作品。

個人的には3DCGをちょこっと齧ってるのでそっちの方でも感動しまくりました。
服のシワとか水とか海とか炎とかはプラグイン次第なんだろうけど、
一番「ををー。」っと思ったのは、濡れた髪や服の質感やアニメーション。
むむむ、どう云う設定にしてるんだろう…。あのリアリティは凄い。

大嘘つきのフルCG映画「トロン」から20余年。
とてつもなくテクノロジーが進歩した事を実感。
すみません、ニモとか他のピクサー作品もちゃんと観る様にします。

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July 03, 2005

謎の三角形

pyramid丸くって小さくて三角なのは
サクマのいちごミルクと
相場は決まっていますが、
この右の画像の
白くて大きくて三角なのは
一体なんでしょう?

答えは、今までで一番フィットした
DVD観賞用のクッションです。

ホントならオットマン付きの
立派なAVチェアが置ければ
幸せなんですけど、
何しろ10畳しかないワンルームゆえ、
制約が大きい。
しかも部屋の配置の関係で
スクリーンが少し見上げる位置にあるので
座るでもない、寝転ぶでもない、
中間くらいの姿勢を保つ必要があるのです。
今までグランドマンボウとかモコ
愛用していたのですが、
もっと手軽なクッションを見つけました。
それが上の画像の三角のヤツなのです。
買ったのは近所のショッピングモールに入ってるone'sって店。
サイトを見ても、このクッションが見当たらないので
ひょっとしたらもう生産中止なのかもしれません。
そう云えば見切り価格で売られた気がする…。

写真だけだと全体像が良く分からないかもしれませんけど、
牛乳の三角パックの様な形をしてます。
って今の人は三角パック自体を知らないかもしれないので
試しに3DCGで簡単な動画にしてみました。→コレ
もたれるとちょうどいい傾斜がついて、
長時間のDVD鑑賞にも耐えられます。
これをデザインした人がそこまで考えて
作ったかどうかは知りませんが、
ホント、良い買い物をしたと満足しております。
でも、この微妙な角度を必要とする人があまりいないから
生産中止になったって話も?

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June 27, 2005

映画のツボ2

favorite_movies_2 中学か高校時代の雑文が残っていて、
 それには、こんな事が書かれてました。
 「純文学はオチがない小説だ。」
 なんか笑ってしまうような浅~い意見だけど、
 あながち間違ってるとも云えない気がします。
 その頃、私は星新一とか筒井康隆に嵌ってたので
 ラストのどんでん返しに期待しながら
 ストーリーを追いかけて読むのに慣れてたんですね。
 それが次第に純文学にかぶれはじめて、
 遠藤周作、安岡章太郎、安部公房、吉行淳之介、
 倉橋由美子などを読む様になってきました。
 少年しほたつ君がそれらを理解してたかどうか
 今考えるとかなり疑問ですが、
 背伸びして色々感じ取ろうとしてたのは確かです。

 そんなこんなで映画の話。
 私の性根はその頃とあまり変わってないみたいで
 観る映画にも同じ様な癖が出てきました。
 楽しい映画とか面白い映画も好きですけど、
 ゆっくりと気持ちが動かされる様な作品が好き。
 巧妙なストーリー展開より、心象を如何に描くかに興味がある。
 とは云え、あまりに悲しいエンディングは
 観た後、生活に支障が出るので避けたいところだけど。

 先日観た「靴に恋して」は魅力的な作品でした。
 バラバラな幾つかの物語を次第に絡み合わせていきながら
 壊れかけの愛とかつらい恋に一条の光を見出していく、
 云わば「不幸版ラブアクチュアリ」的内容(笑)。
 凄く嵌りました。映像表現も極上。

 また、ラックの裏の暗闇から救出された
 「アンダーグラウンド」は正に穴ぐらの物語でびっくり。
 ネタばれになるので詳細は割愛しますけど、
 戦争の同志の奇想天外な物語。
 重いテーマを、過剰とも思えるコミカルな演技で
 アイロニカルに描いています。

 DVDが普及したお陰で、世界各国の佳作、秀作が
 すぐ発売される様になって俄然興味が出てきました。
 問題は時間とお金が幾らあっても足りない事。
 せっかくオーディオ病が癒えたところなのに、
 また新たな病魔に蝕まれてしまった…。

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June 05, 2005

アイデン&ティティは、いわば北斗と南。

iden_tityみうらじゅん原作、
田口トモロヲ監督の
「アイデン&ティティ」を
もう何度か観ています。
田口トモロヲ初監督作品だし、
主役の峯田和伸は新人だしで、
良く云えば瑞々しい、
悪く云えば素人っぽい雰囲気(←変換できた)
が漂ってる。
人に薦めて酷評されたら嫌だから薦めませんが、
個人的にかなり(発音注意)好きな映画です。

観てる人に感じ取らせないといけない事まで
主人公の独白やライヴのMCと云った形で
喋らせすぎてるのがちょっと気になりますが、
元々メッセージ性の強い漫画だっただけに仕方ないかも。
アイデンティティのない日本でアイデンティティのない環境で育った主人公が
ロックで何を表現すべきなのかを苦悩し続けています。
60年代は、とやかく主張する事がふんだんにあって、
音楽(と云うより歌詞でしかないんだけど)で表現するネタには
事欠かなかった訳なんですが、
70年代以降、恵まれた時代の、中流階級の家庭に生まれてきたんじゃ
何を声高に叫んでも、嘘っぽいし、薄っぺらい。
山田五郎氏の言葉を借りれば「ぶち当たるべき壁がない」時代なのだと。
何もそれはプレイヤー側だけの話じゃなくて、聴き手にも云えますよね。
2005年の今、60年代の音楽を聴いたところで、
果たして本当の意味がわかるかどうか…。
だから、日曜の朝のスーパーの店内で"I Shot the Sheriff "が流れてる様な
ケッタイな事になるのであります(実話)。

そんなこんなで色々考えさせられる映画でした。
ロックに興味のない人でも、「ロック」を何か他のモノ
(キレイゴトで云えば「人生」なんてどう?)に置き換えてみたら
共感を得られる映画なんじゃないかと思います。

still_crazyんでもって、同じ様なロックバンドネタで
「スティル・クレイジー」って
イギリス映画を観たんですけど
「アイデン&ティティ」に比べたら、
薄~い映画です(笑)。
解散したバンドを中年オヤジになってから
再結成しようと云うよくあるストーリー。
面白かったんですけどね。
人に薦めるならこっちを薦めます。酷評されても平気だし(笑)。
主役のヴォーカリストを演じているのがビル・ナイ。
そう、「ラブ・アクチュアリ」の老ロック歌手。
なるほど~、そう云う関連ネタだったのかー。

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今、ファイトがヤバイ。

NHKの朝ドラは、今までちゃんと見た事なかったんですが、
今やってる「ファイト」、面白いですねぇ。
朝ドラ史上最低の視聴率でスタートしたらしいですが
これは一連の不祥事に起因するNHK離れが原因であって、
ドラマの良し悪しとは関係ない事でしょう。

私が観始めたきっかけは「スウィングガールズ」で関口役を演じていた
本仮屋ユイカがヒロインを務めてたからなんですが、
いやー、すっかり嵌ってしまいました。
ストーリーの面白さもさることながら、キャストが絶妙なんですよね。
主役の本仮屋ユイカは可愛いし(関口と全然違う魅力)、
お母さん役の酒井法子は更に可愛い。
友達曰く「ノリピーがお母さんやったら、魔の刻になるで。」(笑)。
弟役の子役も素直で家族思いって感じが良く出てるし、
お父さん役の尾形直人は真面目で頭が堅い父親像を見事に表現。
旅館の女将の由紀さおりは演技もさる事ながら、歌声がこれまた素晴らしい。
児玉清はまさに温泉の様に温かい愛妻家の旦那を演じる。
ふっきれた演技でひょうきんな若女将を演じる三原じゅん子はダークホースだ。

二ヶ月を過ぎ、既に話はかなり進んでいますが、
公式サイト「連続テレビ小説ファイト」でこれまでのあらすじがわかりますので
今からでも十分楽しめると思います。
更には次の週のあらすじまで細かく公開されてますので
ウェブサイトだけみててもいいかもしれません(笑)。
他にヒロインの成長にスポットを当てた「2005ユイカな日々ファイト」も必見。

さぁて、これからどうなっていくのか楽しみであります。
できればあまり波風立たず、
平穏無事にみんなが幸せになってくれる事を望みます。
ま、それじゃ面白くないか…。

しかし、仙台では朝8:15からの放映ですので、
サラリーマンが観る事を否定してるとしか思えませんねぇ。

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May 28, 2005

映画のツボ

favorite_movies ここ数ヶ月、人生の中で一番映画を観ています。
 とは云え、劇場へ足を運んだのは、もう遥か昔でして、
 最後に映画館で観た映画は、なんと「ゴースト」(爆)。
 「やっぱり映画は劇場で観ないとねー。」
 って云うのが正論だと思いますけど、、
 どうも周りに人がいると集中できないし、
 座高が高いので椅子に深く身を沈めていると
 だんだん腰が痛くなってくるし…。
 って事で専ら自宅でDVD。

 どう云う訳だか、私の呑み友達は映画好きが多い。
 酔ってる筈なのに、タイトルだの俳優だの、
 スラスラと固有名詞が出てきます。
 あまりにみんなの会話についていけないので、
 つきあい半分で映画を観始める事にしました。

 それで色々観てるうちに、
 自分なりの映画のツボが掴めてきました。
 まず、バンバン人が死ぬのはダメ。
 血が出るのはダメ。
 怖いのはダメ。
 下品なのはダメ。
 過激なのはダメ。
 派手なアクションよりも、ちょっとした心の動き。
 デジタルよりもアナログ。
 ハリウッド的な映画よりもヨーロッパ系。
 あ、これって音楽の趣味と傾向が同じかも。
 「最初から最後まで大した出来事もなく、
 ちょっとづつ嬉しい事があってさ、
 平穏無事に物語が進んで行く映画ってないかな。」
 って、私が云うと、みんな口を揃えてこう云います。
 「きっと、それって面白くないと思う。」
 そうかなぁ…。

 って事で、レンタル屋の苦手な私は、
 CinemaScopeAllcinemaで情報を得ては
 amazon.co.jpや@tower.jpあたりで
 せっせとDVDを購入。
 そんでもって、週末は映画三昧。
 それなりに語れるくらい観たら
 「ボクは学生時代、映画研究部だったからさー。」
 なんて、エラそーに過去を捏造してみようと思います。

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May 17, 2005

ウェールズの山

つじあやのさんのトコのblogに
「青山から富士山が見える」って話が書かれてました。

そうなんですよね。
私も関東に住んでた頃、冬の空気の澄んだ日に
埼京線の戸田公園駅から遠くにうっすらと見える綺麗な山を見て
ずっと悩んでた事を思い出しました。
「あの、富士山みたいな山は一体何なのだろう?
関東平野にあんな山あったっけ?習てないぞ。」って。
まさかこんなところから富士山が見えるなんて思わないから
しばらくは恥ずかしくて誰にも確かめられずにいました(笑)。
ある日、後輩に恐る恐る「あれって、富士山なん?」って訊ねると、
「そうですよね。どう見ても富士山ですよね。」
と、そいつもずっと気になりながら、誰にも訊けずにいた事が判明。

考えてみたら昔は高いビルもなくて、空気も綺麗だったから、
かなり遠くからでも見えたらしいですからね。
地名に残る富士見台とか富士見が丘とか云うのは
昔、そこから富士山が見えた名残だとか聞いた事があります。

で、昔から山は信仰の対象だったり、人々の誇りだったりした訳で、
それが高さの基準を満たさないと云う理由から
「山」ではなく「丘」に格下げされたりなんかしたら大変です。
地図に山と記されるか、丘と記されるか、
よその人間にはどうでも良いような事で
地元の人々と測量士の間に繰り広げられるドタバタを描いたのが
ヒューグラント主演の「ウェールズの山」であります。
大作ではないけど、ちょっとイイ映画です。
mountain

そう云えば、私が通ってた西宮市の苦楽園中学の裏には
ゴロゴロ岳って山がありました。
高さが565.6mだから、そう呼ばれたらしいんですが、
もし新たに測量した結果が560.0mしかなかったら
近所の人は土を盛るだろうか?
それとも「ゴロー岳」に改名するのだろうか?


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