AT-ATって何。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
去年の春頃にスカパーで録ってた
ハリーポッターの映画8作品を
この週末でやっと一気観しました。
かなり人(魔法使い)が死ぬので、
気分が滅入りましたが、
たて続けに観れる位は面白かったです。
魔法でどこまで出来るのかが、
微妙な匙加減かもしれないなぁ。
アランリックマン、何を演ってもいいなぁ。
ビルナイもちょっと出てた。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
もうすぐ二歳になるうちの子が最近アホほど観てるのが、
Eテレの「デザインあ」です。
きっと文字が読めるようになってきたので、
それが動き回るのが楽しいんだと思います。
でも、この番組、SHT48の私が観ても面白いです。
作ってる側は対象年齢をどれくらいに置いてるんでしょう?
こないだ嫁さんの実家で小学生の甥っ子姪っ子に訊いたら、
「何か変な番組。」って云ってました。
N数が少ないので何とも云えませんが、
幼児と親を狙ってるのなら、正にドンピシャです。
最近、Eテレを観るようになって感じるんですが、
NHKは大人と子供が一緒に観られる番組作りのノウハウを
がっつり溜め込んでるんぢゃないかと…。
私が子供の頃のNHK教育テレビなんて、
子供しか喜ばない番組や子供すら喜ばない番組が
もっと一杯あったような気がします。
いちいちスポンサーの顔色を窺う事なく
試行錯誤してきた賜物だと思ったり、思わなかったり…。
落書き帳に「デザインあ」と書くと、叩こうとする。
これ、番組のオープニングの真似です。
だんだん知恵もついてきました。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
先日、スカパーで「プリンセストヨトミ」を観ました。
いやー、凄かったー。
全く期待をしていなかったので、私のハードルはかなり低かったにも関わらず、
その地べたのイボ程の高ささえクリア出来ない凄まじい内容の映画でした。
ネタバレになるので詳細は書けませんが、
細かいところは辻褄が合わない上、大きな話の流れも理解不能。
ぽっかーんの連続です。
こんなボロボロな映画、久しぶりに観ました。
でも、文句云いながら、それなりに楽しめたのはスカパーだからですね。
こんなの映画館でお金払って観てたら反応は全然違った筈です。
怒り狂ってるか、父ちゃん情けなくて涙出てくらぁか、どっちかでしょう。
最終興行収入16.2億円ですか…。そうですか…。
ちなみに日本映画専門チャンネルは新旧色んな映画をやってくれるので
とてもありがたいチャンネルなんですけど、一つだけ厭な事があります。
フジテレビ系列製作の映画をやる時、なぜか軽●真●が出てくる。
映画の余韻に浸っていると、いきなりコヤツがアップになるのです。
すっかり雰囲気ぶち壊しですわ。何とかしてください…。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
スカパーで初めてシェルブールの雨傘を観ました。
ミッシェルルグランの名曲で有名な映画ですが、
これってミュージカルだったんですね。
しかも劇中の会話が全部が歌になってるとは。
ミュージカルってここぞと云う時に歌うモンだと思ってた…。
だから場面によって
「月末までにお金がないと家具が差し押さえられる~♪」とか
「ガソリンは普通にしますか、スーパーにしますか~♪」とか
大したことない科白まで、歌で展開していきます。
物語は男女の複雑な運命の物語。
フランス映画らしく、最後まですっきりしない展開です。
でも、それなりにみんな幸せになったんだから、
これで良いのかなと思いました。
どこかの国の映画みたいに主人公が幸せになれば
ハッピーエンドって云うような単純な展開にはなりませんね。
やっぱりフランスです。
訳のわかんないシェルブールシリーズは今回で終了致します。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
唐津に向かう途中、海の見える道沿いにある
ずっと気になっていたラーメン屋に行きました。
お店の名前はとりあえず伏せておきます。
店名を書かない時は良く書かない事が多いのですが、
ここはラーメンも炒飯も美味しかったです。
ラーメンは臭くないサッパリ目の豚骨だったし、
炒飯は魚粉のインパクトが面白かったし、
また行きたいと思うお店でした。
店の名前を伏せたのは別の理由でして、
盗み訊きした大将と常連の会話をネタにするからです(笑)。
ちょうどお昼時だったので、NHKの連ドラの再放送をやってました。
すると大将とお客さんにこんな話を始めました。
「カーネーションはコシノジュンコの母親がモデルだったんだよね。」
「ゲゲゲの女房は漫画家の水木しげるだったしね。」
「今の梅ちゃん先生は誰の話なのかな?」
すると大将は自信たっぷりに、
「日本で初めての女医さんがモデルだよ。」
と断言しました。
ん?
こないだうちの嫁さんが完全なフィクションって云ってたけどなぁ…。
だって医学専門の女子校を目指して受験勉強してるし…。
あの大将の自信はどこからきたんでしょうか。
誰か他の客が吹いたのかもしれませんね。
私も常連になって
「二人っ子は日本で初めての双子姉妹の話ですよ。」
とか、
「次の純と愛は愛と誠の続編ですよ。」
とか、
「おしんは日本おしん協会会長の自叙伝ですよ。」
とか、無いこと無いこと吹き込みたい。
| 固定リンク | コメント (6) | トラックバック (0)
黒リバーシの霊能者事件は格好のワイドショーネタでしたね。
そろそろ鎮静化に向かっているようですが、
今朝のと●ダネはかつてその霊能者と同棲してた女性が出てきました。
「できることなら黒リバーシさんの力になりたい。」
って云ってる人が占い師ってどうよ。
フジの裾野にはカルトが集まるの法則(笑)。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
「東京は雪で交通の乱れや怪我人が…。」ってニュース、観ました?
人が転んだり、車が滑ったりする映像はお約束として、
レポーターが広場に積もった雪で雪だるまを作りだすんですよね。
で、巻尺を取り出してきて高さをはかって、「78cmですね。」だって。
しかも画面下には「78cm」のテロップが。
なんだそりゃ。
ここのスタッフ、絶対にどうかしてると思う…。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
満天青空レストラン、食べ物番組の中では一番好きかも。
宮川大輔が「うま~い。」って叫ぶのがお約束だけど、
変な薀蓄や大げさなリアクションよりもストレートでいいなぁ…。
もう一つ好きな食べ物番組があった。
スカパーのフーディーズTVのB級グルメ天国。
彦麿呂のベタさはさておき、手島優の食べっぷりがいい。
一口の量が彦麿呂よりも多い。
でっかい肉の塊でも一気に行く。
惚れ惚れするなぁ…。
菅●美穂の出てるCM(確か○KIだったと思う。)の歌、
いき●のがかりの「ありがとう」に似てない?
ネットで検索しても「似てる。」って意見が見当たらない。
そう感じてるのは私だけか…。
ウチゴハ●の料理、正直どれもおいしくなさそう。
提供がAの素だからか、簡単にできるメニューが多い気がするけど、
簡単にこんなにおいしく仕上がりますって感じがイマイチ。
あー、手を抜いたらこんなもんだろうなぁって思ってしまう。
名人と紹介されている笠●料理長なる人がテレビ慣れしてきてて、
素人っぽさが抜けない中途半端なノリをするのでムズムズする。
そのムズムズ感が堪らないのでついつい観てしまう…。
Sントリーの50代からの化粧品F●GEって、
富●純子や伊●蘭などを使ってCMしてるけど、
この人たちが綺麗なのはモトがいいのと、
これまでのスキンケアのお蔭だよね。
FA●Eって2010年新発売なので、
この人たちの美しさと関係ないよね。
これまでどんなスキンケアをしてたのか、
そっちの方が必要な情報だと思う。
ま、大抵の化粧品のCMは同じ様なもんだろうけど…。
ACのCMはちょっといいことを云うのが信条だと思ってたけど、
「長い棒に短い棒、支えあったら人になる。」は今更感一杯な気がする。
金八で聞き飽きた、いや、金八のモノマネで聞き飽きたネタだし。
エエ事を云い続けるのって大変なんだろうなぁ…。
めざ●しテレビって何の情報を伝えたいのかさっぱりわからない。
東京ローカルの更に狭いエリアの流行を大々的に取り上げたり、
色んな検証をやってるコーナーなんかも検証になってなかったり、
ニュースコーナーですら、とっちらかったまま進行していくので
「あれ、もう次の話題になってる。」って事もしばしば。
何でオセ●の中●と霊能者の関係について、
街頭で一般人のインタビューをしなきゃいけないんだろ…。
パチンコのCMで大物女性歌手が歌ってるのがあるけど、
段々本格的に歌うモノが減ってきた気がする。
チャイコのピアコンの外しっぷりがネットで指摘されて、
誤魔化しのきく内容に変えてきたのではないかと推測。
しかしどうして「あ、い、う、え、え、それ~、お。」なのか。
「それ~。」はソウルフルなのか。むむむ…。
なんか、ケチをつけてるだけの内容が増えてきて、
感じが悪くなってきたので、このシリーズはこの辺で終わります。
| 固定リンク | コメント (3) | トラックバック (0)
毎朝楽しみにしていたNHKのBSプレミアムの番組
「カシャッと一句!フォト575」がとうとう終了してしまいました。
写真と俳句を組み合わせた第一人者は森村誠一だと思いますが、
親しみやすい形で広めたこの番組の功績も大きいと思います。
写真と俳句の関係ってとても面白く、奥が深いんですよね。
単に写真の説明を俳句がして、俳句の説明を写真がするだけではなく、
ワンクッションもツークッションも置いて繋がってたり、
或いは殆ど関係ないけどイメージだけが何か似てたりと、
いろんな絡み方があって、読み手の度量が如実に出てきます。
個人的にええかっこしいな作品はあんまり好きぢゃないけど、
鋭い切り口やユーモラスな視点で日常を切り出した作品は感心します。
NHKらしいまったりとした感じがよかったんですが、
何で終わっちゃったんでしょうねぇ。
伊集院光のラジオ的な発想がNHK向けにオブラートに包んで
垣間見られてるのも個人的に面白かったんですけどねぇ。
とても残念です。
できればまた復活してほしいなぁ。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
ちょっと前に「聴いていないCDの山」ってネタを書きましたが、
実はDVDの方がもっとひどいことになっておりました。
皆様はご存知でしょうか?
2時間のDVDを観るには2時間が必要だと云う事を。
ここに並んだDVDを短めに2時間と想定して枚数を掛け算すると、
気の遠くなるような時間になります。
実はここにあるのは洋画だけで、邦画や演劇のDVDも
まだまだ観てないのが山のようにあります。
さて、どうしましょう、美佐子先輩。
こうやって並べながらも「面白そうだな。」と思うんですけど、
面白そうな映画ほど、ちゃんと観たいと思う訳でして、
時間的にも気持ち的にもベストな状態が整うまで待とうと考えます。
しかし、そんな機会は滅多にない。
んなもんで、いつまでも観られないと云うジレンマに陥ります。
そして気が付けば、またアマゾンでクリックしてたりする…。
悪循環もいいとこです。
その癖、お手軽なお笑いDVDなどは何回も観たりしてます。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
我が家で毎朝の話題になってるのが、
NHKの「おはよう日本」のお天気のお姉さんの
加藤さんのファッションについてです。
NHKらしい地味で真面目そうな小柄な人なんですが、
その雰囲気と服装が合ってないような気がするのです。
かなりの確率で首から長めのアクセサリーを垂らし、
かなりの確率でリボンのワンポイントが付いてる。
その2つのアクセントがぶつかって
ちょっとうるさい。
ある日それに気付いたら、次の日も、また次の日も…。
それ以来、気になって気になって(笑)。
「あ、今日もじゃらりぼんだ。」って盛り上がってる次第。
あの趣味は加藤さんのセンスなのか
スタイリストのセンスなのか…。
気になって毎朝見てる我が家はNHKの思う壺なのかも。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
MSNのエンタメニュースをみていたら、
「映画ランキング2008 一生観ないかも部門」
ってランキングがありました。
今までもやってたのかどうか知らないんですが、
面白いランキングだなぁって思いました。
「一生観ないかも」ってニュアンスの中には
「つまらない」以外の要素が多分に含まれてますよね。
配役がイヤだとか、原作のイメージが壊れたとか、
殺伐としすぎてるとか、お涙頂戴の展開があざといとか…。
ごくごく私的な印象で「二度と観たくない」って思う訳で、
まあ、それをランキングにしてしまうと結局は
「興行成績が良かったモノの中でつまらない作品」
の集計になってしまう気もしますけどね。
一応集計結果を転記すると、こんな感じなんだそうです。
1. 花より男子ファイナル
2.ランボー 最後の戦場
3.ホームレス中学生
4.カンフー・パンダ
5.崖の上のポニョ
6.セックス・アンド・ザ・シティ
7.アキレスと亀
8.相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン
9.ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛
10.デトロイト・メタル・シティ
映画館で映画を観てないので、全然わかりません。
で、自分に振り返って「一生観ないかも」と云うか
「二度と観たくない」映画は何だろうと考えてみると、
結構あれこれ浮かんできます。
それほど映画には縁がないので観てませんが、
新旧取り混ぜて挙げてみると、こんな感じかなぁ。
■ダンサーインザダーク
ツラ過ぎて二度と観たくないです。
トラウマです。以来、ビョークの唄も聴けなくなりました。
■セブン
陰惨な展開に耐えられませんでした。
フィンチャー、苦手だわ。
■トレインスポッティング
後輩に「ヒューマントラフィック」が好きだと云ったら
薦めてくれた映画なんですけど、
全然違うタイプのラリラリ作品で私にはダメでした。
赤ん坊のシーンは思い出したくもない…。
■トスカーナの休日
ダイアンレイン主演の恋愛モノ。
こんな薄っぺらいストーリーと稚拙な演出でよくもまあ…、
と思って映画批評サイトを見たら、そこそこ評価が高かった。
うーん、私の価値観が狂ってるだけかぁ…。
■Mr.レディ Mr.マダム
わがままなオカマにイラつき通しでした。
実は学生時代のバイトの雇い主がオカマだったんですけど(笑)、
その人に雰囲気とか仕草とかが似てるんですよね。終始、イラッ…。
考えてみるに、他にもつまらない映画なら沢山あるんですが、
上に挙げたモノは映画の出来の良し悪しではなく、
生理的にダメって部分が多々あるんですね。
一方、何度も観てしまう映画って云うのもありますねぇ。
未開封のDVDが山ほどあるのに、いつも同じのんばっかり観てる。
ストーリーなんかは一度観たら、わかってしまいますが、
きっとちょっとしたやり取りや登場人物の表情なんかが
琴線に触れるんだと思います。
人に良い映画として薦められるモノもあれば、どうかと思うモノも。
思いついた順に挙げてみると…。
■ラブアクチュアリー
沢山の恋愛を詰め込みまくってるので、
ラストの幸福感はすさまじいものがあります。
配役も魅力的過ぎる。
■ハイフィディリティ
ジョンキューザックの魅力を淡々と味わえる作品。
音楽馬鹿の気持ちがよーくわかる。
■亀は意外と速く泳ぐ
ここ数年、暇さえあれば流してます。
何も起こらないスパイ映画。
今のところ、三木聡の作品の中で一番好きです。
■プッシーキャット
お馬鹿な映画。絶対に人には薦められません。
レイチェルリークックとタラリードが可愛くてさー(笑)。
タラリードが"幸せなら手を叩こう"を唄うシーンが大好き。
■未来世紀ブラジル
ダークな未来社会を描いた問題作ですが、
映像の一つ一つが素晴らしいです。
やはりテリーギリアムは天才だと思います。
■フィッシャーキング
同じくテリーギリアムです。
最初は不幸な重いストーリー展開ですが、
最後は全ての鬱屈した気持ちが晴れる全裸の仰臥(笑)。
駅でのワルツや病院での"How about you?"の合唱は
一生忘れられない名シーンであります。
■オネアミスの翼
最近はあまり観てませんが、一時、へヴィーローテーションでした。
子供の頃、宇宙に憧れてたワクワク感がこの映画にはあります。
最近のSFはひょいひょいと宇宙に飛び過ぎる(笑)。
森本レオの声も魅力的です。
関西弁で「シロツグラーダットです。」って云うシーンが好き。
■猫が行方不明
もー、この映画は好き過ぎて、面白いのか面白くないのか、
私には説明できません。
いなくなった猫を探すだけのお話。
主人公の女の子もそこそこ綺麗だけど地味め。
その他の登場人物もみんなリアルな普通さ。
これが堪らないんですよね。
一匹の猫探しを通じて、人間関係を温かく描く…、
なんて歯の浮く展開ではないところがまたいい。
やっぱりセドリッククラピッシュは天才です。
■アルナーチャラム
人にはお薦めしないインド映画。
ランバが魅力的過ぎる。
■ギャラクシークエスト
超一流のB級SF映画です。
なぜか何度も観てます。
アランリックマンがカッコイイ。
こんなおっちゃんになりたい。
シガニーウィーヴァーがなぜか可愛い(失礼)。
トレッキーを茶化した様なこんな馬鹿馬鹿しい作品に
お金と才能をつぎ込んだドリームワークスに脱帽です。
■ヒューマントラフィック
観てて腹の底から笑って幸せになった映画。
ドラッグと恋愛とクラブミュージックがこの作品のエッセンス。
ドラッグの善悪とかを云い出すと、それが重い主題になってしまうんですが、
そうじゃなくて、当時のイギリスの若者の価値観で全てを描き切ってるのがいい。
きっとわからない人にはさっぱりわからないと思います。
お薦めしたいけど、お薦めしたくない私のお宝映画です。
とりあえず今回はこの辺で。
またやるかな、どうかなー。
| 固定リンク | コメント (5) | トラックバック (1)
8月19日(火曜日) 晴れ 午後激しいにわか雨
仕事から帰ってきて、明日某所で使う試食品を
20人前分くらい2品作る。
どちらも煮物だったので、作り終わった時は汗だく。
自分の晩飯を作る気力なし。
って事で近所のCASKに呑みに行く。
最近お気に入りのエーデルピルスで
ピッツァマルゲリータをいただく。
ごく薄の生地で口当たり&歯当たりがいい。
バジルの香りもいい。
しかし、今日は軽くビール1杯とウィスキー1杯で
終わらせるつもりだったのに、
結局ビール2杯とウィスキー2杯になってしまった。
ビールが増えたのはピッツァが美味しかったからだ。
ウィスキーが増えたのはマスターが棚の奥から
気になるボトルを2本も出してきはったからだ。
シグナトリのキャパドニック1979-2004
独特の複雑さのある甘い香り。
味の膨らみ方も同質。…だったと思う。もう忘れてるし。
水を入れるとちょっと頼りなくなってしまった。
ウィスキーガロアのリンクウッド1987-2002
香りは華やかだが、味が硬い。
スパイシーと云うかアルコールの刺激と云うか。
呑み干したグラスを嗅ぐとビールの様な麦の香りがした。
そうそう、今日、CASKのマスターのblogを覗いたら、
スガキヤの特性ラーメンが載っていた。
実は私もお昼に同じものを食べてたのでびっくりした。
かつおの香りが立ってる素朴なラーメン。
これを子供の頃から食べ慣れてたら、
時々食べたくなる気持ちはわかる。
今流行の無国籍風ラーメン(ヘリさん命名)よりも
遥かに美味しいと思う。
しかし、スガキヤのラーメンについてくる
不思議な形のスプーンは慣れないと使いにくい。
先割れスプーンの親玉の様な形をしてるのだが、
スガキヤがノリタケと共同開発したオリジナルの
ラーメンフォークなんだそうだ。
ま、そんなこんなで私も一つ歳を取った。
| 固定リンク | コメント (5) | トラックバック (0)
週末、特に何かをやる気が起きず、
CASKに呑みにいった以外は
だらだらDVDを観て過ごしました。
■恋の門
松尾スズキの2004年初監督作品です。
原作は羽生生純で、松田龍平と酒井若菜の主演。
石で漫画を描く芸術家肌の松田龍平と
コスプレ&同人漫画系の酒井若菜のラヴストーリー。
あまり好きな世界感ではないし、
漫画チックな映像表現も好みではないですが、
酒井若菜の演技が好きで何度も観てます。
オタクっぽくブツブツ云ってるのがかなりリアル。
可愛いけど、ちょっとイッてる演技が絶妙です。
■ドグラ・マグラ
夢野久作の傑作小説の映画化です。
実は公開した1988年に劇場で観ました。
こう云う映画に全く興味のなさそうな先輩と行ったら、
「訳分からん。」って文句いいまくりでした。
でも、難解な小説の映像化としては
かなりの出来の良さだと私は思います。
桂枝雀が見事な演技を見せています。
でも万人にはお薦めできない映画ですね。
■宇宙時代特大号
バカリズムこと升野英知の2007年のコント集。
バカリズムらしい「大笑い」以外の笑いが詰まったDVD。
彼の笑いにはムラがありますが、これは傑作ばかり。
ビデオ挿入口にイチモツを挿入して抜けなくなった男が
電気屋に電話を掛ける「ヌケなくて」、
イニシャルトークで日本史を授業する「NHSNJG」、
野球用語でエロ小説を朗読する「野球官能小説」、
常軌を逸した涙もろさを描いた「泣き男泣く」、
フリップ系の不条理ネタ「トツギーノ」など、
どれも高いクォリティの作品ばかりです。
DVDのパッケージがコレなので、躊躇してしまいますが、
中身は凄いですよ。バカじゃありません。
■コントの人
エレキコミック+ラーメンズの片桐仁による
エレ片のライヴDVD。4作目にして最高傑作。
どのコントも出来が無茶苦茶良いです。
3人によるコメンタリーも楽しくて、
ON/OFF、どっちで観ようか、いつも悩みます。
■ダブリンの鐘つきカビ人間2005年版
片桐仁繋がりで後藤ひろひと×G2の2005年の舞台作品を。
長らく未開封でほったらかしにしてました…。
「ダブリン」は2002年の別キャスト版もありまして、
個人的には全体としては2002年の方が好きかなぁ。
2005年の片桐仁&中越典子よりも
2002年の大倉孝二&水野真紀の方がしっくりきました。
但し、旅人の勇者役に関しては、
2002年の遠藤久美子よりも2005年の土屋アンナの方が
遙かにカッコよかったですね。
■人間風車2003年版
これも後藤ひろひと×G2の舞台DVD。
怖い怖いと聞いてたので、ずっと観てませんでした。
全く売れていない童話作家の物語です。
公園で子供にする童話は救われない内容ばかり。
努力しても報われない話とか、人を信じて村が全滅する話とか。
その作家が女優に恋をしたとたん、傑作を生み出す。
しかし、その作品が様々な人を巻き込み…。
怖いけど素晴らしいストーリーでした。
永作博美×入江雅人×河原雅彦は役柄にぴったり。
これは何度も観てしまいそうな作品です。
■人間風車2000年版
こちらのキャストは斉藤由貴×生瀬勝久×阿部サダヲ。
これもぴったりのキャストなんですけど、
2003年版を観た後だと、やや弱いかなぁ…。
って云うか2003年版が嵌り過ぎてるんですね。
■12人の入りたい奴ら
後藤ひろひと×G2の舞台DVDが続きます。
高いセキュリティシステムを備えたビルに
入れなくなってしまう人々のお話。
みんなそれぞれに事情があり、
勝手気ままに自分の権利を主張して大騒ぎ。
ドタバタ的な前半からパニック的な後半に展開しますが、
やや無理矢理感と予定調和感が気になるかな…。
とは云え、とても面白い作品。
■止まれない12人1998年版
またも後藤ひろひと×G2作品を。
これも2ヴァージョンあるんですが、こちらの方が好き。
明らかにキャストの差です。
わかぎえふ、山西惇、三上市朗、川下大洋の演技がいいなぁ。
シュープリームエクスプレス雷神号開通の特別試乗の
1号車で巻き起こる様々なハプニングとコネタ(笑)。
後半のパニック的展開はやや力技っぽいですけど、
ま、それが後藤ひろひとらしいと云えば、らしい。
■ガラガラ
一気に毛色を変えて、立川志の輔の創作落語です。
寂れかけてる商店街の福引を盛り上げるべく、
大奮発して1等に世界旅行を用意したのはいいが、
手違いで1等を7本も入れてしまった。
商店街の存亡をかけたドタバタ落語です。
無茶苦茶面白いです。
■落語笑笑散歩 隅田川下り遊々
このシリーズ、江戸で3本、上方で3本出てます。
落語ゆかりの地を巡る映像に加えて、
落語が3本入っていると云う超お買い得DVD。
特にこの三遊亭竜楽の巻を一番よく観てます。
「片棒」「堪忍袋」のネタがとても面白い。
■江戸東京名所百景 夏篇
歌川広重の「名所江戸百景」は凄いと思います。
遠景と近景が大胆に配置された構図は度肝を抜かれます。
広重の描いたそれらの風景が今はどうなっているのか
昔と今を比較しながら東京の名所を巡るDVD作品。
結論的には「それほど風情は残っていない」んですが、
それなりに東京の街をぶらぶらしてる感じが味わえるので、
結構何度も観ています。
とりあえずこんなところで。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
映画って観ると面白いのはわかってるんですが、
どうしても2時間近い時間を拘束されるので、
なかなか手が伸びません。
まだ観てないDVDが沢山あると云うのに、
ついつい手軽なバラエティや落語のDVDを
繰り返し繰り返し観てしまう…。
今日は珍しく映画な気分だったので、
かなり前に買った未開封DVDに手を付けました。
■ミラクルペティント
1998年のスペイン映画です。
出てくるヤツは全部イカレてます。
やや悪趣味とも思える登場人物のケッタイさがこの映画のキモ。
奇妙なシーンの連続ですが、それらがやがて結びついて、
一つの話になっていきます。
楽しめるか楽しめないかは観る人をかなり選びそう。
個人的にはスウィートスポットからはチョイ外れてました。
やたらと人が潰れ過ぎ(笑)。
■図鑑に載ってない虫
2007年の三木聡作品。
三木聡流のコネタ満載の映画です。
でも個人的にはやや「?」な作品でした。
何だか三木聡モノ独特のユルさがない。
第一印象で感じた伊勢谷友介と松尾スズキの
親和性の悪さが最後まで影響して
常連俳優までぎくしゃくしてる感じでした。
この後、「亀は意外と速く泳ぐ」を観たら、
やっぱり面白かった…。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
「スパイス・イン・ザ・バスケット」
水野美紀×山寺宏一
「結婚相談所」
真中瞳×片桐仁
「兄への伝言」
YOU×生瀬勝久
それぞれライターも違うので
雰囲気も全く異なりました。
私は2つ目の「結婚相談所」が一番良かったです。
片桐仁のキャラとぴったりの役柄で、いい味出してました。
彼以外のキャストは考えられません。
真中瞳もモーレツな熱演です。
ちょっと気になったのはYOUの演技。
うーんと…、これでいいんでしょうか?
感情が篭ってない口先だけのセリフまわし。
シティボーイズの「NOTA」とか、
いとうせいこうの「空飛ぶ雲の上団五郎一座」では
それがいい味になってたんですけど、
現実味を帯びた設定では
一本調子で大根っぽく感じられて…。
あの声が原因かなぁ?
そう云えば、最近、水野美紀をよく観てます。
凄くいい女優さんだなぁと思います。
「開放弦」の舞台を生で観て以来、気になり続けてます。
この「スパイス・イン・ザ・バスケット」では、
自由奔放で身勝手だけど、何でも本音で喋る女性を演じています。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
昨日、15年ぶりに映画館に行ってきました。
家から歩いて5~6分のMOVIX仙台へ。
浦島太郎的感想で申し訳ありませんが、
今の映画館って快適なんですねー。
館内は綺麗だし、ネット予約できるし、座席指定だし、
ゆったりしてるし…。
そして何よりも座席の段差が大きいのが嬉しいです。
昔の平べったい映画館だと
座高の高い私は肩身の狭い思いをしてましたから。
って事で公開終了間際の「THE有頂天ホテル」を観て
有頂天で帰ってきたのでした。
こんな事ならもっと早く利用してればよかったなぁ。
ほん近所にこんな立派な映画館があったとは…。
ああ、もったいない。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
「となりの」と云えば…、トトロ、ですよね、普通は。
でも、私にとっては、今、サインフェルドな訳ですよ。
えっ?百太郎?…それは「うしろの」です。論外。
アメリカのTVドラマでは、
「24」とか「トゥルー・コーリング」あたりが人気の様ですが、
文科系、草食動物系の私としては、ハラハラドキドキよりも
ユルイほのぼのコメディの方が性に合います。
だから「となりのサインフェルド」(原題:Seinfeld)。
雑誌で読むまで、全然知らなかったけど、
「アメリカで4人に1人は見てる。」
と云うコピーに乗せられ、買ってしまいました。
観たら、ハマるハマる。
サインフェルドとその友達の日常的なドラマ。
「あー、わかるわかる。」
って感覚の親しみやすい笑いに溢れてます。
原題にはなかった「となりの」をつけた人、
エライ。
買わなくてもいいので、レンタルで、是非。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
イチビリもイキリも全国区の言葉ではないので、
関西方面の方以外はわからないと思います。
イチビルはオドケル、フザケルに近いのですが、
殆ど好意的な意味には使われず、
「エエ気になっとる。」と云う意味が込められてる感じですか。
例えば、法事か何かで親戚一同が集った時などに、
テンションが上がった子供がひたすらオドケ続け、
最初ニコニコ見ていた大人も、しまいにはムカつき始める状況。
一方、イキリはエエカッコシイの事です。
関西で広く使われる言葉なのかどうかは知りません。
私の住んでいた神戸や西宮ではよく使っていました。
関西人はエエカッコシイが嫌いです。
いくら速水もこみち級のイケメンでもカッコつけるヤツは嫌われます。
だからこのイキリにも敵対的なニュアンスが含まれています。
何で突然こんな事を書いたかと云いますと、
最近テレビでコイケヤのポテトチップスのCMで、
コイケくんのおねだりダンスってのを観て、
「これはイチビっとるわ。」
と思ったからです。
なんか負の琴線に触れるモノがあるんですよね、このダンスと笑顔。
腹が立つんではなくて、やっぱり「何、イチビっとんねん。」ってニュアンス。
皆さんもコイケヤさんのウェブサイトでイチビリを体感してみてください。
って、コイケヤさんに怒られるぞー(笑)。
http://www.koikeya.co.jp/potatochips/index.html
ポテトチップスの最高峰は、コイケヤののり塩だよねっ!(フォロー)
| 固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0)
私は、あまりアニメって好きじゃないです。
別に表現方法としてのアニメーションが嫌いなのではなく、
アニメと云う日本文化が肌に合わないからです。
あまり云うと、夜道が怖い事になりそうなので割愛しますけど、
先日、フランスのアニメ
「ベルヴィル・ランデブー」を観て
打ちのめされてしまいました。
キャラクターの異様なデフォルメ、
奥深い色遣い、
シュールで突拍子のないストーリーetc.…、
絶対に日本人の感覚では
思いもつかないエッセンスが満載なのです。
映画でも、フランス人独特の感覚に
クラクラとめまいがする事は良くありますが、
アニメだと制約が取っ払われて
更にエライ事になっているのです。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、
おばあちゃんと孫がツールドフランスを目指す話。
そう書いてしまうと、サクセスストーリーものみたいですが、
とんでもない展開をしていくんですってば!
映像、音楽、ストーリー、どれをとっても、もう、これはアートですわ。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
お盆に実家に帰った時、
10年以上ほったらかしだった部屋を
色々ほじくりかえしてみたら、
凄いモンが出てまいりました。
昔、深夜にやってた
「TV広辞苑」
「現代用語の基礎体力」
「ムイミダス」
のほぼコンプリートのビデオです。
友達のNっかんからの借りパチです(爆)。
生瀬勝久(槍魔栗三助)、川下大洋(ハリケーンバンビ)、
上海太郎、升毅、古田新太、羽野亜紀、立原啓介etc.…、
(順不同敬称略)
当時若手だった劇団そとばこまちや新感線のメンバーが中心になって
かなり好き勝手にシュールな笑いを展開。
今じゃ絶対に放送できない様な内容も。
この読売テレビの深夜枠は秀逸な番組が多かった記憶がありますね。
古くは「どんぶり5656」「なげやり倶楽部」など
笑いで衝撃を受けたのは初めてでした。
竹中直人、シティボーイズ、中村ゆうじ等が出演、
変なコントを書いた人として、中島らもの名前も出てました。
最近はお笑いのDVDが良く売れている様ですので
是非ともこれらの番組をコンプリートボックスで発売して貰いたいです。
| 固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0)
ラーメンズの小林賢太郎の
「PAPER RUNNER/(VAP)」の中で、
売れるマンガのセオリーって話がありました。
------------- 8< -------------
才能はあるけど無鉄砲な主人公がいて、
正反対の性格を持ったライバルがいる。
主人公が憧れるヒロインとの間の恋愛は
なかなか進展せずに読者をやきもきさせる。
その際、読者の性欲を程よく刺激できりゃいいので、
ヒロインの女同士の友情などを描く必要は一切なし。
あと、事態を達観できる謎の老人的キャラがいると
物語が展開しやすくなる。
主人公とライバルは衝突を続けるが、
やがて主人公が成長して和解し友情が芽生えていく…。
------------- 8< -------------
とまあ、こんな感じの内容だったと思いますが、
さもありなんって感じですね。
ま、上のパターンが全てじゃないけど、
分かりやすい性格付けをした方が
メリハリが出るし、読者の感情がぐぐーっと動く。
現実社会はそんな単純なモンじゃないけど、
勧善懲悪の大活劇なんて嘘臭いモノを描こうとすると
単純化しないと物語が成立しない。
だって、雑魚の様に倒されていくショッカーの戦闘員が
寄宿舎の狭い部屋の壁に娘の写真を沢山貼ってて
今朝奥さんに手紙を書いてから戦闘に出てきた…、
なんてシーンを挟んだりしようモンなら、
観てる側の感情が千路に乱れる事でしょう(笑)。
映画はマンガや小説と違って2時間弱の制限の中で
全てを描ききらなければいけないって事で
これまた大変です。
長い小説ならじっくり物語を展開させたり
伏線をさりげなく忍ばせる事も容易いですが
映画の場合は気をつけないと、わざとらしくなったり、
映画ファンから予定調和だと酷評されたりします(笑)。
かと云って、セオリーを無視しすぎると、
やっぱり観てる人間に伝わらないでしょうしねぇ。
そんなこんなで最近映画を観すぎて
感覚が鈍化してるところだったんですけど、
1999年のイギリス映画「ヒューマントラフィック」を観て
ホント、心底楽しませていただきました。
ドラッグとSEXとクラブミュージックのひどい内容なんですが
登場人物がエエやつばっかりで、彼らの馬鹿笑いにつられて
一緒に笑い転げてしまう。
映画のセオリーだとか、奇抜なストーリーとかを考えてたら
こんな映画は作れないと思います。
案の定、ジャスティンケリガンって監督、当時25歳だったとか。
このセンス、タガが外れてますわ。能天気。
興味を持ったので、他にも観たいと思って調べたんですけど、
どうやらまだ次回作は作られていないみたいです。
「次は父と子の絆の映画を撮りたい。」って、
インタビュー記事は見つけたんですが…。
って事で、今回もどうでもいいような映画雑感でした。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
映画スキルの浅い私は、友達の薦めやサイト情報を元に
かつてない程、沢山の映画を家でシコシコと観ております。
特に映画批評空間やallcinemaの評価が非常に参考になるのですが
あくまでも一般的な評価なので、ポイントが高いからと云って
必ずしも自分に合うとは限らない事を体感しました。
あまり悪い事は書かないのが信条なのですが、
ダイアンレイン主演の「トスカーナの休日」を観て
色々思うところがあったので、今回はお許しください。
ちなみにこの映画、上に挙げた2つのサイトで
かなり評価の高い作品であります。
ダイアンレインが離婚の傷心旅行で訪れたイタリアで
衝動的に古い家を買って暮らし始めると云う話。
そこで暮らす人々との出会いが彼女の心を癒していく…。
と、ストーリー的にはかなり好みだし、
予告編で観た映像がとても美しかったので、
凄く期待したんですけど、見事に肩透かしを喰らいました。
何だか全てが薄~いのです。
それぞれのシーンで伝えようとしてる事が伝わってこない。
って云うより、常套句の様なシーン設定が災いして
観客の感情を操作しようとしてるあざとさだけが伝わってくるんです。
例えば、急に子猫を出してきたり、子供を出してきたり、
青臭い若者の恋愛を出してきたり…。
物語に膨らみを持たせる筈のサイドストーリーまでもが
どれも中途半端で世界観が広がっていかない。
はぁ?って感じです。
更には、アメリカ的なダイアンレインの表情やゼスチャが大味で
傷心の女性には見えませんでした…。(ファンの人すみません。)
別に恋愛や人生のドロドロを描いて欲しいって訳じゃないですけど
ストーリーの中で触れないところに「色々あるんだな。」と
想像させるような世界の広がりが全くないのもどうかと…。
同じ日にもう一本「サイドウェイ」と云う映画を観ました。
結婚前に最後の花を咲かせようとヤリ逃げ目的の大味男と
離婚後も未練たらたらで何をやってもうまくいかないダメ男が
二人で旅行をする話。
そこで女性と出会い、恋が生まれて…、
と予想通りの展開なのですが、
それぞれの人物像が上手に描けてて、
こちらは楽しめました。
ダメな男のワインへの拘りを軸にして
彼の嫌な面、繊細な面、弱い面、優しい面などを巧みに表現してます。
知らず知らずの内に感情移入して応援してました。
珍しく辛辣な意見も書いてしまいましたが、
同じ日に観た二つの映画でものの見事に好き嫌いがわかれ、
偶然にも共通点のある作品だったので、何か面白かったんです。
どちらも離婚の傷心がテーマだし、旅の中での出会いを描いてるし、
かたやイタリアの美しい情景、かたや葡萄畑の大らかな情景、
どちらにもサンドラオーって中国系アメリカ人の女優が出てるし…。
気を悪くした人がいたらごめんなさい。
私の映画のツボがズレてるってだけの話ですね。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
世間がスターウォーズで盛り上がってる中、
やっとこさMr.インクレディブルを観ました。
またも呑みに行った帰り終電を逃し、
タクシーで嫌な顔をされないように
万札を崩す目的でコンビニで購入。
前に同じパターンで買ったモノには
「スウィングガールズ」がある。
思わず2回続けて観てしまいました。
無茶無茶面白い~!
ネタバレになるので詳しい事は書きませんが、
根っからスーパーヒーロー魂と
アメリカ的な家族の絆を描いた
発火寸前まで心温まる作品。
個人的には3DCGをちょこっと齧ってるのでそっちの方でも感動しまくりました。
服のシワとか水とか海とか炎とかはプラグイン次第なんだろうけど、
一番「ををー。」っと思ったのは、濡れた髪や服の質感やアニメーション。
むむむ、どう云う設定にしてるんだろう…。あのリアリティは凄い。
大嘘つきのフルCG映画「トロン」から20余年。
とてつもなくテクノロジーが進歩した事を実感。
すみません、ニモとか他のピクサー作品もちゃんと観る様にします。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (1)
丸くって小さくて三角なのは
サクマのいちごミルクと
相場は決まっていますが、
この右の画像の
白くて大きくて三角なのは
一体なんでしょう?
答えは、今までで一番フィットした
DVD観賞用のクッションです。
ホントならオットマン付きの
立派なAVチェアが置ければ
幸せなんですけど、
何しろ10畳しかないワンルームゆえ、
制約が大きい。
しかも部屋の配置の関係で
スクリーンが少し見上げる位置にあるので
座るでもない、寝転ぶでもない、
中間くらいの姿勢を保つ必要があるのです。
今までグランドマンボウとかモコを
愛用していたのですが、
もっと手軽なクッションを見つけました。
それが上の画像の三角のヤツなのです。
買ったのは近所のショッピングモールに入ってるone'sって店。
サイトを見ても、このクッションが見当たらないので
ひょっとしたらもう生産中止なのかもしれません。
そう云えば見切り価格で売られた気がする…。
写真だけだと全体像が良く分からないかもしれませんけど、
牛乳の三角パックの様な形をしてます。
って今の人は三角パック自体を知らないかもしれないので
試しに3DCGで簡単な動画にしてみました。→コレ
もたれるとちょうどいい傾斜がついて、
長時間のDVD鑑賞にも耐えられます。
これをデザインした人がそこまで考えて
作ったかどうかは知りませんが、
ホント、良い買い物をしたと満足しております。
でも、この微妙な角度を必要とする人があまりいないから
生産中止になったって話も?
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
中学か高校時代の雑文が残っていて、
それには、こんな事が書かれてました。
「純文学はオチがない小説だ。」
なんか笑ってしまうような浅~い意見だけど、
あながち間違ってるとも云えない気がします。
その頃、私は星新一とか筒井康隆に嵌ってたので
ラストのどんでん返しに期待しながら
ストーリーを追いかけて読むのに慣れてたんですね。
それが次第に純文学にかぶれはじめて、
遠藤周作、安岡章太郎、安部公房、吉行淳之介、
倉橋由美子などを読む様になってきました。
少年しほたつ君がそれらを理解してたかどうか
今考えるとかなり疑問ですが、
背伸びして色々感じ取ろうとしてたのは確かです。
そんなこんなで映画の話。
私の性根はその頃とあまり変わってないみたいで
観る映画にも同じ様な癖が出てきました。
楽しい映画とか面白い映画も好きですけど、
ゆっくりと気持ちが動かされる様な作品が好き。
巧妙なストーリー展開より、心象を如何に描くかに興味がある。
とは云え、あまりに悲しいエンディングは
観た後、生活に支障が出るので避けたいところだけど。
先日観た「靴に恋して」は魅力的な作品でした。
バラバラな幾つかの物語を次第に絡み合わせていきながら
壊れかけの愛とかつらい恋に一条の光を見出していく、
云わば「不幸版ラブアクチュアリ」的内容(笑)。
凄く嵌りました。映像表現も極上。
また、ラックの裏の暗闇から救出された
「アンダーグラウンド」は正に穴ぐらの物語でびっくり。
ネタばれになるので詳細は割愛しますけど、
戦争の同志の奇想天外な物語。
重いテーマを、過剰とも思えるコミカルな演技で
アイロニカルに描いています。
DVDが普及したお陰で、世界各国の佳作、秀作が
すぐ発売される様になって俄然興味が出てきました。
問題は時間とお金が幾らあっても足りない事。
せっかくオーディオ病が癒えたところなのに、
また新たな病魔に蝕まれてしまった…。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
みうらじゅん原作、
田口トモロヲ監督の
「アイデン&ティティ」を
もう何度か観ています。
田口トモロヲ初監督作品だし、
主役の峯田和伸は新人だしで、
良く云えば瑞々しい、
悪く云えば素人っぽい雰囲気(←変換できた)
が漂ってる。
人に薦めて酷評されたら嫌だから薦めませんが、
個人的にかなり(発音注意)好きな映画です。
観てる人に感じ取らせないといけない事まで
主人公の独白やライヴのMCと云った形で
喋らせすぎてるのがちょっと気になりますが、
元々メッセージ性の強い漫画だっただけに仕方ないかも。
アイデンティティのない日本でアイデンティティのない環境で育った主人公が
ロックで何を表現すべきなのかを苦悩し続けています。
60年代は、とやかく主張する事がふんだんにあって、
音楽(と云うより歌詞でしかないんだけど)で表現するネタには
事欠かなかった訳なんですが、
70年代以降、恵まれた時代の、中流階級の家庭に生まれてきたんじゃ
何を声高に叫んでも、嘘っぽいし、薄っぺらい。
山田五郎氏の言葉を借りれば「ぶち当たるべき壁がない」時代なのだと。
何もそれはプレイヤー側だけの話じゃなくて、聴き手にも云えますよね。
2005年の今、60年代の音楽を聴いたところで、
果たして本当の意味がわかるかどうか…。
だから、日曜の朝のスーパーの店内で"I Shot the Sheriff "が流れてる様な
ケッタイな事になるのであります(実話)。
そんなこんなで色々考えさせられる映画でした。
ロックに興味のない人でも、「ロック」を何か他のモノ
(キレイゴトで云えば「人生」なんてどう?)に置き換えてみたら
共感を得られる映画なんじゃないかと思います。
んでもって、同じ様なロックバンドネタで
「スティル・クレイジー」って
イギリス映画を観たんですけど
「アイデン&ティティ」に比べたら、
薄~い映画です(笑)。
解散したバンドを中年オヤジになってから
再結成しようと云うよくあるストーリー。
面白かったんですけどね。
人に薦めるならこっちを薦めます。酷評されても平気だし(笑)。
主役のヴォーカリストを演じているのがビル・ナイ。
そう、「ラブ・アクチュアリ」の老ロック歌手。
なるほど~、そう云う関連ネタだったのかー。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
NHKの朝ドラは、今までちゃんと見た事なかったんですが、
今やってる「ファイト」、面白いですねぇ。
朝ドラ史上最低の視聴率でスタートしたらしいですが
これは一連の不祥事に起因するNHK離れが原因であって、
ドラマの良し悪しとは関係ない事でしょう。
私が観始めたきっかけは「スウィングガールズ」で関口役を演じていた
本仮屋ユイカがヒロインを務めてたからなんですが、
いやー、すっかり嵌ってしまいました。
ストーリーの面白さもさることながら、キャストが絶妙なんですよね。
主役の本仮屋ユイカは可愛いし(関口と全然違う魅力)、
お母さん役の酒井法子は更に可愛い。
友達曰く「ノリピーがお母さんやったら、魔の刻になるで。」(笑)。
弟役の子役も素直で家族思いって感じが良く出てるし、
お父さん役の尾形直人は真面目で頭が堅い父親像を見事に表現。
旅館の女将の由紀さおりは演技もさる事ながら、歌声がこれまた素晴らしい。
児玉清はまさに温泉の様に温かい愛妻家の旦那を演じる。
ふっきれた演技でひょうきんな若女将を演じる三原じゅん子はダークホースだ。
二ヶ月を過ぎ、既に話はかなり進んでいますが、
公式サイト「連続テレビ小説ファイト」でこれまでのあらすじがわかりますので
今からでも十分楽しめると思います。
更には次の週のあらすじまで細かく公開されてますので
ウェブサイトだけみててもいいかもしれません(笑)。
他にヒロインの成長にスポットを当てた「2005ユイカな日々ファイト」も必見。
さぁて、これからどうなっていくのか楽しみであります。
できればあまり波風立たず、
平穏無事にみんなが幸せになってくれる事を望みます。
ま、それじゃ面白くないか…。
しかし、仙台では朝8:15からの放映ですので、
サラリーマンが観る事を否定してるとしか思えませんねぇ。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (3)
ここ数ヶ月、人生の中で一番映画を観ています。
とは云え、劇場へ足を運んだのは、もう遥か昔でして、
最後に映画館で観た映画は、なんと「ゴースト」(爆)。
「やっぱり映画は劇場で観ないとねー。」
って云うのが正論だと思いますけど、、
どうも周りに人がいると集中できないし、
座高が高いので椅子に深く身を沈めていると
だんだん腰が痛くなってくるし…。
って事で専ら自宅でDVD。
どう云う訳だか、私の呑み友達は映画好きが多い。
酔ってる筈なのに、タイトルだの俳優だの、
スラスラと固有名詞が出てきます。
あまりにみんなの会話についていけないので、
つきあい半分で映画を観始める事にしました。
それで色々観てるうちに、
自分なりの映画のツボが掴めてきました。
まず、バンバン人が死ぬのはダメ。
血が出るのはダメ。
怖いのはダメ。
下品なのはダメ。
過激なのはダメ。
派手なアクションよりも、ちょっとした心の動き。
デジタルよりもアナログ。
ハリウッド的な映画よりもヨーロッパ系。
あ、これって音楽の趣味と傾向が同じかも。
「最初から最後まで大した出来事もなく、
ちょっとづつ嬉しい事があってさ、
平穏無事に物語が進んで行く映画ってないかな。」
って、私が云うと、みんな口を揃えてこう云います。
「きっと、それって面白くないと思う。」
そうかなぁ…。
って事で、レンタル屋の苦手な私は、
CinemaScopeやAllcinemaで情報を得ては
amazon.co.jpや@tower.jpあたりで
せっせとDVDを購入。
そんでもって、週末は映画三昧。
それなりに語れるくらい観たら
「ボクは学生時代、映画研究部だったからさー。」
なんて、エラそーに過去を捏造してみようと思います。
| 固定リンク | コメント (4) | トラックバック (0)
つじあやのさんのトコのblogに
「青山から富士山が見える」って話が書かれてました。
そうなんですよね。
私も関東に住んでた頃、冬の空気の澄んだ日に
埼京線の戸田公園駅から遠くにうっすらと見える綺麗な山を見て
ずっと悩んでた事を思い出しました。
「あの、富士山みたいな山は一体何なのだろう?
関東平野にあんな山あったっけ?習てないぞ。」って。
まさかこんなところから富士山が見えるなんて思わないから
しばらくは恥ずかしくて誰にも確かめられずにいました(笑)。
ある日、後輩に恐る恐る「あれって、富士山なん?」って訊ねると、
「そうですよね。どう見ても富士山ですよね。」
と、そいつもずっと気になりながら、誰にも訊けずにいた事が判明。
考えてみたら昔は高いビルもなくて、空気も綺麗だったから、
かなり遠くからでも見えたらしいですからね。
地名に残る富士見台とか富士見が丘とか云うのは
昔、そこから富士山が見えた名残だとか聞いた事があります。
で、昔から山は信仰の対象だったり、人々の誇りだったりした訳で、
それが高さの基準を満たさないと云う理由から
「山」ではなく「丘」に格下げされたりなんかしたら大変です。
地図に山と記されるか、丘と記されるか、
よその人間にはどうでも良いような事で
地元の人々と測量士の間に繰り広げられるドタバタを描いたのが
ヒューグラント主演の「ウェールズの山」であります。
大作ではないけど、ちょっとイイ映画です。
そう云えば、私が通ってた西宮市の苦楽園中学の裏には
ゴロゴロ岳って山がありました。
高さが565.6mだから、そう呼ばれたらしいんですが、
もし新たに測量した結果が560.0mしかなかったら
近所の人は土を盛るだろうか?
それとも「ゴロー岳」に改名するのだろうか?
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
最近のコメント