私が云うまでもなく、食品を取り巻く環境は
様々な歪みが露呈してきました。
メーカー側の不正などがマスコミの槍玉に挙げられてます。
不正をしたメーカーを庇う訳ではありませんが、
メーカーに負担を掛けているのは、
大手スーパーなどの流通と消費者の無知だと思います。
食品は腐って当たり前です。
それを安全に供給する為に食品添加物が決められてます。
ところが昨今では食品添加物が悪者の様に扱われてる。
もし食品添加物を使わないと賞味期限が短くなります。
短くても自然なモノがよいと云う意見もわかりますが、
賞味期限が短くなると、メーカーの負担は更に増大します。
実は商品をスーパーに納める事のできる期限と云うものが
チェーン毎で決められていて、それがとても短い。
例えば賞味期限が6ヶ月の食品があったら、
大手に於いては賞味期限の1/3で切ってるところも多いです。
となると、作ってから2ヶ月で販売できなくなります。
メーカーはロスを避ける為にできるだけ計画的に生産しますが、
それでも店納期限が短くなればロス率は増えて当たり前です。
しかも、大手スーパーほど大量販売を武器に
納価を値切ってくるため、メーカーにとっては利益が薄い。
そうなると原材料を安くで抑える必要も出てきて、
最終的には過剰な安全基準を守るために、
消費者の口には質の高いものが入らなくなるジレンマも生じます。
消費者に対して食品添加物の啓蒙をしないで、
ただ賞味期限を厳しくしていていいんでしょうか?
この自給率の低い日本で大量の食品を無駄にする行為を
続けていく事に不安を感じます。
お客様は神様です、って持ち上げるだけではなく、
過剰サービスは罪悪と考え、適切な対応をすべきだと思います。
そして、もう一つ、消費者が買って帰った食品を
ちゃんと賞味期限以内に使っているのかと云う疑問。
買ってくるまでは日付を気にする割には
家での日付管理はいい加減な人も多いと思います。
自分が買ったモノは「捨てるのはもったいない。」と思うのなら、
流通段階で無駄になっているモノにももったいないと云う意識が
あってしかるべきではないでしょうか。
えー、シリアスな前置きはこの辺りにしましてー、
実際にウチの冷蔵庫や調味料棚の賞味期限が
どんな状態になってるのか、調べてみる事にしました。
その結果、驚愕の事実が浮かび上がってきました。
一番気になる冷蔵庫内から。


ジャム2本。
2004年3月27日と2005年10月11日。
糖分が高いと腐りはしないと思いますが、
最近のジャムは甘さ抑え目だったりするので
危ないかなぁ…。
次はどこの家にもある海苔のつくだ煮。

賞味期限2005年3月25日。
ラベルが剥がれてるので不安。廃棄。
韓国の調味料サムジャン。

2005年4月1日だけど、今でも時々使ってます。
大丈夫です。


左がバジルペースト。でました1999年9月。
変な油が浮いてました。廃棄。
右がケーパー。2002年9月17日。
殆ど使い終わってますが、液が濁ってる。廃棄。
冷蔵庫は引越しの時に捨てたりしてるので
まだ比較的新しかった様です。
それでも1999年モノが出てきましたね。
次は乾物関係に行ってみましょう。
この辺りの食品は「日持ちする。」って認識があるので、
賞味期限管理はユルユルの可能性があります。


左はフルーツグラノーラ。2007年3月16日。
急にシリアルが食べたくなって買ったんですけど、
それ一回っきりで棚の奥に眠っておりました。
賞味期限が切れて1年経ってますが、
「あ、新しいやん。」って思ってしまいました。
感覚が麻痺し始めてます。
開封済で湿気てたので、廃棄。
右は味の素のほんだし。2004年2月29日。
手抜きする時以外はちゃんとダシを取る方なんで
この手のダシはあまり使わないんですけど、
実家のオヤジが送ってくるんですよ。
親の思いやりだと思うと古くても捨てられないです。


粉モノ2つ。
左は完粒粉、2003年3月4日。
こんな特殊な粉、滅多に使わないので棚に眠り続けて5年。
そして、右。出ました、前世紀の粉。
重曹、1995年11月30日。今回、最も古い物件。
腐る訳もないだろうと云う事で残留決定。
次は海苔・茶関係にいきます。
この辺りは使用頻度が少ないので大物が期待できそうです。


左、永谷園のお茶漬け海苔、2005年5月21日。
比較的新しいんですが、きっと食べないので廃棄。
右、ジャスミン茶、未開封。2003年4月30日。
自分では買わないので貰い物だと思われます。
原産地「中国」を見て、思わず廃棄。


お茶はここに載せてる以外にも3年もの、4年ものがゴロゴロ。
左は2002年01年18日と6年以上経ってますが、
密封性が高そうだったので残留です。
一方、右は2004年3月24日と新しいものの
(新しくないってば)、袋が汚いので、思わず廃棄しました。
それからコーヒー関係。
レギュラー豆は回転が良いのですが、


インスタントコーヒーは飲まないので
未開封のまま眠っておりました。
左、1999年8月16日
右、2000年2月。
その他、海苔・茶関係は表示がないものがありました。

別途記載と書いてありますが、どこを探してもありません。
剥がれてしまったのかな?

「外箱裏面に記載」って云われても、外箱は捨ててるって。
これは今の法律ではアウトじゃないかなぁ…。
次は調味料関係です。
実はここが一番ひどかったです。


花椒塩、2001年12月27日。
クレイジーソルト、2004年5年1日。
こう云った「合わせ香辛料」はやっぱり使いづらい。
試しに買ってみるものの、殆ど使わないまま、棚に眠る。

ローレル、2003年8月19日。
私の誕生日を発見。そんだけー。
ハーブ、スパイス系は軒並み前世紀モノ。




カルダモン、1998年5月19日
ジンジャー、1998年2月18日
オールスパイス、1997年11月13日
セージ、1997年8月10日
カルダモン、1997年5月8日
エルブドプロバンス、2000年2月17日
八角ういきょう、1997年11月20日
タイム、1997年9月5日
五香粉、1997年10月18日
オニオンソルト、1998年8月22日
クローブ、1997年11月13日
ナツメグ、1997年10月12日
香辛料を集め始めた時期がよくわかります(笑)。
しかし、ナツメグとかカルダモンとか五香粉は
普段の料理で結構使ってるんですが、
使用量が少ないので全然なくならないのですね。
それでも香りが残ってるのが凄いです。
それから醤油・油系です。


左、香辣油、1996年2月9日。
香りのよい辣油と聞いて買ったけど、
結局、普通の辣油ばっかり使ってました。廃棄。
右、ナンプラー、2003年8月29日。
元々独特の臭みがあるので、
匂いを嗅いでも、大丈夫かどうかわからず、廃棄。
油関係は容器が過酷な状況に晒される事が多く、

賞味期限表示が消えてしまってるのもありました。
お酒関係も回転は速い筈なんですが、
唯一こんな逸品が出てまいりました。

2002年のボジョレーヌーヴォです。
実は前世紀のボジョレーもあったんですが、
先日廃棄してしまいました。
って事で、過去最長とも思える記事を書き連ねてしまいました。
こんなに無駄な買い物をしていたのかと猛省しているところです。
皆様も一度、食材の賞味期限をチェックしてみては如何ですか?
とんでもないモノがゴロゴロ出てくるかもしれませんよ。
