ジャズ

January 15, 2017

我が子のためのコンピレーション その5

我が子のためのコンピレーションの第五弾は
いよいよジャズです。
子供が飽きないように出来るだけ五分以内の演奏を、
と思ったのですが、さすがにその縛りは厳しく、
最長で約七分の曲も入っています。

私の好みも多々反映させているものの、
一応、古いじゃずから新しいジャズまで、
聴きやすいものを集めたつもりです。
今回はピアノ中心のセレクトとなっています。

01 ナウズ・ザ・タイム/モンティ・アレキサンダー
02 シーズ・トゥ・グッド・フォー・ミー/ソルト・カルトネッガー
03 キャント・バイ・ミー・ラブ/ティエリ・エリエ
04 エブリシング・ハップンズ・トゥ・ミー/セロニアス・モンク
05 きらきら星変奏曲/オイゲン・キケロ
06 ジャスト・フレンズ/オスカー・ピーターソン
07 ユーモレスク/アート・テイタム
08 バッド・バド/ランディ・ハルバーシュタット
09 ブルー・オータニ/ハービー・ハンコック
10 ノー・マンズ・ランド/エンリコ・ピエラヌンツィ
11 枯葉/ビル・エバンス
12 ドント・スライス・イット!!/小曽根真
13 マイ・ビバップ・チューン/ミシェル・ペトルチアーニ
14 アット・ザ・バイナル・カフェ/マイケル・ケイシャマー
15 愛の夢ブギ/レイ・ブライアント
16 君をのせて/西山瞳

こんな感じです。
久々のジャズの話題なので、
一曲一曲について、ちょこっと書いてみます。

01 ナウズ・ザ・タイム/モンティ・アレキサンダー
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元のアルバムは「LOVE AND SUNSHINE/(MPS)」なのですが、
MPSの三枚のLPをCD二枚に集めたお得盤がコレ。
云わずと知れたパーカーの有名曲を
節度をわきまえずスウィングしまくっています。
ライヴならではの粗い演奏なのですが、
とにかくジャズのノリを実感して欲しくて選びました。

02 シーズ・トゥ・グッド・フォー・ミー/ソルト・カルトネッガー
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「SONGS FROM THE 20TH CENTURY/(KCG)」より。
スティングの名曲をあまり知られていないピアニストのソロで。
ブギウギのリズムパターンなので、子供も楽しく聴けるかと。

03 キャント・バイ・ミー・ラブ/ティエリ・エリエ
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ピアノはティエリエリエですが、
アルバムリーダーはドラムのアンドレチェッカレリ。
「3 AROUND THE 4/(VERVE)」と云うビートルズ作品集。
テーマの解釈も面白いし、何よりピアノのアドリブが心地よい。
我が子は後々元のビートルズを聴いてどう思うんだろうなぁ。

04 エブリシング・ハップンズ・トゥ・ミー/セロニアス・モンク
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本来この曲は「SOLO MONK/(CBS)」の中で演奏されていますが、
この「MONK ALONE/(SONY)」はその別テイクなどを集めた二枚組。
今回取り上げたのはTAKE1で、「SOLO MONK」のはTAKE3。
語り口の違いなどを聴き比べると面白い。
流麗なピアノだけがピアノじゃない事を分かってもらえれば。

05 きらきら星変奏曲/オイゲン・キケロ
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オイゲンキケロは個人的には好みではなく、
これまで全くスルーしていましたが、
クラシックからジャズへの橋渡しとしては
丁度良い素材だったので取り上げました。
非常に完成度の高い演奏です。
モンクの後に聴くと、落差がでかい(笑)。

06 ジャスト・フレンズ/オスカー・ピーターソン
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ジャズ入門にはオスカーピーターソンは最適だと思います。
一般的に取り上げられる事の多いVERVEの諸作ではなく、
MPSのアルバムが一押しです。
「THE WAY I REALLY PLAY/(MPS)」の一曲目、
"WALTZING IS HIP"が鉄板中の鉄板なんですけど、
そのまま"SATIN DOLL"に雪崩れ込むので、
コンピレーション作りには収まりが悪い。
代わりに「WALKING THE LINE/(MPS)」からこの曲を選びました。
強烈なスウィング感がMPSの優れた録音から溢れ出します。

07 ユーモレスク/アート・テイタム
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バップ以前の古いジャズも取り上げてみました。
ジャズピアノの神様とも云われたアートテイタムの
「PIANO STARTS HERE」から。
"TIGER RAG"を選ぶべきなのかもしれませんが、
我が子が知っているドボルザークのユーモレスクにしました。

08 バッド・バド/ランディ・ハルバーシュタット
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このピアニストを知っている人はあんまりいないかも。
この「INNER VOICE/(SELF PRODUCE)」は
人にジャズのお薦めを訊かれた時には
いつも選んでいたアルバムの中の一枚なのです。
この"BAD BUD"にはジャズの楽しさや凄さが
詰まっていると思っています。

09 ブルー・オータニ/ハービー・ハンコック
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ブルースを一曲取り上げようと思い、
意外なところでハービーハンコックを(笑)。
「THE PIANO/(SONY)」は全編ソロのアルバムで
この"BLUE OTANI"はその最後に収められています。
録音の際、宿泊したホテルニューオータニに捧げられたらしい。
ハンコックにしてはベタだけど、コテコテではない。
肩の力の抜けた良いバランスのブルースではないかと。

10 ノー・マンズ・ランド/エンリコ・ピエラヌンツィ
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我が子にも早めにヨーロッパ系のジャズを(笑)。
名盤「NO MAN'S LAND/(SOUL NOTE)」からタイトル曲を。

11 枯葉/ビル・エバンス
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やっぱりエヴァンスも聴かせておかないと。
「PORTRAIT IN JAZZ/(RIVERSIDE)」から枯葉TAKE1を。

12 ドント・スライス・イット!!/小曽根真
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小曽根真のソロピアノアルバム「BREAKOUT/(VERVE)」から。
グルーヴを感じさせながらも、泥臭くなく、知的。
初めて聴いた時、かなり感動した記憶があります。
これが録音されたのは1994年。
阪神大震災の前だったんですね。

13 マイ・ビバップ・チューン/ミシェル・ペトルチアーニ
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ペトルチアーニの「MUSIC/(BLUE NOTE)」から。
今回取り上げた曲の中では一番スピード感があるかな。
タイトルにはビバップと付いていますが、
バップと云うより、ピアノの練習曲を速弾きしてるみたい。

14 アット・ザ・バイナル・カフェ/マイケル・ケイシャマー
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この人もあまり有名ではないかと思います。
「STRUT/(A RECORD)」の中のこの曲は
セカンドライン的なリズムパターンが印象的。
そんなノリを感じてもらえたらいいかなと選びました。

15 愛の夢ブギ/レイ・ブライアント
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ノリと云う意味ではブギウギも一曲入れておこうか。
「ALONE AT MONTREUX/(ATLANTIC)」から。

16 君をのせて/西山瞳
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最後は西山瞳の「IN STOCKHOLM/(SPICE OF LIFE)」から
我が子も知っている久石譲の名曲を。
ホントは西山さんのオリジナル曲を選びたかったけど、
六歳児にはまだちょっと早い(笑)。
但し、この演奏はドラムがイマイチなのが実に勿体ない。


って事で、我が子を少しづつジャズの世界にも
引っ張り込もうとしている馬鹿親渾身の一枚でした。

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December 28, 2016

ちょっとジャズ帰り。

何だか急にジャズを聴きたくなりました。
それもバップ、ハードバップなどのメインストリームなん。

手元のCDはヨーロッパ系とか、ドシャメシャなのとか、
道を外れたヤツばっかりだと思ってたのですが、
意外と健全なジャズも一杯持ってることに気付きました。
「あれ?苦手だと云い続けていたマイルスが意外とある。」
「同じく苦手な筈のブルーノートレーベルもよーさんある。」

数えてみたら、マイルスのリーダー作は39枚持ってました。
サムシンエルスをほぼマイルスと考えればちょうど40枚(笑)。
マイルスファンにとったら大した事ない枚数なのでしょうが、
へそ曲がりの意地で避けて通っていたつもりなのに、
知らず知らずのうちにこんなに買ってたのは驚きです。

それから「音作りが性に合わない。」と意地を張って
スルーしていたつもりのブルーノートレーベルだったのに、
集計してみたら一番多いんでやんの。
Rank
(上位30位まで)

ま、ヴァーヴとパブロを同じとしたら、逆転しますが。

ちまちまとiPodに移す年の瀬。
でも学生時代によく聴いたアルバムは
ほとんどがLPなので移せないんだなぁ。

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February 15, 2015

久しぶりのアナログ新譜。

待ちに待ったアルバムが届きました。

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「SHIFT/西山瞳トリオ"parallax"(MEANTONE RECORD)」

当然CDも持っていますが、
レコードが出たからには買うしかありませんね。

久しぶりにスペースデッキが活躍してくれる事でしょう。
どんな音が出てくるのか楽しみです。

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June 25, 2014

ひっそりとアンサリー。

アンサリーのアルバムが出ていました。
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本とセットで高めの設定です。
マイナーなレコード会社から出ているのでアマゾンでもヒットしません。

新録ではなく、色々な音源の寄せ集めだと思います。
うち何曲かはゲスト参加したアルバムを持っていました。

それでもアンサリーの歌が聴けるのは嬉しいです。

出来る事なら、またまとまりのある一枚のアルバムで
彼女の歌声に浸りたいけど…。

「こころうた」に並ぶような作品がいつか聴けると信じたいです。

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April 05, 2014

コニッツ、100円(税別)

今日、ダイソーに行ったら、ワゴンでCDが安売りされていました。
美空ひばりやら舟木一夫やらの懐メロのCDが並ぶ中、
ジャズ関連もちらほら…。

しかし、まさかコニッツがあるなんてなぁ…。
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半額になってる事よりも、ダイソーの品揃えに
コニッツが入っていた事の方がびっくりです。

ジャズに全く興味のないダイソーの標準的な客層が
「お洒落だし、買ってみるかな。」って手を出したとして、
この"SUBCONSCIOUS-LEE"を聴いてどう反応したのかな。
想像すると笑ってしまいます。


ついでにこれも買いました。
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誰やねん(笑)。


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September 21, 2013

熱狂期間と冷却期間。

ここ数年、生活の中の音楽比率が駄々下がり状態でした。
生活パターンの変化が一番の原因なのですが、
家では子供と遊び、嫁さんとテレビを観て過ごし、
通勤中はiPodで伊集院の深夜ラジオの録音を聴いている。
車で出掛ける時は軽い音楽を聴き流す程度。
そうなってくると、気分的にも重いジャズは敬遠しがちになり、
自分のCD棚を眺めても、あんまし食指が動かず…。


先日の音楽談義で、NO MUSIC,NO LIFEだった自分がちょこっと覚醒。
夜眠れなかったので、イヤホンでiPodをランダム再生してたら、
いきなり飛び出してきたのが、マクリーンの「ACTION/(BLUE NOTE)」でした。
Actionactionaction
久しぶりに聴くと、凄く刺激的です。
しかも、いきなりこの時代のマクリーンとなると刺激もひとしお。四川級。
ギスギスしたハッチャーソンとの対位的な音の絡みが
こんなにも異常な美しさに満ちていたのかと新鮮な気付きがありました。

嫁さんと子供が里帰りしているのをいいことに、
マクリーンやらハッチャーソンやらグラシャンモンカーやらを
引っ張り出して聴いている次第。
あー、楽しい…。


昔、ケンミンの焼きビーフンのCMにこんな歌が…。

♪ケンケンミンミン焼きビーフン
♪たまに食べるとおいしいよ
♪毎日食べるとちょっとあきる

このセンスって凄いなぁと、今でも記憶に残っているのですが、
これは色んな事に当てはまるのではないかと思います。

何事も続ける事で、より高いレベルに辿り着けるのは真理ながら、
あくまでも趣味の世界として楽しむ前提で考えれば、
踊り場感、マンネリ感を覚えた時はぶん投げてしまっても
別に構わないんぢゃないかと思います。

私自身、のめりこむと色々大変な事になりやすい性質なので、
最初のうちは「あれもやりたい。これも知りたい。」だったのが、
次第に「あれもやらなきゃ。これも知っとかなきゃ。」に変わってきて、
だんだん楽しくなくなってくるんですよね。

冷却期間を置くと、一旦レベルは下がるんぢゃないかと思うのですよ。
でも、それでまた続けていく推進力みたいなのが出てくれば、
少し下がったところから再スタートして、すぐに元のレベルに到達し、
更に新たな領域に突入できる…、
って云うような、楽しい勘違いをさせてくれる気がします(笑)。


ちょっとぶん投げてるうちに飽きてしまうなら、その程度の趣味。
でも、続ける価値のある趣味なら、また戻ってくると思っています。


秋の夜長にちょっと真面目なことを書いてみました。

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May 31, 2013

なぜか新大阪。

仕事で鹿児島から大阪へ。

夜は新大阪で、鱧に水なす。
なぜか新大阪。

なぜか新大阪。
あ〜、関西。

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April 30, 2013

西山瞳 CD&LP

久しぶりの音楽の話。

先日、西山瞳トリオのCDとLPが発売になりました。

こちらが新譜のCD、「Sympathy/(MEANTONE RECORDS)」。
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昨年の11月に久しぶりに福岡でライヴを聴いた時にも感じた事ですが、
これまで様々な変容を遂げてきた彼女の作風や演奏スタイルは
移り変わった訳ではなく、今も全部が生きてるんだなぁ、と勝手に納得。
個人的には調性の薄い"Cross Section Of Gray Cities"とか、
多調の極みの様な" T.C.T.T.-Twelve Chord Tune Two-"が好物。


そんでもって、一つ前のアルバムがLPでも発売されました。
「Music in you/(MEANTONE RECORDS)」。
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いやー、西山瞳の作品をレコードで聴ける日が来るとは…。

私のオーディオは組み上げた当初、勝手に「エンリコ仕様」と豪語しておりました。
エンリコを代表とする自分の好きな音楽に合わせて集めたつもりでしたが、
ことアナログに関して云うと、エンリコピエラヌンツィは三枚しか持ってないのが実情。
「AUTUMN SONG」「MOON PIE」「NEW & OLD JAZZ SOUNDS」だけ。
それどころか、その他でもヨーロッパ系のピアノトリオのアナログ盤は殆どない…。
ずーっと宝の持ち腐れ状態だった訳です。

ようやく日の目をみたウチのアナログプレイヤー。
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やっぱりツボの"T.C.T. -Twelve Chord Tune-~。

至福のヒトトキ。

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November 09, 2012

久々の、

久々の、
ジャズ喫茶でコーヒーを。

掛かってたのはジョンライト。
いきなり渋いです。

続いてチャーリーラウズ。

ちょっと癖のあるチョイスで楽しめました。

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August 05, 2012

真夏の昼のジャズ

嫁さんと子供が一足先に嫁さんの実家に帰ったので、
今週は独身生活復活です。

って事で、日曜日の昼下がりは久々にちゃんとしたオーディオで
のんびり音楽でも聴いて過ごす事にします。


■HVAR ER TUNGLIO?/SIGUROUR FLOSASON(DIMMA)
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アイスランドの女性歌手KRISTJANA STEFANSDOTTIRが参加。
美しい声質に恵まれ、ついでに体重にも恵まれ、
その代わりルックス的にあまり恵まれなかったので、
人気はないようですが、素晴らしいヴォーカルだと思います。
前に「EG UM PIG」と云うポップスを取り上げたアルバムを聴いて
すっかりファンになってしまいました。
厭なジャズっぽさがない透明感のある歌声。
しっかりと抑揚もあり、それでいて粗さのない丁寧な表現。
もうベタ褒めですね。


■DREAMER IN CONCERT/STACEY KENT(BLUE NOTE)
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ステイシーケントのライヴアルバム。
ジャケにも写ってるサックスは旦那のジムトムリンソン。
ライヴでもいつものスタジオ盤と同じクォリティです。
いい意味でも悪い意味でもステイシーケントは変わりません。
それにしても旦那のサックスはモロにスタンゲッツですね。
こちらも相変わらずです。
最初の頃の"陽のあたらない曲を取り上げる"って姿勢が
CANDIDからBLUE NOTEに移籍して薄くなったかも…。


■THE LIGHT/HANNIBAL AND THE SUNRISE ORCHESTRA(BAYSTATE)
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ハンニバルマーヴィンピーターソンの1978年録音作品。
ちなみにオーケストラと云っても編成はいびつで
フロント楽器はハンニバルくらいのものです。
彼がスピリチュアルなテーマで書いた壮大な組曲、らしい。
個人的には血管が切れそうな彼のラッパが聴ければいいんですが、
何やらテーマに沿って音楽が進行してくので、
最初から最後まで猛烈に吹きまくるって訳にもいきません。
それでも"TO SEARCH THE INNNER WORLD"の中盤くらいからのソロや
"FOR STRENGTH AND WISDOM ENOUGH"の止まると死ぬ程の猛烈プレイは
十分アドレナリンが噴出していて満足です。
音質もいい感じにカリカリしていて、そこに四度重ねのピアノが入ると
それだけで70年代っぽさが出てきますね。


■LIVE IN LAUSANNE/HANNIBAL AND THE SUNRISE ORCHESTRA(BAYSTATE)
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ハンニバルをもう一枚。こちらは1976年のライヴアルバムです。
最近はすっかり京都の主題歌になってしまった"MY FAVORITE THINGS"を
コルトレーンの二割増しくらいの勢いで吹きまくっております。
こちらでも"THE LIGHT"を演ってますね。


■THE COMPLETE QUEBEC JAM SESSION/CLIFFORD BROWN(RLR RECORDS)
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1955年から1956年にかけての発掘音源。
この手の音源は最初からある程度覚悟して買ってるつもりですが、
本当に古代の地層から発掘されたのかと思うくらい音が悪い。
それでもひょっとしたら当たりがあるかもしれないと、
ブラウニーとドルフィーに限っては危ない橋を渡ってしまいます。

■TRAVELLING SOMEWHERE
/CHRIS McGREGOR'S BROTHERHOOD OF BREATH(RADIO BREMEN)
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ドゥドゥプクワナが参加しています。
ドシャメシャなところまで行ってしまう演奏でありながら、
カラッと明るいプクワナの曲だと何か聴けてしまいます。
他にもWALE SOYINKAの"KONGI'S THEME"なんかも楽しいドシャメシャ。
「ご機嫌なサウンド。」と書くと誤解されそうですけど、
こう云う壊れ方は気持ちをアッパーにしてくれます。

■GEMINI II/MARCUS BELGRAVE(TRIBE)
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二年程前に買って未聴棚に眠り続けていたCDです。
確か会社の音楽好きの後輩に薦められたアルバムだったかと…。
今となっては電子サウンドの効果音はご愛嬌なところもあるが、
分厚く濁り気味のブラスアンサンブルはかなりの好物です。
全然プレイヤーもレーベルも違うのですが、
クリフォードジョーダンのストラタイースト作品を思い出しました。
何か70年代のギスギスした未完成感、好きなんですよね。

■TUESDAY WONDERLAND/E.S.T(EMARCY)
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エスビョンスベンソンが亡くなってもう四年になるんですね。
これは2006年のアルバム。
E.S.T.に関して正直に云うと、凄いと思うけどあまり好みではないです。
エフェクターを常用しピアノの表現の幅を格段に広げつつも
ピアノトリオの美しさ、恍惚感、高揚感など、大事なものはちゃんと残ってる。
聴くと「いい~。」と思うけど、意外と手が伸びないのです。
これはもう好みの問題なんだからしょうがありません。
私の中で相変わらずアコースティックとエレクトリックの垣根が高いのと、
メロディが美しすぎて意外と毒が少なく、ウェットなのとが理由でしょうか。
とか云いつつ、聴いてると、やっぱり質の高い音楽だと思う…。
って、どうやねん。


さて夕方になったので晩ご飯の準備をしないと。
久々の音楽聴きながら企画はこの辺で。


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April 29, 2012

久々のオスカーピーターソン。

かなり昔に書いた聴き散らかしの記事にコメントを貰ったので、
久しぶりにオスカーピーターソンを聴きたくなりました。

私がピーターソンをよく聴いていたのは大学生の頃でした。
まだまだジャズ初心者だった頃でしたので、
あの強靭なスイング感と煌びやかで饒舌なフレーズを聴いて、
「これぞジャズだ。」と傾倒していた記憶があります。

次第に聴くジャズの矛先が変な方向に進んでいったので
すっかり聴かなくなってしまいましたが…。


と、ひとしきり感傷に浸ったところで、一番お気に入りだった
「THE WAY I REALLY PLAY/(MPS)」を聴くことにしましょう。
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このアルバムは本当に何回聴いたかわかりません。
特に冒頭の"WALTZING IS HIP"だけは何百回と聴きました。
この曲はタイトル通り3拍子の曲なんですけど、
ピーターソンの手癖フレーズは4拍子仕様になっているので、
ただの3拍子がまるで変拍子の様にスリリング(笑)。
で、結局、途中から4拍子になって弾きまくるんですけどね。

久しぶりに聴いてもやっぱりいいわ。
演奏もいいし、選曲もいいし、録音もいいし、非の打ち所がないんですが、
密かに一番好きなポイントは"WALTZING IS HIP"の昂奮が冷めやらぬ中、
穏やかに"SATIN DOLL"が滑り込んでくる瞬間だったりします。

今の私のオーディオと当時の安物オーディオとでは
音の質もディテイルも格段の差があるんですけど、
このアルバムの生々しさは殆ど変わらないかも。
きっと当時の脳内補正システムが優秀だったのでしょう(笑)。
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December 30, 2011

KARIN KROG と 東かおる

どうやらカーリンクロッグと東かおるに似たところがあるらしい。
カーリンクロッグと云えば1960年代から活躍する
ノルウェーの大御所女性ジャズシンガーで、
一方、東かおるさんは実力とオリジナリティを兼ね備えた
注目株の日本人ジャズシンガーです。
両者とも好きな歌手なんですが、スタイルも違うし、
私の中では全く共通項と云うものを意識してませんでした。
しかし、ノルウェーのシンガーが東さんの歌を聴いて、
バラッドを唄う時のビブラートの深さが似ていると指摘したんだとか。

って事で、手元のカーリンクロッグの音源と
東さんのアルバムを聴き比べてみようかと。
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しかし、カーリンクロッグは活動年数が長いので、
どの時代を指して”似てる”と云ったのか、わかりません。

とりあえずは手当たり次第に聴いてみたいと思います。
残念ながら私にとって一番印象の深い「SOME OTHER SPRING」は
レコードを実家に置いているので、今回は聴く事ができません。


■BY MYSELF[1964]
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カーリンクロッグのデビューアルバム。
超オーソドックスな演奏でスタンダードが並びます。
何だかホッとします(笑)。
”LOVER MAN”はテーマがわからないくらいフェイク…、
いえ、もう殆どメロディラインを変えて唄っています。
”I FALL IN LOVE TO EASILY”も最初はストレートだけど、
2コーラス目からは大幅にフェイクしています。
ちょっと頑張りすぎな感じはありますが、
デビューから凡百の歌手ではないのはわかります。


■JOY[1968]
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ものの本に代表作として紹介されていたものの、
ずっと入手困難だったアルバムでした。
CDで再発されたので喜び勇んで買ってみたら、
時代の匂いがプンプンする尖がりまくった音楽。
アコースティックなサウンドをベースにしながらも
違和感ばりばりのエレクトリックが随所に顔を出し、
絶対に今では出せない雰囲気が横溢しております。
ヤンガルバレク、アリルドアンデルセンらと
対等に張り合う鼻っ柱の強いカーリンクロッグの勇士。
"KARIN'S MODE"は間違いなくこのアルバムの聴きどころ。
気持ち悪いくらい音程が揺らぐ。狙いなんでしょうね。
ヤンガルバレクのサックスはフリーキーに咆哮。
この猛烈なプレイを目の前でかまされたら、
普通のヴォーカリストなら怯むところでしょうが、
訳のわかんない叫びで応酬しています。
ハンコックの"MADEN VOYAGE"が入ってるのも面白い。
これまた妙な揺らぎのスキャットで歌ってます。


■DIFFERENT DAYS DIFFERENT WAYS[1970-1974]
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プライベート録音を集めたアルバム。
なんとヨアヒムキューンが参加してます。
冒頭三曲、ベースのアリルドアンデルセンとのデュオでは
静かに語り掛けるようにインストに絡んでいます。
オーネットコールマンの”LONELY WOMAN”は聴きどころ。
音程の曖昧さがいい感じに妖しげです。
中盤の数曲は彼女の声の多重録音と云う実験作なので
今回は割愛します。
更にヨアヒムキューン他との演奏はかなりキてるので、
鑑賞中止~(笑)。


■WE COULD BE FLYING[1974]
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時代を感じるエレクトリックサウンド。
バックはスティーヴスワロウ、スティーヴキューン、ヨンクリステンセン。
静かな曲も何曲かあるんですが、割と音程は誤魔化し気味。
音節の最後の長音はビブラートも掛かってるんですが、
投げやりに音程を下げる感じのフレーズが多いです。
尖がって唄ってる感じが如何にも70年代。


■CLOUD LINE BLUE[1977,78]
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ジョンサーマンとのアルバム。
もうジャズなんて狭いカテゴリーに収まらない音楽。
一番オーソドックスな"EMPTY STREETS"にホッとしてしまうのは、
どうやら私が枯れてきたからかもしれません。
数年前だったら、他のトラックを薦めてただろうなぁ。
例えば"CLOUD LINE BLUE"あたりは一昔前なら私のツボだった筈。
ストラヴィンスキーのペトルーシカを彷彿とさせる演奏に
ゆったりとカーリンクロッグのヴォーカルが乗っかる。
実に面白い。…けど、疲れます(笑)。


■ONE ON ONE[1977,80]
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レッドミッチェル、ベンクトハルベルク、ニルスリンドバーグ、
それぞれとのデュオを集めたアルバムです。
落ち着いた歌唱が聴ける良質盤ですね。
レッドミッチェルのグネグネなベースって
やっぱりドラムレスに合うなぁ。
あ、カーリンクロッグよりそっちに耳が行ってしまう…。


■FREESTYLE[1985,86,95]
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ジョンサーマンとのデュオ、…ですが、
多重録音を多様してるのでサウンドは千変万化。
実験的だったり、オーソドックスだったり、民族的だったり。
一曲だけ十年も後の録音が入っていますが、
当時の日産セドリックのCMに使った曲を差し込んだ為。
”IMAGINETION'S CHILD”は丁寧な歌唱の聴けるバラッド。
”SPRING CAN REALLY HANG YOU UP THE MOST”は
完全アカペラながら、歌8割、語り2割くらいの唄い方が面白い。


■WHERE FLAMINGOS FLY[2001]
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ギターのヤコブヤングとのデュオアルバム。
録音も良く心行くまでカーリンクロッグの歌を堪能できます。
歳を重ね、彼女の歌も深みと落ち着きが出てきた感じです。
思わずぼんやり聴き込んでしまいますね。

って事で、カーリンクロッグを何枚か聴いた後、
東かおるさんのアルバムを聴いてみました。

■STAR IN GREEN[2011]
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STAR IN GREENと云うユニットでのファーストアルバム。
ギターのジェシフォレストとのデュオです。
ちょうど一つ前に聴いたカーリンクロッグと同じフォーム。
実験的でアクの強い音楽にほぼ二日間浸っていたせいで、
心地よさったらないです。美しく完成度の高い音楽。
ビブラートが似てる?…かなぁ。やっぱりわからないです。
カーリンクロッグはムラっけがあって、どれが本当の彼女なのか、
聴けば聴くほど混沌としてきました。
東かおるさんの唄は難しい曲でもごまかしがなく、
一音、一語を丁寧に歌っています。
前作の「FOOTPRINTS IN NEW YORK」とは歌い方を変えたそうですが、
比べてみると、確かに違う気がするような…。
ビブラートの違いよりも発音がきびきびした印象の方が強いです。
更にその前の「THE WATER IS WIDE」と比べてみると、
一層違いが出てる気がします。
この頃の歌い方よりも今の歌い方の方がギターとのデュオに
合っているのではないかと感じました。

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今年の年末はカーリンクロッグと東かおるで暮れていきそうです。
"THE PEACOCKS"を聴きながら、お別れです。ごきげんよう。
来年もよろしくお願い申し上げます。


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December 18, 2011

クリスマスアルバム、一枚だけ。

数年前までとち狂った様にクリスマスアルバムを買ってましたが、
やっと平常心を取り戻しました(笑)。

今年買ったのはこの一枚だけです。
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■WHEN CHRISTMAS COMES AROUND/TRIOSENCE(SONY)
トリオセンスの去年出たクリスマスシングル。
ゲストヴォーカルがサラガザレクです。
4曲中3曲で歌っております。
作曲は全てピアノのBERNHARD SCHULERのオリジナル。

ユルいジャズですが、クリスマスにはこれでいいかな。

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November 09, 2011

MUSIC IN YOU

待ちに待った西山瞳の新譜です。
P1160540
MUSIC IN YOU/西山瞳トリオ(MEANTONE RECORDS)

昔話をぽつりぽつりと語り始める様な冒頭の"STANDING THERE"。
何だか「I'M MISSING YOU」に一周して戻ってきたような語り口です。

これは彼女の全ての曲に共通することなんですけど、
自然なメロディの流れの中に毒があり、それがまた美しい。

例えばエヴァンスの"T.T.T"に対抗した(訳でもないけど)"T.C.T"は
"TWELVE CHORD TUNE"と云う玄人好みする遊びが入ってますが、
実験的な色合いを感じさせず、音楽として成立させているところが凄い。

少し前に出た東かおるの「STAR IN GREEN」の中でも唄われていた
"JUST BY THINKING OF YOU"の元のインストヴァージョンは
きっとこのアルバムの中で最も聴きやすい人気曲でしょう。
歌詞を付けて唄いたくなる気持ち、わかりますね。


個人的には"UNFOLDING UNIVERSE"のスタッカート気味な冒頭の躍動感が
心地よくてたまらないです。
"PATHOS"の自由に移ろっていくメロディに浸りたいです。
"KINORA"のトリオの呼応に集中したいです。
前作から久しぶりのリリースである上に
長い間ライヴも聴きに行けていない事もあり、
新しい音、昔の音などがぐるぐる頭の中を駆け巡りました。

さて、全アルバムを発表順に聴いてみるかー。

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October 18, 2011

STAR IN GREEN

STAR IN GREENのファーストアルバムを聴きました。
ヴォーカルの東かおるとギターのJESSE FORESTのデュオユニットです。

高度な音楽を自然体でさらりと演奏していて、
音と声の佇まいがたまらなくよいのです。

印象的なのはスティーヴィーワンダーの"Overjoyed"、
日本語で唄われる東かおるオリジナルの"Star In Green"、
彼女とも関係の深い西山瞳の"Just By Thinking Of You -Yakusoku-"。
大事な曲を言葉一つ一つ丁寧に唄っているのがわかります。

こんな作品、なかなか出会えないですね。

P1150777_r

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August 21, 2011

I'm missing you 再発

P1120629
西山瞳さんのかつての自主制作盤がディスクユニオンから限定で再発。
しかも第二期レギュラートリオ時代の音源が
追加テイクが入っているのはむちゃくちゃ嬉しいボーナスです。
”Told at Sunset”,”Extreme Meet”,”Aprilis”が今回陽の目を見ましたが、
アルバム未収録の名曲はまだまだあるんですよね。

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June 27, 2010

久々のジャズネタ

最近、食い物と旅行のネタばっかりで
すっかりジャズ関係のネタが少なくなっております。

正直、ここ数ヶ月、ジャズのCDを殆ど買ってない…。
夏場に向けて購入量が減るのは毎年の事ですが、
生活環境の変化が一番の要因かも。

だって、一番最近買ったのがコレだもん。
Ca3c0003

冒頭の"HOW HIGH THE MOON"の妙に甘えた英語に
ずっこけてしまったんですけど、
"NIGHT AND DAY"などはいい感じのコケティッシュぶりです。
結構好きな声質だし。元々ちょっとファンだったし(笑)。

本気で続けると云うにはちょっと…なレベルですが、
企画モノとしてはまぁいいんじゃないでしょうか。

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May 08, 2010

西山瞳&安カ川大樹 in creole 5th May.2010

ゴールデンウィークの最終日、神戸のクレオールで
西山瞳と安カ川大樹のデュオを聴いてきました。
私の好きなピアノとベースの組み合わせ。
ドラムが入らないと細かい表情に耳がいくようになるし、
細かいビートぢゃなくて、…何て云ったらいいのか、
「ビートよりも一回り上の大きなうねり」で聴いてる感じがして好き。

西山瞳のピアノを聴くのはかなり久しぶりでした。
去年の年末の恒例の晦日ライヴに行けなかったので、
8月以来って事になります。

今回の印象はコンポーザー色よりもプレイヤー色を強く感じました。
これはデュオだったって事もあるんでしょうけど、
関東でのライヴ活動で演奏回数を重ねている中で
曲がいい意味で咀嚼されてきてるのかも、と思いました。

個人的に”TCT”がとても良かったです。
これはエヴァンスの”TTT”からアイデアを膨らませた曲で
”Twelve Chord Tune”の略。
多調感がたまらない一曲。それでいて美しい。
こう云う曲が書ける人、そういないと思います。

インターナショナル・ソングライティング・コンペティション2009のジャズ部門で
3位に入賞したとの事でこれからの活躍がますます期待されます。

安カ川大樹のベースはいい距離感でピアノと絡んでた印象でした。
まとわりつくでもなく、離れるでもなく…。絶妙。
アルコも効果的でしたし、オリジナル曲がストレートに美しかったです。

また、このデュオを聴きに行きたいと思いました。

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February 26, 2010

坪口昌恭Trio with 東かおる@jazz inn lovely

2010年2月25日、名古屋のjazz inn LOVELYで
坪口昌恭Trio with 東かおるを聴いてきました。
Ca3c0464

一癖二癖あるピアノ+ヴォーカルの顔合わせは
選曲もアレンジもキラ~ンと光る質の高いモノでした。
メロディラインの複雑な曲を好んで取り上げていました。
個人的には"THE PEACOCKS"を聴けて嬉しかったです。
その他、ヘレンエリクセンって人の"MILES DAVIS"って曲なんかも。
歌詞がジャズジャイアンツの名前の羅列なんですね。へー。
何人出てくるか途中まで数えてたけど、分からなくなった。

東かおるさんのヴォーカルは独特の響きがあって好き。
アタックが強くなくて、紡錘形のエンベローブを描く感じなので、
普通の曲を唄ってても、不思議な浮遊感があります。
んー、浮遊感…ってのはちょっと違うな。適切な言葉が思いつかない。
アメリカへ留学して、より一層個性が際立った気がします。

これからも注目したいヴォーカリストの1人です。


外に出ると、2月にしては暖かく、名古屋のテレビ塔の下で
桜がほころびかけていました。
Ca3c0461

ああ、名古屋もあと一ヶ月かぁ…。

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January 30, 2010

悩ましきドルフィ発掘音源

久々にアマゾンでドルフィの名前を検索してみたら、
知らないうちに沢山の発掘音源が出ておりました。
ありがたい事はありがたいんですけど、これが実に悩ましい。
大抵の場合、録音状態が悪かったり、テープが傷んでたりと、
聴くのがツラい場合が無茶苦茶多いんですよねぇ。
それなら無視すればいいと思うんですけど、
「ひょっとしたら奇跡の発掘かもしれない。」って
思わず手を出してしまう訳です。

って事で、最近買ったドルフィのCDをきっかけにして
久々のドルフィ祭りinしほたつ邸を開催してみました。


Ca3c0274
■THE SALLE WAGRAM CONCERT
/CHARLES MINGUS&ERIC DOLPHY(JAZZ COLLECTORS)
発掘モノと云うより、コンプリートモノですね。
音は若干シャリシャリするものの、全く問題ありません。
しかし、「REVENGE!/CHARLES MINGUS(REVENGE!)」とほぼ同内容。
曲数が7曲多いのでかなりの追加だと思って買ってみたら、
そのうち6曲はチコハミルトン5TETの頃の音源ぢゃないか。
やられた…。
ドルフィが強烈なので許す。


Ca3c0277
■COMPLETE LIVE IN AMSTERDAM
/CHARLES MINGUS&ERIC DOLPHY(JAZZ COLLECTORS)
これも初CD化となったのは"FABLES OF FAUBUS"の中の
ミンガスのベースソロ部分だとか。
かつてDIWから出てたのより"SOPHISTICATED LADY"が多いみたいです。
コンプリートモノはありがたい事はありがたいんですけど、
CD2枚分を一気に聴くと、集中力が続きません。
やっぱり昔のLP一枚分くらいがいいバランスなのかも。


Ca3c0276
■COMPLETE 1961 COPENHAGEN CONCERT
/JOHN COLTRANE WITH ERIC DOLPHY(GAMBIT)
プライヴェートテープからの発掘です。
何より凄いのはブラウン=ローチの定番曲"DELILAH"を演ってる事。
録音は良くないですが、ぎりぎり許容範囲です。
"MY FAVORITE THINGS"のイントロで何らかのミスがあったようで、
演奏をストップして謝ってるコルトレーンの声が入ってるのも貴重か(笑)。


Ca3c0275
■FEAT.HERBIE HANCOCK COMPLETE RECORD/ERIC DOLPHY(LONEHILL)
恐らく以前取り上げた「ERIC DOLPHY QUINTET U.S.A./(UNIQUE JAZZ)」
同じ音源ではないかと思われます。これまた、やられた。
"Miss Ann"冒頭のドラムは布団を叩いた様なドフドフした音でまずズッコケ。
アルト、トランペット、ピアノの音はまだマシですけど、
ドルフィのソロはやや精彩に欠ける気がします。
ま、いつも通りの手慣れたおっぺけぺーなフレーズなんですけどね。
Ed Armourのアイデア不足のヘろへろソロに苦笑した後、
ハンコックのソロが出てくるんですけど、期待しすぎるとスカくらいます。
以前聴いた時には「未熟なプレイ。」と云い切っておりますが、
彼の音遣いはバンドカラーとは異質なクリアさを持っていますね。
少なくともミンガスバンドのジャキバイアードよりも
高いレベルでドルフィの音楽と接点がある感じがします。
一曲、ヴォーカル入りのトラックがあったので期待して聴いてみたら、
古臭~いR&B色の黒人ヴォーカルで苦笑してしまいました。
当時はこのスタイルが最新鋭だったんでしょうね。


Ca3c0278
■THE ILLINOIS CONCERT/ERIC DOLPHY(BLUE NOTE)
これは1999年に出たドルフィとハンコックの共演した発掘音源です。
発売当時に聴いた時はビックリしました。
上で取上げたアルバムを100としたら、銀河万丈です(意味不明)。


Ca3c0273
■THE CHICO HAMILTON QUINTET
WITH STRINGS ATTACHED/(WARNER BROS.)
チコハミルトン時代のドルフィのアルバムも聴いてみました。
このアルバムはストリングス入りなんですけど、甘さは皆無です。
1959年のアルバムとは思えないくらい録音もいいですし、
ストリングスアレンジのクールさは今の耳にも新鮮に聴こえます。
ドルフィのソロはかなりノーマルで"らしさ"は淡いんですけど、
精緻に構築されたサウンドの中にドルフィの音色が混じると、
微妙な綻びにドキッとしたりするんですよね。


Ca3c0279
■WALKIN'/BENNY GOLSON(AUDIO FIDELITY)
とにかくこのアルバム、参加メンバーが半端ない。
フレディハッバード、ビルハードマン、カティスフラー、
グラシャンモンカーIII、エリックドルフィ、ウェインショーター、
ビルエヴァンス、ロンカーター、チャーリーパーシップ。
なんちゅーメンバーや。
しかしながら、これだけの顔ぶれにも関わらず、
極めて常識的なジャズサウンドに纏めるところが
さすがベニーゴルソン(笑)。
とは云え"QUICK SILVER"や"ORNITHOLOGY"で
ドルフィのソロが聴けるのは思いっきり貴重ですし、
それなりに異彩を放ってて心地よいです。


Ca3c0280
■EZZ-THETICS/GEORGE RUSSELL(RIVERSIDE)
もー、かっこよすぎる。
理屈で語られる事の多いジョージラッセルですけど、
理屈抜きにかっこいいんだから、それでいいんぢゃないかー。
やっぱり冒頭の"EZZ-THETIC"がこのアルバムの肝でしょうね。
デイヴベイカー、ドンエリスと質の高いアドリブを展開し、
ジョージラッセルの音楽の純度がビシバシ上がっていったところで
ドルフィのソロが亜空間にこだまする瞬間が堪らない。
競争軸をずらした彼の立ち位置から存在感をアピールしまくる。


Ca3c0281
■OUT TO LUNCH/ERIC DOLPHY(BLUE NOTE)
エリックドルフィの代表作の中で一番聴いてないのがコレ。
今回、レコードを引っ張り出してきて聴いたのが15年以上ぶりです。
なぜならあんまり好きな作品ぢゃないから。
ドルフィが新境地を切り開こうとした意欲作だと云うのは感じますが、
その分、誰でも目指す方向に行ってしまった気がするからです。
特に時代を経て、前衛が"前衛―後衛"を示す前衛ではなく、
"ゼンエー"と云う当時のサウンドのイメージになってしまった今では
「ドルフィぢゃなくてもいいよなー。」と思えてしまうのです。
ぶっちゃけアンドリューヒルっぽく聴こえてしまうと云うのが本音です。
とは云え、ドルフィのプレイは神々しいくらい凄いと思います。
矛盾した事云ってますけど。


って事で、夜12時も近くなってきたので、ドルフィ祭りはこの辺で。

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January 27, 2010

両立できるのか?

今池の辺りで気になるお店を見つけました。
Ca3c0255

「ジャズと酒とコーヒーと」と看板を掲げてるんですが、
店の前には「カラオケ」のノボリが…。

ん~、ジャズとカラオケってどうやって両立してるんだろう。

ひょっとして、ジャズ縛りのカラオケの店なんでしょうか?
常連さんがジャズのスタンダードを唄いまくってるとか。
"My way"や"思い出のサンフランシスコ"を唄う素人を鼻で笑って、
マニアな客が"The peacocks"とか"Tomato kiss"とかを
完璧な音程で唄ったりするのだろうか。
最後には店のママがドルフィの"Miss Ann"をヴォーカリーズで…。

…きっと、違うと思う(笑)。


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December 23, 2009

久々のクリスマスアルバム特集

今や開店休業状態のウェブサイトQ'sですが、
年末になると、かなり気合を入れてクリスマス企画をやってました。
1999年から2005年にかけて、取り上げたアルバムは約200枚。
ジャズ関係のクリスマスアルバムをここまでを紹介してたサイトは
恐らく他になかったんじゃないかなぁ…。

って事で、久々にクリスマスアルバムを色々取り上げてみます。
音楽関係の記事を書くのが無茶苦茶久しぶりな気がする…。

普段、CDの感想文には点数は付けない様にしてるんですけど、
クリスマスアルバムだけはあまりに玉石混交なので
一応私の好み度と云う意味で五つ星を書いてます。あしからず。


■THE WINTER ALBUM/大嶽香子(DEFSTAR)
Ca3c1122
なかなかソリッドでかっこいいピアノです。
選曲もスタンダードなクリスマスソングから日本の曲まで幅広く。
「どんなアレンジで聴かせてくれるのだろう。」と
わくわくしながら聴き切ってしまう楽しいアルバム。
民生の”雪が降る町”もやってるしー。
三味線の吉田兄弟と鼓童との”戦場のメリークリスマス”も面白い。
★★★★

■WINTER,FIRE AND SNOW/BENITA HILL(SELF-PRODUCE)
Ca3c1131
以前ウェブサイトでも取り上げましたが、
誰も憶えてないと思いますので、こっそり再掲。
大人の落ち着いた声質でゆったり丁寧に唄う。
個人的にタイトル曲の”WINTER,FIRE AND SNOW”がいい。
他では殆ど聴かない曲。
★★★★★

■THE CHRISTMAS ALBUM/TILL BRONNER(BAM BAM)
Ca3c1130
確かネット友達の準さん教えてもらったアルバム。
トラックごとでオーケストラやコーラスなども入ってて、
贅沢な作りのクリスマスアルバムになってますね。
”SILENT NIGHT”のリハモが面白い。
”LAST CHRISTMAS”なんかも演ってます。
なんせ準さんお薦めだったので、一捻り二捻りあるかと思ってたら、
かなりオーソドックスな仕上がりの作品でした。
★★★

■CHRISTMAS IVORY/DAVE McKENNA(CONCORD)
Ca3c1129
デイヴマッケンナのソロピアノ作品。
デイヴマッケンナだし、コンコードだし、
聴く前から予想していた通り、王道を行くオーソドックスな演奏。
ストライドや左手のウォーキングベースで古風なテイストが多いかな。
但しちょっとリズムのヨレがあって微妙にノリ切れない気も。
ま、ソロにはありがちかな。
★★☆

■THE COOL SEASON/THOMAS MARRIOTT(ORIGIN)
Ca3c1128
THOMAS MARRIOTTってトランペッターのクリスマスアルバム。
オリジンレコードのホリデイコレクション第二弾と銘打たれてます。
折り目正しい演奏ではありますが、今どきのジャズらしい刺激的な音。
コードをホールドした陰鬱なAメロが印象的な”THE CHRISTMAS SONG”や
初期のショーターの様な浮遊感がちらつく”SKATING”など聴きどころも多い。
★★★★☆

■WINTER/HANS TEUBER(ORIGIN)
Ca3c1121
で、オリジンレコードのホリデイコレクション第一弾がコレ、だと思う。
HANS TEUBERってサックス奏者がリーダーかな。
全体的に静かでナチュラルな演奏なので、
ちゃんと耳を傾けようと思ってても、知らず知らずにBGM化してしまう。
★★★

■WINTER WONDERLAND/EMILIE-CLAIRE BARLOW(EMPRESS)
Ca3c1126
あれ、これってどこかで取り上げてなかったっけかな…?
ま、いいや。声が可愛く馬鹿ウマのEMILIE-CLAIRE BARLOWです。
この人には速いテンポの曲を期待してしまいますね。
って事で”SLEIGH RIDE”が強力に楽しい。
スキャットの音程の何と正確な事。歯切れも無茶苦茶いい。
この1トラックだけでも聴く価値あり。
他も曲も良いんですが、バラッドはやや節回しが甘え気味かなー。
★★★★★

■PEACE ROUND/YELLOW JACKETS(HEADS UP)
Ca3c1127
YELLOWJACKETって名前はよく訊くんですけど、
実際に意識して演奏を聴いたのは初めてかもしんない。
凝ったアレンジでも尖がらず、スムースな音楽に纏まってます。
★★★☆


■CHRISTMAS SONGS OUR FAVORITES
/ELLEN&BERND MARQUART(GEMA)
Ca3c1125
ピアノ&ヴォーカルの奥さんとトランペットの旦那さんのアルバム。
二人でデレデレな感じかと思いきやサラッと愛らしい仕上がり。
ストリングスアレンジは甘すぎず、クールすぎず、いい感じです。
オリジナル曲も4曲ほど織り交ぜられており、
ありがちなクリスマスアルバムに陥らない工夫もあって○。
何より奥さんの声が可愛い。
★★★★★

■CHRISTMAS ROSE/MEG(UNIVERSAL)
Ca3c1132
いきなり日本語歌詞の二昔前のポップス調でズッコケます。
続く曲が”MY FAVORITE THINGS”と”MOON RIVER”なので
クリスマスアルバムと云うにはちょっと選曲が微妙です。
しかも英語の発音がヒドい。

■THE SEASON/JANE MONHEIT(EPIC)
Ca3c1124
これも2003年にウェブサイトに一度紹介してるCDです。
すっかりジェーンモンハイトもビッグネームになりました。
とにかく唄える曲の幅が広いですね。
2003年の感想文ではしほたつ君はこんな事を書いてます。
--------------- 8< ---------------
この人、曲によって声質や歌い方を使い分けてます。
"HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS"と
"SLEIGHRIDE"とじゃ、まるで別人です。
静かな曲ではクラシカルな唱法で情感込めて唄い、
アップテンポの曲ではストレートな声で大胆なフェイクを交える。
器用ですが、嫌味がないので気持ちよく聴けますね。
--------------- 8< ---------------
うんうん。同意見だ(笑)。
★★★★★


■MY HOLIDAY/MINDY SMITH(VANGUARD RECORDS)
Ca3c1123
ジャズと云うよりフォーク色の強い歌手ですね。
声が澄んでいて愛らしい。どことなくイノトモに似てる。
って、喩えがマイナーなので誰にも伝わらない(笑)。
歳を取ったせいか、こう云うサウンドに癒される…。
選曲も超メジャーな賑やか系の曲は避けて
穏やかな一枚に仕上げてあるのがいいです。
★★★★


とりあえず、今年のクリスマスアルバム特集はこの辺で。
あー、今年も開封できなかったCDが…(笑)。

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November 05, 2009

久々のジャズヴォーカル

長らくジャズ関係の話題を書いてなかったので、
ここが元ジャズメインのブログだった事を
すっかりお忘れになっている方もいらしゃるでしょう。
大丈夫です。私も忘れてました。

実際のところ、最近、ジャズをガッツリ聴く頻度が下がっております。
家ではノンジャンルで色々聴き散らかし、雑学的なDVDを観ぃ、
通勤中には伊集院光の深夜の馬鹿力の音源ばかり聴いてます。

って事で、リハビリがてら、
ちょっと前に買って未開封だったCDを聴いてみました。

Inga_swearingen
「FIRST RAIN/INGA SWEARINGEN()」
アメリカのサンルイスオビスポって街の歌手だそうです。

好きな声です。
無理なく自然な唄い方はよい意味でフォーキーでありながら、
ジャズ的な凝り方もちょこっとあってニンマリできます。
"BLACKBIRD"なんかかなり面白いアレンジです。
ゆったりと6拍子で唄う"SKYLARK"も心地いいなぁ…。

他にも2枚ほど聴きましたが、
彼女の唄はいいのに、楽器隊のレベルが…。
やっぱり「FIRST RAIN」が一番良かったかなー。


ま、久しぶりに聴いたから新鮮だったのもあるかも。

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August 21, 2009

parallax in creole 16th Aug.2009

レポートが遅くなってしまいましたが、
お盆休みの最終日に三宮のクレオールで
久々のパララックスのライヴを聴いてまいりました。
お昼2:00からスタートと云う健康的な時間帯に
クレオールの店内に100人にも及ぶお客さんが犇めき合い、
一種独特の異様な空気の漂う雰囲気でありました。

現在ドラムの清水勇博がアメリカで活動しているので、
parallaxの3名が揃うのは久しぶりです。
皆さん、それを期待して集まったんじゃないかと思います。

この日のプログラムはアンコールの1曲以外、全て西山瞳のオリジナル。
彼女のオリジナル作品が100曲を超えた事を記念した
100曲祭りって企画にあたっておりまして、
特にparallaxでしか演奏できない難曲が中心になってました。
当たり前に5拍子、当たり前に7拍子です。

久しぶりにこのトリオのサウンドを堪能する事が出来て満足でした。

クレオールはブロックと鉄筋むき出しなので、
普段はかなりライヴで冷ややかな響きなんですけど、
これだけ人が入ると、音が吸収されて、いつもと違う音に聴こえました。
目を開けてると、色々気が散るモノが多かったので、目を瞑って聴いてたら、
自分がクレオールにいるのかどうかわからなくなる空脳現象が襲ってきました。


さて、次にこのトリオが聴けるのはいつなんだろうか?
このバンド専用の新曲がまた聴けるようになるんだろうか?
そして、今度聴く時はどんなサウンドになってるんだろうか?
勝手に色々期待する事が多いだけに
ロングスパンで追いかけていきたいバンドですね。

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August 15, 2009

実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その12

実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その12
■SUITE MINGUS/DENNY CHRISTIANSON(JUSTIN TIME)
ビッグバンドものです。
ゲストのペッパーアダムスをフィーチャーし、
ミンガスを題材にした組曲などを演ってます。
割とオーソドックスなバンドに
ペッパーアダムスのゴリゴリのバリサクが入って、
間違いなくパワーアップしてますね。

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実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その11

実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その11
■IMAGES/SONNY RED(JAZZLAND)
今回の帰省で一番聴きたかった一枚。
覚王山のCASKでソニーレッドの参加してるアルバムを聴いて、
彼のシクシクしたアルトの音色の魅力を再認識。
ソニーレッドの数少ないリーダーアルバムを引っ張り出してきた訳です。
メンバーも渋過ぎるぜ〜。
ブルーミッチェル、バリーハリス、グラントグリーンって。

"DODGE CITY"は無茶苦茶よく聴きた一曲。
録音もいいし、これぞハードバップと云う良作。
しかもA面一曲目はモード的だったりする。
"もっと評価されるべき"タグを付けたい(笑)。

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実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その10

実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その10
■LIVE IN ITALY/SONNY CRISS(FRESH SOUND)
フレッシュサウンドがまだ古いジャズ中心だった頃のLP。
ソニークリスの1974年のライヴ盤です。
バックがジョルジュアルバニタトリオ。
但し録音があまりよくありません。
ソニークリスは相変わらず節操なく吹き飛ばしてます。
手癖だらけの装飾音で飾り立てたフレーズも
ここまで下世話にやり捲ると、むしろ気持ちいいです。

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実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その9

実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その9
■EGENHANDIGT/BENGT HALLBERG(PHONETASTIC)
ベンクトハルベルクのソロピアノアルバムです。
ストライド主体の古風な演奏。
ゴールデンサークルライヴの様な破綻は少なく、
終始和やかな一枚です。
ちょっと物足りないかなー。

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実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その8

実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その8
■BLACK LIGHTNING/DOLLER BRAND(BELLAPHON)
いきなり雷の音から始まりますので、面食らいますが、
その後は開けっぴろげなアフリカサウンドです。
簡単なテーマを提示したら、ひたすら1小節のパターンの反復。
その中に不思議な陶酔感があるんですよね。

裏ジャケには拳法着のダラーブランドが写ってたりして、
イカツい雰囲気が漂ってますけど、
実に脳天気なスコ~ンと明るいサウンドであります。
Doller

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August 14, 2009

実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その7

実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その7
■REMINISCIN'/GIGI GRYCE(MERCURY)
ジャズを本格的に聴き始めて5〜6年経った頃、
好きなジャズマンを訊かれたら、
ジジグライスと答えてた時期がありました。
渋いところを挙げて通ぶってたのもありますが、
彼の知的でクールなスタイルと音色が好きだったのも事実。
しかもアレンジにも長けてるときた。
私にとっちゃ下手の横好きでサックスを始めたものの、
昔からやってる人ほどバラバラ吹けないので、
最小限の音数でかっこいいプレイを目指すのが精一杯。
その目標になってたのがジジグライスだったんですね。

今聴き返してみると、結構音数多いし、
素人が目標に出来るレベルではあらしません。

湧き上がる昂奮などとは無縁のジャズですが
知的な印象は変わらず。
やっぱりかっこいいなぁと、魅力を再認識しました。
リチャードウィリアムスのトランペットがワンパターンな以外は
聴き応え十分なアルバムです。

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August 13, 2009

実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その3

実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その3
■LIVE AND DOIN' IT/CARMEN McRAE(MAINSTREAM)
カーメンマクレエの1965年のライヴアルバムです。
てっきり70年代後半位の作品だと思ってました。
アップテンポの曲はややライヴならではの粗さがあるものの、
バラッドの情感はいつものクォリティです。
特に"涙の乾くまで"のしんみりさはいいなぁ。

全編通して、ベースのヴィクタースプロールズの
べた〜っとした重さがちょっと残念ですけど。

"コルコヴァード"なんてのを歌ってますが、
語り調でスローで歌ってるので、
ボサっぽくはないですね。

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実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その2

実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その2
■SAHIB SHIHAB AND THE DANISH RADIO JAZZ GROUP/(OKTAV)
サヒブシハブは再評価が進んでる人じゃないでしょうか?
ジャズの雑誌は読まないようにしてるんですが、
店頭やネットショップを見てると
廃盤になってたアルバムが再発されてますもんね。
このアルバムも澤野工房の発掘モノ。
割と大きいバンドでかっちりしたアレンジがなされてます。
ジャケにも白人ばかりが写ってますように、
サウンドもウエストコースト的な印象。
それにサヒブシハブのゴリゴリしたバリサクがイカツさを加味してる感じ。

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実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その1

実家のレコードを聴く 2009年盂蘭盆 その1
ただいま実家でのんびり休養中。
iPodで伊集院光を半日聴いてたんですが、
さすがにお腹一杯になってきたので、
音楽に切り替えますわ(笑)。

考えてみたら、手持ちの音楽ディスクの記事を書くのって
むっちゃ久々やったりして…。

■GROOVIN' HIGH/BOOKER ERVIN(PRESTIGE)
ブッカーアーヴィンって好きなんですよね。
ワンパターンだし、フレーズ尻がだらしないし、
粗いアルバムが多いし、
絵に描いたようなB級プレイヤーですが、
なぜか肌に合うんですよ。
だから人には薦めませんし、
酷評されてるのをみても「仰る通り。」と思います。
でも、分からない人は可哀想だとも思う。
何て云うか、
レベルの高い料理に舌鼓を打った翌日に
下町の焼鳥屋でチューハイぷは〜っってやっても
別にいいじゃんって事なんです。

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August 09, 2009

西山瞳トリオ at トヨタホーム 9th Aug.2009

名古屋の夏のジャズイヴェント、Nagoya Groovin' Summer 2009に
ちょこっとだけ行ってきました。
色んな会場をチラチラ覗いて、
と云うか、かなりスルー気味に聴き散らかし(失礼!)、
辿り着いたのが、トヨタホーム会場。
全然Groovin'じゃない西山瞳トリオでした(笑)。

キャパが50名くらいしかない会場だったので、
開場するやいなや超満杯状態。

元々音楽用に作られたスペースではなさそうで、
壁や天井に音響の細工がない状態。
音のバランスはお世辞にもよくありませんでしたが、
それを補って余りある魅力ある演奏だったと思います。
きっと初めて彼女の演奏を聴いた人にも
良さが伝わったんじゃないかと思います。

個人的には特にドラムのバランスが崩れていた事で
イガイガした異分子が混ざり込んできた様な感じがして、
それが逆に面白い味になっていた様に思います。
7拍子の速い曲などはヒートアップも相俟って、
かなりドラム過多なバランスになってしまっていましたが、
ギリ脳内補正できる範囲内でした。

更に個人的にはアンコールで演奏した"Aprilis"がよかった…。
西山瞳がオリジナル中心で活動し始めた初期の曲で
彼女には珍しく明るい曲です(失礼!)。
この曲を聴くと、どうしても横浜ジャズコンペティションで
彼女のトリオがグランプリに輝いた後の
ランドマークプラザでの情景が浮かんできてしまい、
思わずジーンとなってしまうのです。
普段、音楽を思い出と結びつけて語る事を避けてる私ですが、
この曲は、あかん…。
明るくて優しい曲だけに、余計にきてまう…。

その時のブログを引用するとこんな感じの事が書いてあります。

----------------- 8< -----------------
ランドマークプラザのステージは天井吹き抜けのオープンスペースでした。
常に建物の中のざわつきがある中での演奏。
恐らくファンクバンドやビッグバンドなど、
通行人に耳にもドカンと飛び込んでくる音楽を演るスペースとしては最高なのですが、
西山さんの様な聴き入る音楽にはやや不向きな場所でした。
喩えるなら雑踏の中で詩を朗読する様なモノです。
恐らく吉永小百合でも四苦八苦する事でしょう(笑)。
そんな環境で徐々に彼女達の音楽に聴衆を引き込んでいく力量に感心しました。
しかも、ざわめきにかき消されるくらいのピアノの弱音から始まり
演奏を組み立ててクライマックスへと運んでいく普段のスタイルを崩さないで…。
確かに途中で席を立つ人もいました。
けれどそこに別の人がすぐに座ってお客さんの濃度も高まっていきました。
最後の方は多くの人が彼女達の音楽に引き込まれていた様に思います。
ステージが終わって彼女のCDを求めて人の列が出来ていました。…。
                          (October 10, 2005) 

----------------- 8< -----------------

俺ってエエ文章書くやん(笑)。

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July 27, 2009

平野クミ at SWING 26th july 2009

土砂降りの中、新栄町のジャズの店SWINGに
平野クミさんの歌を聴きに行ってきました。

ライヴ前に近くの店で腹ごなしをしようと
少し早目に出かけたんですけど、
滝の様な雨の直撃に会いました。
舗道に水が溢れ返り、川になってました。
ゴミの袋がプカプカと浮かんで流れていく…。
目的の呑み屋を目の前にして、進路が断たれると云う
まるでロールプレイングゲームの様な状態。
結局、勇者の長靴がなかったので、川を渡れず。

仕方がないので、別の店で軽く呑んで、
ぐじょぐじょの靴下を乾かす事になりました。


で、ほろ酔い気分で平野クミさんのライヴへ。

ヴォーカル+ギター+ベースの好きな編成での演奏でした。
スタンダード中心の、コールポーター多めの、
気持ちのよいライヴでありました。
平野クミさんの声、好きだなぁ…。
ナチュラルで可愛い。歌詞を大事に発音してます。
で、スキャットも無理がなくて、それでいてメロディアス。
「もっと評価されるべき」タグですね。

お客さんは恐らく常連さんばっかりだと思われます。
かなりのチャンジー層でありました。
私はほろ酔いでしたが、かなりへべれけの人がいて、
途中からシェーカーを振り始めたので閉口しました…。
せっかく気持ちよく聴いてたのになぁ…。

愚痴っぽくなっちゃったので、最後に微笑ましいコネタを。
SWINGのメニューより。

Tontsuku_2
ジントンツクです。

Tontsuku02
トンツク、トンツク。
さすがジャズの店だけにリズミカルです。


外の豪雨を忘れるような、穏やかなライヴでありました。

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June 30, 2009

井上淑彦&西山瞳 in DOXY 26th Jun.2009

レポートが遅れましたが、先週金曜日、名古屋ドキシーで
サックスの井上淑彦とピアノの西山瞳のデュオを聴いてきました。
演奏したのは二人のオリジナル+民族音楽でした。
個人的にドラムが入らないのは好きです。
聴き手にとっては楽器の表情が細かく読み取れるから。
演奏する側も大きな音に対峙する必要がなくなって
表情豊かになる様な気がします。
井上さんも西山さんも、ありがちなジャズからは離脱した人。
方向性は全然違うんですけど、お互いが惹かれあって
事あるごとに共演してるのはなかなか興味深いです。
井上さんのサックスはかなりサブトーン気味で
サックスの音を聴いてる気がしません。
どこかの国の(云ってたけど忘れた)曲を吹いた時なんかは
民族楽器の笛の様な柔らかな音の揺らぎや倍音を感じました。
何度も聴いた西山さんの楽曲も違った生命感があり、
有機的な感触が強く思えました。
 
何だか感覚的な表現になってしまいましたが、
そんなスピリチュアルな印象の強い演奏だったのです。

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June 11, 2009

久々にガツンときたCD

考えてみたら食べ物ネタばっかりで音楽ネタがなかったですね。

ちまちまと音楽作りをやってたんですけど、
MIDI環境のどっかがおかしくなったようで
PCから音源への信号が流れなくなってしまった。

音楽的に欲求不満が蓄積してきたので、
昨晩は結構大きな音で音楽をかけ倒しました。


で、購入後、眠っていた在庫を聴き漁ってたら、
…やっぱり凄いわ、Arbenz。

Outstage
「OUTSTAGE/VEIN(META))」

こんな演奏を目の前で聴いたら、失禁すると思う。
で、周りの人も「この演奏じゃ仕方ないね。」と許してくれるレベルだと思う。
って、演奏の素晴らしさを表現するのにふさわしくない表現でした。

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May 03, 2009

昔、好きだったヒト

昔、好きだったヒト
実家のレコードは今の私の好みからは
ちょっとズレてます。
ジャズを聴き始めた頃に買ったモノだし、
その中でも好きなアルバムは今の家に
持っていってますから。
いわば、昔活躍した二軍の選手みたいな感じ。

でも、長らくジャズを聴いてるうちに
好みが一周して戻ってきたり、
昔、ピンと来なかった音楽が妙に沁みたり…、
まあ、そんな事もよくある事です。
だから、私は中古屋に売らない。


で、このエラのライクサムワンインラヴは
実のところ苦手なアルバムでした。
ストリングスのアレンジが甘過ぎて古臭い。
ジャズ的魅力は希薄で、ムード音楽的。

ところが、今回、久しぶりに聴いてみたら、
昔ほどの嫌悪感はなくなってました。
ユルめのストリングスが心地よい。

私も歳をとったって事かのう…。

丁寧にゆったり唄うエラが愛らしい。

やっぱり、いいなぁ…。今でも好きです。

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April 22, 2009

藤が丘な一日

先週末ですが、地下鉄東山線の東の終点、
藤が丘をぶらぶらしました。

と云っても、普通の街なので、お店2軒行っただけ。
しかもどちらも既出。

まずはジャズ茶房青猫。
JBLとGOLDMUNDの組み合わせでライヴな響きなので
とても色っぽい音がします。
マスターのCDチェンジが頻繁なので(約2曲ごと)、
アレコレ聴けて面白いトコロもありーの、
もうちょっと落ち着いて聴きたい気持ちもありーの、
トツ(ry。

私の座ったところから窓の外を眺めるアングルで。
外はいいお天気です。
青猫の看板が小さく見えます。
Aoneko

この日の収穫はこちら。
「THE LIGHT/KETIL BJORNSTAD(ECM)」
The_light
一応ジャズにカテゴライズされるんでしょうけど、
ヴォーカルがベルカント唱法のメゾソプラノなので、
殆どクラシックの声楽を聴くイメージです。
青猫のシステム&たっぷりの残響&たっぷりの音量で聴くと、
ヴィオラの音が無茶苦茶艶っぽい。
うちのシステムでどんな音がするのか気になって
思わず家に帰ってアマゾンで即買してしまいました。
しかし、ウチのデッドな音&みみっちい音量じゃなぁ…。


青猫を出て、目指すは月乃蔵。
ここは実に優れたお店です。
素材が素晴らしいし、お酒の品揃えも面白いです。
それから大将が気さくでいい人です。

Tsuki_no_kura_otoshi
お通し。

Tsuki_no_kura_shimesaba
〆鯖。

Tsuki_no_kura_sansai
この日のヒット、山菜三点盛り。
せり、あずき菜、うこぎ。

Tsuki_no_kura_taakboyaki
陶板玉子焼き。
殆ど味付けせず、濃い卵の味を堪能。
これはちょっと驚きの一品です。

あと一ヶ月もすると、生の朴葉を使った料理が出るそうなので、
また行ってみたいと思います。

ホント、いいお店です。
太田和彦なら
「僕はここが東山線の終着駅だと思うんだ。」
と云う事でしょう。って、ただの状況説明かい。
うう、わかりにくいネタ…。

お後があんまり宜しくなかったですが、この辺りで。

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April 14, 2009

板谷薫 in STAR EYES 14th Apr.2009

東海エリアを中心に活躍してはるヴォーカリスト、
板谷薫さんのライヴに行ってまいりました。

メンバーは下記の通りです。
板谷薫(vo),後藤浩二(pf),日景修(b),奥村将和(ds)

板谷薫は初めて聴きましたが、
ストレートな飾らない歌い方に好感の持てるヴォーカルでした。
選曲はスタンダードの中でも映画音楽中心で、
とりわけオードリヘップバーン関係の曲が多かったです。
好きなんでしょうね。
その好きな曲を丁寧に唄っているのがとても印象的でした。
マイフェアレディの中から他の人が殆ど取り上げる事のない
"Wouldn't It Be Loverly?"を唄ってました。
彼女の声に合った愛らしい曲でした。
その他にも"That's all"をスローで唄ってたのが良かったです。
アップテンポで唄う人も多いけど、やっぱりこの曲はスローだよねー。

ちょっと気になったのが、急に黒人的な喉の使い方をしたりする事。
うーん、色々できるのはわかるけど…。


で、一番びっくりしたのが、後藤浩二の激痩せ。
久しぶりにみたら、顔つきがかわり、オシャレになってました。
最後に見たのがいつだったか、blogを見返してみたところ、
ちょうど2年前の4月でした。ま、2年もあれば、変わるか。
でも、プレイは変わらず素晴らしかったです。
アイデアに溢れ、起伏に富んだソロをとってはりました。


それから初めて聴く日景修のベースはとてもメロディアスでした。
手堅く安定したスタイルで何の無理もなくアドリブしてるのが、
逆に凄かったです。


音楽の話はこの辺にして…。
STAR EYESはさりげなく食べ物も充実してたりします。
私は外で食べてから行く事が殆どですけど、
STAR EYESスタートでも十分です。
但し、空いてる時と混んでる時とでは、
料理の出てくる時間が全然違ったりするんで
要注意かも…。

写真は赤鶏の味噌マヨネーズです。
如何にも東海っぽいでしょ。
とても美味しかったですよ。
Miso_mayo


ちなみに店のマスターが伊勢出身なので
必ずお勧めメニューのところに伊勢うどんが書かれてます。
頼んだ事はありませんが…。

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March 21, 2009

アルバム・オブ・ザ・イヤー 2009

3月にして、アルバム・オブ・ザ・イヤーが決定しました。

Ichiko_mishio

橋本一子と小川美潮のデュオ!
しかも相当自由なインプロヴィゼーション。

鳥肌立ち捲くりました。
こんなに凄みを感じた小川美潮は初めてです。
やっぱり天才です。

橋本一子のピアノも凄い。音に念が篭ってます。

双方の個性が溶け合い、弾け合い、
とんでもないスピリチュアルな音楽を展開してます。
それでいて手の届かないところに行ってしまわず、
聴き手の近くで鳴ってくれる。
トラックによってはかなり天然色な演奏も。それがまた可愛い。

きっとこれを超えるアルバムには今年中に出会えないと思ったので、
当blogでのアルバム・オブ・ザ・イヤー2009はこれに決定です。

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March 12, 2009

東かおる&西山瞳 in Doxy 12th Mar.2009

あら。今年入って、ジャズネタは2つ目やん。
いかんいかん。ややジャズ離れ状態ですね。

Doxy

昨日はヴォーカルの東かおるさんとピアノの西山瞳さんの
デュオライヴが名古屋のDoxyでありました。

東さんのヴォーカルは過去にも何度か聴いておりますが、
ニューヨークから帰ってきて、音楽に一本スジが通った感じです。
殆どありきたりのスタンダードを唄いません。
昨日も冒頭に"SKYLARK"を唄ったくらいで、
それも何だか微妙な転調を効かせてた気がする…。
後はインスト曲のヴォーカリーズが多かったです。
音程の取りにくそうな難しい曲の比率が高く、
それらを正確な音程で唄いこなします。
それでいて気負わず自然な唄い方。
声も膨らみのあるシルキーな柔らかさがあり、心地よい。

英語の発音もとても綺麗なんですが、
時々、日本語の歌詞で唄うんですね。
この歌詞が結構おバカで面白い。
かなり狙ってます(笑)。いや、天然なのか…(失礼)。


西山さんの歌伴は久々に聴きましたが、
題材が題材なので、普通のソロを聴いてる感覚でした。
西山さんのオリジナル曲に歌詞を付けたのんもやってました。
歌詞が乗るとイメージが変わって面白いですね。


何だかとっちらかった感想文になってしまいました。

とにかく、志しの高いヴォーカリストは頼もしい。
今後も活躍に期待します。

Owl

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February 09, 2009

笑ったジャケット

笑ったジャケット
ただの再発かと思ったよー(笑)。

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January 03, 2009

姪っ子にジャズを聴かせてみた。

まだ6歳の姪っ子にジャズを聴かせてみました。

基本的にじっと音楽を聴いてる訳がないので、
試みとして失敗に終わりました。

わかりやすいところでピーターソンをかけても全く無視。
歌モノでステイシーケントやアンサリーも聴く耳持たず。
かなり迎合してTV JAZZを聴かせてみたけど、
6歳の女の子にとってはネタが古過ぎました。

やはり無理だったか〜。

しかし、唯一反応したのが、なんとB-HOT CREATIONS。
Set_me_free

ベースの加藤真一率いる超ジャズバンドです。
姪っ子はNobieのかなり自由なスキャットを聴いて
飛び跳ねながら、フレーズの真似を始めました。
さっきまでポニョを歌ってた子とは思えません。

しかし、続く田中信正のイカレたピアノは完全スルー。
フッ…、まだまだだな…。

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December 31, 2008

astrolabe(西山瞳×馬場孝喜)@クレオール

恒例の西山瞳の晦日ライヴを聴きに
神戸のクレオールに行きました。

色々書きたいんですが、携帯での更新の為、
最小限の感想文をば。

良かったです。以上。






あまりに最小限過ぎるので、もう少し。


この日のライヴはピアノ×ギターと云う
魅力的なフォームでの演奏でした。
しかもセカンドステージでは今作曲途中の
組曲の1〜4曲を演ると云うではありませんか。

この刺激的な試みは2つの意味で
日本のジャズのマジョリティから逸脱してます。

一つ目の逸脱は楽器編成。
日本のジャズファン
はピアノ好きが多いですが、
どちらかと云うとピアノ×ベース×ドラムのトリオを好み
それ以外は変則的と捉える傾向が強いと思います。
特にギターとのデュオともなると
敬遠する人も多いんじゃないでしょうか。

そして、もう一つの逸脱は
作曲ウェイトの極めて高い構成です。
ジャズを聴いている人の大半は
アドリブこそがジャズの本質だと感じてる筈。
確かにコレはジャズの屋台骨に違いないですが、
安易なアドリブ過多の演奏が
ジャズを瞬間芸術と云うよりも
瞬間興奮音楽(今、作った。)にしてしまってる気もします。
即興から得られる音は偶然性のスリルを孕んでいるけど
緻密に作曲された音の密度には
遠く及ばないと思う。
私個人の経験としても
クラシックをしこたま聴いた後でジャズを聴くと、
音の隙間が気になる事がよくあります。
ホントの意味でのジャズとクラシックの融合って
両者のエエトコ取りをする事じゃないかなぁと
思ってみたりする訳です。

おっと、話が逸れました。

別に西山さんの音楽がクラシック寄りなのではありません。
マイナーな試みをしてても
軸足はポピュラーミュージックにしっかり残ってて、
自然で表情豊かなメロディを聴かせるところが凄い。
試みは新しくても、実験的な頭でっかち感は皆無です。

ま、ハーモニーは鬼畜ですが(笑)。


昨夜のクレオールはスニッカーズ並みにぎっしり満員。
聴くと前日の京都キャンディも一杯の入りだったとの事。

ギターデュオで、この試みで、
お客さんが集まるって事は
それだけ彼女の音楽を理解し、期待する人が
増えたって事で、嬉しい限りです。

来年も西山瞳の音楽は我々の期待に応えたり、
はたまた期待を裏切ったり
好き勝手に変容していくんだろうなぁ〜。
わくわくします。

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December 18, 2008

昔作った曲 その9

久々の「昔作った曲」ネタです。

その昔、ニフティで自作MIDIをアップしてた頃、
はっきり云って、私の作品は全然人気がありませんでした(笑)。
魅力的な曲を作る人が沢山いたから当然なんですけど、
その中で最も聴いた人の少なかった曲がコレでしょう。

曲のタイトルは"Good bye our spot"。
私にとってはちょっと思い出のある作品です。


大昔、アマチュアのジャズ系バンドをやってた頃、
月イチで演奏させてくれてた店がありました。
今から考えると、あのレベルの演奏を
よくもまぁ人前でやってたなぁと思いますが、
得がたい経験であった事も事実です。

その後、私は仕事の関係で関西を離れましたが、
残りのメンバーはライヴを続けさせて貰ってました。

けれど、しばらくして、そこが店を畳む事になりました。
思い出の場所がなくなってしまうのはとても残念でした。
その気持ちを込めて、ラストライヴの為に作ったのが、この曲。
私には珍しく、かなり「泣き」の入った曲調になってます。


ま、そんないきさつで作ったため、自分で演奏した事がありませんでした。
で、MIDIで作ってニフティにアップしたんですが…、
ニフティ時代の知り合いにもちゃんと聴いて貰えなかったと云う
いわくつきのMIDI作品と相成りました。

Ca3c0037理由はMU80+VL70mで作ったから。
当時のMIDI音源の主流は
ローランドのSC88でした。
劣勢のヤマハの音源を使った上に
当時鳴り物入りで登場した
物理音源のVL70mを使ったので
実際に聴ける環境にある人は
ごく一部だったと思います。


今回、この作品を初MP3化しました。

…と、書くと、お宝音源っぽいですけど、
実はかなり出来が悪いです。
物理音源はブレス情報まで細かく反映してくれるかわり、
データの修正が面倒なのです。
ぶっちゃけ、演奏スキルが低いと誤魔化しようがない、って事です。
更に何を思ったのか、当時の志保龍Qくんは
サックスパート以外も殆ど無修正で行こうと決断した様です。
アホです。
そんなのはちゃんと演奏できる人のやる事なのです。

特にピアノソロパートは聴くに耐えないので、
今回作り直そうかと思いましたが、
現在のしほたつくんも無修正で行こうと決断した様です。
アホはいつまで経ってもアホです。


思いっきり前置きが長くなりましたが、よかったら聴いてください。

Good bye our spot

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December 06, 2008

イカツいジャズの朝

今週聴いたATOMICの影響でイカツめのジャズを
久々に聴いてみたくなりました。
ただでさえスルーされがちなジャズネタで
更にスルーされそうなアルバムをセレクトをしてみましょう。


Postures
■POSTURES/HAVARD WIIK(JAZZJAND)
HAVARD WIIKの2002年のリーダートリオ作です。
この人、ATOMICのピアノなんですね。
イメージが一致してませんでした。
ATOMICでのプレイと違うと感じたのは音の積み重ね。
ATOMICの場合はあまりコードを押さえてなかった。
単音と云う訳ではないんですが、
和音と云うよりも濁った音をワザとぶつけたり、
対位的に不協音を出してた感じだったんですね。
自己のトリオとなると、割と常識的にコードワークしてます。
ま、ATOMICではバンドカラーの一部に徹してても、
トリオになると役割分担が増えるから当然なんですけどね。
リーダートリオでのプレイは極めてヨーロッパ的です。
厳しい音の積み重ねの中に花開く美しさ。
けれど全体的には線が太く、ヌルさは微塵もありません。


The_arcades_project
■THE ARCADES PROJECT/HAVARD WIIK(JAZZLAND)
もう一枚HAVARD WIIKを棚から引っ張り出してきました。
こちらは2007年のトリオアルバム。
をー、更にイカツく進化してる。
上で挙げたアルバムよりもメロディアスな面は引っ込み、
ソリッドな音の破壊力が前面に出てきた感じです。
メンバーの入れ替わりも大きな要因っぽいです。
決してこれはフリージャズではないですが、
フリージャズと同じくらいのエネルギーが伝わってきます。
昔はどしゃめしゃでしか表現できなかったんだろうけど、
明らかにジャズは進化してるなぁと実感しました。
60年代、70年代のジャズで止まってる人には
是非聴いてもらいたいミュージシャンですね。


Mandelstam
■MANDELSTAM
/PER HENRIK WALLIN&HIZ GANG(MOSEROBIE MUSIC)
PER HENRIK WALLINは「COYOTE/(DRAGON)」を聴いて
ぶったまげたピアニストです。
事故で首を損傷し、障害が残ってしまったので、
その時の様なプレイはできないみたいですが、
体は滅びようと魂は朽ちずで、イカツい音楽を演り続けてます。
このアルバムは2003年のストックホルムのライヴ盤です。
PER HENRIK WALLIN率いるビッグバンドが熱いプレイを展開。
醜くも美しいハーモニーの心地よい事。
ATOMICのフロントのFREDRIK LJUNGKVIST(TS)と
MAGNUS BROO(TP)も参加しております。


朝から濃い音楽を聴き続けたら、どっと疲れてしまいました。
短いですが、ATOMIC絡み3枚で失礼します。

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December 04, 2008

ATOMIC in TOKUZO 4th Dec.2008

名古屋今池のTOKUZOにATOMICを聴きに行きました。
Tokuzo_2

ATOMICは愛知万博の時に来て以来の名古屋との事。
って云うか、愛知万博で演ってたんですね。へー。

ATOMICをご存じない方の為にちょっと書きますと、
フロント2管の北欧中心メンバーのバンド。
北欧と聞いて思い浮かべるイメージとは全く違って、
フリージャズに片足突っ込んだイカツイ演奏をします。
メンバーは下記の通り。
Fredrik Ljungkvist(ts,cl)
Magnus Broo(tp)
Havard Wiik(pf)
Ingebrigt Haker Flaten(b)
Paal Nilssen-Love(ds)
実物をみたら、結構なおっちゃんでした(笑)。

このブログでもちょこっと取り上げた事がありまして、
それを抜粋してみますと、

-------------- 8< --------------
■「HAPPY NEW EARS!/ATOMIC(JAZZLAND)」を聞いての感想
新しいジャズみたいに書かれてる事が多いですけど、
私は逆だと思います。
60年代のいかつい系のジャズが今風になった印象が。
オーネットコールマンを彷彿とさせるんですよね。
(November 25, 2006)

■「THE BIKINI TAPES/ATOMIC(JAZZ LAND)」を聞いての感想
やっぱりアトミックは凄い。構築と崩壊のバランス。
(July 05, 2008)
-------------- 8< --------------

とまあ、こんな事を書いておりました。


で、生でATOMICを聴いた感想は上の引用文とほぼ同じでした。
安直なジャズフレーズなど微塵もでてきません。
各々のソロは相当フリーキーです。
でも、単なるドシャメシャに陥らないよう、
様々なアイデアが盛り込まれているのが面白いです。

例えばMagnus Brooがソロを取ってる間に、
Fredrik Ljungkvistが指で「1」「2」「3」と合図を出すと、
予め準備していた3種類のアンサンブルでバッキングを開始。
こう書くと別に普通の演奏と変わらないみたいですが、
合図を出すタイミングも適当だし、どれを選ぶかもランダムっぽい。
調性も曖昧だし、リズムもテンポも違うリフなので、
音楽的に調和する訳ではありません。
でも、これによって、ぎすぎすした中にも秩序と構築美が生まれます。

アンコールで演奏した曲ではこれを更に発展させた手法を使ってました。
各メンバーがイメージを指で描き、それを元にアンサンブルする。
例えば
En_2
とか
Nami_2
とか、
Dandan_2
とか。


聴き手にとって、調性が薄くリズムの曖昧な音楽はストレスが溜まりやすい。
けれど、急にリズムがはっきりしたり、明確なメロディが現れたりすると、
鬱屈していた気持が一気に弾けて、興奮が倍増しますね。
その辺りの破壊と構築のバランスが実に知的だなぁと思った次第です。

お客さんも結構入っていて、年齢層も幅広かったです。
いいライヴを聴きました。大満足でした。

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December 02, 2008

平野クミ×竹下清志 in STAREYES 1st Dec.2008

今日は帰宅が早かったので、
何気なくSTAREYESのライヴスケジュールを確認したら、
なんと平野クミ×竹下清志ではないですか。
しほたつは思わずすぐ服を着替えてスターアイズへ急いだ!
って歩いて10分のご近所なんですけどねー。

7時半頃に店に入ったら一番乗りでした(笑)。
Stareyes_tennai


実はこれまで平野クミさんのライヴは
某店で何度か聴いてるんですけど、
そこがジャズライヴ専門の店じゃなかったので、
客が騒がしく集中して聴けなかったんですよね。

でも、今日はスターアイズ。ライヴ専門のお店です。
ま、ここも日によって状態の悪い日もあるので
ちょっと心配だったんですが、
騒がしかったのは常連の年配客1グループだけでした(笑)。


ま、そんな話はさておいて、ライヴの内容です。


平野クミ×竹下清志×名古路一也と云う顔合わせ。
驚いたことに平野クミさんと竹下氏は初めてらしいです。
アップテンポの曲もありましたが、バラッド比率が高かったです。
正に願ったり叶ったりじゃないですか。
しかもドラムレスなので、彼女の声がきついビートに嵌められる事なく
伸びやかに耳を届いてきます。幸せ度256%です。

彼女の声はホントに可憐です。
何度も書いてますが、和製ステイシーケントです。
"THE THRILL IS GONE"なんて冷めた愛の唄を
シャウト気味に唄う人もいますが、そんなの変ですよね。
平野クミさんは複雑な女心を抑え気味に静かに唄いました。
こう云う歌唱、いいなぁ…。
それから私の大好きなボブドローの名曲
"I've Got Just About Everything"は素晴らしかった。
あの音の飛びまくる曲をしっかりした音程で唄うだけでなく、
余裕でフェイクしまくってました。
私はこの人の声質と雰囲気ばかり褒めてますが、
それだけで誤魔化す歌手ではないと付け加えておきたいです。
この一曲を聴いただけでも、行った価値ありでした。

竹下氏のピアノは平野クミさんとばっちり…、
とまでは行かなかったですが、なんせ初めてですから。
この感じだと、相性は良さそうな気がします。
是非今後も一緒にやって欲しいなぁと思いました。

初顔合わせの貴重なライヴを聴けたのはラッキーでした。

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November 09, 2008

i-縁奇縁 その1

ウェブサイト「Q's」を始めてから10年が経ちました。
最近はすっかりblogに移行していますが、
自分の中では趣味の音楽を聴き続けていく上で
とても大きな役割を果たしてくれていると思います。

この10年(パソコン通信時代を含めると更に+数年)で
ネットを通じて色んな出会いがありました。
それらの出会いがなかったら、
人生が変わってた…と、まではいきませんが、
人生の楽しみの数十パーセントは損してた気がします。

ただ最近はネットも色々ややこしくなってきて、
知らない人とのコンタクトには腰が引けてたんですが、
こないだ久々に嬉しい出会いがありました。


きっかけは4年以上前に書いたこの記事
私の好きなピアニストの一人、マイクメリロの
「RECYCLE/(PHILOLOGY)」を取上げたものです。
彼の独特のセンスについて語りながらも、
ピアノの音が良くないとかエラソーな事を書いちゃってます。

実はひょんな事から、これをご本人に読まれてしまったのです。

横井さんと云う方がイタリアのマチュラータで
マイクメリロと「RECYCLE」のジャケットデザインをした日本人に
偶然出逢ったのだそうです。
横井さんはあまりジャズに詳しくないので、
ネットで検索したらウチのblogの記事がヒットしたらしい。
それを横井さんは事もあろうに(笑)マイクメリロ本人に
紹介しはったんですよ。な、何と云う事を~。

すると、メリロ氏は意外にも私の駄文に好意を持ってくれたのか、
横井さんの元に私宛のCDと手紙が送られてきたと云うのです。


そんなこんなで、今、私の手元にマイクメリロの
プライヴェート音源があります。
Detour_ahead_mike_melillo
「DETOUR AHEAD/MIKE KELILLO」
これは2003年に録音されたもので、
メンバーは下記の通りです。
MILE MELILLO(PF)
ROY CUMMING(B)
GLENN DAVIS(DS)
近々発売される予定との事です。
初っ端からモンクの"WORK"ですわ。
この曲、好きなんですよね。
モンクのケッタイさとてもよく出た秀作です。
メリロのソロはそのテーマのイメージの延長線上に紡がれていきます。
モンクとメリロはどこか資質的に近いモノを感じます。
「BOPSENTRIC/(RED)」ってモンクとハービーニコルスの曲ばかりを
演奏したアルバムも出してるので、一度聴いてみてくださいな。
あと、オリジナル曲の"SEE HUNT AND LIDDY"も良かったです。
バップに軸足を置きながらも、ただの過去の踏襲に陥らず、
フレーズやハーモニーのそこここに、独特のスパイスが利いてて、
「をっ。」と云う新鮮さの感じられる演奏なのです。


さて、今日はマイクメリロを色々聴いて過ごすか~。
Melillos

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October 27, 2008

清秋の音楽三昧 その3

音楽はコンスタントに聴いているんですけど、
この間からあれこれ思うところがあって、
「聴いたものを文章で表現する」事がしっくりこないので、
あっさりと取り上げてみる事にしました。


Archpelago
■ARCHIPELAGO/ANAGRAM(Anna Einarsson Music)
ANAGRAMの二枚目のアルバム。


Home
■HOME/KELLY JOHNSON(SAPPHIRE)

Music_is_the_magic
■MUSIC IS THE MAGIC(SAPPHIRE)
「MAKE SOMEONE HAPPY」を聴き返したらよかったので、
近作を2枚聴いてみました。
参加メンバーもなかなか豪華です。
両方に参加のジェフキーザーのピアノがいい。


Films_bley
■JAZZ 'N (E)MOTION FILMS/PAUL BLEY(RCA)
ポールブレイのソロ。
内部奏法などもあるけど、説得力のある演奏。
録音もいい。


Verklarte_nacht
■シェーンベルク:幸福な手&管弦楽のための変奏曲&浄夜(弦楽合奏版)
/ブーレーズ(SONY)
"管弦楽のための変奏曲"は十二音技法の初期の名作。


ちょっとあっさりしすぎました。
また文章を書く気が戻ってきたら、
書きます。


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October 05, 2008

清秋の音楽三昧 その2

昨日の晩、パララックスの充実のライヴを聴いた後なので、
今日はその余韻で音楽レスな一日を送るつもりでしたが、
昨日届いたCD15枚とDVD16枚が枕元に…。
おちおちしてられないって事で、いつもの三昧企画を。


My_russian_soul
■MY RUSSIAN SOUL/VIKTORIA TOLSTOY(ACT)
ヴィクトリアトルストイの待望の新譜です。
HMVの「輸入盤3点で25%オフ」で買ったら、
そのうちの1枚の入荷が遅れて、
入手が遅くなってしまったよ。ったく。
あのシステムも一長一短だなぁ…。
気を取り直して聴いてみると、やっぱりよろしおます。
ってか、ヴィクトリアトルストイの声が聴けるだけでも
幸せだったりするのです。
近年の諸作同様、ありていのジャズっぽさは希薄で
今回のんはタイトル通りロシアの音楽をテーマに
適度の民族色と、らしからぬアレンジの妙味を味わえます。
"LITTLE PRETTY"はポーリュシカ・ポーレ、
"STRANGER IN PARADISE"はボロディンの"韃靼人の踊り"、
"SILENT RHAPSODY"はチャイコの"悲愴"の第一楽章、
"AFTERMATH"もチャイコで"白鳥の湖"、etc.…。
予想外の曲が飛び出してきて面白いです。


Time_will_tell
■TIME WILL TELL/NICOLE HERZOG SEPTET(TCB)
ヴォーカルのNICOLE HERZOGのリーダー作。
ヴォーカル+4管+ピアノトリオの構成なので
ホーン&リードアレンジが聴きドコロですね。
あまり大胆なリハモなどは行なわれていませんが、
なかなかアイデア溢れるアレンジだと思います。
NICOLE HERZOGの声は細めで高め。かわいらしい。
セプテットを従える感じじゃないところがまたいい。
彼女はテーマ部分しか唄わないので、
演奏の大半はインストアルバムと化しています(笑)。


What_lies_within
■WHAT LIES WITHIN/DENISE DONATELLI(SAVANT)
上のアルバムよりも編成は小さいですが、
インストとヴォーカルの一体感ではこちらは白眉の仕上がり。
唄も無茶苦茶上手いです。
"I LOVE IT WHEN YOU DANCE THAT WAY"みたいな
音程が難しそうな曲でもサラリと唄いこなしてます。
ヴォーカリーズモノの"DAAHOUD"も完璧です。これは凄い。
ジェフキーザーのピアノも適度なアウトが心地よいです。


Kirstin_berardi
■THE KRISTIN BERARDI BAND/(JAZZHEAD)
静かに唄っている時はいい佇まいを持った歌手なのですが、
盛り上げにかかるとヤンキー娘(死語)的なガサツさが出てくる。
なんか惜しいなぁ…。
普段はシュッとキメてるけど、育ちの悪さが滲む感じで。
どうも女性ヴォーカルには擬似恋愛的評価をしてしまうなぁ(笑)。
ヴォイスを楽器と同格のポジションに置いて
演奏に溶け込ませる感じは極めてジャズ的ではあります。


Cerebral_flow
■CEREBRAL FLOW/LOGAN RICHARDSON(FRESH SOUND)
ををー、久々に存在感のあるアルトに出逢った気がします。
って、アルトを最近聴いてないだけの話だったりして(笑)。
個人的に艶っぽい豊かな音色のアルトよりも
ややぶっきらぼうな語り口の方が好きなのです。
録音技術による部分もあるんですけど、
思いっきりデッドな音でアルトの音が際立って聴こえる。
初っ端のソロなんて、狭い部屋で、目の前で吹いてる感じ。
面構えもいい。

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Parallax in DOXY 4th Oct.2008

名古屋のDOXYへ西山瞳トリオParallaxを聴きに行きました。
今回はCD発売記念&シミズタケヒロ追い出しツアーでした。

ただ一言、よかったです。

清水君、アメリカで一旗揚げてください。

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September 21, 2008

早秋の音楽三昧 その10

早秋とはどの時期を指すのかわからないので
とりあえずこのタイトルシリーズは今回で終了です。

Limparfait_des_langues
■L'IMPARFAIT DES LANGUES/LOUIS SCLAVIS(ECM)
ルイスクラヴィスってなかなか捉えどころのないクラリネット。
ジャズ周辺の音楽ではあるんですが、ジャンル分け不能です。
色んな楽器を取り入れてトンがった感じはあるんですけど、
洗練された音作りかと云うとビミョーだし、
無目的のドシャメシャフリーでもない。
ジャズ50%、クラシック20%、民俗音楽10%、
その他20%くらいのの配合比でしょうか。
ポルタルと似た路線ながら、
一聴してわかる程の個性があるわけではないです。
このアルバムはスクラヴィスのクラに加えて、
アルトサックスでマークバロンが入り、
キーボード、サンプリング、エレキギター、ドラムの編成。
ジャズ寄りの演奏もあり、アンビエントな曲もあり、
実験的サウンドとオーソドックスなサウンドが
ごっちゃごっちゃに入ってるので、
ECMと云うより、ラベルブルーっぽいです(笑)。


Gaia
■GAIA/MARILYN CRISPELL(LEO RECORDS)
マリリンクリスペルの1987年の録音。
買ってからおそらく3~4年は棚で寝かせてました。
ちょっと前の「開封祭り」でも聴かなかったアルバム。
難解なのわかってるから、なかなか聴く気が…。
とにかく、この季節に聴いとかないと、
また一年エイジングが進んでしまうって事で
意を決して開封しました。
やっぱり胃の痛くなる様な演奏…。
ピアノは旋律を弾かず、ベースはコードを提示せず、
ドラムはビートを刻まないので、
この編成で演る意味があるかどうかは別として(笑)、
彼女らしいストイックなフリージャズです。
とは云え、彼女のオリジナリティと云うよりも、
その時代のジャズの匂いがプンプンしてる感じです。


Stockhausen_family
■MARKUS STOCKHAUSEN PLAYS
KARTHEINZ STOCKHAUSEN/(EMI)
シュトックハウゼンの曲を息子が演奏したアルバム。
どこまでが作曲家の指示なのかわかりませんが、
冒頭の"ARIES"などはプレイヤーによる
ソロパフォーマンスを聴いてる感覚です。
ベースが入る曲なんかは更にジャズ的。
トランペットの音がパンしたりするのも
譜面に書いてあるのかなぁ?
シュトックハウゼンらしく電子楽器も登場します。
今の様な技術がなかった頃の楽器なので
今の耳で聴くとチープに感じますけど、
当時、この楽器に無限の可能性を感じてたのは
ちょっとだけわかる気がします。


1st_sketches
■1'ST STETCHES/OLIVER ANTUNES(CALIBRATED)
疲れる音楽を聴き続けたので、気楽なのを一枚。
録音が重めなので、うちのシステムだとイカツく鳴りますが、
プレイ自体はあまりにオーソドックス。
昔ながらのジャズを好きな人なら飛びつく内容です。
粘りとは違うタッチの遅れ具合が妙な味わいです。


Heads_and_tales
■HEADS AND TALES/RAY ANDERSON(ENJA)
ちょっとテンションを下げすぎたので、
色々棚を物色した結果、レイアンダーソンにしました。
うん、なかなかナイスなチョイスだと自画自賛。
こう云うイカレポンチな音楽は堪らなく好きです。
特にレイアンダーソンのヴォーカルはかなりイッてる。
スクリーミンジェイホーキンスに通じますよね。
明るく楽しい才能の無駄遣い感がいいなぁ…。


って事で、今日はこの辺で。

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September 20, 2008

早秋の音楽三昧 その9

しつこく続く早秋三昧シリーズです。
ジャンル問わずで色々聴いてみたいと思います。


Im_missing_you
■I'M MISSING YOU/西山瞳(SELF-PRODUCE)
新譜の「PARALLAX」を聴いてたら、急に聴きたくなりました。
今や幻の自主制作盤です。
久々に"PASSATO"を聴いてたら、ジーンときました。
本当に美しい曲です。
"BLUE NOWHERE"は新譜にも入ってましたが、
こちらの方がなぜかアンシェントなイメージが湧いてきます。


Anne
■赤毛のアン/サウンドトラック(COLUMBIA)
もう30年近く前の世界名作劇場のサントラです。
「ペリーヌ物語」「トムソーヤの冒険」はかかさず観てたんですが、
二つの間の「赤毛のアン」はあんまり観てませんでした。
なのになぜこのCDを持ってるかと云いますと、
主題歌や挿入歌の作曲が三善晃なんですよね。
"きこえるかしら"、"さめない夢"は名曲です。


Phantasy_quintet
■ヴォーンウィリアムズ:幻想五重奏曲&弦楽四重奏曲1、2
/MAGGINI QUARTET&GARFIELD JACKSON(NAXOS)
ヴォーンウィリアムズの室内楽は初めて聴きました。
幻想五重奏曲の第二楽章とか好きだなぁ…。
弦楽四重奏曲第一番は極めてフランス的です。
それもその筈、この頃はラヴェルに師事してたんだそうな。
弦楽四重奏曲第二番は第二次世界大戦中の曲。
全く別人だと思った方がいいかもー。


Vw_symphonies
■ヴォーンウィリアムズ:交響曲全集
/プレヴィン&ロンドン交響楽団(RCA)
今度はヴォーンウィリアムズの大編成の曲を。
今日は第三番"田園交響曲"を聴きました。
第三番はイギリスの田園を描いた作品らしいですが、
第三楽章以外は妙にフランスっぽかったりします。
第四楽章はソプラノ入り。


Purple
■PURPLE/NGUYEN LE(ACT)
全然毛色を変えて、グエンレです。
2002年に録音したジミヘントリビュート作ですが、
アレンジのイカレ具合はグエンレの真骨頂で、
120%彼のカラーになってしまっております。
レーベルがACTって事もありますけど、
料簡の狭いジャズファンなら
卓袱台をひっくり返す星一徹をひっくり返すでしょう。
ベトナム人とは云いつつフランス生まれなのに、
サウンドはいつもどことなくエキゾチックですねぇ。


って事で今宵はこの辺で。

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Parallax/西山瞳(spice of life)

西山瞳トリオ"parallax"の新譜をようやく聴きました。
発売から3日遅れです。アマゾン、おせーよ。
ま、夜に小音量でこちょこちょ聴きたくはないので、
発売日に入手してても週末まで我慢してたかな。


何よりレギュラートリオの音が形に残った事が嬉しいです。
って云うかホッとしてます(笑)。
でも、これはあくまで「止まると死ぬ」西山瞳の
僅かな瞬間を捉えただけの事に過ぎません。
ちょっと前の彼女とも違いますし、
ちょっと未来の彼女とも違う。
何て云うか、喩えは悪いですが、個人的には、
ゲームのセーブデータみたいな気分なんです。
彼女はどんどん変容していっちゃうから、
できればこまめにセーブを取って欲しいなぁと(笑)。


とにかく今回のCDは非常に密度が濃いです。
がっちりとしたレギュラートリオならではの音。
過去3枚の作品は海外ミュージシャンとの顔合わせで
それはそれで面白かったんですけど、
音楽の組み上げ方が違ったんじゃないかなと思います。
彼女の曲はけっしてアドリブの為の素材じゃないですから、
バンドで何度か演奏してるうちに、完成度が高まり、
ちょっと壊れかけてきたあたりが面白い訳で…。
そう云う意味でこのアルバムは間違いなく理想の西山瞳サウンド。
しかも、スタジオ録音にありがちな纏まった演奏に陥らず、
三者がいつもの勢いでやらかしてるのが素晴らしいです。


また、ゲスト参加しているギターの馬場孝喜も凄い。
ライヴでも聴きましたが、彼女の難しい曲で
うっすら笑みを浮かべながらアドリブを弾き捲くる姿は
ある意味、怖いです。とんでもないギターリストです。
きっと今後、更に注目されていく事でしょう。


あと、今回のアルバムにはさりげなくトリオの変遷が
織り込まれていますねぇ。
初代トリオ(西山-原-川内)で出した自主制作盤の
「I'm missing you」から"Blue nowhere"を取上げたり、
横浜ジャズコンペ優勝トリオ(西山-大谷-清水)の頃の
"Aprillis"でアルバムを締めくくったりしてます。
これらの曲が今の曲の中に並ぶと作風の変化がよく分かります。


ドラムの清水勇博が渡米する事もあり、
ParallaxはCD発売ツアーで一旦活動休止となりますが、
また何年後かに、この顔ぶれが揃った時の事を考えると、
馬場孝喜以上にニヤニヤしてしまうのでした(失礼)。

Parallax


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September 18, 2008

早秋の音楽三昧 その8

小雨降る夜の長距離運転でくたくたです。
今日こそシャワーを浴びてすぐ寝るつもりでしたが、
何だか疲れた体を音楽に浸したくなり、
オーディオのスイッチを入れる事にしました。


Samossa
■SAMOSSA/CLEM(SELF-PRODUCE)
とても面白いアルバムです。
色んなジャンルが愛らしく纏まって唯一無比な音楽に。
声質も細いハスキーヴォイスでジャズ臭くないのがいいです。


The_dance
■THE DANCE/CLEM(DIW)
上のアルバムよりはジャズ寄りの作品になりました。
録音の具合なのか声質が違う気がします。
前よりも声が澄んでる感じです。
彼女の実力を図り知る上ではこっちの方もいいですが、
前作の様な赤道付近の気候の様な寛いだ感じが薄く、
緯度が北上し、ヨーロッパ系のイマドキな音になってます。
CDのオビに寺島●国のコピーが書いてありまして、
「静かな欲情」だってさ。
たった5文字でこれだけ的を外したコピーも珍しい。


Concertino
■シマノフスキー:弦楽四重奏曲第一番・第二番
ストラヴィンスキー:コンチェルティーノ&3つの小品&ダブルカノン
/GOLDNER STRING QUARTET(NAXOS)
ストラヴィンスキーの"コンチェルティーノ"が聴いてみたくて、
ネットで探したんですが、三大バレエ曲ばっかりで、
室内楽曲は見つけるのが大変でした。
ようやく発見したのがこのアルバム。ありがとうNAXOS。
そしたら、一緒に入ってたシマノフスキーの弦楽四重奏曲が
なかなか面白くて、聴き入ってしまいました。
第一番の第三楽章の音の積み重なりがケッタイで好き。
第二番になると更に調性が曖昧になって、
全体がグレーのベールで覆われた様な陰鬱さが漂う。
って、これは現代音楽全体に云える事ですが…。
で、目的の"コンチェルティーノ"ですが、
ストラヴィンスキーの挑発的な音が
剥き出しになってるのは小編成ならでは。
弦楽四重奏でも強いビートやポリリズムを感じさせるのが
とても面白いです。
"3つの小品"は更に骨格剥き出しで不恰好な音楽。
個人的にはこっちの方が好みかも。
"ダブルカノン"は70歳を越えてからの作品です。
全体が穏やかな起伏を描いて2分弱で終わります。


Lassus
■オルランドディラッソ:死者のためのミサ曲&巫女の予言
/ヒリアードアンサンブル(ECM)
オルランドディラッソは16世紀のイタリアの作曲家だそうです。
ちょっと前に記事で「ぐっすり眠れる音楽」について書きましたが、
この教会音楽は間違いなくぐっすり眠れそうです。
曲が曲だけに永久の眠りにつかないよう気をつけましょう。
それにしてもヒリアードアンサンブルは素晴らしいですねぇ。


Shiroku
■三善晃:四季の秋の歌&白く&聖三稜玻璃&高原断章
/瀬山詠子&三浦洋一(VICTOR)
ヒリアードアンサンブルの後は何を聴いても濁って聴こえるので、
ここは日本の美しい歌曲に繋げました。
三善晃の歌曲集IIです。
歌曲や合唱曲になると三善晃の作風は優しく変わりますが、
曲によってはかなり現代音楽チックになります。
このアルバムでは"四つの秋の歌"以外がそっち系です。


思わぬ方向に進んでしまいましたが、これもまた一興。
では、今回はこの辺で。

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September 17, 2008

早秋の音楽三昧 その7

一日立ちっ放しの仕事を終えてくたくたです。
もう今日はシャワーを浴びてすぐ寝るつもりでしたが、
聴かずにいられないCDが届いてたので、
オーディオのスイッチを入れる事にしました。


Hello_troll
■HELLO TROLL/HELGE LIEN(OZELLA MUSIC)
ヘルゲリエンの待ちに待った新譜です。
もう第一音から彼の音楽以外何物でもありません。
徹底的に研磨した様な鋭い演奏ですが、
決して難解ではなく、無機質でもありません。
次の音、次の音を聴きたくなります。
録音も無茶苦茶良いです。ベースが腹に響きます。


Pieranunzi_scarlatti
■PLAYS DOMENICO SCARLATTI
/ENRICO PIERANUNZI (CAM JAZZ)
もう一枚新譜を取上げます。
エンリコによるスカルラッティ集です。
ジャズミュージシャンがクラシックを題材に扱った場合、
哀れな結果に陥るケースも多いと思います。
でも、さすがエンリコ。価値のある一枚に仕上がってます。
最初は「なんでスカルラッティやねん。」と思いましたけど、
古きイタリアの大作曲家の作品を取上げる気持ちは
我々日本人には図り知ることはできませんわ。
テーマとして奏されるスカルラッティのソナタは
(恐らく)譜面に忠実な演奏になっていますが、
それがインプロヴィゼーションに移っていくにつれて、
当時の音楽の香りに少しづつ今の音が混じっていく。
このコントラストがとても面白いです。
さてさて、「SOLAL PLAYS RAVEL」とか出ないかなぁ(笑)。


Films_stephan_oliva
■FILMS/STEPHAN OLIVA(RCA)
ソロピアノアルバムが続きます。
今度はステファンオリヴァによる映画音楽集。
今から10年以上前に作られたアルバムです。
「JAZZ'N (E)MOTION」ってシリーズ(?)で
マーシャルソラールやポールブレイなど
ちょっと癖の強いピアニストが映画音楽を演奏してます。
その中でもステファンオリヴァはアクが強いですね。
演奏のテンションの高さもさることながら、
知ってる映画音楽が殆どないのも捻くれてるよー。


Two_for_the_road
■TWO FOR THE ROAD
/MIKA POHJOLA&JILL WALSH(DONE RECORDS)
体力を奪うアルバムの後は肩の力の抜ける作品を。
インストアルバムには緊張感やキワドサを求める癖に
女性ヴォーカルにはやっぱり癒しを求めますねぇ。
このJILL WALSHってヴォーカリストを初めて聴いた印象は
ちょっとけだるい色気がやや立ち過ぎな気もしますが、
決して音程の誤魔化しはないので、心地よいです。
しかし、このピアニスト、気になってる訳でもないのに、
なぜか手元に4~5枚ありました。なぜだろう?


Sings
■SINGS/EMILIE-CLAIRE BARLOW(SELF-PRODUCE)
可愛くて上手い唄が聴きたくなって引っ張り出してきました。
この子は隙がないですね。
声に張りがあって、高音もスンスン出ます。
どちらかと云えばアップテンポの曲に魅力がありますが、
スローナンバーも悪くないです。
無理矢理ケチをつけるとすると、巧すぎる事でしょうか。
上手いのはいいけど、巧さが目立つと、
気持ちが篭ってない気がしてしまうんですよね。
パスコアールの"PIPOCA"をサラッと唄ってるくらいが
能ある鷹が爪をネイルアートしてる感じで素敵です(はぁ?)。


眠たくなってきたので、この辺で。

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September 14, 2008

早秋の音楽三昧 その6

秋が音楽鑑賞に向くのはエアコンを切れるからかも。


Diverted_travels
■DIVERTED TRAVEL/JON BALKE(ECM)
JON BALKEは私の中ではちょっと特別なミュージシャン。
「この人じゃないと駄目。」って日が結構あります。
特に最近は「BOOK OF VELOCITIES/(ECM)」って
ソロアルバムを頻繁に聴きますが、
その他のアルバムも負けず劣らず素晴らしいです。
特にモーションも音数も少ない曲が好きで
静寂の中にピアノの音粒がポツポツと広がっていく感覚に
ちょっとした麻薬性がある。
その静寂の空気の張り詰め具合も重要で、
キンキンに厳しい緊張感じゃ胃が痛くなるし、
ユルユルのアマアマだと逆に居心地が悪い。
JON BALKEの場合、かなり実験的なサウンドであっても、
その空間に適度な緊張と大らかな広がりが感じられます。
…あ。
思い入れがある分、訳の分からん事を書いてしまいました。


Blues_liberation
■BLUES LIBERATIONS/JIM RIDL(DREAMBOX MEDIA)
初めてJIM RIDLを聴いたのが
「FIVE MINUTES TO MADNESS AND JOY/(SYNERGY MUSIC)」で、
ソロで厳しい音を撒き散らす冒頭のタイトル曲を聴いて
衝撃を受けたのを覚えています。
その後、彼の特異なセンスが気になり、何作か聴きました。
そのどれもが他に比べ難い独特の味があって…、
ま、一言で云うと、かなりの偏屈ではないかと思います。
このアルバムもブルースを題材にしながらも、
非常に厳しい音を重ねた演奏が19曲も並んでます。
「あれ?ブルースってこんな陰鬱なモンだったっけ?」


Time_cafe
■TIME CAFE/MIKE WOFFORD(AZICA)
少しまともなジャズに戻して、
マイクウォフォードの2001年のアルバムです。
とか云いつつ、この人のセンスも微妙に変わってるかも。
遙か昔の「INTERPRETATIONS'76/(FLYING DUCHMAN)」で
面白いピアニストだなと気になって、
「SYNERGY/(HEAVYWOOD)」で凄いと思いました。
でも「SYNERGY」の様な作品がその後出てないのが残念。
この「TIME CAFE」も何の思い入れもない人が聴けば、
さり気なく聴き流してしまう程度の微妙なユニークさがある(笑)。
トリオ演奏の合間に数曲ソロピアノが入りますが、
彼の美的感覚がよく分かる演奏で面白いです。


People_music
■PEOPLE MUSIC/DONALD BROWN(MUSE)
微妙に変なセンスを持ったピアニストの話になったら
ドナルドブラウンを挙げない訳にはいきません。
以前にもドナルドブラウン讃って記事を書きましたが、
その中でお薦めしたアルバムを久々に聴いてみました。
トムハレルとかスティーヴネルソンと云ったヌルめのメンバーが
初っ端の"THE BISCUIT MAN"でケッタイなアンサンブルを聴かせます。
その勢いで突っ走るかと思ったら、2曲目、3曲目と緩くなり、
このままだらだら続くのかと思ったら、
4曲目の"RERUNS FROM THE SIXTIES"で再び走り始める。
スティーヴコールマン&ファイヴエレメンツに匹敵する
ソリッドでカッコイイ演奏…と云うとかなり云いすぎですが。
このクォリティのムラがドナルドブラウンらしさでもあり、
人気がイマイチ上がらない原因ではないかと思います。


Cosmics_chapter
■COSMICS CHAPTER 90/DUDU PUKWANA(JIKA)
ドナルドブラウンでDの棚を探してたら、
ドゥドゥプクワナの1989年録音のCDが出てきました。
正確にはZILAってバンド名義のアルバムです。
昨日取上げたクリスマクレガーのバンドとは全然趣きが異なり、
全体がユル~いアフリカサウンドになっております。
これが堪らないんですよね~。


って事で、今回はこの辺で。

さて午後は溜まったDVDを観ていこうかな。

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September 13, 2008

早秋の音楽三昧 その4

先週に引き続き、ジャンル問わずの音楽三昧を。
今週はホームグラウンドのジャズからスタートしてみます。


Clockwork
■CLOCKWORK
/RANDY HALBERSTADT(PONY BOIY RECORDS)
このピアニストのCDをネットで色々クリックして入手した一枚。
演奏自体は割とおとなしめなんですけど、
10曲中7曲がゲストヴォーカル入りでした。
JAY CLAYTON,BECCA DURAN,KENDRA SHANK,
KRIS O'GRADY,WHITNEY JAMESと云う顔ぶれ。
RANDY HALBERSTADTの好みなのか、
似たようなタイプの人が並んでいます。
みんな線が細めでやや冷たく、音程がちょっと悪い(爆)。
インスト曲では"DA DA DAT"が楽しい。
この手の曲が彼の持ち味なんでしょうね。
サックスのHANS TEUBERも地味ながら
ユニークなフレーズを吹きます。
全体的には小振りな印象ですが、なんかお得な一枚。


Ie
■家/筒井康隆&山下洋輔(FRASO)
分類不能なコンセプチュアルな作品ですが、
そんな難しい事をしてる訳ではありません。
単に筒井康隆のナレーションや
タモリのハナモゲラを入れて、
ドラマ仕立てにしてるだけです。
かと云って、全編聴いても、
何が何だかわかりません。
あくまでも筒井康隆の作品を基にした
サウンドイメージ作品って感じですか。


Tsutsuiyasutaka_bunmei
■筒井康隆文明/VARIOUS ARTISTS(VICTOR)
前述の「家」と比べると遙かにわかりやすい作品。
聴きドコロはA面の"バブリング創世記"ですね。
朗読の代志住正が素晴らしい。特に第5章。
元々音楽的な小説なので素材としては完璧でしょう。
B面の"寝る方法"は筒井康隆の朗読。
私は先に本で読んで、ひーひー笑い転げましたが、
この録音の方が先なのだそうで。
でも、筒井康隆の朗読が素人レベルなので
せっかくの面白い作品のテンポが損なわれてるかな。


Brotherhood
■BROTHERHOOD
/CHRIS McGREGOR'S BROTHERHOOD OF BREATH
(FLEDG'LING RECORDS)
クリスマクレガーのブラザーフッドオヴブレスのメンバーに
ドゥドゥプクワナが入ってる事を教えてもらい、
慌てて入手できるモノは一通り買い漁りました。
5~6年前に「BROTHERHOOD OF BREATH」を買った時に
クリスマクレガーも一通りチェックしたんですけど、
おそらくその頃は再発されてなかったんでしょう。
客席王さん、ありがとうございました。
やっぱりプクワナの曲はカラッと明るくていいです。
演奏はいかつくてもちょっと能天気な味わい。


Il_sole_di_un_attiomo
■IL SOLE DI UN ATTIMO/ADA MONTELLANICO(EGEA)
今まで聴いた中でこのアルバムが一番好きかも。
イタリア語の響きに慣れてきただけだったりして(笑)。
ピアノはエンリコピエラヌンツィです。


全然纏まりがなかったですけど、
まずは5枚で休憩します。

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September 07, 2008

早秋の音楽三昧 その3

そろそろホームグラウンドのジャズに戻ってみようかと。


Its_you
■IT'S YOU
/SACRAMENTO STATE VOCAL JAZZ ENSEMBLES
(SACRAMENTO STATE)
2005-2006のダウンビート誌のSTUDENT MUSIC AWARDSで
ウィナーに輝いたグループだそうです。
とても透明感のあるジャズコーラスグループ。
細部までコントロールされた見事なハーモニーです。
"LEE'S SUMMIT"や"SCARBOROUGH FAIR"あたりを聴くと、
テクニック重視のグループに思えますが、
続く"I'VE GOT LIFE"でパワフルな表現力もある事がわかります。
全編アカペラではなく、曲によってインストを加えてるのは
正しい選択だと思いました。


Down_4_the_count
■DOWN 4 THE COUNT/(SELF-PRODUCE)
ジャズコーラスをもう一枚。
上のユニットよりも古風なジャズコーラスグループです。
女性の高音シャウトがアニーロスを彷彿とさせます。
ヴォイスパーカッションも入れていますが、
それほど派手なテクはないようです。
しかし、何でこれを取上げたかと云いますと、
"TURN OUT THE STARS"を唄ってるから。
これは珍しいですね。
出来はぼちぼちですが、なかなか面白いです。


Parallel_tracks
■PARALLEL TRACKS/RANDY HALBERSTADT(ORIGIN)
以前、この人の「INNER VOICE/(SELF-PRODUCE)」を
密かなお薦め盤としてご紹介しましたが、
それを100とすると、このアルバムは仄かなお薦めってトコです。
しかし、何でこれを取上げたかと云いますと、
エンリコの"DON'T FORGET THE POET"を演ってるから。
これは珍しいですね。
出来はぼちぼちですが、なかなか面白いです。


Bestiarium
■BESTIARIUM/ERIC VLOEIMANS(CHALLENGE)
昔、正式ウェブサイトQ'sでも取上げたアルバムなんですが、
何で再度引っ張り出してきたかと云いますと、
ここでもエンリコの"JE NE SAIS QUOI"を取上げてるからです。
このアルバムは彼の作品の中でも特に優れた出来ですので、
諸手ぶらり戦法でお薦めできます。ってどう云う意味やねん。
このユニットの肝はギターのANTON GOUDSMITだと思ってます。
お薦めのトラックは"JE NE SAIS QUOI"ではなく、
"MACK TRUCK"や"UNCLE THEO"や"ELLEN"ですね。


Lets_live_again
■LET'S LIVE AGAIN/ELAINE LUCIA(SONG FLOWER RECORDS)
本日の最後はお薦めのヴォーカルで〆たいと思います。
可愛らしく澄んだ声質に伸びやかで素直な唄い方。
心地よさの極みの様なヴォーカルです。
これよりも前に出た2枚も聴きましたが、
それらよりもややオールドスタイルな作品ですので、
皆様を幸せにしてくれる事、まちがいないかなー、どーかなー(笑)。
ヴォーカルは好き嫌いがあるから、わかりませんけど、
ま、100人いたら90人は心地よいと思うかなー、どーかなー(笑)。


って事で初秋の夜にふさわしいヴォーカルを取上げたところで
お開きにしたいと思います。

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August 26, 2008

思い出の夏

今日、某所で平野クミさんのライヴを聴きました。
スタンダードづくしの愛らしいステージで
とてもよかったです。


でも、観客がうるさ過ぎた…。
わいわい騒ぎたいなら、どうしてライヴに来るのでしょ。
居酒屋で呑んでる方がいいじゃんかー。
一緒に行った後輩もKY大嫌いな性格なので、
「ライヴは良かったけど、ストレスが溜まった。」ってさ。
激しく同意ですわ。

場をわきまえて静かにしてられないなんて、
子供やん…。


大好きなミッシェルルグランの"THE SUMMER KNOWS"が
騒々しい店の雰囲気で、透明感を失ったのが悲しかった…。


家に帰ったら、"THE SUMMER KNOWS"が無性に聴きたくなりました。

Musique_du_bois私の中で印象深い"思い出の夏"は
「Musique Du Bois/PHIL WOODS(MUSE)」。

この時代のウッズのアルトは
既に熟し柿になりかけてるけど、
このアルバムはなんとか
皮が剥ける程度の硬さを保ってます。
適度に有機的で、適度に熱く、
それでいて過度に吹きすぎず、
"THE SUMMER KNOWS"の持つ
フランス的サウダージを
表現してる様な気がします。


あ~あ。夏ももう終わりかぁ。寂しいなぁ…。

♪こおろぎが鳴いている、もう秋なのね~。

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August 24, 2008

ポジティヴにジャズを愉しむ その18

聴いたCDを棚に片付けていたら、
新たに聴きたいアルバムが見つかったりして、
また色々聴き始める日曜の午後。


Borstlap_sextet
■THE SEXTET LIVE!/MICHIEL BORSTLAP(CHALLENGE)
ボルストラップと云う凄い才能のピアニストを知ったのが
このCD二枚組のアルバムでした。
最初は彼のプレイよりもコンポーザーとして魅力を感じました。
まだ名前の読み方もわからず、興奮気味にウェブサイトに
記事を書いたのを憶えています。
まだ7~8年前の事だと思いますし、
その頃からあまりジャズの好みは変わってないので、
今聴いても当然素晴らしいと思います。
こんなミドルコンボのアルバムをまた作ってくれないかなぁ。
最近、やや変な方向に行ってしまってるので、ちょっと心配。


Mull_house
■MULL HOUSE/MULL HOUSE(林泉)
MULL HOUSEは一度生で聴いた事があります。
林栄一の強烈なサックスに加えて、
更にその上を行くギターの石渡明廣の猛烈さに
打ちのめされクタクタになりました。
とんでもないパワーの塊り。
DE-GA-SHOWを100としたら、
MULL HOUSEはおそろしくパワーの塊り。
渋谷毅オーケストラを100としたら、
MULL HOUSEはそれはそれはパワーの塊り。
久々に聴いたんですが、うちのステレオでは
近所迷惑になるので大音量では鳴らせず。
よーし、iPodに入れて思いっきり聴くかー。


Coming_about
■COMING ABOUT/MARIA SCHNEIDER(ENJA)
リックマーギッツァが参加してるので聴いてみたら、
凄いオケアレンジだったのでメロメロになりました。
タイトル曲の"COMING ABOUT"を聴いて、
初めてジャズオケで「美しい!」と感じました。
フランクキンボローのピアノソロも美麗ですけど、
マーギッツァのソロはアンサンブルに溶け込み
まるで彼のコンチェルトを聴いているかの様。
続く"GIANT STEPS"も見事なアレンジです。
久々に聴いて、鳥肌が立ちました。


Mental_weather
■MENTAL WEATHER/JANE IRA BLOOM(OUTLINE)
気になる女性ミュージシャン繋がりで。
近年の彼女の演奏からジャズの匂いを感じません。
あ、これは思いっきり褒め言葉です。
おそらくジャズのありきたりのイディオムを使わずに
自分の音楽を表現してるからだと思います。
この2008年のアルバムもメロディとかハーモニーとか
そんな事よりも音の説得力の高さに惹かれます。


Mighty_lights
■MIGHTY LIGHTS/JANE IRA BLOOM(ENJA)
って事で久々に昔のLPを引っ張り出して聴いてみました。
1982年録音、彼女の3枚目のリーダー作(たぶん)。
今よりはストレートなジャズの演奏ではありますが、
無茶苦茶尖がってますわ。
ピアノこそフレッドハーシュですが、
後はチャーリーヘイデンとエドブラックウェルっすから。
彼女の個性が炸裂してるA面ラストの
"I GOT RHYTHM BUT NO MELODY"は必聴。
彼女得意の重音奏法も聴きドコロの一つです。
オリジナルの他に1曲だけ演ってるんですけど、
それがクルトワイルの"LOST IN THE STARS"ってのも渋い。
ストックフレーズに陥らない凄いアドリブを吹いてます。


って事で、今回はこの辺で。

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ポジティヴにジャズを愉しむ その17

朝から落語やPOPSを聴いてたら、
昼くらいにはジャズが聴きたくなってきました。
って事でいつもの様に思いつくままにあれこれ聴きます。


Tomato_kiss
■TOMATO KISS/KELLYE GRAY(PROTEUS)
今、局所で話題沸騰中の(笑)"TOMATO KISS"です。
ラリーシュナイダーのややこしいメロディの曲に
歌詞をつけて唄ったモノ。
アドリブパートはトロンボーンの口真似をやってます。
ケリーグレイは器楽的なアプローチの得意な歌手ですが、
やや唄い方が粗いのが気になるかな。
手元にある6枚のCDの中ではこれが一番出来がいい。
"BILLIE'S BOUNCE"や"SPEAK LOW"もなかなか。
私の好きな"SMALL DAY TOMMOROW"を唄ってるのも
嬉しい限りです。


Judy_niemack
■...NIGHT AND THE MUSIC/JUDY NIEMACK(FREE LANCE)
"TOMATO KISS"繋がりでもう一枚。
ここでは"HER TOMATO KISS"ってタイトルになっていて、
作詞は彼女のクレジットです。
確かにケリーグレイのんとは歌詞が違います。
この人はインスト曲のヴォーカリーズが好きみたいで
"IT'S OVER NOW(=WELL,YOU NEEDN'T)"とか
"A CRAZY SONG TO SING(=MISTERIOSO)"とか
"TURN OUT THE STARS"を取上げてますね。
ピアノはケニーワーナーです。


Key_play
■KEY PLAY
/ED SAINDON&KENNY WERNER(SELF-PRODUCE)
ケニーワーナー繋がりで。
ヴィブラフォンのED SAINDONとのデュオです。
ワーナーは爪を隠した善人プレイですので、
いつもの彼を期待すると肩透かしを喰らいます(笑)。
肩の力の抜けた心地よい小品集と云った感じ。


Two_colors
■TWO COLORS/RUSS NOLAN(RHINOCERUSS)
これまたケニーワーナー目当てで買った
「WITH YOU IN MIND/RUSS NOLAN(RHINOCERUSS)」
で、RUSS NOLANのプレイが良かったので、
デビューアルバムも買ってみました。
ジャケットがダサダサなのでスルーしてる人も多いかも。
私もちょっと不安でしたが、結果的にはアタリでした。
知的で毒っ気のあるサックスです。
テナーもいいけど、ソプラノにアタリ曲が集中してます。
で、ピアノのSAM BARSHもいいピアノを弾いてます。
今度はSAM BARSHを探さないと。


Mjt
■FAVORITE THINGS
/MODERN JAZZ TUBA PROJECT(HEARTDANCE MUSIC)
ユーフォニウム3本、チューバ3本+リズムセクションの
変則ユニットによる演奏です。
期待したよりも綺麗なアンサンブルでした。
って、何を期待してたんだ、オイラ。
個人技よりもアレンジ通りのハーモニーを聴かせる感じ。
Lars Andreas Haugみたいなのが一人いたら、
面白い展開になったかも。
とは云え、低音域でうねるアンサンブルは
なかなか気持ちいい。
2曲だけCONNYE FLORANCEのヴォーカル入り。


って事で、ひとまづ、この辺で。


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August 23, 2008

ジャッキーマクリーン大会

タイトルを「ジャッキー祭りーン」にしようかと思ったけど、
さすがにプライドが許しませんでした(笑)。
もしくは「ジャッキー捲くりーン」も思いつきましたが、
これをタイトルにしたらもう終わりだと思い留まりました。


さて、今日、近所のバーCASKで呑んでたら、
USENでジャッキーマクリーンが流れてました。
マクリーンのアルトはやっぱり良いなぁ…。
ってな訳で、お店も混んできたし、お酒は早々に切り上げて、
家に戻ってジャッキーマクリーン大会をする事にしました。


Swing_swang_swingin
■SWING SWAG SWINGIN'/(BLUE NOTE)
とりあえずジャッキーマクリーンのお薦め盤と云えば、
迷わずこのアルバムを挙げようかなー、どうしようかなー(笑)。
ワンホーンのハードバップ作品なので、
恐らく多くの人に納得いただけるのではないかと。
"LET'S FACE THE MUSIC AND DANCE"の冒頭の
ノンビブラートの唄い出しの何と妖しい事か。
もしこの出だしに何も感じないのであれば、
ジャッキーマクリーンは聴かない方がいいかも。


Vertigo
■VERTIGO/(BLUE NOTE)
「BLUESNIK」と「LET FREEDOM RING」の間の
未発表音源。
過激に変貌をみせた2つの作品の間の音源として
興味津々のアルバムです。
ハードバップのマンネリにうんざりして
新たな音楽を求めて苦悩していたんじゃないかと。
一曲だけ「NEW SOIL」の時の残りモノが入ってるんですが、
何とも平和で牧歌的なジャズだな~、と思いますよ。
それだけ他のトラックが厳しい演奏になってるって事です。
やはりピアノのハービーハンコックは
一世代新しい音を出してる気がします。


One_step_beyond
■ONE STEP BEYOND/(BLUE NOTE)
「LET FREEDOM RING」の実質上の後継アルバム。
まだ新進気鋭だったトニーウィリアムスに煽られ、
マクリーンの何とイカツイ事か。
正に"ONE STEP BEYOND"なマクリーンの演奏が聴けます。
ピアノを外し、ボビーハッチャーソンを据え、
相方にグレシャンモンカーIIIを迎えたのも吉。


Jackie_mac_attack
■THE JACKIE MAC ATTACK LIVE/(DREYFUS)
一度だけジャッキーマクリーンを生で聴いた事があります。
芦屋のLEFT ALONEってお店でした。
マクリーンは有名なミュージシャンなので、
美味しい広東料理を食べながら、
あの名曲"LEFT ALONE"を聴こうと思っていた
こじゃれたカップルも少なからずおりました。
しかし、マクリーンの演奏は初っ端から
おちおち飯も喰ってられない程、猛烈でした。
信じられないパワーで全ステージ吹き切りました。
個人的にこの「JACKIE MAC ATTACK」を聴いて
その日の事を思い出しました。
もし、アドリブ一つないマルウォルドロンとの
"LEFT ALONE"でしか彼の演奏を聴いた事のない方は
是非このライヴアルバムを聴いてみてくださいませ。
正に血湧き肉踊るジャズです。


大会と云っておきながら、4枚かよっ。
でも、夜も更けてきたので、この辺で。

さて、後は静かにステイシーケントでも聴くかなー(爆)。

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ポジティヴにジャズを愉しむ その16

実家でレコードを聴き倒してるうちに
名古屋宅でのレコードも聴きたくなりました。
なので、今回はレコード縛りで行きます。


Cohn_on_the_saxophone
■COHN ON THE SAXOPHONE/AL COHN(DAWN)
DAWN原盤をEUPHORIA JAZZが再発したLPです。
曲によってPRANK REHAKのトロンボーンが入りますが、
やっぱりワンホーンのトラックが心地よいです。
アルコーンってスタイルの古いサックス吹きですが、
温かみのある柔らかさに、小さじ一杯の荒々しさが
スパイスになってる感じが好きです。
なんかレコード向きの演奏だなぁ…。
LPのゴーストも懐かしい。


Little_miss
■LITTLE MISS JAZZ & JIVE GOES
AROUND THE WORLD/AKIKO(VERVE)
AKIKOの擬似オールドスタイルなアルバム。
何となくピチカートファイブの匂いがするなぁと思ったら、
小西康陽がプロデュースしてるのでした。
akikoの魅力は…よくわかんないや。
今のところ、守備範囲外かなぁ。


Anita_sings_the_most
■ANITA SINGS THE MOST/ONITA O'DAY(VERVE)
オスカーピーターソンのクァルテットをバックに
アニタオデイのフェイクが嵌り捲くった心地よい一枚。
アニタって勢いと思いつきでやっちゃうところがあって、
結果的に上手くいってない録音も結構多いんですよね。
"'S WONDERFUL"や"THEM THERE EYES"あたりは
ピーターソンのバックのお陰で綺麗に決まった感じがする。
個人的にはアニタが無理にフェイクとかせずに
ストレートに唄った"WE'LL BE TOGETHER AGAIN"が
このアルバムの中では一番好きなトラックです。


Such_winter_of_memory
■SUCH WINTER OF MEMORY/JOHN SURMAN(ECM)
ジョンサーマンがサックス以外にもレコーダーやピアノや
シンセなどを多重録音し、カーリンクロッグの声と
ピエールファーブルのパーカッションを加えたアルバム。
この手の試みは往々にして企画倒れな場合があり、
なかなかの危険牌なんですけど、
この作品は部分的に実験が良い成果を生んでます。
特にB面の"ON THE WING AGAIN"が聴きドコロ。


Great_american_music_hall
■AT THE GREAT AMERICAN MUSIC HALL
/CARMEN McRAE(BLUE NOTE)
カーメンマクレエの名作ライヴの一つです。
個人的には「GREAT AMERICAN SONGBOOK」と
「AS TIME GOES BY」に次いでよく聴きました。
但し、先に挙げた2作品よりも粗いです。
ディジガレスピーが飛び入りしたりして、
ライヴ自体は盛り上がっているんですが、
その分、ちょっと粗さが出てしまった感じ。
それでも"SONG FOR YOU"や
"MISS OTIS REGRETS"など、
バラッドを沢山唄っています。
…と云っても、それすら粗いんですが、
何でか知らんけどよく聴いたアルバムなのでした。
懐かしさの分、傾斜配点。


とりあえずこの辺で。
一記事あたりのアルバム数が多すぎたので
減らす事にしました。

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August 17, 2008

三宮三昧の一日

今年のお盆はずっと実家でごろごろ音楽を聴いてましたが、
最終日には三宮に繰り出しました。
今年のお盆の唯一のイヴェントです(笑)。


Qeema_2まずは北野にある
インド料理のシャミアナへ。
ここのカレーは
水を一切使ってないとの事。
トマトの旨みと酸味、
スパイスの複雑な香りと刺激、
味わい深いカレーが好きな人に
超お薦めです。
写真はキーマカレーです。


お腹がくちくなったところで、
クレオール昼のライヴへ。
Creole_gaikan

お盆恒例の西山瞳のピアノ。
今年はソロです。

曲順も決めず、その時の気分で弾いていく構成。
オリジナル曲中心にスタンダードや
最近協演した他のミュージシャンの曲などを取り上げていました。
個人的にはこの夏に山中湖で作ったまだタイトルもない曲が
とてもシンプルで愛らしく感じられました。
クレオールの音響はドラムが入るとちょっと響き過ぎますが、
ソロピアノだととても心地よく音が広がりますね。
西山さんの発した音が色んなイメージを包み込んで
空間に広がっていきます。

セカンドステージの後半はヴォーカルの東かおるとのデュオ。
とにかくジョビンの名曲中の名曲"白と黒のポートレイト"が
無茶苦茶よかったです。
歌でゾゾッときたのは久しぶりでした。
東さんのヴォーカルを聴くのは4~5回目だと思いますが、
アメリカに行って、スケールが大きくなったと感じました。
スタンダードをジャズっぽく唄うだけの歌手ではなく、
音楽的満足を与えてくれる歌手だと思います。
特に難しい曲を好んで取り上げている様です。
これから活動の拠点を日本に戻すそうですので、
今後が楽しみです。


その後は仲間内で軽くがっつり呑みに行きました。


飛び込みで入ったハンター坂のbar melonってお店がアタリ。
イタリア料理をベースに和風テイストを取り入れております。
最初の盛りだくさんのオードブルは撮影しそこねました。
Mana_katsuoMattake_fritterJunsai_pasta

【左】マナガツオのローズマリー風味
【中】松茸のフリッター
【右】じゅん菜の冷たいカッペリーニ


この後は神戸の老舗バーyanagaseへ。
とても落ち着いたお店で美味しいお酒をいただく。
一杯目にいただいたモスコミュールは撮影を忘れる。
スミノフウォッカでスミノフの銅製マグカップ、
ジンジャービアとジンジャエールのハーフで割ってました。

Yanagase_mintScapa_official

【左】ミントジュレップ。
去年末にも乗せましたが、やっぱり夏場の方がいいねー。
贅沢にもブラントンで作って貰いました。
勿体ないお化けが出るぞ。
【右】スキャパ14年オフィシャル
やっぱりスキャパは美味しいです。
完熟した果物で作ったドライフルーツって感じ。
香りも深いし、味も重めで余韻が長いです。
水で割っても、まぁ、よく伸びること伸びること。


そんなこんなで退屈なお盆を払拭する楽しい一日でした。
11時前の解散の頃にはかなり酔っ払いモード。
今朝になって、やや反省…。

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August 15, 2008

【お盆企画】実家のLPを聴く その25

【お盆企画】実家のLPを聴く その25
やっぱりアナログレコードは楽しい。
何よりも再生時間が絶妙です。
片面20分ちょいなので集中力が続くし、
作り手もメリハリのある構成を組む事ができる。
レコードをひっくり返すインターミッションも
重要な役割だと思いますね。
今回の聴き捲り大会でも気が付いたら
殆んどのLPを両面聴いてました。

しつこく続けてきた聴き捲り大会も
これで終ろうかと思います。

最後は先日亡くなった小さな巨人のデビュー作を。
ただただ圧倒的なパワーとスピードです。
こう云う魂の籠ったプレイを聴くと、
この時代のジャズにとどまって聴き続けるのも
楽しいだろうなと思ったりします。
MacIntoshとJBLみたいなジャズ向きのシステムで
力強く色付けされた音を聴きたい衝動に駆られます。

って事で、お盆企画終了です。
ありがとうございました。

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【お盆企画】実家のLPを聴く その24

【お盆企画】実家のLPを聴く その24
前にも取り上げたかもしれませんが、
エラとジョーパスのデュオの3作目です。
理屈抜きに素晴らしい。

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【お盆企画】実家のLPを聴く その23

【お盆企画】実家のLPを聴く その23
1982年のエラとネルソンリドルの再会アルバム。
この頃になると、エラの声はかなり皺がれてます。
高音域になると、声を張り上げる事が多く、
ガサツに聴こえてしまいます。
でも、このアルバムは全体的にナチュラルな感じ。
地味な作品ですが、じっくり聴くと味わい深いですね。

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【お盆企画】実家のLPを聴く その22

【お盆企画】実家のLPを聴く その22
1953年のJATPの日劇ライヴ。
コルトレーンを生で聴いた人は知り合いにいますが、
さすがにJATPの日劇ライヴを生で聴いた人は
知り合いにいません。
そりゃそうか。55年も前ですがな。
エラの声は若くて張りがありますし、
ピーターソンは飛ばない鳥まで飛ばしてしまう勢い。
演奏のクォリティは無茶苦茶高いです。
手拍子がオモテの人がいたり、
拍手のタイミングが変な人がいたり、
時代を感じる場面もありますが、
当時の日本人には夢の様な公演だったんでしょう。

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【お盆企画】実家のLPを聴く その21

【お盆企画】実家のLPを聴く その21
ヘレンメリルがマーキュリーに残した音源を
集めたLP4枚組BOXです。
全部聴くのもしんどいので、一番聴いてない2枚目を。
そしたら、苦手な甘いストリングスアレンジだった…。
でもヘレンメリルの声がハスキーなので、
それなりに聴けたりするのが不思議です。
B面の途中で急に音が厳しくなったと思ったら
ギルエヴァンスのアレンジでした。

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【お盆企画】実家のLPを聴く その20

【お盆企画】実家のLPを聴く その20
そろそろ
「よっぽど暇やねんな。」
と、ツッコミが入ってる頃だと思います。
音楽ネタ飛ばし読みの皆様には申し訳ありませんが、
残念ながらまだしばらく続きます。

さて、オナージェの1976年のソロピアノ作品、
今の耳で聴いても新鮮な響きで一杯です。
曲によって黒っぽさの割合が違ってて、
昔よく聴いてた"it sho'do feel good〜"は
一番黒っぽく、今となっては一番古臭い。
当時、地味で退屈だと思ってたB面の方が
刺激に溢れている事に気付く。
ま、20年も経てば、好みも変わって当たり前ですね。

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【お盆企画】実家のLPを聴く その19

【お盆企画】実家のLPを聴く その19
光が反射してジャケ写が見にくいですけど、
これは梅田東通り商店街にあったLPコーナーの
カバーが掛けられてるからです。
分かる人には分かる懐かしネタですね。

さて、フィルウッズのこのアルバムは1979年の
テキサスでのライヴ盤です。
この当時のウッズは力強くノリは良いんですが、
音が熟々になってきてマンネリ傾向も。
レコードに針を降ろす前から
大体の音の想像がついてしまい、聴く気が起きない。
でも、今回、これを聴こうと思ったのは、
ピアノがマイクメリロの頃のモノだったからです。
あまり人気のないピアニストですけど、
時々妙な味を出します。
このLPでもB面ラストの"See Hunt&Liddy"で炸裂。
こうなるとウッズのプレイにも
ヨーロピアンリズムマシンの頃の輝きが
蘇ったりするから不思議です。

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【お盆企画】実家のLPを聴く その18

【お盆企画】実家のLPを聴く その18
ショーター入り3管JM。
とは云え、全体的には斬新さは薄いかな。
ショーターのソロになると空気が張りつめ、
リーモーガンになるとファンキーに染まり、
フラーになると一気に緩み、
シダーウォルトンになるとだだ黒くなり、
ブレイキーはロールする(笑)。
時代を感じさせる音楽です。

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【お盆企画】実家のLPを聴く その17

【お盆企画】実家のLPを聴く その17
ブラクストンのスタンダード集と云えば、
スティープルチェイス盤が怪作として有名ですが、
ウィンダムヒル盤の方は正直云って
印象に残ってませんでした。
ハンクジョーンズのスムースなピアノに加え、
エレベみたいな録音のルファスリードの丸い音、
サポート然としたヴィクタールイスのドラムと、
かなりオーソドックスなトリオとの顔合わせ。
これでブラクストンが強烈なプレイをすりゃ、
美醜のコントラストが面白かったりするんだけど、
如何せんブラクストンがマトモ寄りに引っ張られてる。

とは云え、よく聴いてみると、妙な味わいはあります。
かなり薄味ではあるけど…。
もし、ふと入った店でこの"You go to my head"が流れてたら、
「ん?何だ、このウネウネの締まらないアルトは〜。」
と、耳を奪われると思うんですよね。
要はスティープルチェイス盤の
二匹目のどじょうを私が勝手に設定してしまっただけ。
それじゃあ、どじょうを逃がして、真っ白な耳で
改めてじっくり聴いてみますると、
"Old folks"なんて、無茶苦茶ええやんかー。
しかも、スタンダード集だと云うのに、
トリスターノの"Background music"を演ってたりする。
素直に"All of me"で演らなかった辺りが
ブラクストンのささやかな反骨精神か。

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August 14, 2008

【お盆企画】実家のLPを聴く その16

【お盆企画】実家のLPを聴く その16
私のズートの好きな作品と云えば、
フェイマスドアのん、アル&ズート諸作、
パブロの「IN A SENTIMENTAL MOOD」辺りですが
名古屋に持って行ってしまってるので、
カデットのんを聴いてみました。
うーん、やっぱりよろしおす。
ワンホーンゆえにズートのふくよかな音色を
心置きなく堪能できます。
ズートってアルトを吹くと、心なしかパーカーっぽい?

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【お盆企画】実家のLPを聴く その15

【お盆企画】実家のLPを聴く その15
私の手元にあるこのLPは日本盤の中古ですが、
結構高い値段で買った記憶があります。
きっと今ならCDで安価に入手できる筈です。
中古漁りは何にお金をかけるべきかを
ちゃんと見極められるまでには
多くの経験を積まないといけません。
私なんかは欲しいと思ったら我慢できないので
今でも痛い目に会い続けております。

さて、この作品はズートの代表作として
良く取り上げられるアルバムです。
でも、もっと良い作品は他に沢山あると思います。
個人的にはボブブルックマイヤーが参加してる作品って
好みに合わない事が多いんですよね…。

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【お盆企画】実家のLPを聴く その14

【お盆企画】実家のLPを聴く その14
これはveejay吹き込みの初期作品の
ジャケ違いだったと記憶してます。
今は携帯接続なので、また後日補足します。
Affinityってレーベルはアルバムタイトルまで変えるので
ホンマ要注意ですわ。
過去に何度も罠に嵌ってます。
リーモーガン、ウィントンケリーら、
ハードバップ然とした連中の中で
ショーターのフレーズは既に異質な輝きがあります。

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【お盆企画】実家のLPを聴く その13

【お盆企画】実家のLPを聴く その13
あー、このアルバムでも"Miss ann"演ってたんやー。
しかも、ブッカーリトルも参加してるしー。
ロイヘインズのドラミングもよろしおます。
タイトル曲はケッタイで素敵です。
但し、全体的にはこじんまりとまとまってしまってるかなぁ。

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【お盆企画】実家のLPを聴く その12

【お盆企画】実家のLPを聴く その12
キワモノが続きます。
マリオンブラウンのソロによるバラッド&ブルース。
なんせジャズ界きっての楽器下手ですから、
ソロアルバムなんて恐ろしい…。
と思いきや、それなりに味のある作品です。
全ての曲がルバート気味なので、
アドリブで多少ヨレても、誤魔化せてる様です。
リバーブで色付けしてるとは云え、
なかなかいい音色だなぁ…。
ちょっと見直しました。

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【お盆企画】実家のLPを聴く その11

【お盆企画】実家のLPを聴く その11
ジェイホーキンスの後はまともなモンは聴けないので、
ケンマッキンタイヤーとドルフィーを(笑)。
マッキンタイヤーって、とんがった事を演ってるけど、
如何せん音が笑ってるんですよねー。
ドルフィーがインパクト負けしてます(笑)。
こんなスタイルの人、もう出て来ないかもね。

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August 13, 2008

【お盆企画】実家のLPを聴く その4

【お盆企画】実家のLPを聴く その4
デイヴリーブマンのやや東洋かぶれな作品。
とは云え、サックスでインドの音階を吹き捲れる訳ではないので、
インドの楽器を加えて雰囲気を出してる程度です。
それよりも普通にイカツイ曲の方が面白い。ジョンアバがキーです。

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【お盆企画】実家のLPを聴く その3

【お盆企画】実家のLPを聴く その3
久々に聴きました。
やっぱりいいなぁ。
音の隙間にイマジネイションが広がる。

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【お盆企画】実家のLPを聴く その2

【お盆企画】実家のLPを聴く その2
大物同士の顔合わせ企画はヴァーヴのお家芸ですが、
粗いセッションになってるものも多いです。
このアルバムについては概ね良好な仕上がりです。
ゲッツとエヴァンスの顔合わせって
今の感覚では自然な気もしますが、
当時はゲッツがボサノヴァ絶頂期だったので
思いもよらなかったと、LPのライナーに書いてます。
そんなもんかなぁ…。
先に"概ね"良好と書いたのは、
ベースの人選。
A面ロンカーター、B面リチャードディヴィスです。
エヴァンスレギュラートリオ+ゲッツが良かったなぁ。
って今更云っても仕方ないですか。

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【お盆企画】実家のLPを聴く その1

【お盆企画】実家のLPを聴く その1
帰省中につき携帯でのアップです。
打つの遅いんで、ストレス溜ります。

アルバムタイトル等の情報は後日追加します。

ロリンズの1956年の録音。
確かに名盤には違いないですが、
個人的にはこざっぱりした印象が強いです。
凄みや熱気はあまりないかも。
トランペットがドナルドバードで、ピアノがウィントンケリーだからってのも
寛いだ感じにまとまった要因かも。

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August 11, 2008

西山瞳トリオ in DOXY 10th Aug.2008

西山瞳(pf)×馬場孝喜(g)×坂崎拓也(b)を聴いてきました。
今年の5月にも一度聴いておりますが、
parallaxとは一味も二味も違うユニット。

まぢで良いです。

parallaxを100とすると、特A級のトリオです。
複雑な西山さんの楽曲をイメージ通り見事に通り弾きこなす
馬場孝喜のギターは本当に凄い。
しかも明解でよく歌うアドリブはいい意味でジャズ的な面白みを加味。

とにかく二人の息の合い方は半端じゃないです。
お互いの神経端末がどっかで2、3本繋がってるんじゃないかと思う程。
デュオで演奏されたオリジナル"AVIATOR"(だったと思う。)や
メセニーの"hermitage"が凄く良かったです。

おそらく二人のカラーは違うんだろうけど、
西山楽曲に新たな色彩感と躍動感が与えられてる感じです。

9月17日発売の「parallax/(spice of life)」には2曲だけですが、
馬場孝喜が参加しているとの事。
トリオともども、こちらも楽しみです。

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August 09, 2008

ポジティヴにジャズを愉しむ。 その15

久々のポジティヴ愉悦シリーズです。
とは云っても、
「開封祭り」にしろ、「たまったものを一気に放出」にしろ、
ジャケ写を載せて、適当な感想を書いてるだけなので、
読んでる人には同じに映ってる事でしょう。

でも、私の気の持ちようはかなり違うんですよね。
ちゃんと禊(みそぎ)をして、正座して聴いてます。
決してどでかベビースターラーメンをボリボリ齧りながら、
のたーっと寝転んで聴いたりはしてません。してるもんですか。


Musing2
■MUSING
/PAULIEN VAN SCHAIK&HEIN VAN DE GEYN(CHALLENGE)
先日は酔った勢いで絶賛しましたが、ほぼシラフで聴き直し。
やっぱりよろしおます。
甘くないストリングスアレンジが素晴らしいです。
てっきりHEIN VAN DE GEYNのアレンジだと思ってたら
曲によってはPAULIEN VAN SCHAIKもやってるんですね。


Inner_voice
■INNER VOICE/RANDY HALBERSTADT(SELF-PRODUCE)
明快なタッチが魅力的なピアノトリオの密かな名盤。
こっそり宝物にしてたCDなんですけど、
最近再発されたのか、通販サイトでも見かけます。
やや「一目惚れ盤」タイプなので、飽きやすいかもしれませんが、
今のうちに買っておいた方がいいですよー。
"BAD BUD"の溌剌としたプレイに魅力が凝縮してます。


Goin_home
■GOIN' HOME/ART PEPPER&GEORGE CABLES(GALAXY)
1982年録音のペッパー&ケイブルスの愛すべき名盤。
ペッパーが無くなる2~3ヶ月前の作品が
朋友とのデュオアルバムと云うのも感慨深いものがあります。
結構、クラリネット比率の高いのにも思惑がありそう。
冒頭の"GOIN' HOME(家路)"からクラリネットで始まります。
私はルバートっぽいペッパーのバラッドが好きです。
彼の表情豊かな語り口が堪能できるから。
言葉を選びながらたどたどしく語ったり、
云いかけてやめたり、時折黙り込んだり、
悲しい目をして微笑んでみたり、
肉声を聴いてるかの様な錯覚を覚えます。


Science_fiction
■SCIENCE FICTION/ORNETTE COLEMAN(CBS)
七、八年前からウェブサイトQ'sの方で取上げようと思って、
ずっと頓挫していたアルバム。
blogの方でさり気なく書いてみる事にしました。
個人的にオーネットコールマンの諸作の中で
最も好きなアルバムの内の一つです。
旧来のサウンドの色彩を残しながら、
新しい試みによる面白みが加味されているから。
ヴォーカルを加えたり、朗読があったり、
赤ん坊の泣き声がサンプリングされてたり、
8ビートでロックなテイストを出してみたり、
思いつきっぽい実験ではありますが、
全体にしっくりきて、確かな効果をあげてます。
ハーモロディックとか難しい事はわからないけど、
聴いてて心地よいのがオーネットコールマン節。
でも、人にお薦めするとしたら、
「ジャズ来たるべきもの/(ATLANTIC)」ですけどね。


Wind_inventions
■WIND INVENTIONS/BILL EASLEY(SUNNYSIDE)
かなりクラシカルなウィンドアンサンブルで始まるので、
「はは~ん、ヌルいクラシックとジャズの融合モノだな。」
と思いきや、急にドシャメシャ気味のイカツい展開に。
そのままぶっ壊れていくのかと思えばさにあらず、
"ALL THE THINGS YOU ARE"のコード進行での
インプロヴィゼーションに纏まっていきます。
このBILL EASLEYって人がどんな人かわからないで、
適当に聴き始めると、いきなり翻弄されます。
クラリネット、フルート、アルトサックスを持ち替えますが、
クラリネットが本業の様です。
「吹き続けんと、わしゃ死ぬんじゃ~。」って感じで吹き捲る。
何気に気持ちいいアルバムであります。
ピアノでマルグリューミラーが参加してますね。


Free_as_the_wind
■FREE AS THE WIND/THE CRUSADERS(MCA)
ジャケット繋がりで思わず引っ張り出してきました。
この辺りの音楽はあまり得意じゃないんですが、
昔のバンドのメンバーがデフォルトの様に語り合うので
聴いてみる事にしました。
あんまりピンと来なかったけど、繰り返し聴いてるうち、
"SWEET'N'SOUR"が耳タコになり、馴染んできました。
今聴き返しても、やっぱり好きな音楽ではないながら、
懐メロ的なノスタルジーに浸る事はできました。
ま、何だかんだ云って"SWEET'N'SOUR"は良い曲です。


ちょっと少ない目ですが、今回はこの辺で。

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August 06, 2008

MAREISA in STAREYES 5th Aug.2008

Stareyes客席王さんから誘ってもらい
久々にSTAREYESに行きました。
いつから行ってないのか
調べてみたところ、
2007年の4月17日に
椿田薫5を聴いて以来でした。
をを、そんなに空いてたんだ。
ホン近所にあると云うのに…。
つくづく自分が記録音源派だと実感。


出演はMAREISA。
高樹レイ(vo)と田中信正(p)のデュオ。
田中信正を聴くのも一年以上ぶりです。
天才田中信正とデュオするヴォーカルって、
よっぽど尖がった人なんだろうなと思ってたんですが、
オーソドックスなスタイルの人でした。
それでも田中信正にインスパイアされたのか
フリーインプロヴィゼーションで絡んだり、
難曲の"Time Remembered "を取り上げたりしてました。
資質としては水と油なのかもしれませんが、
強烈に攪拌すればエマルジョン化して新たな味わいを生むかも。
これからどう活動していくのでしょうね。


それにしても田中信正のピアノは凄いです。
狂気的な爆発と耽美的な音の対比がエロティックです。
CDでも色々聴いてみましたが、森山組以外の作品の方が
彼の繊細な部分まで堪能できる気がします。


それはそうと、田中信正の新譜が出てたんですね。
「春宵/田中信正(NOB RECORDS)
Haruyoi

しかもソロライヴアルバム。あな嬉しや。


関係ないけど、STAREYESの店員の
むっちゃかわいいお姉ちゃんも健在でした。
これまた、あな嬉しや。

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August 01, 2008

稀代のバラッドシンガーの死

友人からのメールで越智順子が亡くなったことを知りました。
私と同い年の43歳。あまりに若い…。
本当に残念でなりません。


私が越智順子を生で聴いたのはたったの4回。


その中で、最も印象的だったのが
新大阪のキースってお店で竹下清志のピアノで歌ったバラッドでした。
彼女の事は"日本人離れしたゴスペルフィーリング"を
讃える事が多いと思いますけど、
私にとっては黒っぽさのないバラッドが魅力的でした。
曲の頭に歌詞を日本語で説明して、ヴァースからしっとり唄い始める。
ひゃっぺらぺん聴いた"いそしぎ"が新鮮に聴こえました。


そして、その翌週だったか、東京の青山のライヴハウスで
ガサツなピアノトリオバックの残念な演奏を聴いたのも
今となっては想い出ですか…。ねえ、Nさん。


かなり年を経て、三度目に聴いたのが、高槻ジャズストリート。
途中から入ったので、超満員のホールの一番後ろでの立ち見。
アップテンポな曲中心に風格のあるステージを魅せてましたが、
最後の一曲はなんと全てのPAを切っての生音で。
何百人と云うお客さんが静かに歌に聴き入っていました。
とても印象深かったです。


そして、最後が、2006年末の名古屋のスターアイズ。
竹下清志のトリオでの理想的なステージでした。
でも、リクエストに"スペイン"が入り、盛り上げモードに。
みんな越智順子にはそっち系の魅力を感じてたんだろうけど、
私は手拍子を叩きながらも、
「ちがうんだよ。バラッドなんだ。彼女はバラッドなんだよ。」
と一人ごちていました。


心よりご冥福をお祈り致します。

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July 27, 2008

開封祭り 7.27

どうやら開封祭りは今回で終われそうです。
正確には開封祭りジャズ編が終了見込み。
残すところ、未開封CDはクリスマス、ポップス、クラシック関係。
ま、クリスマスは今聴くべきじゃないとして、
ポップス、クラシック関係はまた気が向いたらやろうかと。


Kc350041Kc350042

■DUETS
/NICOLA STILO&TONINHO HORTA(ADVENTURE MUSIC)
トニーニョオルタはジャズではないですが、ジャズ周辺でしょう。
それにこのアルバム、ジャズの曲を取上げてるんですよね。
彼のアルバムは何を聴いても高いクォリティですが、
これもとても素晴らしい作品だと思います。iPod行き。
■LIVE IN EUROPE VOL.1/JOACHIM KUHN(究体音像製作所)
ヨアヒムキューンやソラールの未聴盤が多いのは
聴くのに体力が要るのでコンディションの良い時を狙ってるうち、
聴きそびれてしまって今に至る、って感じです。
キューンの最強トリオの1992~1993年の音源。
ああ、俺って、こう云う凄みと毒のあるジャズが好きなんだなぁ、
って再認識致しました。要再聴。


Kc350043Kc350046

■LIVE IN EUROPE VOL.2/JOACHIM KUHN(究体音像製作所)
上と同じく1992~1993年のライヴ録音。
ホントにJ.F.JENNY-CLARKの死が悔やまれてなりません。
■THE SAMENESS OF DIFFERENCE
/JACOB FRED JAZZ ODYSSEY(HYENARECORDS)
マズい。ヨアヒムキューンの後に聴くと全然響いてこない(笑)。
また機会を見て聴いてあげよう。別の意味で要再聴。


Kc350047Kc350049_2

■NEVER ALONE/BRUNO ANGELINI(DISCOGRAPH)
■ALONE WITH YOU/RIGMOR GUSTAFSSON(ACT)
へー、SOFIA PETTERSSONの曲を唄ってますね。


Kc350052Kc350054

■SYMBIOSIS OSMOSIS/JACOB FRED(KUFALA)
音で遊んでる感じ。音楽的な完成度はちょっと低いかな?
■SOMETHING FOR YOU/ELIANE ELIAS(BLUE NOTE)
イリアーヌのエヴァンス愛奏曲集。マークジョンソンが参加。
エヴァンスの香りはあまりしないけど、サラリとした歌はいいなぁ。


Kc350056Kc350061

■INVISIBLE PATHS:FIRST SCATTERING
/STEVE COLEMAN(TZADIK)
スティーヴコールマンのソロアルバム。
■LIVE/FUSE(EWE)


Kc350062Kc350063

■LIVE IN CONCERT/日野皓正(EAST WIND)
■TRIPLE ENTENTE/JOACHIM KUHN(EMARCY)
黄金期トリオの1997年スタジオ録音。
ライヴと比べ白熱感は少なく、緊張感が高いです。


Kc350064Kc350065

■WALTZ FOR KOOP./KOOP.(SUPERSTUDIO)
クラブジャズシーンに於いて2001年に北欧ブームを巻き起こした、
らしい(色んなサイトからの抜粋)。
オーソドックスにアコースティックな響きが活かされてるので
かなり聴きやすいですね。
CECILIA STALINがヴォーカルで参加してます。
■UPSTAIRS/NATIVE(STRIDE)
これもCECILIA STALIN目当てで購入。
ユルめのクラブジャズ?ジャンルはよくわかりません。


Kc350070Kc350071

■SELF IS GONE/JACOB FRED(ROYAL ARTIST GROUP)
それにしてもJACOB FREDの未聴盤、多いな…。
■MY FAVORITE COLORS/守屋純子(SPICE OF LIFE)
統率の取れた綺麗なオーケストレイション。


Kc350072Kc350073

■LIL' LAE RIDES AGAIN/JACOBFRED(HYENA RECORDS)
またJACOB FREDや。まとめてクリックしたなー、俺。
でも、アルバム一枚、じっくり聴いてみたい衝動に駆られる。
要再聴。
■ELDORADO/MICHIEL BORSTLAP(GPM)
ボルストラップのアルバムは殆ど聴いてきましたが、
その中ではかなり毛色の違うアルバム。
クラブジャズ系ですわ。
ま、その変化は別にいいんですが、
音の厳しさがもうちょっと欲しいかなぁ…。
こう云うのを「気持ちいい。」って聴くだけなら
ボルストラップじゃなくてもいい気がするんですね。


Kc350074Kc350075_2

■SPHERE MUSIC/URI CAINE(WINTER&WINTER)
■DUO VOL.II/林栄一&板橋文夫(MIX DYNAMITE)


Kc350122Kc350077

■信正見参/森山威男(MF)
■LIVE AT SHINJUKU PIT INN
/林栄一&板橋文夫(MIX DYNAMITE)


Kc350078Kc350080

■SKY BLUE/MARIA SCHNEIDER(ARTIST SHARE)
■LIVING WITHOUT FRIDAY/山中千尋(澤野工房)
やっと聴いた山中千尋のデビュー作。
うーんと…。コメントは差し控えます。


Kc350081Kc350082

■ENRICO RAVA&STEFANO BOLLANI/(LABEL BLEU)
いいなぁ、インスピレーション溢れるやりとり。
■SMOKER'S PARADISE/SATISH(SELF-PRODUCE)
極めてオーソドックスなトランペット。


Kc350084Kc350085

■THE JAZZ TRIBUTE TO STING AND THE POLICE
/JIM McMILLEN(VITAMIN RECORDS)
あのかっこいいスティングの音楽がいなたいビッグバンドジャズに。
■NEWCASTLE BIG BAND/(VIVA LA HOP)
あのかっこいいスティングがいなたいビッグバンドに(学生時代)。


Kc350125Kc350086

■COME FLY WITH ME/FRANK SINATRA(CAPITOL)
■LOVE EXTRAVAGANTLY
/RACHEL PEARL(HAPPEN-STANCE PRODUCTIONS)
唄い方がかなり古風なRACHEL PEARLのデビュー作。


Kc350088Kc350089

■MUMMY'S DANCE/田中信正(EWE)
田中信正のソロピアノアルバム。
激しさだけではなく、タッチの美しさも絶品です。要再聴。
■DENNE LILLE PYTTEN ER ET HAV
/SVERRE GJORVAD(CURLING LEGS)
凄く面白い音楽。ベースはジャズだけど、色々くっついてる。
ヴォーカルがLIVE MARIA ROGGEN。むっちゃかっこええ。
要再聴&iPod行き。


と云う訳で、開封祭りは今回で一旦終了致します。
また、溜まってきたらやりますが、
できればこう云う状態にならない方がいいと思います。

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July 26, 2008

開封祭り 7.26

手元の未聴CDを聴き齧っていくだけのこの企画。
中身の薄い記事ではありますが、
個人的には一日中音楽に浸ってる状態なので
意外と楽しかったりします。
この調子でいけば、開封祭りもあと2~3回で終了。
但し、聴き進めていくうちに、新たな興味がうまれ、
またネットショップでクリックしてたりします。
とにかく欲しいと思ったら我慢できない性格なんです。
子供の頃、両親がおもちゃなどをあまり買ってくれませんでした。
恐らく子供に我慢する事を教えようとしたのでしょう。
しかし大人になったしほたつは自分でお金を稼ぐようになり、
解き放たれたように趣味に大枚を叩く様になりました。
親の心、子知らずです。


Kc350049Kc350052_2

■ECHOES OF SPRING
/FRANCOIS RAULIN&STEPHAN OLIVA(MELISSE)
ハーレムピアノの曲集。とか云ってもなんせこの二人です。
ありきたりの作品に収まってる訳がござんせん。
■GOTO DE LUAR/ROCHIO FAKS(FRESH SOUND)
ブラジル色の強いアルバム。iPod行き。


Kc350054Kc350056_3

■HOME/JOE LoCASCIO(HEART MUSIC)
ソロになるとかなり地味。
■ASATE/ANDREAS GEORGIOU(LIBRA MUSIC)
民族色の強いギター。ヴォーカル入り。


Kc350061Kc350062

■SELECTED WORKS 1983-1986
/MARILYN CRISPELL(GOLDEN YEARS)
毎度の事ながら前衛的ピアノ。
■TAKE 0/森山威男(MF)


Kc350063Kc350064

■WHEEL STONE VOL.2/日野皓正(EAST WIND)
相当熱いジャズ。ピアノは板橋文夫。
■DEJARME SOLO/MICHEL PORTAL(DREYFUS)
ジャケ違いやんけー。このDREYFUSめー。がるるるる。


Kc350065Kc350070

■DON'T TAKE YOUR TIME/ERIN BODE(MAX JAZZ)
フォーキーな色合いが強いヴォーカルです。
■EMPREMTES/BRUNO ANGELINI(SKETCH)
SKETCH音源なら高クォリティ間違いないんですが、
澤野のシールが貼ってあるだけで聴くのが億劫になるなぁ…。
とにかくイキリな解説が読んでてサムいですわ。


Kc350071Kc350072

■BLUESNIK/JACKIE McLEAN(BLUE NOTE)
■ABEND/ANJA MOHR(INTUITION)
シリアスなトーンの女性ピアニスト。


Kc350073Kc350074

■SOMETIME AGO/JOACHIM KUHN(GEMA)
1991年、1992年の音源。ベースはJ.F.JENNY CLARK。
HARRY BECKETT(TP)、JERRY BERGONZI(TS)が加わってる。
■EMPHASIS&FIGHT 1961
/JIMMY GIUFFRE&PAUL BLEY&STEVE SWALLOW(HAT HUT)
1961年のライヴ録音だけど、音が良いです。
今の耳で聴いても新鮮な演奏。要再聴。


Kc350075Kc350076_2

■TECHNIQUES DOUCES/FRANCOIS JEANNEAU(OWL)
これもベースがJ.F.JENNY CLARK。
エレベかと思うくらい凄いです。
■SPACE/WESSELL ANDERSON(SELF-PRODUCE)
WESSELL"WARMDADDY"ANDERSONなので
ヌルいプレイかと思ったら、エッジの効いた好きなアルトでした。
何で買ったのか全く記憶になし。


Kc350077Kc350078

■MODINHA/MARC COPLAND(PIROUET)
■VOICES/MARC COPLAND(PIROUET)


Kc350079Kc350080

■RAYON VERT/PIERRE-STEPHANE MICHEL(SKETCH)
ベースリーダーのせいか低音が凄い。メインのオーディオで聴き直し要。
■ANTICIPATION/JOSH NELSON(STEEL BIRD)
一曲だけサラガザレクが参加してます。


Kc350081Kc350082_2

■IN STORM,IN BREEZE/ARK SANO(SELF-PRODUCE)
■GOING HOME/JASON JACKSON(SELF-PRODUCE)
トロンボーンリーダー。60年代的なオーソドックスさ。


Kc350084Kc350085

■OUR MASITER BROOKS/CECIL BROOKS III(32 JAZZ)
コンピレーションアルバム。1990年前後のMUSEの音源。
■ON MY WAY TO YOU/RIGMOR GUSTAFSSON(ACT)
リグモアグスタフソンのミッシェルルグラン曲集です。
新鮮なアレンジ、存在感のあるヴォーカル。iPod行き。


Kc350086Kc350088

■JAZZ SAMURAI/スガダイロー&加藤真一(ROVING SPIRITE)
ぶっ飛んだジャケットだけど、中身はドバップ(笑)。
やや壊れ気味ではあるものの、オーソドックスの範疇でしょう。
■LIVE AT SLUGS VOL.1&2/MUSIC INC.(STRATA-EAST)
スタラタイーストの匂い、大好きだなぁ。
嘘偽りのない猛烈さはこの時代ならでは。要再聴。


Kc350089Kc350090

■STETCHING OUT/JOHN STETCH(TERRA NOVA RECORDS)
地味ぃ~に妙なテイストを持ったピアニストだと思います。
何枚か聴いたけど掴みどころがないかも。
■FAT FREE/FABIAN GISLER()ALTRISUONI)
8ビートでカッチリした演奏があったかと思うと、
瞑想的な曲があったりと、千変万化なピアノトリオ。


Kc350091Kc350093

■LONGITUDE/MARTIAL SOLAL(CAM JAZZ)
やっぱりソラールは凄い。最初の数秒でいつも唸らされます。
■BLUE NOTE PLAYS STING/VARIOUS ARTISTS(BLUE NOTE)
スティングのカヴァーコンピを買ってみたところ、ひどい内容。
11曲中7曲が「THE MUSIC OF STING/BOB BELDEN(BLUE NOTE)」
からのトラックではないですか。持ってるっちゅーねん。
もっと色んなアルバムから寄せ集めんか~い。
コンピモノってこれだから厭だ。


って最後に吼えたところでおひらき。

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July 21, 2008

開封祭り 7.13/7.21

溜まった未聴CDを整理する目的で始めた開封祭り。
ちょっとだけ聴き齧っていくと云う失礼きわまりないルール。
しかも聴いてる機材が実にいい加減です。

普段DVD用に使ってる安いコンポと
Kc350093

B&W802に主役の座を奪われた804。
Kc350094

決して804は悪いスピーカーではないですが、
この安物アンプに繋げちゃ可哀想です。


って事で今回もだらだらと始めます。


Kc350095Kc350096_2

■IN BLACK AND WHITE
/MARTIAL SOLAL&ERIC LE LANN(NOCTURNE)
ソラールってトランペットのデュオが好きなのかな?
■THE COMPLETE VOGUE RECORDING VOL.2
/MARTIAL SOLAL(VOGUE)


Kc350097Kc350098

■THE COMPLETE VOGUE RECORDING VOL.3
/MARTIAL SOLAL(VOGUE)
■THE COMPLETE VOGUE RECORDING VOL.4
/MARTIAL SOLAL(VOGUE)


Kc350099Kc350100

■THE DOOR/MATHIAS EICK(ECM)
トランペットのMATHIAS EICKの不思議なセンスの一枚。
ピアノはヨンバルケ。要再聴。
■OUTLAWS
/JEREMY STEIG&EDDIE GOMEZ(ENJA)
新録かと思いきや1976年のリマスターだった。
ジャケ違いに引っ掛かるの巻。


Kc350101Kc350102

■AFTER THE RAIN/FRANK STRAZZERI(CATALYST)
■JUMPING THE CREEK/CHARLES LLOYD(ECM)
ピアノがジェリアレン。

と、ここまで聴いたところで腰痛が悪化してきたので
一旦中断します。

----------- 8< -----------

日を改めて再開しました。

Kc350143Kc350144

■MODEL DEPOSE/EDUCALUX.(HEIGHT MANSION PRODUCTIONS)
テクノ系打ち込みサウンド。非ジャズです。TUOMIが参加。
■BOSSA NOVA STORIES/ELIANE ELIAS(BLUE NOTE)


Kc350157Kc350158

■INTUITIONS/MICHEL HERR(IGLOO)
■1965.1990/TETE MONTOLIU&NURIA FELIU(PDI)
65年の数曲でブッカーアーヴィンが参加。


Kc350160Kc350161

■PRELIDE TO A KISS/早間美紀(ART UNION)
■ADVENTURE IN MY DREAM/中村誠一(THREE BLIND MICE)


Kc350162Kc350163

■SINE DIE
/STEVE COLEMAN AND FIVE ELEMENTS(PANGAEA)
この服のセンスは一体…(笑)。
■IMMERSION/JACQUES SCHWARZ-BART(FRESH SOUND)
JACQUES SCHWARZ-BARTのデビューアルバム。
好きなタイプのテナーサックスです。要再聴&他もチェック。


Kc350164Kc350165

■THE RIDGE/KATAHDIN'S EDGE(INCLINE)
■IN THE CITY OF LOST THINGS/JOE LoCASCIO(HEART MUSIC)
クラシックピアノの匂いも漂っているが、毒ッ気もある。


Kc350167Kc350169

■FIRST PORTRAIT/JOSE ALBERTO MEDINA(FRESH SOUND)
■MIRACLE IN PROGRESS/BLACK NOTES(MUSIC MESSAGE)
検索ミス。あのBLACK NOTEではなく、黒人コテコテサウンド。


Kc350173Kc350174

■HOUSE OF FLOUR/FLOREBIUS(JAZZAWAY)
無茶苦茶面白いサウンド。VO+TP+G+TUBA+PERC。要再聴。
■SUMMERSAULT/ERIC VLOEMANS(CHALLENGE)
ERIC VLOEMANSの快作。TO+PF+Gもいい。

Kc350175Kc350176

■GOOD BYE EVERY TIME
/OPEN TRIO(FOUND YOU RECORDINGS)
■NO CHOICE/MARC COPLAND&BILL CARROTHERS(MINIUM)


Kc350177Kc350178

■DIVINE BLUE/RIKKI RUMBALL(GDM)
このジャケ写だったら買ってしまうわな。
■NEW CONNEXION/MICHAEL ARBENZ(META RECORDS)
グレッグオズビーが参加。毎度の事ながら超シリアス。


Kc350179Kc350180

■FOOTPRINTS IN NEW YORK/東かおる(RIVER EAST MUSIC)
東かおるの2008年4月録音。インスト曲のヴォーカリーズモノ。
ヴォーカリーズにありがちなテクニックひけらかし系ではなく
柔らかい語り口で大切に唄っているのが印象的です。
"花~A FLOWER IS A LOVESOME THING"のメドレーもいい。
日本語の歌詞で唄われる"BEMSHA SWING"等も面白い。
気付いたら全曲通して聴いてました。
■KIM IS BACK/KIM(VERVE)
ジャケ買いですよ、どーせ。15歳だってさー。


Kc350181Kc350182

■I READ A REVIEW/MARIA KVIST(WIDE MEADOW MUSIC)
音程悪いうえに、かなり粗い…。
■CONCERT IN THE GARDEN
/MARIA SCHNEIDER(ARTIST SHARE)

って事で、今回はこの辺で。
しかし、未聴アルバムが減らないなぁ…。

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July 20, 2008

parallax in strings 19th July 2008

パララックス=西山瞳+坂崎拓也+清水勇博トリオ。
このレギュラーメンバーのアコースティックトリオを聴くのは
去年の晦日以来です。

parallaxの演奏はやっぱり凄いなぁ…。
コンポーザーとしての西山さんの才能は底知れません。

いよいよ9月17日、CD発売ですね。
楽しみです。
@TOWER.JPで既にジャケ写もアップされてます。

吉祥寺のストリングスはこぢんまりとした店で
お客さんは超満員でありました。
こう云う感じだと、やっぱり盛り上がりますね。
狭いけど、音は聴きやすかったです。
演奏中には店の外に出てシェイカーを振ってました。
演奏を大事にしてるお店なんだなぁと思いました。

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July 12, 2008

開封祭り 7.12

ビニールに包まれたままのCDを整理するこの企画、
特にお薦めを紹介してる訳でもないので、
ただ単にジャケ写が並ぶだけと云う薄い内容でして、
ご覧いただいている皆様にはご迷惑をお掛けしております。

しかし、こうでもしないとずっと手をつけそうにないCDも
なぜか手元にあるんですよねぇ。
自分でチョイスして買ったものだと云うのに…。

不思議なものです。

Kc350060Kc350061

■VSPRS/FABRIZIO CASSOL(CYPRES)
ジャズではないですね。ジャンルのわからない音楽。
教会音楽っぽいんですが、サックスやドラムが入ってる。
その割にはヴォーカルはベルカント唱法。
何で手元にあるんだろう…。
■CIVIL WAR DIARIES/BILL CARROTHERS(ILLUSIONS)
この人のハーモナイズはかなり気色悪いです。
「ちゃんとしたピアノ弾けんのかー?」と思ってたけど、
このアルバムで疑いは晴れました(笑)。


Kc350064Kc350063

■IN ANOTHER WORLD/SOFIA PETTERSON(PROPHONE)
相変わらずのファニーヴォイスです。
あ、彼女の声って、こなかりゆに似てる…。
ポップな明るい雰囲気で気持ちいい一枚。iPod行き、決定。
■BELIE VILLE/GILLES NATUREL(CRISTAL RECORDS)
2枚組の1枚目でリックマーギッツァが参加。


Kc350065Kc350070_2

■MADRIGAL/山中千尋(澤野工房)
■BASS ENCOUNTERS
/HENRY"SKIPPER"FRANKLIN(RESURGENT MUSIC)


Kc350071Kc350072

■FAR SIDE OF HERE/BROOKLYN SAX QUARTET(OMNI TONE)
■DEDICACES
/FRANCOIS THUILLIER&PIERRE"TIBOUM"GUIGNON(NOCTURNE)
チューバとパーカッションのデュオ。
動きとキレのある優れた演奏です。要再聴。

Kc350073Kc350074

■FIRST ROMANCE/AARON PARKS(KEYNOTE RECORDS)
■VERSATILE/LAURENT COQ(CRISTAL RECORDS)


Kc350076Kc350077

■POGO/JEROME SABBAGH(BEE JAZZ)
■POGO/JEROME SABBAGH(SUNNYSIDE)
今日、ジャケ違いの重複買いに気付きました…。
これは引っ掛かるわ。


Kc350080Kc350081

■I BELIEVE/DANIEL ZAMIR(TZADIK)
TZADIKだと構えてしまうけど、普通に聴ける音楽(笑)。
って云うより、かなりいなたい。ピアノがURI CAINE。
■UP FRONT!/STEVE FISHWICK(HARD BOP RECORDS)
かなりオーソドックスで刺激は少ないけど、流麗なソロは○。


Kc350082Kc350084

■BOSSA NOVA AFFAIR
/LISA WAHLANDT&MULO FRANCEL(GLM)
英語で唄う硬めのボサ。MIND GAMESのヴォーカル。
■LUPIN THE THIRD JAZZ BOSSA&FUSION
/大野雄二(VAP)
このシリーズ、いつまでやるつもりなんでしょう。

Kc350085Kc350086

■LUPIN THE THIRD JAZZ PLAYS THE "STANDARDS"
/大野雄二(VAP)
ここまでいくと、何が何だか…。
■IN SUMMER
/PAULIEN VAN SCHAIK&HEIN VAN DE GEYN(CHALLENGE)
"THEM THERE EYES"とか、無茶苦茶可愛いやん。iPod行き~。


Kc350088Kc350089

■LIVE AT MONTMARTRE/JACKIE McLEAN(STEEPLE CHASE)
■LIFE OF A PETAL/STEFANO BATTAGLIA(SPLASCH)


今回はこの辺で。

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July 06, 2008

器量と力量

娘は器量が良いというだけで
幸せの半分を手にしていると
誰か云った意地悪なお話

これはさだまさしの"もうひとつの雨やどり"の一節。
悲しいかな、人は見た目の印象に引き摺られる事が多いです。

こと音楽に関しても「美人ピアニスト」とか「美人ヴォーカリスト」などと
ビジュアルのよさを付加価値にしているケースが多いです。
それどころか、見た目を優先して、音楽のハードルが下がったり、
本末転倒な事になったりするから始末におえません。

そんな前フリをして紹介するのもナンですが、
最近出逢った素晴らしいヴォーカリストはルックスがイマイチ。
アイスランドの歌姫、KRISTJANA STEFANSDOTTIR。

最初に聴いたのは、前にも取上げた事のある
「ME FOR YOU/KRISTJANA&AGNAR(DIMMA)」
でした。
これはジャズのスタンダードではなく、
ロックやポップスの名曲を唄ってるアルバム。
イエスの"OWNER OF A LONELY HEART"や
デュランデュランの"SAVE A PRAYER"や
ポリスの"EVERY LITTLE THING SHE DOES IS MASIC"など、
選曲の良さもさることながら、彼女の伸びやかな声に魅了されました。
そのジャケ写がコレ。
Me_for_you
斜め上からのアングルとぶれのせいで顔がよくわかりません。

で、2001年の「KRISTJANA/(ICELANDIA)」のジャケット。
Kristjana
かなりふくよかな方だとわかります。
心なしかこの写真もピンボケです。
故意にやってるみたいで「何だかなー。」って感じです。
ちなみにこちらのアルバムはスタンダード中心で
ジャズヴォーカル然とした歌唱を聴くことができます。
でも、私がもしこちらのアルバムを先に聴いてたら
ファンになってないかもしれません。
巧いジャズヴォーカリストの一人くらいの印象で終わってた。
そう考えると、音楽との出会いも合縁奇縁です。

ICELANDiaってアイスランドの音楽サイトを見つけたので
KRISTJANA絡みのアルバムを他に2枚買ってみました。

Fagra_verold
■FAGRA VEROLD/SUNNA GUNNLAUGS(SUNNY SKY)
女性ピアニストのリーダーアルバムですが、
全編に渡ってKRISTJANAが唄っております。
耳馴染みのない言葉です。アイスランド語でしょうか。
透明感を持ちながらも芯のある声だなぁと感じました。

Heading_home
■HEADING HOME/SIGURDUR FLOSASON(ICELANDIA)
日本盤のみのボーナストラックで2曲参加しています。
理想的なヴォーカルとクァルテットの関係です。
僅か2曲ですが、それだけの為に買っても損はありません。


これだけ実力のある歌手にも関わらず、
あまり注目されていないのは残念な事です。
器量と力量は別物であって、純粋に音楽を聴く上では、
ビジュアルなんてどうでもいいと思うのです。


とか云いつつ、ジャケ買いをしてしまう事も多いので、
あまりエラソーな口は叩かない方がいいかな…。
Bikei

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July 05, 2008

開封祭り 7.5

【前回までのあらすじ】

未開封のCDが溜まってきて、
このままでは「ジャズファン」ではなく、
ただの「コレクター」になってしまうと思ったしほたつは
溜まった在庫を一掃すべく、開封祭り6.29を開催した。
それは一枚一枚のCDをじっくり吟味して記事にするのでなく、
1)1枚あたり2曲でOK。
2)感想文は気が向いたものだけ。
3)アルバムの良し悪しに関わらず掲載。
と云う、ライトなリスニング(いわゆる聴きながし)作戦なのであった。
しほたつは一挙に30枚のCDを消化し、
「この調子で行けばあと2回くらいで片付くな。ちょろいもんさ。」
などとタカを括っていたのであった。

----------- 8< ----------- 
 
 
Mikaifu_hakkutuしかし、そうは問屋が卸しませんでした…。
何気にCD棚を眺めていたら、
ビニールを被ったままのものが、
チラホラ埋もれてるではないですか。
腰を据えてチェックしていくと、
出るわ出るわ…。
原因はおそらく引越しです。
荷造りか荷解きの際、
未開封のCDも一緒に
片付けてしまったんでしょう。

これだけの在庫を抱えてしまっては
偽装でもしないと裁けませんな(時事ネタ)。


って事で、全く不評な企画ながら、第二弾、行きます。


Kc350046Kc350053_2

■GLEDA/STEFANO BOLLANI(STUNT)
■SOUND GRAMMAR/ORNETTE COLEMAN(PHRASE TEXT)
おっちゃん、変わらへんなぁ…。なぜはホッとしますねぇ。


Kc350054Kc350055_2

■自衛隊に入ろう/渋さ知らズ(地底レコード)
■SUBTLE TWISTER
/ACHIM JAROSHEK&PETER BROTZMANN(KONNEX)


Kc350059Kc350062

■A BOUT DE SOUFFLE/MARTIAL SOLAL(UNIVERSAL)
マーシャルソラールの映画音楽集。1960年代。
■IN&OUT/MARTIAL SOLAL& JOHNNY GRIFFIN(DREYFUS)
この顔合わせは意味不明ですね。


Kc350063Kc350064

■AILLEURS/COLIN VALLON(HAT HUT)
シリアスなピアノトリオ。
■SUMMER NIGHT/CHRIS SIDWELL(PACIFIC COAST)
どフュージョンです。JEAN FRYE SIDWELLの旦那(だと思う)。


Kc350065Kc350070

■MAD COWS SING/(STUNT)
ジャンルはジャズとクラシックの中間。
オーボエ、アルト、ヴァイオリン、チェロ+ピアノトリオ。
■WEST SIDE STORIES/LONNIE PLAXICO(PLAXMUSIC)


Kc350071Kc350077

■JAM SESSION VOL.1
/VARIOUS ARTISTS(STEEPLECHASE)
ラリーシュナイダー、マーギッツァ、クリスポッターの顔合わせ。
■BUDDHA-BAR V/VARIOUS ARTISTS(GEORGE V)
ジャズでも何でもない訳のわからないコンピもの(?)。
NAH YUN SUNが1曲入ってるだけで購入。


Kc350078Kc350079

■...CA S'FETE!/BRATSCH(NIGLO)
これまたジャズではなく、ジプシー音楽(らしい)。
なんで買ったか不明。BRATSCHは結成25年(らしい)。
■DISORDER AT THE BORDER/BENNIE WALLACE(ENJA)
ベニーウォレスのビッグバンドモノ。
昔のはっちゃけた感じがよかったなぁ…。


Kc350080Kc350082_2

■GRASSHOPPER/井上淑彦(EWE)
ソフトからハードまで。ベースの坂井紅介が凄い。要再聴。
■THE BIKINI TAPES/ATOMIC(JAZZ LAND)
やっぱりアトミックは凄い。構築と崩壊のバランス。


Kc350084Kc350085

■FLUTOLOGY FIRST DATE
/FRANK WESS&HOLLY HOFMANN&ALI RYERSON(CAPRI)
■MORNING SONG/DON MENZA(MPS)


Kc350086Kc350088

■43RD&DEGNAN/BLACK NOTE(WORLD STAGE)
現代的なバップの典型ながら、勢いがあって好ましい。
ピアノのアーク佐野はトリオで聴いてみたい。
■NEW DREAM/JEAN-MICHEL PILC(DREYFUS)
ピルクにしてはちゃんとメロディ弾いてる(笑)。


今回はやや少ない目ですが、このへんで。


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June 29, 2008

開封祭り 6.29

Mikaifuu_no_yamaまた未開封のCDが増えてきました。
自分で興味を持って買った筈なのに、
聴く気がおきなくてずっと残ってるのも。
この不良在庫(失礼!)を一気にさばくためには、
こりゃ一度、聴き捲くり大会をやるしかない…。

って事で、やります。開封祭り。

いつものポジティヴ愉悦シリーズと
コンセプト的に違うのは

1)1枚あたり2曲でOK。
2)感想文は気が向いたものだけ。
3)アルバムの良し悪しに関わらず掲載。

ってルールにしたです。
そうでもしないと数がこなせませんから。

なので、ここで載せたのんはお薦め盤ではありません。
かと云って、ポジティヴ愉悦シリーズで取上げたものより
つまらないと云う訳でもありません。
単に備忘録として纏めた記事なので
間違っても購入の目安にしたりしないでくださいね。

Kc350043Kc350046

■LIVE&LEARN/BOBBY WATSON(PALMETTO)
■A FICKLE SONANCE/JACKIE McLEAN(BLUE NOTE)


Kc350053Kc350055

■SOLITAIRE/URI CAINE(EDEL)
ソロピアノアルバム。イイカンジの壊れ方。要再聴。
■PIECE FOR MY PEACE/JOHN HICKS(LANDMARK)


Kc350059Kc350062_2

■KEEP IT TO YOURSELF/GEOFF GASCOYNE(CANDID)
ちょっとホレスシルヴァー的ないなたさ。でも面白い。
TRUDY KERRがゲスト参加で唄ってる。
■THE BEST-TOUR SOUVENIR ALBUM
/THE REAL GROUP(FEEL MUSIC&MARKETING)
ベスト盤やん…。


Kc350063Kc350064

■TIMELESS PORTRAITS AND DREAMS/GERI ALLEN(TELARC)
■NOCTURNE/CHARLIE HADEN(VERVE)
ピアノがルバルカバ。でもアルバムタイトルがコレなのでヌルい…。


Kc350070Kc350071

■JAZZ TRIO
/GORDON BECK&RON MATHEWSON&DANIEL HUMAIR(DIRE)
1972年の音源。当時の音遣いが好ましい。
■LIVE AT MCG WITH SPECIAL GUEST KURT ELLING(MCG JAZZ)
やっぱりボブミンツァの音色は肌に合わないなぁ…。
カートエリングがゲスト参加。"EYE OF THE HURRICANE"唄ってる。


Kc350085Kc350077

■MY WAY/FRANK SINATRA(REPRISE)
■THE COMPANY I KEEP/ART FARMER(ARABESQUE)
トムハレル、ジェフキーザーが参加。


Kc350086Kc350088_2

■ALL IS ONE/JACOB FRED JAZZ ODYSSEY(KNITTING FACTORY)
アコースティックな演奏とローズでエフェクタかけまくりの演奏が混然。
凄く面白い。要再聴。
■STAPLER/PHIL ABRAHAM(IGLOO)
トロンボーンのワンホーンモノ。ピアノがミッシェルハー。


Kc350089Kc350091

■HI JINX/JACK WALRATH(STASH)
半分がワンホーン、半分が2管でリッキーフォード入り。要再聴。
■INTO THE AIR II/INTO THE AIR(CRAB APPLE)
神戸のビッグアップルレーベル作品。


Kc350095Kc350096

■KAYAK/KENNY WHEELER(AN AH UM)
■STELLAR PULSATIONS/MARILYN CRISPELL(LEO)


Kc350097Kc350098

■REU DE SEINE/MARTIAL SOLAL&DAVE DOUGLAS(CAM JAZZ)
トランペットとのデュオ。やっぱりソラールは凄い。要再聴。
■BIRDWATCHER/MICHEL PORTAL(UNIVERSAL MUSIC)
これってポルタル諸作の中でも抜群の出来ではないかー。要再聴。


Kc350099Kc350104

■山/森山威男(MFC)
■LIVE ON LOVE/MARTY EHRLICH(PALMETTO)
ヌルめのサックスクァルテット。


Kc350100Kc350103

■EURIPEAN ECHOES/MANFRED SCHOOF(FMP)
1969年の録音のそーとードシャメシャなフリージャズ。
エンリコラヴァ、エヴァンパーカーなども参加。
■I LOVE YOU MORE/MARIO BIONDI(EDEL)


Kc350105Kc350106

■PLAYGROUND/守屋純子(SPICE OF LIFE)
■SO...!/NEW JAZZ TRIO(META RECORDS)
NEW JAZZ TRIOはMICHAEL ARBENZのトリオ。
ゲストを加えたセクステットで凄まじいサウンドを展開。要再聴。


Kc350110Kc350112

■帰りなむ、いざ/林英哲(KING RECORDS)
和太鼓メインだが、国籍がぼやけてくると面白くなる。
佐藤允彦、坂田明らが参加。
■LIVE AT ATHENAEUM JAZZ vol.2
MIKE WOFFORD&HOLLY HOFMANN(CAPRI)


Kc350120Kc350121

■TROPPO/MICHAEL GARRICK(ARGO)
■WHILE YOU WERE OUT.../ORANGE THEN BLUE(GM)
ORANGE THEN BLUEってこんな民族的な曲演ってたっけ?


って事で未開封CDを開け捲くった一日でした。
あと2回くらいやったら、片付くかなぁ…?
でも、おちおちしてたら、また増殖していく気がする(笑)。
今回はここまで。

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June 28, 2008

ポジティヴにジャズを愉しむ。 その14

夕方からバラエティ系のDVDをずっと観て、
ユルい雰囲気でだらだらしてたんですが、
晩飯後に急に骨のあるジャズが聴きたくなって、
今日二度目のポジティヴ愉悦シリーズに突入。
なかなか収穫のある数時間となりました。
しめしめ。


Obsolete
■OBSOLETE MUSIC/PERSONKRETS II-V-I(IMOGENA)
このアルバムはジャケットから受ける印象と中身がかなり違います。
ぱっと見て、白地にモノクロのイメージ写真はあまりにそっけない。
しかも曲名は"OBSOLETE PIECE #1"~"OBSOLETE PIECE #8"と
何やら実験的、フリージャズ的な匂いがします。
しかし、中身はリード2管+ピアノトリオの明解なジャズです。
機械的にナンバリングされた様な曲名にも関わらず、
非常に表情豊かでそれぞれキチンと顔を持った音楽。
テンションは高いけど、冷たすぎず、ヌルすぎず、
実に好ましいバランスです。


Easy_on_the_heart
■EASY ON THE HEART/JUDY WEXLER(JAZZED MEDIA)
"MOMENT TO MOMENT"を唄ってるCDを色々探してて、
最近知ったジャズ歌手です。凄く良いです。
スタンダードをしっとりピアノトリオバックに唄うタイプではなく、
ジャズクインテットのしっかりとした演奏にヴォーカルが絡む。
かと云って、躍起になって、インストに張り合うのではなく、
ヴォーカルの本分をわきまえた融け込み方なんですね。
甘すぎない大人の声質もいい。選曲も渋い。


Dreams_and_shadows
■DREAMS&SHADOWS/JUDY WEXLER(JAZZED MEDIA)
「EASY ON THE HEART」を聴いて、思わず新譜も購入。
こちらもクォリティが高いです。ってか、こっちの方が良いかも。
珍しい選曲は全てのトラックを新鮮に感じさせますし、
何よりヴォーカルとコンボ演奏の一体感が素晴らしい。
ジャズファンにもジャズヴォーカルファンにもお薦めできる一枚です。


Sugar_free
■SUGAR FREE/JASKULKE 3YO(BCD RECORDS)
ビートが重くて、泥臭いピアノトリオですねー。
黒人的な粘っこい重さではなく、のたうつ様な土臭い重さ。
ピアノはモーダルで硬派なフレーズを弾いてる感じですが、
ドラムの重さが半端じゃないんですよ。
ポーランドジャズって独特のいなたさがあるんですけど、
それとはまた違った重厚でダークな音に仕上がっています。
なかなか存在感のある演奏で面白いです。


Plunge
■PLUNGE WITH BOBO STENSON/(KOPASETIC PRODUCTIONS)
PLUNGEと云うユニットにボボステンソンの加わったアルバム。
このPLUNGEと云うバンドについてはよくわかりません。
メンバーはANDREAS ANDERSSON(SAX),MATTIAS HJORTH(B),
PETER NILSSON(DS)のトリオの様なんですが、
ネットで調べると同名のバンドが幾つかヒットしてしまいます。
ボブモーゼスとかアヴィシャイコーエンの参加したユニットやら
海外のロックバンドやら日本のポップスバンドやら、
色んなのが見つかったものの、この3人のユニットは発見できず。
ボボステンソンが参加してる時点でヌルい筈はない訳でして、
かなり輪郭の壊れたインプロヴィゼイションにまで踏み込んで
音の対話を繰り広げています。
シリアスで集中力の必要な音楽ですから、
夏場に聴くより、秋の夜長に聴いた方がよかったかも…。


疲れたので、今回はこの辺で。

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ポジティヴにジャズを愉しむ。 その13

足の捻挫もほぼ治り、ちょっと気分がいい週末。
別に取り立てて良い事がなくても、
ちょっと悪いことがあった後で現状復帰するだけで、
小さな幸せを感じる事ができる「相対的幸せ法」です。

って事で、更にジャブの様な幸せを上乗せすべく、
溜まりに溜まったCDを聴いていく事にします。


Larbre_pleure
■L'ARBRE PLEURE/NATHALIE LORIERS(DEWERF)
ナタリーロリエの2006年のアルバムです。
ピアニストとしての面はあまり表に出ていない作品で、
コンポーザー、リーダーとしてバンドをコーディネイトしてる感じ。
何しろ、ウードが入っているので、そのカラーが強いんですよ。
全体的に民族的なサウンドではありますが、そっちにも行き過ぎず、
好ましい形で聴き手の興味をそそるジャズに仕上げてます。
フロントがサックスではなく、クラリネットと云うのもポイント。


Fm_trio
■MOMENT/FM TRIO(ALTRISUONI)
正にイマドキのヨーロッパ系ピアノトリオ。
FMトリオとはおそらくピアニストのFABIAN M.MUELLERの頭文字かな。
それなりに凝った曲が並び聴いてて心地よいんですが、
音遣いはあまり厳しくないので、ちょっと刺激は薄いかな。
メンバーのやり取りもちょっと行儀正しすぎるかも。
個人的にはギリギリ及第点の作品なんですけど、
ディスクユニオンのレビューは激褒め状態なんですよね。
ま、商売だから購買意欲をそそらせれるのが目的とは云え、
「本盤のクオリティは正気ではいられなくなるほど高い」(引用)
とは思えません…。
私のストライクゾーンの方が狂ってる可能性は高いですけどねー(笑)。


Near_gale
■NEAR GALE/ALBORAN TRIO(ACT)
これまたディスクユニオンのウェブでベタ褒めしてるトリオです。
上と同じ様にイマドキのピアノトリオなんですけど、
こっちはイマジネーションが広がるし、躍動感を感じます。
どこがどう違うのか説明できませんし、ベン図では同じ円に入る筈。
でも、何かが決定的に違うんですよね。
張り詰めたテンションの中に頃合に血の気を感じると云うか…。
3曲目の"DELLE COSE NASCOSTE"はエンリコの曲かと思った(笑)。


Les_liens_du_sang
■LES LIENS DU SANG/STEPHAN OLIVA(CRISTAL)
フランス映画「LES LIENS DU SANG」のサントラ、かな。
作曲をステファンオリヴァが担当しております。
映画の音楽って事もあって、アドリブパートは殆どなく、
全33トラックの殆どが1~2分程度の演奏になってます。
やや細切れ感は否めませんが、
彼らしくないメロディアスなサウンドの中に、
彼らしい毒っ気が垣間見えるのは面白いですね。


Lars_andreas_haug
■VINTERFLOS/LARS ANDREAS HAUG(CURLING LEGS)
チューバ奏者LARS ANDREAS HAUGのリーダーアルバム。
前にLIVE MARIA ROGGENとのデュオアルバムで感動し、
彼のインストアルバムも聴いてみたくなりました。
それにしてもチューバーリーダーのアルバムなんて
レイドレイパーくらいしか思いつきません。
低音の聴きづらい音域でウネウネ演奏されてもツラいのですが、
そこはさすがLARS ANDREAS HAUG。
完璧なコントロールでメロディアスに歌い上げております。
全編通してシリアスで厳し目のサウンド。
でもフリーキーな誤魔化しなどはなく、聴き応えは十分です。
チューバ、ベース、ドラムのトリオによる演奏を核に
曲によってはソプラノサックスやフレンチホルンが加わります。


Fredrika_stahl
■TRIBUTARIES/FREDRIKA STAHL(SONY)
キーラナイトレイばりの美しさにつられてジャケ買いしました。
内容的にはかなりオーソドックスなビッグバンドアレンジに始まり、
フォーキーなトラックやポップス色の強い曲などが入り混じる。
歌詞も英語だけではなく、フランス語やその他の国の言葉が出てくる。
作詞作曲は彼女自身の様です。
全体の纏まりがもう少しあれば聴きやすいかなぁ…。
とは云え、歌も上手だし、リラックスして聴ける一枚です。


って事で、今回はこの辺で。

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June 26, 2008

限りなく透明に近い…

SHM-CDなるモノが登場しました。
ユニバーサルミュージックと日本ビクターの共同開発による
新しい素材で作った高音質CDだそうです。
説明をそのまま転記すると…、

-------------- 8< --------------
通常のCDとは別種の液晶パネル用ポリカーボネート樹脂を
使用することにより素材の透明性をアップ、マスター・クオ
リティに限りなく近づいた高音質CDです。
-------------- 8< --------------

なんだそうです。
気になったので、ネットショップで何枚か買ってみようと思ったんですが、
60年代、70年代のジャズの焼き直しばっかりなんですよね。
そんなので高音質を体験できるんだろうか…。

あまりにもそそられないラインナップで
これと云って欲しいCDはなかったんですけど、
強引に2枚をチョイスしました。


Crescent
ずっと買いそびれていた
「CRESCENT/JOHN COLTRANE(IMPULSE!)」


Corea_shmcd
比較的録音が新しそうな
「EXPRESSIONS/CHICK COREA(GRP)」


しかし笑ったのは帯の注意書き。
Tadashi_gaki_2
聴き苦しさもハイグレードなのかもしれません。


盤面はこんな感じで普通のCDとあんまり変わらないかも?
Hmcd


で、実際の音はどうかと云いますと…、
あんまり変わらない気もしますし、
なんか良いような気もする…。
うーん、気のモン、気のモン。

って云うか、同じモノを従来のCD比較しないと、
わからないですよね。

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June 02, 2008

記憶の中に響く音楽。

CASKでカイピリーニャを呑んでて、
ふと昔を思い出しました。

凄い頻度で難波のやかたmildに通ってた頃。
自分なりに色々聴いてたつもりでしたが、
やかたで聴くジャズは知らないモノばかり。
何を聴いても新鮮でした。
気に入ったレコードがあると、アルバムタイトルをメモし、
マスターに自転車を借りて、近くのワルツ堂に走る。
ジャズを聴くのが楽しくて仕方なかったです。

偏った意見ですので、聴き流して欲しいのですが、
ライヴはジャズの面白さを感じるにはベストですけど、
耳を育てるのは絶対にレコードやCDだと思います。

別にライヴを否定してる訳ではなくて、
ライヴはいくら頑張っても週に数時間しか聴けないし、
音は空中に消え去り、二度と捉える事ができない。
ホントに音楽が好きなら、それでは気が済まないと思うのです。
それに印象を理解に変える為には記録された音を
何度も聴くことも必要だと思います。
きっとそれが新たな興味を生み、耳を肥やしていくんだと思う。
ジャズは瞬間芸術だって云うのはある意味正しいですが、
別にリスナーが瞬間でお付き合いする必要はない訳でして。
反復して聴きながら、瞬間の驚きを再認識する事だってできます。

酔っ払ってるので話に纏まりがなくなってきました。
この辺でクダを巻くのはやめます。


CASKを早めに切り上げ、急に聴きたくなったのが、
昔、アホほど聴いていたレコード。
久しぶりに聴いても、やっぱりいいなぁ…。
懐かしい、とかじゃなくて、多感だった頃の耳に戻った感じ。

Three_for_all
■THREE FOR ALL/PHIL WOODS(ENJA)

Mcrae_as_time_goes_by
■AS TIME GOES BY/CARMEN McRAE(VICTOR)

Zoot_in_a_sentimental_mood
■IN A SENTIMENTAL MOOD/ZOOT SIMS(PABLO)

Ella_and_oscar
■ELLA AND OSCAR/(PABLO)


気が付くと、全部ドラムレスやん。
しかもやかたmildに通う前に聴いてたLPばっか。

やっぱりただの回顧趣味だったか…(笑)。

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May 31, 2008

ポジティヴにジャズを愉しむ。 その12

外はしょぼしょぼと雨が降ってます。
こんな日はやっぱりジャズでしょ(笑)。


Kc350074
■STILL HERE/SOFIA PETTERSSON(CONNEXION)
外人の歳はわかりにくいですが、
ジャケットを見る限り、そんなに若くはない筈。
でも、声は無茶苦茶可愛いです。
今年の始めに「SLOW DOWN」ってアルバムを聴いて
気に入ったヴォーカリストです。その紹介はコチラ
誰かに似てるって書き方はできるだけ避けてるんですが、
傾向としてはリッキーリージョーンズのもうちょいジャズ寄り。
とは云え、ど真ん中のジャズではなく、フォーキーな香りも強い。
全曲オリジナルで曲によってはストリングスも入ります。
個人的には「SLOW DOWN」の方が好みですが、
このアルバムもなかなか面白いです。


Kc350075
■ESPERANZA/ESPERANZA SPALFING(HEADS UP)
もろジャケ買いです。
小生意気な笑みが堪らないですね。
この人、唄うベーシストです。
それにもそそられるでしょ。
初っ端、ナシメントの"PONTA DE AREIA"で惹きつけておいて、
オリジナルをじっくり聴かせる流れです。やるじゃないかー。
全体的にブラジル色が強いんですが、
演奏のアプローチはジャズ的だし、
殆どギターが入ってないので、響きもジャズに近くなる。
この手の音楽はジャズの棚に入れるか、
ブラジル音楽の棚に入れるか、迷うところです。
ボサノヴァの様な軽やかなブラジル音楽も好きですが、
ガッツリ音楽的満足も味わえるブラジル音楽も魅力的だなぁ。


Kc350080
■SLOW DRAG/DONALD BYRD(BLUE NOTE)
バーCASKで気になるアルトサックスが流れてたので
マスターに訊ねたら、このアルバムでした。
リーダーはトランペットのドナルドバードです。
そして、アルトサックスはソニーレッド。
このぶっきらぼうな、さして流暢とは云えないアルトは
きっと極めて少数派の胸を揺さぶるテイストがあります。
昔、ソニーレッドのリーダーアルバム、
「IMAGES/(LAZZLAND)」や
「OUT OF BLUE/(BLUE NOTE)」を聴いた時には
その良さに気付かず、スルーしてた様な気がします。
温故知新じゃないけど、偶には昔のジャズを聴くのも吉です。
ソニーレッドってリーダー作は少ないですが、
ドナルドバードと何枚かのアルバムを残してますね。
調べてみたらこの「SLOW DRAG」はその最終作品らしい。
内容的には当時のブルーノートの売れ線のサウンド。
"ウォーターメロンマン"っぽい曲があったり、
"サイドワインダー"っぽいリズムパターンが出てきたり、
かなりニヤニヤしてしまう内容です。


Kc350097
■DEMON'S DANCE/JACKIE McLEAN(BLUE NOTE)
ついでと云っては失礼ですが、
買いそびれていたブルーノートの気になるアルバムを
何枚か買ってみました。
ケッタイなジャケットでイカツイ内容を想像してましたが、
割とメインストリームなハードバップです。
とは云え、マンネリ化した古いサウンドから
少なくとも半歩は脱却した音が構築されてます。
「HALF STEP BEYOND」です(笑)。
なぜか録音はあまり良くありません。


Kc350098
■STRETCHING A PORTFOLIO
/KARL-MARTIN ALMQVIST(PROPHONE)
KARL-MARTIN ALMQVISTの今年2月の録音。
いかつい顔のおっちゃんなので
如何にも猛烈に吹き捲るタイプっぽいですが、
意外な事に知的です(失礼)。
一番熱い"SURVIVAL INSTINCTS"でも抑え気味。
個人的にはもうちょっと燃えて欲しい気もしますが、
勝手に外見で判断してるだけですね。はい。


Kc350099
■ON IMPILSE/LEIGH CARRIAGE(SELF-PRODUCE)
ポジティヴ愉悦その4でも取上げた歌手のライヴ盤。
やっぱり声が澄んでいて、ライヴでも変わらず美しい。
狭義のジャズテイストは薄めですが、
伸びやかにフェイクする歌唱は凡百のジャズシンガーよりも
遙かにジャズ的面白みに溢れてます。


今日はこんなところです。

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May 26, 2008

西山瞳トリオ in DOXY 25th May 2008

名古屋のDOXYへ西山瞳トリオを聴きに行きました。
今回のトリオはギター入りドラムレス。
メンバーは西山瞳(pf)、馬場孝喜(g)、坂崎拓也(b)です。
ドラムレスは好きなのでどんなサウンドになるのか興味深々でしたが、
予想を上回る良質の演奏を楽しむことができました。

何よりも互いの音を聴き合い構築していく感じがよかったです。
西山さんのピアノソロもいつものトリオのパワーと対峙する事から解放され、
伸びやかなフレーズが鍵盤の上を駆け回ってました。
それから馬場さんのギターの歌うこと歌うこと!
あの難しい曲であそこまでわかりやすくメロディアスなアドリブを
次から次へと繰り出していくのは凄いです。
以前、高槻ジャズで一度だけ聴いたんですが、
その時は抒情的なボサノヴァ演奏だったので、あまりの違いにびっくり。

ギター入りを前提で作った新曲の出来は素晴らしかったです。
新譜にも入るらしいので今から楽しみですね。
また"IN THE NIGHT WATCH"の昨夜のヴァージョンは非常に面白かった。
フォームやメンバーの違いで様々な味わいのでる隠れた名曲だと思います。

8月にもこのトリオで名古屋に来るらしいので
絶対に行こうと思います。

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May 25, 2008

ポジティヴにジャズを愉しむ。 その11

今日は最初に強烈なのを聴いてしまったので、
その後が物足りなくなってしまいました。
音楽って出会う時の聴き手の状態にも大きく左右されますね。
だから私はその時の気分でお気楽な感想は書けても
絶対的自信のある批評など、よー書きません。


Kc350024
■AMP STRINGENCY
/UNIVERSE OF AMP(META RECORDS)
日曜日の昼下がりに聴く音楽ではありません。
ピアノのMICHAEL ARBENZを目当てに買ったところ、
予想通り強烈な尖がり具合、壊れ具合で大満足。
ここんとこ、ストリングス入りのアルバムを
何枚か取上げておりますが、
その中でも一番私のツボに嵌りました。
VEINのトリオと同じメンバーに弦が3本入る編成。
音楽性はモロVEINと同じです。


Kc350025
■LIVE AT BIRDLAND/KELLEY JOHNSON(OASIS)
ヴォーカルのKELLEY JOHNSONの2003年のライヴ盤。
いきなりモーダルな演奏が始まり何事かと思ったら
"HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON"。
この曲をアップテンポで演るのも珍しいですね。
ケリージョンソンのヴォーカルも素晴らしいんですが、
トランペットのソロの切れ味がよくパーソネルを見たら、
イングリッドジャンセンでした。
彼女のトランペットを聴くの、久しぶりな気がする。


Kc350023
■BLUES TWILIGHT/RICHARD BOULGER(B-1 MUSIC)
トランペッターRICHARD BOULGERの2005年の録音です。
紛う事なき正統派ニューヨークジャズです。
音の切っ先は打製石器の様。
尖ってるもののザラザラした感じがあって
切り口が痛むような突き刺さり方をします。
熱気のある音楽で心地よいです。


今日は色々聴いたんですが、
一枚目でハードルが上がってしまいました。
少なめですが、この辺で。

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May 24, 2008

ポジティヴにジャズを愉しむ。 その10

とうとうポジティヴ愉悦も10回目です。
適当にユルい感想を書いてるだけなので、
スルーされがちなシリーズでありますが、
意外とこのblogのアイデンティティだったりします。

手当たり次第に取上げてる様ですが、
実はこれでもチョイスしてるんですよ。
まあ、評価基準はユルいですけど。

って事で、今回も行きます。


Kc350001
■STRINGS REVISITED
/JUHANI AALTONEN&HENRIK OTTO DONNER(TUM)
テナーのJUHANI AALTONENと
指揮者のHENRIK OTTO DONNER名義のアルバム。
編成はテナーサックス+ベース+ドラムス+室内楽団。
このストリングスの響きが実にシリアスで良いんですよね。
ヌルさや甘さは欠片もありません。
ジャズとクラシックの融合って、場合によっては、
情けない作品に仕上がったりする事も多いですけど、
これは実に魅力的なバランスを持った作品だと思いました。
ライナーを読むと同じ顔合わせで1976年に
"STRINGS"ってアルバムが作られていたみたいです。
それも聴いてみたいなぁ…。


Kc350002
■MIND GAMES PLAYS THE MUSIC OF
STAN GETZ&ASTRUD GILBERTO(GLM)
ヴォーカルのLISA WAHLANDTが魅力的な
MIND GAMESのアルバム。
ボサノヴァを取上げるのに、
ゲッツとアストラッドジルベルトの名前が出てくる時点で
ユルい企画っぽいですけど、内容は…、
イイカンジにユルいのです。
けどそれなりにしっかりとしたサウンドなので
単なるイージーリスニングではありません。
本場のサウダージはないですけど、
ヨーロッパの洗練された音作りとボサノヴァって
確かに相性はいいんですよねー。


Kc350003
■BLOW UP
/RICHARD GALLIANO&MICHEL PORTAL(DREYFUS)
ガリアーノとポルタルの1996年の音源です。
初っ端のバスクラとアコーディオンによる
"MOZAMBIQUE"を一聴した瞬間から
ヨソで聴いた事のない音楽が繰り広げられます。
それほど聴いた記憶のないアルバムでしたが、
久しぶりに引っ張り出してくると無茶苦茶新鮮。
ポルタルの曲、ガリアーノの曲の他に
ピアソラとパスコアールが取上げられてます。
個人的には民族色の薄いポルタルの曲に
このデュオの面白みを感じます。


Kc350004
■CITE DE LA MUSIQUE/DINO SALUZZI(ECM)
今度はバンドネオンでディノサルーシを。
ベースはマークジョンソンで、
ギターは息子のホセサルーシ。
アルゼンチンタンゴの様な元々民族的な音楽が
そのカラーを失わないで、ここまで高度な音楽に
昇華する事自体、凄いと思います。
"INTRODUCCION Y MILONGA DEL AUSENTE"が
凄くいいです。


Kc350005
■A NIGHT IN CLAREMONT/DENA DEROSE(VEGA)
ディナディローズのアルバムはどれも好きですけど、
このアルバムはどなたにもお薦めできるクォリティです。
個人的に幾つかの録音に参加しているドラムの
マットウィルソンのガサツさが気になってました。
このアルバムのドラムはアキラタナ。繊細です。
デイヴエリスのテナーもプラスに働いています。
自然体で唄うディナディローズの良さが全面に出てます。
うん、良いアルバムだ。


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May 23, 2008

ポジティヴにジャズを愉しむ。 その9

電車に乗っててもiPodで音楽は聴いてますし、
パソコンやりながらでも常にiTuneが立ち上がってます。
けど、ちゃんと聴く姿勢になってステレオで聴くのとは
やっぱり違うんですよね。

って事でポジティヴ愉悦第9弾です。


Kc350094
■ACTION ACTION ACTION
/JACKIE McLEAN(BLUE NOTE)
ホントのタイトルは「ACTION」なんですが、
ジャケットの印象が強いので、
私の中では「ACTION ACTION ACTION」。
この時代のジャッキーマクリーンって
ひたすらカッコイイと思います。
あのぶっきらぼうな吹き方で尖がった曲を吹き捲る。
今のジャズのクールさとも違う肌触りなんですよね。
このアルバムはピアノの代わりに
ボビーハッチャーソンのヴァイブが加わってるのがミソ。
印象的なサウンドに仕上がっています。
このCDはヴァンゲルダーによって2003年に
リマスタリングされたモノです。
どう違うのか聴き比べてないのでわかりませんが、
なんとなくありがたみがあります(笑)。


Kc350096
■PHRASEN/JOACHIM KUHN(RADIO FRANCE)
やっぱりヨアヒムキューンは凄い。
普通のピアニストを100としたら、彼は天才ですわ。
でもこのアルバム、人にはお薦めできません。
一般的にはジャズの分類に入らないと思われます。
完全に現代音楽の室内楽です。
ピアノ+弦楽四重奏の編成だし…。
8曲中7曲がヨアヒムキューンの作曲で、
残る1曲はフランソワクープランのミサ曲(かな?)。
クラシックファンでジャズファンで現代音楽OKの人なら
愉悦の極みだと思います。ってターゲット、せま。


Kc350097
■灯/NEW YORK UNIT(WHAT'S NEW)
ドラムの中村達也のニューヨークユニットによる
良質のバラッドアルバム…、なんですが、
「えー、これがハンニバルマーヴィンピーターソン~?」
って感じの大人しいトランペットにビックリします。
あの猛烈なハンニバルを期待すると、
腰砕けになり、肩透かしを喰らわされ、膝が笑う事でしょう。
しかし、全体としてはオーソドックスながら良い演奏だと思います。
ややリチャードデイヴィスのベースがのたーっとしてますけど。


Kc350098
■HANNIBAL IN BERLIN/(MPS)
って事で、やっぱりハンニバルはこうじゃないと!
圧倒的なパワーで猛烈に吹き捲るラッパ。
たとえ単純なフレーズの反復であったとしても
一音一音にエネルギーが無駄に注入されてるから
何だか知らないけど昂奮するんですね。


Kc350099
■BIG CITY IS FOR ME/ARIANE JACOBI(NRW)
野獣の次は美女で。
オーソドックスなアレンジの演奏をバックに
ハスキーヴォイスでスウィンギーに唄ってます。
ジャケ写を見て、もう少し新しいサウンドを期待してたんですが、
やや懐古趣味的なスタイルでありました。
それはそれでニュートラルな気持ちで聴けば
十分楽しめるアルバムです。


Kc350100
■I LIKE IT HERE/DIANE HUBKA(SSJ)
「HAVEN'T WE MET?」を7~8年前に聴いた時、
さりげなく良いヴォーカリストだなぁと思って
それなりに気にしながら新譜が出る度に買ってたんですが、
来日アルバムが出るくらい人気があったんですね。
ライヴ盤と云う事でやや粗いところもありますが、
やっぱり彼女らしい爽やかな色気が漂ってて、
気持ちの良い歌の数々であります。


Kc350101
■BLAUE AUGEN/JAZZINDEED(ACT)
しごく普通のアルバムが続いたのでちょっとケッタイなのを。
ジャズとしてはOB気味のアルバムを作らせたら
ACTレーベルの右に出るものはいないでしょう(笑)。
とか云いつつ、このアルバムはそんなに変でもないかな。
前に「DON'T TOUCH MY ANIMALS」ってCDを取上げましたが、
そのMICHAEL SCHIEFELの参加するユニットがJAZZINDEED。
割とノーマルなアルトサックスのワンホーンカルテットに
MICHAEL SCHIEFELの声が乗っかってくると
何か不思議なユルさが加味されるんですよね。
あんまりちゃんと唄ってる曲はなくて、
肩の力の抜けたスキャットが中心です。
声質は繊細で女性ヴォーカルに近い感じがあります。


そろそろ眠たくなってきたので、この辺で。

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May 20, 2008

ポジティヴにジャズを愉しむ。 その8

いつもは週末にお届けしているポジティヴ愉悦シリーズですが、
近所のCASKで引っ掛けて帰ってきたら、
妙にジャズが聴きたくなってLP棚に手を伸ばしてる自分。
ちょっと懐メロ気分だったりして。


Kc350070
■THE SHAPE OF JAZZ TO COME
/ORNETTE COLEMAN(ATLANTIC)
英語タイトルよりも邦題の「ジャズ来るべきも」の方が
しっくりくる人も多いかもー。
当時の問題作として語られる事の多いアルバムですが、
オーネットコールマンの曲はどれもわかりやすくて、
艶かしく色っぽいメロディラインは実に魅力的。
"淋しい女"なんて名曲中の名曲ですよね。
"PEACE"のチャーリーヘイデンのベース、無茶苦茶ええやん。


Kc350071
■ZOOT AT EASE/ZOOT SIMS(FAMOUS DOOR)
ほぼ10年ぶりに聴くズートの名盤です。
珍しくソプラノを吹いていますが、これがまたいいんだなぁ。
音質が丸く柔らかなので、ややクラリネットっぽい音に聴こえる。
きっと吹いてるフレーズはテナーの時と変わらないんでしょうけど、
何だかいつもよりクールで新鮮に思えたりするんですね。
"ROSEMARY'S BABY"は昔お気に入りだったんですが、
今聴くとかなりベタなメロディラインです。


Kc350072
■YOU'RE LOOKIN' AT ME/CARMEN McRAE(CONCORD)
ヴォーカルを聴きたくなって適当に引っ張りだしたら、
カーメンマクレエのナットキングコール愛唱曲集でした。
コンコードレーベルなので全体的にユルい感じです。
けど、逆にカーメンは熟れた感じですね。


Kc350073
■AFTERTHOUGHTS/MIKE WOFFORD(DISCOVERY)
ひそかにマイクウォフォードのファンを続けて20年余年です。
久々にこのアルバムを聴きました。1978年のソロアルバム。
今のウチのシステムで聴いても音が良くないです。
でも良いんだなぁ、微妙に琴線に触れる音遣いが。
もっと沢山録音してくれないかなぁ…。


Kc350075
■THE STOCKHOLM CONCERT,1966
/ELLA FITZGERALD&DUKE ELLINGTON(PABLO)
エラとエリントンのライヴ音源。
1966年の録音を1984年にリリースしたモノです。
エラの声は張りがあってエリントン楽団に負けてません。
それだけに彼女の粗い部分も随所に聴かれます。
しかし、このアルバムが私の中で印象に残ったのは
"SOMETHING TO LIVE FOR"の一曲に尽きます。
美しいバラッドです。
最後の音が消えた瞬間に湧き上がる拍手と歓声。
この瞬間の空気を味わいたくて
何度もレコードに針を降ろしました。


世もふけてきたのでこの辺で。
I WANT SOMETHING TO LIVE FOR...

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May 18, 2008

ポジティヴにジャズを愉しむ。 その7

今週末は色々気が乗らなくて、音楽も殆ど聴いてません。
あまりにだらだら過ごしすぎて凹みそうなので、
日曜の夕方になって、安牌なCDを何枚か聴く事に。


Kc350047
■YELLOW&BLUE
/ENRICO PIERANUNZI&MARC JOHNSON(CHALLENGE)
久々にエンリコらしいエンリコのアルバムを聴いた気がします。
って良く見たら1990年の録音でした(笑)。
エンリコとマークジョンソンのデュオと云う、
私にとっては理想的なフォームによる演奏です。
やっぱりこの二人は良いなぁ…。


Kc350048
■THE COMPLETE VILLAGE VANGUARD SESSIONS
/ART PEPPER(CONTEMPORARY)
アートペッパーのヴィレッジヴァンガードのライヴのCDボックス。
LP3枚組+追加1枚で持ってた音源と見比べると
大量の追加テイクが入ってたので思わず買ってしまいました。
アルトサックスの音色で一番好きなのがペッパーです。
その他ではジャッキーマクリーンとかリーコニッツとか…。
あ、こないだソニーレッドの音を久しぶりに聴いて
良いなぁと思いました。
結局、ややぶっきらぼうな吹き方が好きなのかも。
このライヴは後期ペッパーの良さが随所に聴けて好きなんですが、
今回初耳のテイクも同様の高いクォリティで大喜びです。


Kc350049
■BY MYSELF/INGER MARIE GUNDERSEN(STUNT)
「MAKE THIS MOMENT/(STUNT)」が良かったので
こちらも聴いてみたら、なかなか良いアルバムでしたー。
ややハスキーでやや低めでやや重めの声質で
バラッドからミディアムテンポくらいまでの曲が似合います。
音程の誤魔化しはないですが、流す様に唄うのがカッコイイ。


Kc350050
■COME SHINE/COME SHINE(CURLING LEGS)
最近惚れてしまったLIVE MARIA ROGGENが参加していた
COME SHINEの2000年の録音です。
いやー、カッコええわぁー。
並んでる曲は"FACINATING RHYTHM"とか
"DO NOTHING TILL YOU HEAR FROM ME"とか
弩スタンダード中の弩スタンダードばっかりなんですが、
古風さを残しつつ、頃合の現代的アレンジを施して、
やや辛口な仕上げにしてあるのがミソだと思います。
で、そのアレンジに彼女の声が良く合うんですよねぇ。


って事で、ちょっと短めですが、この辺で。

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May 12, 2008

ほろ酔いでCOFFEE&JAZZ

Carla節酒しないといけないんですが、
メンタルコンディションが良くないので
思わず一杯引っ掛けて帰りました。

深酒は避けて、9時過ぎには帰宅。

コーヒーを飲みながら
「HERE'S TO LOVE
/CARLA HELMBRECHT(M&I)」
を聴いてます。
彼女のアルバムを聴くのは
これで3枚目ですけど、
一番良いかも・・・。

ああ、この瞬間、無茶苦茶幸せ…。

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May 11, 2008

ポジティヴにジャズを愉しむ。 その6

Stella頭のふらつきが慢性化してて、
どうもキツい音を聴くと
あまり状態が宜しくないので、
和室のステラメロディを
リスニングルームに移動しました。
B&W802よりは遙かに柔らかい。
このスピーカーはおそらくずっと
手放す事はない気がします。

って事でポジティヴ愉悦その6、
始めます。


Kc350098
■HIDDEN GARDENS/LAN XANG(NAXOS)
LAN XANGと云う2ホーン、ピアノレスクァルテットです。
メンバーは下記の通り。
DONNY McCASLIN(TS,SS,FL),DAVID BINNEY(AS,CL),
SCOTT COLLEY(B),KENNY WOLLESEN(DS)
ジャズも含め、ポピュラー音楽は強弱の表情付けに乏しい。
このユニットはしっかりと曲に強弱や緩急をつけ
ストーリー性のありそうな展開になってるのが面白い。
ピアノレス特有のギスギス感と云うかロフト感と云うか、
隙間をイマジネーションで補うようなサウンドは聴き応えあります。


Kc350089
■WHERE THE JADE BUDDHA LIVES
/DENIS DiBLASIO(ART OF LIFE RECORDS)
フロント2管はバリトンサックスとトロンボーンだし、
タイトルもタイトルだし、ケッタイな音楽かと思ったら、
全然普通でやや拍子抜けしました。
決して取って付けた様なアジアっぽさはありません。
変な期待をした私がいけませんね。
内容的にはやや小ぶりながら、纏まりのある演奏。


Kc350090
■NEWBORN THING/WIBUTEE(JAZZLAND)
クラブジャズ、フューチャージャズのユニット。
LIVE MARIA ROGGENがヴォーカルで参加しています。
この手の音楽はあんまり聴いてないので
気の利いた事は書けませんが、無茶苦茶カッコイイ。
10年前だったら聴きながら踊ってたなぁ…(枯)。


Kc350091
■BOOK OF VELOCITIES/JON BALKE(ECM)
JON BALKEのソロピアノアルバムです。
きっと音数が少ないだろうなぁと思って聴いてみたら、
案の定でした(笑)。
一音の役割の重い音楽。
初っ端、ストリングスをかぶせてるのかと思いきや、
ずっと内部奏法をしてる様です。
かなり禁欲的なので、聴き手を選ぶかもしれません。
瞑想する様にじっと聴いていると、
他では得られない陶酔感があります。
ジャズファンよりもクラシックファンの方がすんなり聴けるかな。


Kc350092
■YOU DON'T KNOW IT'S YOU
/HARCSA VERONIKA(NATURE BLISS)
先月、ポジティヴ愉悦その3で「SPEAK LOW」ってCDを取上げた
HARCSA VERONIKAの2ndアルバムです。
メガネを外しちゃったのねー(笑)。
ちなみに「SPEAK LOW」もジャケ違いはメガネなし。
…え、どっちでもいい?あ、そ。
1作目よりも音程がしっかりしてる気がしますし、
しっかり感情豊かに歌い上げる曲も多いです。
とにもかくにも、この声質は存在感あります。
ジャケットの可愛らしさよりも数段大人の声です。


Kc350093
■DREAMING OF REVENGE/KAKI KING(VELOR)
「EVERYBODY LOVES YOU」以来のファンですが、
当初の器楽的な圧倒的な表現力から次第に
音楽トータルの完成度に傾倒していってる感じです。
フォークやロックの要素も入り混じり、
明らかに分かりやすくなりました。
この変化をとやかく云う気は全くありません。
これからも彼女の音楽を楽しみに聴き続けるだけです。


Kc350094
■ME FOR YOU/KRISTJANA&AGNAR(DIMMA)
ヴォーカルのKRISTJANA STEFANSDOTTIRと
ピアノのAGNAR MAR MAGNUSSON名義のアルバムながら、
実際にはヴォーカル+ピアノトリオによる演奏です。
とにかくこのお姉ちゃんの声が可愛らしく、実に美しい。
ヌルくなく、それでいて寛いだ感じが心地よい。
ジャズのスタンダード曲は一切入っておらず、
イエスの"OWNER OF A LONELY HEART"や
レディオヘッドの"NO SURPRISES"や
ポリスの"EVERY LITTLE THING SHE DOES IS MAGIC"など、
この辺りの音楽が好きな人には堪らないと思います。


今日はこれまで。

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May 10, 2008

ポジティヴにジャズを愉しむ。 その5

実家からレコードを何枚か運んできたので
それを色々聴いてみてる休日の午後です。


Soran_bushi
■SORAN-BUSHI,B.H./BILLY HARPER(DENON)
ビリーハーパーの1977年のレコードです。
B面の"ソーラン節"で有名なアルバムですが、
個人的にはA面2曲目の"LOVERHOOD"を良く聴きました。
ビリーハーパーのテナー1本で奏されるバラッド。
甘さを殆ど感じないスケール練習みたいな曲ですけど、
これがなぜか沁みるんですわ。
1曲目の"TRYING TO GET READY"は猛烈。


The_best_of_dinah_washington
■THE BEST OF DINAH WASHINGTON/(ROULETTE)
基本的にベスト盤は買わない事にしてるんですけど、
ダイナワシントンは私が興味を持った当時、
なぜかあまりレコードが手に入らなかったので、
見かけたものを取り合えず買ってました。
その中でこのルーレットのベストは良く聴いた方です。
黒人の粘っこい唄い方は今も昔も苦手なんですが、
どう云う訳だかダイナワシントンの黒さは大好き。
ド派手な"DISTINATION MOON"が堪らない。
ブラスが鳴り捲るビッグバンドと彼女の相性は凄い。
ただ時代が時代なので曲によっては甘いストリングスが入る。
その古いポップス感は苦手だなぁ。


Tristano
■LENNIE TRISTANO/(ATLANTIC)
トリスターノはこのアルバムよりも
「NEW TRISOTANO/(ATLANTIC)」を頻繁に聴いてました。
久々に「鬼才トリスターノ(邦題)」を聴いてみると…、
うーん、やっぱり凄い。
多重録音とかテープ操作とかをしまくってるので
ゲテモノっぽいイメージがあったんですが、
別に今じゃサンプリングなんて普通の表現だし、
禁欲的に生演奏に拘るのも変な話ですね。
それだけトリスターノが進んでたって事でしょう。
でもやっぱり「NEW TRISTANO」の方が好きです。


Tidal_wave
■TIDAL WAVE/DENNY ZEITLIN(QUICKSILVER)
このレコードは過去にも一度取上げております。
2004年8月の実家のLP発掘企画でです。
その時はB面をベタ褒めしたので、今回はA面を。
ここでもサウンドの鍵になるのはジョンアバ。
楽器の特性もあるんでしょうけど、
ザイトリンのピアノは混み入れば混み入る程、
内側に篭る感じが強いです。
それに対してジョンアバのギターは
難解な音遣いでも音が外に向かって広がります。
だからザイトリンのトリオ作品とは
かなり違った印象を受けます。
やっぱりジョンアバの参加がキモだな、と思いつつ、
B面ラスト、ヘイデンとのデュオで演奏される
"CHELSEA BRIDGE"を聴くと、
これまた凄くザイトリンらしくて良いんだなぁ(笑)。
結局、ザイトリンが好きって事ですわ。


Last_date
■LAST DATE/ERIC DOLPHY(FONTANA)
このド名盤を十数年ぶりに聴く気がします。
むむ。やっぱりエエなぁ…。
このアルバムとドルフィの死を結びつけて、
ドラマティックに語った文章も多いですが、
ドルフィはいつもとそんなに変わらない気がします。
って云うか、何をやっても一緒の人だし(笑)。
でも、日本語ライナーに書かれてる
ドルフィの死にまつわるエピソードを読みながら聴くと、
やっぱり感極まるモノがあったりするのです。
ちなみにこれよりも後の録音で
「COMPLETE LAST RECORDINGS/(NORMA)」
ってCDもありますが、ちょっと聴きづらい内容。


The_outer_wiew
■THE OUTER VIEW/GEORGE RUSSELL(RIVERSIDE)
これまた十数年ぶりに聴くレコードです。
B面1曲目の"YOU ARE MY SUNSHINE"で
シーラジョーダンが唄ってたのすら忘れてました。
ベースとアンサンブルの織り成すコントラストは
後のリヴィングタイムオーケストラの音作りを彷彿とさせます。
リディアンクロマティックコンセプトはよくわかりませんが、
ちょっとケッタイな音の積み重なりは今も昔も私のツボ。
この勢いでベートーヴェンホールも聴くかー。


をー、ジャズblogみたいです(笑)。
って事で今回はこれまで。

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ポジティヴにジャズを愉しむ。 その4

雨だし、手元に沢山未聴CDがあるし、
朝から音楽三昧です。
ま、いつもの事なんですが。


Car1o0j3
■THE EXPENSE OF SPIRIT
/KIRSTIINA TUOMI(TRAUMTON RECORDS)
やっとこさ入手したTUOMIの2ndアルバム。
なぜか大手ネットサイトでキャンセルを喰らったけど、
CD BABYでいとも簡単に買えました。
期待を裏切らない素晴らしい内容でした。
TUOMIの様なジャズっぽくないヴォーカルを
ヨーロッパ色のアコースティックサウンドで聴けるのが嬉しい。
きっとアメリカや日本だったら、あれこれ作り込んで
ポップス寄りのサウンドに仕上げてしまうんだと思います。
やっぱりヨーロッパの音楽性、いいなぁ…。
曲の大半をピアノのCARSTEN DAERRが作曲してますが、
ベースのCARLOS BICAの提供した"WHITE WALL"もいい。


Ca0d4spa
■COME SHINE WITH THE NORWEGIAN RADIO ORCHESTRA
IN CONCERT/(CURLING LEGS)
COME SHINEとNORWEGIAN RADIO ORCHESTRAによる
2003年のライヴ音源です。
フルオケとCOME SHINEの組み合わせは
若干の体感温度のズレはあるものの、
それなりに存在感のある音楽にはなってると思います。
超弩級スタンダードが並んでるだけに、
「このヌルい選曲をどこまでクールに演奏できるか。」
ってところが面白みだと思うんですけど、
そう云う面では危険な試みをぎりぎりモノにしたって感じ。


Caat1ugj_2
■EVERYBODY'S SONG
/LARA IACOVINI(SPLASCH RECORDS)
くっそー、かわいいじゃねーかよー。
思わずジャケ買いしてしもたがな。
で、内容の方なんですが、これがなかなか良いです。
頃合にかわいらしく、割とさっぱりとした唄い方で好感が持てます。
ピアノトリオもヌルさはなく、これまた頃合に刺激的。
音程は完璧ではないけど、頃合の荒れ方で頑張ってる感がある。
うーん、どうも贔屓目に見てるかも(笑)。


Carxtbdq
■EVERNESS/ROCIO FAKS(FRESH SOUND)
はいはい、どうせこれもジャケ買いですよ。
しかし、こっちは贔屓目に見なくても凄い内容。
演奏が渾身のイマドキジャズ。
ってか、もろFRESH SOUND NEW TALENTのカラー。
そこにポルトガル語のヴォーカルが乗ってくる。
ジャズとMPBのボーダーレス音楽って感じです。
かなりお薦めのアルバムです。
でも軽いボサノヴァを期待すると打ちのめされますよー。


Ca1d3094
■MAKE SOMEONE HAPPY
/KELLEY JOHNSON(CHARTMAKER)
今度はちょっと古く1996年録音のヴォーカルもの。
KELLEY JOHNSONって人は全然知りませんが、
"MOMENT TO MOMENT"を唄ってたので買ってみたら、
フレッドハーシュ、ルイスナッシュ、ブライアンリンチなど
結構大物ミュージシャンが参加してました。
いかにもアメリカ的なアバズレ感の漂う声で(もとい)、
アメリカ女性の強さを感じさせる大人のヴォーカルで、
オーソドックスなスタイルに仕上がっています。
テクニックを活かした"RECORDA ME"辺りが聴きドコロ。


Cax1u5ts
■UNTIL/LEIGH CARRIAGE(SELF-PRODUCE)
2004年に発売されたLEIGH CARRIAGEって人のアルバム。
とても澄んだ声で美しい曲をさらりと美しく唄っています。
何で買ったのか全然覚えていませんが、なかなかのヒット。
"SO MANY STARS"とか"WHEN MORNING SOMES"とか
新しめのバラッドが凄くいいです。
とは云ってもバラッドシンガーではなく、アップテンポな曲も多い。


Cabis77p
■ABRIKOSTRÆET/SINNE EEG(CALIBRATED)
CALIBRATEDって会社なので中南米の方かと思ったら
デンマークの会社でした。
SINNE EEGは「WAITING FOR DAWN」が良かったので
他のも買ってみました。
MADS VINDINGやらHANS ULRIKが参加してます。


ヴォーカル三昧でしたけど、アタリが沢山あって、
朝から気分がよかったです。
って事で、今回はここまで。

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May 09, 2008

手書きの労力

実家の本棚を漁ってたら、こんなものが出てきました。
Jazz_records

ジャズを聴き始めて数年経った頃のものだと思います。
手書きでタイトル、メンバー、収録曲、感想などがしたためてあります。
コレクターの様にリストを作ってニンマリしていたのではなく、
増え続けるレコードの内容をできるだけ把握しておこうと
必死に頑張っていたんでしょう。
まだ数百枚だったから、そんな悪あがきをしたんだろうなぁ…。
ま、後半になると、感想がなくなり、曲名がなくなり、
ついにはタイトルとリーダー名だけのリストになってますが、
それでもこの労力は凄いですね。
こう云う時間と労力の無駄使いこそが趣味なんだと思います。

今はエクセルでリストを作っていますが、
これは重複買いを避ける為に必要に迫られて入力したもの。
全然意味合いが違いますね。

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May 06, 2008

どバップを聴いてみる2008GW篇 その4

Ca97rwku

Cagvb7mu

Ca561h7r

Ca0ih0ma

Cap4u5p7

とりあえず今回はここまで。

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May 05, 2008

どバップを聴いてみる2008GW篇 その3

Ca85idsu

Ca7q5ciz

Cacfqr8y

Caw0ne3z

Cadry3p4

レイアウトがどうなってるかわからないまま
とりあえず15枚ほどアップしてみました。

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どバップを聴いてみる2008GW篇 その2

Cazng72m

Canobrq1

Caivbpow

Caiad6qk

Ca68lqkv

実家のオーディオはあんまり音は良くないけど、
長時間聴いても耳が疲れません。
レコードだからかな?

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どバップを聴いてみる2008GW篇 その1

Cau037d8

Cayleyhx

Caj91zcq

Ca9del5u

Cauhd237

モブログでのアップなので
とりあえず画像のみです。

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April 29, 2008

ポジティヴにジャズを愉しむ。 その3

今年のゴールデンウィークは飛び石で
合間に結構仕事が入ってるので
今一つのんびりできません。
ま、そんな事云いつつも、一日音楽を聴いてりゃ
機嫌はいいんですけどねー。
って事でポジティヴ愉悦シリーズ第三弾です。


Whats_your_story
■WHAT'S YOUR STORY
/ROBERTA DONNAY(PSCIFIC COAST JAZZ)
けだるそうな唄い方はなかなかそそられます。
ちょっと演技っぽいですけどね。
ボブドローの"SMALL DAY TOMORROW"と
"DEVIL MAY CARE"を唄ってるので
気になって買ったんだと思います(うろ覚え)。
その他も割と面白い曲を取上げてるので新鮮な感じ。
ピアノはエリックリードです。
プロデューサーのところにオリンキープニュースの名前が。
へー、まだ生きてたんですね。


Hill
■HILL/JOBIC LE MASSON(ENJA)
このblogには珍しく、ホントに新譜です。
フランスのピアニスト、ジョビクルマッソンの初リーダー作。
いきなり重く分厚く難解な音が飛び出してきて
思わず耳が釘付けになりました。
CDのオビには「敬愛するアンドリューヒルに捧げた」と
書いてあります。なるほど、わかります。
マッソンと云うと、画家のアンドレマッソンを連想して
シュールでおどろおどろしいイメージを描いてしまいますが、
そのイメージはそう外れてはいないかも…。
気軽に聴ける音楽ではありませんが、
こう云う骨のある人と時々は出会わなければ、
ジャズを聴いてる甲斐がないと思ったり…。


Extrospection
■EXTROSPECTION
/CHROMATIC PERSUADERS(TIMESCRAPER MUSIC)
NEAL KIRKWOODってピアニストがリーダーのバンドです。
ピアノトリオ+ヴァイオリンと云う構成で、
これがなかなか面白いサウンドになっております。
MARK FELDMANのヴァイオリンの表現力が極めて高く、
楽曲の良さも相俟って、新鮮なサウンドを愉しむ事ができます。
初っ端の"EXTROSPECTION"は、
尖がってるんだけど、どこか俗っぽい泥臭さがある。
イメージとしてはエリントンに近いかも。
他は"NUDE DUCKS"や"UH!"がお気に入り。
うちのシステムで聴くと、ヴァイオリンの高音が耳を直撃する…。


Speak_low
■SPEAK LOW/HARCSA VERONIKA(SELF-PRODUCE)
メガネのジャケットにつられて買ってしまいました。
ハンガリー出身のヴォーカリストです。
夢見がちな甘えた系の声を想像していたら、
それよりは低く大人っぽい声質で、やや吐息多めの唄い方。
音程はかなり不安定ですが、味はあります。
今年の5月に来日するそうです。


From_sea_to_sky
■FROM SEA TO SKY/LAILA BIALI(OMAGATOKI)
良いです。
CDのオビには
「ジャズでもポップスでもない"ビューティフルミュージック"。」
って書いてありますが、
2つの音楽に境界線があるとすれば、
一歩くらいはジャズの方に寄ってる感じです。
とても美しい声だし、丁寧な唄い方に好感が持てます。
この人も今年の5月に来日するそうです。


Do_do_that_voodoo
■DO DO THAT VOODOO/COME SHINE(CURLING LEGS)
LIVE MARIA ROGGENがヴォーカルで参加していたバンド。
2002年の録音ですが、つい最近手に入れました。
それにしてもカッコイイ女だ。惚れてもた…。
ちょっと前に取上げた「CIRCUIT SONGS」と比べると
遙かにジャズ色の強いアルバムで、スタンダード中心。
しかし、ヴォーカルと歌伴的なヌルい音楽では決してなく、
本気のピアノトリオ+ヴォーカルの望ましい関係です。
冒頭の"SAGA OF HARRISON CRABFEATHERS"でやられた。
続く"MY FAVOURITE THINGS"の変化に富んだ展開もいい。
途中、いい加減な鼻歌っぽくなるところも面白いなぁ…。
タイトルの"DO DO THAT VOODOO"は
コールポーターの"YOU DO SOMETHING TOME"の歌詞ですね。


Spinnin
■SPINNIN'/LAURENT COQ(CRISTAL RECORDS)
LAURENT COQって飛びぬけた魅力のあるピアニストじゃないです。
でも、iPodでシャッフル再生してる時、
「あれ?このピアノ、良いなぁ。」
と思ってディスプレイを確かめたら
LAURENT COQって事が何度もありました。
きっと私にとって、隠れたツボを刺激する人なんだと思う。
このアルバムもさり気なくセンスのいい曲が並び、
時々、ハッとする様なフレーズが出てくる感じなんです。
聴き流せば、イマドキのピアノトリオって程度の印象しか残らない。
でも、凡百のトリオとはちょっと違うスパイスが効いてる。
似たタイプのピアニストにDONALD BROWN、MIKE WOFFORD、
MIKE MELILLO等が挙げられます。


今日はこの辺で。

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April 26, 2008

もはやジャズファンではないのかも。

最近、ぼんやりと考えるんですが、
私はもはやジャズファンではないのかもしれません。

ジャズを聴き始めの頃は本やラジオなどの情報を
一生懸命掻き集めて、ジャズを理解しようと頑張ってました。
その時のジャズの概念はこんな感じです。
Jazz01
視野は狭いけどメインストリームのジャズを
濃厚に聴き込んでいた時期です。


それが次第に視野が広がってくると、こんな感じ。
Jazz02
自分なりに興味が広がり、
ジャズを聴くのが楽しくて仕方がなかった時期です。


やがて、あれこれ聴いていくうちに
普通のジャズを聴く頻度が少なくなってきます。
Jazz03
これを「ジャズのドーナツ化現象」と呼びます。


更にこの傾向は進行しつづけ、
本などの情報を敢えて避ける様になり、
聴き散らかしの傾向が強くなりました。
Jazz04
金銭的にも時間的にも制約があるので
聴く範囲が広がれば、浅くなるのも当然。
今はそれでも新たな刺激を常に求め続けてる感じです。


で、この状態はおそらくジャズから外れてしまってる気がします。
Jazz05


漠然とそんな事を考えながら、
今、LIVE MARIAを聴いてます。
ジャンルなんてどうでもいい、って思える音楽。
Live_maria

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April 19, 2008

ポジティヴにジャズを愉しむ。 その2

一ヶ月近くヴォーカル棚の発掘をしてたのですが、
その間もアマゾンやHMVやディスクユニオンが
ジャブの様にCDを送ってくるものですから、
気が付けば未聴CDが溜まってしまいました。

新着CDを中心に気に入ったところを
書き散らかしていきたいと思います。


Inner_you
■INNER YOU/MICHEL BISCEGLIA(PROVA)
ヨーロッパ系の尖がったピアノトリオは好きなんですが、
行き過ぎると無機質になっていって、
CD一枚聴くとクタクタになったりします。
その点、このMICHEL BISCEGLIAのトリオは
適度にメロディアスで、適度にソリッドなので、
ちょうどいいバランスだと思います。
オリジナル曲の他にはヘイデンやラルフタウナーの曲も。
この人のアルバムで2002年に録音された
「THE NIGHT AND THE MUSIC/(PROVA)」は
かなりストレートなスタンダード集でした。


Tanakanda2
■I GOT RHYTHM/TANAKANDA(BON-KAN)
田中信正(pf)と神田佳子(perc)のユニットの2ndアルバム。
知らない人がジャケットのほのぼのとした雰囲気で買うと
ちょっと戸惑うかもしれません。
でも、二人の演奏は友達同士で遊んでる感じもあるんですよね。
イマジネーションの広がりがそのまま音楽になった様な自由さ。
決して難解ではなく、ちゃんと聴き手も共感できる音楽になってる。
田中信正のスタンダードの解釈も魅力的ですし、
神田佳子のオリジナルも素晴らしいです。
お気に入りは"クロちゃん"と"やぶ蚊の飛行"。


Live_supreme
■A LIVE SUPREME/森山威男(COOL LAB)
森山威男、田中信正、井上陽介と
ジョージガーゾーン、エイブラハムバートンによる
日米合作のコルトレーン賛歌。
大曲"至上の愛"に真っ向勝負を挑んだ力演です。
本家コルトレーンほどの重厚長大感はないものの、
迸る熱情は肉薄し、切れ味は凌駕してると思います。
ジョージガーゾーンってこんなに熱かったのかぁ。
これを聴いて感じたのは、ピアノスタイルの進化。
マッコイと田中信正の色彩感を違いは
個性以上に時代の変遷なのかなと思ったり…。


Sonzai
■存在/音川英二(HEART MUSIC)
森山組が続きます。
今度は若手のサックス奏者音川英二のリーダー作。
かなり熱い。
きっとライヴで聴いたら「ゐゑゐ!」と絶叫しそうです。
CDのオビには
----------- 8< -----------
今 はばたく 新たなる コルトレーン スピリット
----------- 8< -----------
と書いてあります。
重要なのはスタイルではなく、スピリットなんだと実感。


Michael_schiefel
■DON'T TOUCH MY ANIMALS/MICHAEL SCHIEFEL(ACT)
全トラック、自分の声をミックスして作った音楽です。
実験的ではないですが、ややジャズ的なテイストは薄いです。
でも、この人の唄い方が飄々としててなかなかいい感じ。
ボブドローなんかと一緒で、声の質が笑ってる(笑)。
面白いアルバムです。


今日のところはこんな感じです。

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April 15, 2008

This is how I feel about Jazz Vocal vol.2

今回のセレクションに関しては、ヴォーカルの棚をほぼ全部チェックし、
そこから百数十枚のCDを選び、更にその中から30曲に絞込みました。
曲と歌手は重複しない様にして、全体の流れも考えて曲順を決めました。
重い演奏ばかりだと疲れるので、かなり軽い演奏も配置してます。

昔はカセットのA面、B面の配置や残り時間を考えながら、
曲を選ぶのが楽しかったんですよね。

今回も楽しい作業でした。


1646428_img
□SOMEONE FOR ME
■PAULIEN/PAULIEN(BRIK PRODUCTIONS)
このblogで取り上げるのは何度目でしょう。
とにかく、ここ数年で出会ったヴォーカリストの中で
最も胸にじーんときました。
アルバムまるごとバラッド系で、同系色なんですけど、
それがまたどっぷり浸れる雰囲気になってるんです。


1646427_img
□IT MIGHT AS WELL BE SPRING
■A LOT OF LIVING TO DO
/ROPPA ROPPA(JAZZ ON TOP)
ROPPA ROPPAってバンド名義のアルバムです。
ヴォーカルは名古屋を中心に活動してる平野クミさん。
声が無茶苦茶いいし、唄い方も可憐です。
あまり誰かに似てるって喩え方は好きではありませんが、
私の中では和製ステイシーケントです。


1646426_img
□TWISTED
■I'M OLD FASHIONED
/MARGARETA BENGTSON(SPICE OF LIFE)
アルバムタイトル通りと云うか、かなり古いジャズのイメージ。
"TWISTED"はワーデルグレイのインスト曲としてより、
アニーロスがヴォーカリーズしたモノの方が有名ですね。
マルガリータベンクトソンもランバート・ヘンドリックス&ロスの
演奏を下敷きにしているようです。
アニーロスは結構ごまかして唄ってるんですけど、
ベンクトソンは恐ろしく音程がきっちりしてます。


1646425_img
□MOMENT TO MOMENT
■SEEK AND FIND
/KELLY EISENHOUR(BOLDJAZZ RECORDS)
今回、棚を穿り返して発掘したヴォーカリスト。
唄は上手いし、声もいいし、雰囲気もある。
この曲はヘンリーマンシーニとジョニーマーサの隠れた名曲。
こう云うのを取り上げるあたり、センスもいいですね。
ボブミンツァが参加してるのもアルバムに箔をつけてます。


1646424_img
□PURE IMAGINATION
■REVERIE JAZZ IMPRESSOPNS
/JULIE TOMPSON(JULIE VOICE MUSIC)
これも今回の発掘で発見したヴォーカリスト。
って、うちの棚は秘境か(笑)。
絶対にこのアルバムはジャケットで損してると思います。
落ち着いた丁寧なバラッドシンギングで、好感が持てます。
美しい曲を美しく唄うのは当たり前だと思うのですが、
ジャズって、時折、ごてごて料理し過ぎるんですよね。


1646423_img
□LET'S MAKE MUSIC
■MY SECRET/KATRINE MADSEN(MUSIC MECCA)
KATARINE MADSENはスタンダードばっかりのアルバムもあれば、
オリジナルばっかりのアルバムも作ってます。
私は彼女の唄もさることながら、作曲のセンスにも魅力を感じています。
声が低くて重いので、バラッドに深みがあるんですが、
ここでは逆にテンポのある曲を取り上げてみました。


1646422_img
□SMILE
■KIND OF SWING/MIND GAMES(GLM)
ヴォーカルにLISA WAHLANDTを擁したMIND GAMESってバンド。
手元にはこの一枚しかないので詳しいことはわかりませんが、
オーソドックスなスタンダードをイマドキのジャズアレンジで
しっかり作り上げた良質のアルバムだと思います。


1646421_img
□UMA NOITE
■CAMINHOS CRUZADOS/ANGELITA LI(STUNT RECORDS)
キャッチーな一曲を。
サックスのHANS ULRIKがややイナタイ。


1646419_img
□THE MIDNIGHT SUN
■MIDDLEHOPE/REBECCA MARTIN(FRESH SOUND)
ミッドナイトサンってあんまり好きな曲ではないんですが、
このREBECCA MARTINの唄はなぜか好き。
中間のサックスとの奇妙なハーモニーも面白いですね。


1646420_img
□SETE FACADAS
■CHORINHO FELIZ/MARIA JOÃO & MÁRIO LAGINHA(VERVE)
天才と何とかは紙一重。
とにかく驚愕のMARIA JOAOのヴォイスパフォーマンスです。


1646431_img
□LUSH LIFE
■HERE'S TO YOU/BEVERLEY STAUNTON(SELF-PRODUCE)
ミッドナイトサンに引き続き、このラッシュライフもあまり好きではない曲。
ですが、BEVERLEY STAUNTONの澄んだ声で唄われると
神聖な雰囲気すら漂い、心が穏やかになります。
BEVERLEY STAUNTONって、このアルバムを聴いて、
絶対人気が出ると思ってたんですが、その後、音沙汰なしです。


1646430_img
□ON GREEN DOLPHIN STREET
■LOVE'S HOLIDAY/DENA DEROSE(SHARP NINE)
敬愛するDENA DeROSEなんですが、
今回厳選した他のヴォーカルと並べると、
やや聴き劣りするかも…。
でも少しスモーキーで愛らしい声は魅力あるんだよなぁ…。
ピアノの弾き語りならではのピアノと声のユニゾンは面白い。


1646429_img
□THE PEACOCKS
■KAORU AZUMA, THE WATER IS WIDE
/KAORU AZUMA(SELF-PRODUCE)
最後は関西出身で現在アメリカで活動している東かおるさん。
難曲のピーコックスをゆったりとごまかしなく唄ってます。


今回のセレクション(敢えてコンピとは云わない)は以上です。

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April 13, 2008

This is how I feel about Jazz Vocal vol.1

昔は買ったLPやCDから好きな曲を抜粋して、
持ち歩き用のカセットテープセレクションを作ったモノです。
今はiPodで10000曲以上を持ち歩いてる状態なので
便利になったと云えば便利になったんですけど、
昔の様な聴き込み感が乏しくなってる気がします。
シャッフル再生だと耳タコ感もないですし。

って事で、昔の様に気に入った曲を厳選して
ヴォーカルセレクションを作ってみました。
ま、結局、これをプレイリストに設定して
iPodで聴く事になるんですが(笑)。


1646448_img
□HOW MANY STORIES DO YOU READ ON MY FACE
■HOW MANY STORIES DO YOU READ ON MY FACE
/SENTI TOY(INTOXICATE RECORDS)
2005年に録音されたセンティトイのデビューアルバム。
新鮮な感覚で描かれたオリジナルソングの数々。
色んな音楽を吸収して個性が作られていくんでしょうけど、
やっぱりそこには天賦の才能があると思うんですよね。
スタート時点から既に次元違うオリジナリティを感じます。


1646447_img
□CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU
■SLOW DOWN/SOFIA PETTERSSON(PROPHONE RECORDS)
この声にやられました。
ジャケ写からは想像できないファニーヴォイスです。
しかも唄ってる曲が魅力的。
ジャズのスタンダードとポップスが半分づつくらい。捨て曲なし。
この曲はピアノトリオバックですが、曲によっては管も入ります。


1646446_img
□EVERYTHING MUST CHANGE
■HE NEVER MENTIONED LOVE/CLAIRE MARTIN(LINN)
個人的にカッコイイと思う女性ヴォーカリストが
ヴィクトリアトルストイとクレアマーチンです。
クレアマーチンはどの作品もクォリティが高くて、
バラッドからファストテンポの曲に至るまで
どれを聴いても完璧。
ハスキーで重めのだけどドライな声質に合った
曲選びも見事だと思います。
コンスタントにアルバムを出してるんですけど、
見た目がどんどん若くなってる気がします。


1646445_img
□BUTTERFLY
■FEATHERS
/JEANETTE LINDSTROM & STEVE DOBROGOSZ(PROPHONE)
はっきり云ってジャネットリンドストレームはアルバムによって
出来不出来が激しいです。
特にここ最近は音程や選曲に難のある作品もありました。
でも、この"BUTTERFLY"の様な歌唱を聴くと、
彼女のいいところだけを選んで聴いていきたいと思います。
それだけ魅力的な雰囲気を持った歌手だと思うから。


1646444_img
□WOODSTOCK
■[TU'BA]
/ROGGEN, LIVE MARIA - HAUG, LARS ANDREAS(CURLING LEGS)
女性ヴォーカルとチューバのデュオと云う異質な作品。
しかしけっして奇を衒った実験的なアルバムではありません。
特にこの"WOODSTOCK"は二人の表現が見事に絡み合ってます。


1646443_img
□AOVOATTT (AN OTHER VERSION OF A TRIO TYPE TUNE)
■PURPLE SONGS/ANNE DUCROS(DREYFUS JAZZ)
ジャズヴォーカルの一つの方向性として、
楽器と対等に渡り合おうとする器楽的なスタイルがあります。
相当の力量が必要なので、背伸びして頑張っても、
中途半端な演奏にしかならないケースが多いです。
しかし、ANNE DUCROSのこのパフォーマンスは見事だと思います。


1646442_img
□KILLING ME SOFTLY WITH HIS SONG
■THE LIGHTS STILL BURN..../CHERYL BENTYNE(PADDLE WHEELE)
イカツイ演奏の後は息抜きで。
美しい曲を丁寧に唄ってくれれば、それが一番気持ちいい。
誰とは云いませんが、ジャズヴォーカルの大御所の中には
ラヴソングを偉そうに崩しまくって唄う人がいます。
そんな唄は聴きたくないです。
CHERYL BENTYNEの唄は大人の女性の落ち着きと
かわいらしさが頃合にミックスされてとても魅力的。


1646440_img
□LULLABY OF BIRDLAND
■I HEAR MUSIC/JOAN VISKANT(33 RECORDS)
オーソドックスな演奏を続けます。
個人的に"LULLABY OF BIRDLAND"はとても好きな曲なんですが、
ヴォーカルでコレと云ったモノがありませんでした。
代表的なサラヴォーンとかクリスコナーとかはちょっと重いし、遅い。
その他も色々聴いたけど、一長一短。
で、このJOAN VISKANTの唄は軽めのスウィング感が心地よくて、
今まで聴いた中で一番しっくりきました。


1646439_img
□CALLING YOU
■POINT OF DEPARTURE/MADELINE EASTMAN(MAD KAT RECORDS)
マデリーンイーストマンの1990年のアルバムより、
映画「バグダッドカフェ」のテーマ曲です。
少し冷たい彼女の声が曲調にぴったりだと思います。
アレンジもあまり手を加えず、映画の雰囲気のまま、
PAUL POTYENのピアノ1本をバックにストレートに唄っています。


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□WHEN YOUR COMPUTER CRASHES
■IT'S A NICE THOUGHT/SARAH MOULE(LINN)
FRAN LANDESMANとSIMON WALLACEの曲を
SARAH MOULEが唄ったアルバム。
って、全員あんまり有名じゃないよー(笑)。
でも、アルバム一枚まるごとフレッシュな作品なんですよね。


1646437_img
□SMALL DAY TOMORROW
■ANOTHER TIME/MEREDITH D'AMBROSIO(SUNNYSIDE)
メレディスダンブロシオの1981年の録音。
ボブドローの名曲"SMALL DAY TOMORROW"を弾き語りで。
この人の声は少し翳りを持ってるので、唄える曲は限られますが、
嵌る曲ではえも云われぬムードを醸し出します。


1646436_img
□I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN
■COLE PORTER...OLD LOVE, NEW LOVE, TRUE LOVE
/LORI CARSILLO(TRU BLU RECORDS)
個人的にコールポーターの曲が好きで、
その中でも"I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN"は大好き。
いろんな人がいろんなアレンジで演奏していますけど、
LORI CARSILLOは極めてストレートに唄ってます。
ボサノヴァビートも合うなぁ…。


1646441_img
□(I'VE GOT) JUST ABOUT EVERYTHING I NEED
■LIKE A LOVER/EMILIE-CLAIRE BARLOW(SELF-PRODUCE)
とにかくEMILIE-CLAIRE BARLOWは唄が巧くて、上手い。
私の勝手な尺度ですが「巧い」と「上手い」は違うんですよね。
技術が突出してるか、エエつぼを突いてくるか、の差。
そう云う意味では、彼女は両面で優れてると思うのです。
楽しそうに唄ってるので好感度も高いですし、
ルックスも可愛いし、って結局そこか(笑)。
この曲もボブドローの名曲。


1646435_img
□CALIFORNIA DREAMIN'
■ORSINO'S SONGS/CLARE TEAL(CANDID)
CANDIDは昔、黒人中心の骨太の作品を出してたレーベルですが、
最近は趣味のいいヴォーカルを沢山出してます。
年配のジャズファンは違和感を感じてるかもねー。
って事で、CLARE TEALのキャッチーな曲を一発。
こんなスローな"CALIFORNIA DREAMIN'"も面白いかと。


1646434_img
□THE GENTLE RAIN
■GENTLE RAIN/IRENE KRAL(CHOICE)
今回取上げてるのは比較的新しい人が多いですが、
アイリーンクラールのこのアルバムは1977年の録音と、
最も古い作品です。
30年も経ってますが、その価値は全く失われてないと思います。
最も好きな白人ヴォーカルの一人。
バックのアランブロードベントのピアノも素晴らしいです。


1646433_img
□CIRCLES IN THE SAND
■LIGHT & SHADE/LINDA PETTERSSON(NOCTURNE)
北欧のジャズは独特の空気を持ってると思います。
ジャズに対するアプローチも全然違う気がします。
LINDA PETTERSSONはその中でも気になる存在の一人です。
とにかく透明感のある声が魅力的。
クールでかっこよかったり、繊細な女性らしさを漂わせたり、
曲によっては優しい温かみを含んだりします。
ピアノのアントワーヌエルヴェも参加しています。


1646432_img
□ORANGE BLOSSOMS IN SUMMERTIME
■BOPLICITY/JOAN CARROLL(SELF-PRODUCE)
"ORANGE BLOSSOMS IN SUMMERTIME"は
カティスランディの隠れた名曲。
意外と取上げている人は少ないです。
もともとインストの曲ですがカートエリングが歌詞をつけました。
JOAN CARROLLのアレンジもカートエリングのヴァージョンを
下敷きにしている風ですね。
中間でホーンアンサンブルが入るあたりなんか、特に。
JOAN CARROLLに関してはやや節回しが古風かも。


とりあえずVOL.1はこの辺で。

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March 23, 2008

parallax in West Darts Club

3月22日、藤が丘のWest Darts Clubへ
parallaxのライヴを聴きに行ってきました。

お店の名前からもおわかりいただけると思いますが、
会場はダーツバーでした。
月に何度かライヴをやってるんだそうです。

で、バンドの名前からはおわかりいただきにくいですが、
parallax=西山瞳トリオです。
このメンバーでしか表現できない音楽を演っている自負からも
バンド名を付けたのでしょう。
メンバーは西山瞳+坂崎拓也+清水勇博と不動。

この日のライヴは会場に生ピアノがない為、
エレピでの演奏でありました。
それゆえこの日にしか聴けないparallaxを味わう事ができました。
生ピアノからエレピになった事で、
落としどころを見つけるのではなく、
エレピならではのイメージ再構築がなされてました。
特にそれを感じたのが2ndステージの一曲目。
ドラムが16ビートの変拍子を刻み続け、
ベースはパターンに近いフレーズを弾き続け、
エレピはゆったりとしたコードだけを押さえ続け、
反復の中でヒートアップしていくと云う
面白いアプローチの曲なんですけど、
これって正にエレピのイメージにぴったりでした。
喩えは悪いですが
「アグレッシブな深夜の天気予報」。
って、あまりに悪すぎますね、ハイ。

あと企画タイトルが「Nagoya Real Swing」って事もあってか、
"DAT DARE"なんて普段やんない様な黒~い曲を
オルガン音色で粘っこく弾いてたのが可笑しかったです。

でもって、いつもより楽しそうに弾いてる西山さんが
シースルー状態(下図参照)で見えたのも
ライヴ感を煽ってた様に思います。

とにかく熱く激しく楽しいライヴでした。
エレピもアリだなぁと思いました。
また是非聴きたいです。
こうなったらベースの坂崎くんもエレベに持ち替えるとかー(笑)。

Parallax_at_west_darts_club
尚、アヒルはメンバーに含まれておりません。


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March 20, 2008

Paulienを配る。

Paulien_haifu ここ数年で出逢った中で
 最もお気に入りの歌手Paulien。

 普段お世話になっているバー2軒に
 プレゼントしました。

 地味な販促活動ですが、
 きっとこの歌声を聴いて
 胸がじーんとする人がきっといる筈。

 そう思うと、ちょっとわくわくする。

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March 18, 2008

女性ヴォーカルに惹かれる夜 その2

近所のバーCASKで呑んでたら、
リサエグダールが流れてきました。

何か無性に女性ヴォーカルが聴きたくなり、
まだ9時前だし、あれこれ穿り出してみる事にしました。

思えば、前回の「女性ヴォーカルに惹かれる夜」も
よく似たスチュエーションで書いた記事でした。


Sings_salvadore_poe
■SINGS SALVADORE POE/LISA EKDAHL(RCA)
当然の流れとして一枚目はリサエグダールでしょう。
きっと同性には嫌われるタイプのヴォーカリスト(笑)。
ジャズ寄りのアルバムも数枚ありますが、
個人的に一番好きなのはこの作品です。
ビートはボサ中心でストリングスも入って甘い甘い仕上がり。
もー、可愛さ炸裂です。


God_of_laughter
■GOD OF LAUGHTER
/SONJA KANDELS(MINOR MUSIC)
ジャケットのムーディーな感じにかどわかされて聴くと、
尻尾を巻いて逃げたくなるくらい挑発的なヴォーカル。
曲によってはかなりトリップしてます。
マリアジョアンまではいきませんが、片足突っ込んでます。
でも、その頃合が絶妙で、「ヒく」一歩手前。
女性ヴォーカルとしての冒険のマックスかなー。


Lullabye
■LULLABYE/MALA WALDRON(DAN)
名前からもお分かりの通り、マルウォルドロンの娘です。
1996年に日本企画で作られたアルバム。
どジャズではなく、コンテンポラリー色が強いです。
嫌味のない黒っぽさと云いましょうか、粘っこさがくどくない。
ヴァイオリンで寺井尚子が参加しております。
殆どはマーラの弾き語りですが、
"THEM THERE EYES"のみ、パパがピアノを弾いてます。
個人的にベストトラックは"BELIEVE IN YOURSELF"。


After_glow
■AFTER GLOW/KENDRA SHANK(MAPLESHADE)
KENDRA SHANKの1992年録音です。
上手さと魅力を兼ね備えたヴォーカルだと思います。
完全なボサノヴァアルバムではありませんけど、
ボサ寄りの演奏が多い。
と思ったら、彼女はヴォーカルとギターなんですね。
タイトル曲の"AFTER GLOW"は歌もギターも魅力的です。
ジャズファンにはベースとデュオの"LEFT ALONE"もお薦め。


Playing_for_time
■PLAYING FOR TIME/GINA HARKELL(33 RECORDS)
GINA HARKELLはあまり人に薦めたくないヴォーカリストです。
きっと殆どの人には魅力を感じてもらえなさそうなので。
音程もかなり不安定だし、リズム感もよくない。
普通に聴くと下手なヴォーカルにしか思えない筈です。
でも、私にとっては妙に思い入れがある歌手なのです。
十数年前に「NEW BORN BLUE/(33 RECORDS)」を聴いた時から
切なさを湛えたその声質に惹かれ続けています。
「PLAYING FOR TIME」は私の聴いた3枚の中では一番聴きやすい。
1曲目の「CHEEK TO CHEEK」はなぜかマイナーに転調、
これが彼女の声にぴったりなんですわ。
彼女の唄を聴いてると、巧いだけのヴォーカルなんて、
全然魅力を感じなくなります。ホントです。
但し、絶対音感のある人には毒だと思います(笑)。
最終曲のオリジナル"WHAT MAKES YOU THINK
YOU CAN CHANGE THE WORLD?"は
TONY COEのソプラノも味わい深くて好き。


Introducing_sasha_dobson
■INTRODUCING SASHA DOBSON(JUNIPER RECORDS)
一転してジャズヴォーカルのスキルの高い人を。
SASHA DOBSONのイントロデューシングアルバム。
唄を支えるのがギター、ベース、サックスの変則トリオ。
で、1曲目がハービーニコルスの"SHUFFLE MONTGOMERY"。
狙ってますね、これは。
その割に"AUTUMN LEAVES"なんてベタな曲も唄ってる。
しかも、これほどストレートに唄う人はいないってくらい
崩さずに唄ってるんです。逆に新鮮だ(笑)。


夜も更けてきたので、今日はこの辺で。

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March 16, 2008

3日でわかるジャズ入門

↑↑↑
タイトル、検索サイトを意識したのがみえみえですね。

ウェブサイトの過去の遺産からのネタ、第二弾です。

2000年頃だったか、ビギナー向けコーナーを作りました。
「一人でも多くの人にジャズの面白さをわかってもらいたい!」と、
たかが一介のジャズ好きが大それた事を考えたものです。

で、結局出来上がったのは1つのジャズ小説。
実を云いますと、htmlのリンク機能を使って、
マルチエンディングな小説が書きたくて始めた企画なのでした。

今回アップするにあたり、再チェックで読み返してみたところ、
自分で云うのも何ですが、結構面白かったです(笑)。
ヌルい恋愛要素なんかも取り入れて、ヲイヲイな内容ですが、
それもまたツッコミどころになってます。
また、くすぐり程度のコネタも満載です。
ビギナー以外の方でも楽しんでいただけるのではないかと。
但し、ネタ的には古くなっているモノも多々みられますので、
わからない部分はスルーしてください。

相当の活字量ですのでゲンナリする人も多いかと思いますが、
お暇なときにでもダウンロードして読んでいただければ幸いです。

尚、ごく一部でMIDI音源を使用しています。
ところがうちのvistaマシンではちゃんと鳴りませんでした。
きっと同じ状態になる方もいると思われますが、
ストーリー展開には関係ありませんのでスルーしてください。

'bout JAZZ for BIGINNERS
※Lhaで圧縮しています。
 お好きなところに解凍いただき、
 フォルダ内のindex.htmをクリックしてください。

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March 15, 2008

ポジティヴにジャズを愉しむ。 その1

すっかりウェブサイトの方は開店休業状態になってますが、
元々データベースを作るためでもなく、
大上段にジャズ批評をするつもりもなく、
ただ好きな音楽について色々書きたいだけのサイトだったので
活動がblogに移ってもあまり大した変化はなかったかも。

今のウェブサイトはタイトルイメージもこんな感じで、
Q_ukulele_2
「Shihotatsu's web site」とだけ書かれてますが、
一時期サブタイトルに
「ここはジャズをポジティヴに楽しむためのサイトです。」
って付けていた頃がありました。
とにかく好きなものばっかり取り上げてりゃ、
私自身も読んくれてる人も楽しくなるだろうって思ったから。
間違っても、ただの好みの差を絶対的指標と勘違いして批評したり、
知識自慢、コレクション自慢したりする事のない様に努めてました。

で、最近の反省は「たまり出し」企画と称して、
blogでネガティヴな文章を書いてしまったかなぁ…、ってところ。
今後は初心に戻り、前向きな感想文を書き連ねていきたいと思います。

って事で「たまり出し」企画は終了。
今回から「ポジティヴ愉悦」シリーズと銘打って、
あれこれ私の好きなジャズを取り上げてみたいと思います。
見た目には今までと殆ど変わりませんが(笑)。


1626253_img
■STARRY EYED AGAIN
/MICHELA LOMBARDI&RICCARDO ARRIGHINI(PHILOLOGY)
ジャケットの美しい横顔に魅了された訳ではありませんが、
丁寧なバラッドが魅力的な佇まいのいいヴォーカルです。
サブタイトルに"CHET ON OUR MINDS"とある様に
チェットベイカーの愛唱曲を取り上げたアルバムです。
ちょっと前に病の床よりジャズ便り 2月10日(日)
「SMALL DAY TOMORROW/(PHILOLOGY)」を紹介しましたが
そちらよりもオーソドックスな内容です。
"EVERYTHING HAPPENS TO ME"あたり、かなり良いです。
タイトルの"STARRY EYED AGAIN"は
"TAKING A CHANCE ON LOVE"の歌詞の一部ですね。


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■OUT OF STANDARDS
/RAINER BOHM&ARNE HUBER&MATTHIAS DANECK(JAZZ4EVER)
三者対等のイマドキなピアノトリオが凝ったアレンジで演奏する
スタンダード集。
と書いてしまうと、「よくあるパターンね。」と思われそうですが、
アレンジ具合が絶妙なんですよね。
原曲を壊してしまわず、新鮮さを加えた感じ。
超弩級スタンダード集だから逆に面白い。
特に"ON GREEN DOLPHIN STREET"が好きだなぁ。


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■MOTION/LEE KONITZ(VERVE)
考えてみたらウェブサイトでもblogでも
リーコニッツを取り上げた事がなかったかも。
昔、相当好きで良く聴いてたんですよね、この「MOTION」。
私の中でクールなジャズと云えばコレです。
テーマもなしにいきなりアドリブで始まる"ALL OF ME"なんて
もう無茶苦茶カッコイイです。
アルト+ベース+ドラムの変則トリオなので、
ピアノが入ったら多分埋まってしまう隙間が
イマジネーションの広がりを生んでる気がします。
擦れた音色で蒼白く燃えるこにっつのアルトと
ソニーダラスの淡々としたベースワークと
変化に富んだハイハットが印象的なエルヴィンのドラム。
久々に聴いても新鮮さは失われていませんでした。


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■LIVE AT THE PUBLIC THEATER
/BENNIE WALLACE(ENJA)
ピアノレストリオをもう一枚引っ張り出してきました。
テナーのベニーウォレスの1978年のライヴ盤。
ベースはエディゴメス、ドラムはダニーリッチモンド。
コニッツのクールな演奏とは対極の様な激しい燃焼です。
A面1曲目の"BROADSIDE"から13分半に及ぶ壮絶なバトル。
この当時のベニーウォレスのタガの外れたプレイはホント凄いです。
エディゴメスも結果を考えない実験精神で突き進みます(笑)。
ダニーリッチモンドのスタイルだけが一時代古い感じですが、
これもまた顔合わせの妙味。


今回は前置きが長かったので、この辺で。

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March 12, 2008

たまったモノを一気に放出 その10

淡々と続けている「たまり出し」シリーズ。
ウェブサイトQ'sでやってた「そこはか」コーナーと同じで
殆ど自分のための備忘録目的なんですけど、
「ジャズ系のブログだっ。」って主張でもあったりして。
右の人気記事ランキングを見てもらえばわかるように、
紙飛行機とトイレ看板と折紙のblogになってしまってます。
特に紙飛行機の記事はココフラッシュの趣味のランキングで
5位に入る事もある超人気記事なのです。

そんな訳で、ジャズ系bloggy Q'sの意地を見せて、
「たまり出し」企画を始めたいと思います。


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■IN STOCKHOLM/西山瞳(SPICE OF LIFE)
グレンミラーカフェでの西山瞳さんのライヴアルバム。
今まで聴いた彼女の演奏の中では少し色合いの異なる作品です。
発売されてるCDと違うし、レギュラートリオのライヴとも違う。
高度に音楽を作り込んでいくコンポーザー資質と
初顔合わせに近いメンバーとのアライヴな燃焼への要求との
馴染みにくい2つの要因が演奏に影響していると思われます。
個人的にはKARL MARTIN ALMQVISTとの共演に興味津々でした。
知的で骨太なサックス奏者ですからね。
"GIRAFFE'S DANCE"のソロなんかを聴くと、
非常にぴったりくる顔合わせに思えました。
でも、最後、ビシッといつもの様にキメなかったのはなぜだろう?
日本のトリオ+KARL MARTIN ALMQVISTなんて面白いだろうなぁ。
それからHANS BACKENROTHとのデュオによる"SAKIRA"や
CDメンバーによる別音源(ストックホルムジャズフェス)の
"YOU'RE NOT ALONE"は凄く良かったです。
じっくり聴き込んでしまいました。
異国の地での演奏と云う事で取り上げた日本の曲が
久石譲の"君をのせて"と云うのも興味深いです。
メロディを慈しむ様に弾いているのが印象的でした。


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■AYURVEDA/井上祐一(PADDLE WHEEL)
「たまり出し」企画の趣旨からは外れますが、
"君をのせて"を聴いたら、聴きたくなったのがこのアルバムです。
サブタイトルの「BACK TO THE CHILDHOOD」が示すように
井上祐一さんが子供の頃好きだった曲などを弾いてます。
こう云う企画のアルバムは他にもあるんですけど、
西山瞳さんの"君をのせて"と同じ様に、
メロディを慈しむように弾いているところに魅力があります。
むやみなリハーモナイズをしたり、
ギミックなアレンジをしたりするのではなく、
原曲の良さに身を任せる様な演奏。
アドリブパートは他のスタンダードの進行を使用したりしてますが、
ジャズの演奏として自然な流れを作る為の工夫でしょう。
時々無性に聴きたくなるアルバムなんですよね。


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■AWAKENING/FRANZ VON CHOSSY(JAZZ'N PULZ)
オランダで注目株の若手ピアニスト
FRANZ VON CHOSSYの2006年録音のトリオ作品。
初めて聴いたのですが、とても魅力的なピアノだと思いました。
ソリッドなかっこよさもあって、それでいて頃合のウエット感もあって、
小難しい知的フレーズもありーの、適度なキャッチーさも残してありーの、
要するにバランスよく音楽を描いてる気がします。
テーマとアドリブなんて古い枠組みは取っ払ってしまって
時間軸を音楽でデザインしてる感じなのです。
わかりにくい表現だなぁ…。
とにかく、一度、聴いてみてくださいませ。


1626251_img
■ECLIPSE/THAD JONES(STORYVILLE)
サドジョーンズのビッグバンドのアルバムです。
1979年のスタジオ音源と1980年のライヴ音源のカップリング。
但し、LPで発売された同名のアルバムとは収録内容が違うようです。
スタジオ音源のうち"Que Pasa Bossa"と"Everessence"が抜けてる。
で「LIVE ECLIPSE」として世に出たLPの方は丸まま入ってます。
こう云う「ちょい欠けカップリング」ってあんまり好きじゃないなぁ…。
それが気にならない人にはお薦めできるCDだと思います。
正に王道を行く上質のビッグバンドサウンド。
キレの良いブラスアンサンブルと飽きさせないアレンジは
サドメル時代の延長線上にあります。
あ、サヒブシハブが参加してる~。


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■PLAYS THE MUSIC OF MARIA SCHNEIDER&KURTWEILL
/SWR BIG BAND(CK RECORDS)
ビッグバンドを続けましょう。
メインストリームから外れる事なく、
それでいて新鮮なアンサンブルを鳴り響かせる
マリアシュナイダーのアレンジは素晴らしいと思います。
印象的なのは"DANCE YOU MONSTER TO MY SOFT SONG"。
クレーの同名の絵にインスパイアされた曲の様です。
それからクルトワイルのアレンジも面白いです。


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■FLOATIN'
/TITTA NESTI&FRANCO SANTARNECCHI(PHILOLOGY)
かなり高度なテクニックを持ったヴォーカリストです。
スキャットも抜群に巧いです。
ダブルタンギングな(?)高速フレーズは凄いや。
でも好きかどうかと云うと、話は別ですね。
「曲を料理してやろう。」って得意気感が出過ぎてるんですよねぇ。
この歳になると、ごてごて手を加えた西洋料理よりも
素材を活かした日本料理の方が好きになってきます。
しかもトロやウニやイクラよりも小芋のたいたんとか茄子の焼き浸しとか
そんな素朴なおばんざいでぬる燗をちびちびと…、
何の話だったっけ?


って事で、今回はこの辺で。

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名古屋のジャズ喫茶に行ってみる。 その3

Aoneko_not_jazz_kissaシリーズ第一回で藤が丘にある
JAZZ茶房青猫の事を書きましたけど、
実は名古屋市内にはもう一軒、
青猫と云うジャズ喫茶があります。
あ、正確にはジャズ喫茶ではないかな。
「ジャズをかけてる喫茶店」
って書いた方が正しいと思います。
お店のドコにもジャズの文字はないですから。
場所は地下鉄東山線の池下駅のすぐ北側、
テナントビルの2階にあります。

Aoneko_ikeshita

ジャズをかけてはいますが、如何せんヴォリュームが小さい。
普通のお店のUSEN並みか、それ以下なんですよね。

私はこのお店に2度行きました。
一度目はチェットベイカーのヴォーカルが、
二度目はミッシェルルグランの「LE JAZZ GRAND」がかかってました。
チェットベイカーはこの手の店ではありがちなんですが、
「LE JAZZ GRAND」とはなかなか面白いアルバム選びです。
でもね、ずっとループでかけるんですよね。
最後までかけたら、また最初から同じのんを繰り返す。
いつもそうなのかどうかはわかりませんが、
2度行って2度ともそうだったので、その確率は高いんでしょう。
ジャズは店の雰囲気作り程度のポジションなのかな。

Aoneko_coffeeでも珈琲は美味しいですよ。
お薦めはビターですか。
やたら濃すぎず、
味も薫りもいいです。

店内で古本も売ってるので
物色したところ、
赤瀬川原平の
「ベルリン正体不明」と
「イギリス正体不明」を発見。
ちょっと嬉しかった。

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March 10, 2008

たまったモノを一気に放出 その9

今日はしこたま音楽が聴きたい気分なので
届いたばかりのCDやら棚の肥やしになってるCDやらを
次々引っ張り出してきて聴き捲くる事にしました。
「たまり出し」企画第9弾です。


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■CONVERSATION
/浜崎航&PHILLIP STRANGE(JAZZ INN LOVELY)
サックスの浜崎航とピアノのPHILLIP STRANGEのデュオ。
聴く前から良作の予感がしてましたが、
その予想以上の素晴らしいアルバムでありました。
お互いの音に相槌を打つ様に流れていく音楽。
正にタイトル通りの内容です。


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■LISTEN TO THE NIGHT
/LINDA SHARROCK&ERIC WATSON(OWL)
デュオを続けてももう一枚。
ヴォーカルのリンダシャーロックとピアノのエリックワトソンです。
やたら語りっぽい唄い口になるヴォーカルって
ごまかしてるみたいで、あんまり好きじゃないんですけど、
リンダシャーロックも結構その傾向が見られます。
普通に唄ったら、低音域なんていい声質だと思うんだけどなぁ…。
映画バグダッドカフェの"CALLING YOU"を唄ってます。
これ、なかなかいいですよ。


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■STATES OF MIND/BERLIN VOICES(VAN DYCK RECORDS)
男女混声コーラスグループによるビリージョエル曲集。
かなりポップなアレンジの演奏をバックに唄っています。
ビリージョエルの名曲が次から次へと出てくるので
結構楽しめる作品だと思います。
アカペラコーラスが楽しめるのは"HONESTY"と"AND SO IT GOES"。
これだけのハーモニーが聴かせられるのなら
全曲アカペラで作ったらいいのになぁ…。
もったいないと思うのは私だけ?


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■THE SHELL GAME/TIM BERNE(THIRSTY EAR)
このTIM BERNE、個性的で骨のあるアルトです。
うーん、難しい。
混沌としたフリーキーな展開まで突き進んでます。
今日の気分には合わないのでスルーしますが、
音楽に深遠なモノを感じたい日にはピタッとくるかも。


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■FIRST STORIES/JOSH NELSON(STEEL BIRD)
JOSH NELSONのデビューアルバムです。
まだ19歳の時の作品。
ジャケットに写ってるメンバー全員若い。つーか、幼い。
アメリカの青春映画に出てくる悪ガキって感じでしょ。
特にデブのヤツ。
スタンダードモノ2曲を除いて全てJOSHの作編曲。
よくある今風ハードバップ調の曲なんですけど、
メロディセンスがいいんですよね。
深みはないけど、味付けのコツがわかってる感じがします。


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■FLUTE ON THE EDGE/JEREMY STEIG(STEIG MUSIC)
ジェレミースタイグの2005年のアルバム。
久々にかっこいいジェレミースタイグのプレイを聴いた気がします。
VIC JURISのギターは時折変だけど(笑)。
かつてのエディゴメスとのアルバム諸作は
どれも印象のぼんやりしたものばっかりでした。
個人的にはザイトリンやエヴァンスとのエネルギッシュなプレイを
もう一度聴きたいと思ってるんですが。
ジェレミースタイグってオーソドックスなピアノトリオと演るのが
あんまり好きじゃないのかなぁ。


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■WALK ON/RAY BROWN(TELARC)
レイブラウンの死後に出た追悼アルバム。
個人的にジェフキーザーを目当てに買いました。
とにかく彼の器用さが炸裂しています。
弾き捲くり系のピアノが好きな人なら大喜びしそうな内容。
彼がもう少しピアノが下手だったら、
もっと絞り込んで自分の音楽を演ってたんだろうなぁ…。


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■COMES LOVE/ALICE RICCIARDI(BLUE NOTE)
芯のある歌声です。
オーソドックスですが、ハッとする存在感。
これって凄いと思うんですよ。
ジャケットのイメージとはかなり違って、
オールドファン受けするスタイルではあります。


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■GET HAPPY/CLARE TEAL(UNIVERSAL)
この1曲目、昭和の場末のキャバレー感があるなぁ(笑)。
ってそんな体験ないんですけどね。
癖がなく引っ掛かりのない白人ヴォーカル然としたスタイル。
コーラスが一段と古さを醸し出してます。


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■WITCHDOCTOR'S SON/JOHNNY DYANI(STEEPLE CHASE)
ユルめのジャズが続いたので、イカレたのを一枚。
ベースのJOHNNY DYANIのリーダーアルバムですが、
お目当ては何と云ってもチカイとドゥドゥプクワナ。
もー、期待通りのケッタイなハーモニーを振り撒いてくれます。
プクワナの曲"RADEBE"を演ってるんですが、
これが能天気で無茶苦茶いい。
DYANIの"MBIZO"も傑作。
やっぱり天然に養殖は勝てません。
但し、JOHNNY DYANIのヴォーカルは素人の余興レベルです。
どうせならチカイのぶっ飛んだヴォーカルが聴きたかったなぁ。
それはそうと、このジャケ写のチカイって、平井堅っぽくない?


って事で今回はこれまで。

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名古屋のジャズ喫茶に行ってみる。 その2

Yuri名古屋で一番有名なジャズ喫茶は
YURIでしょう。
入口にはサックスを構えた
信楽焼の狸が立っています。
店に入ってすぐ右のところに
真空管アンプとアナログプレイヤーが見えます。
さては昔ながらの硬派なジャズ喫茶か、
…と思いきや、
若いOLが食事をしながら
ワイワイだべってる普通の喫茶店です。
しかも、かなりはやってます。
そこそこ大きい音量で
ハンプトンホウズとかかけてるけど、
彼女たちはそれに負けじと
話に盛り上がってます。
逆にコーヒー呑んで
黙って音楽を聴いてる私の方が
浮いてる感じがします。
ま、彼女たちが
「あれ、このウマさん、麻薬で捕まる前だっけ、後だっけ?」
「MPS盤だから出所後よ。いいのよねー、A面一曲目のブルースが。」
なんて会話してる方が気持ち悪いですが。

狭い店なので、スピーカーは天井から吊るした棚に載せてある上に、
間取りがいびつな三角形なので、ベストのポジションがありません。
それでも真空管アンプらしい音がしてますし、
お客さんのわいわいがやがやも含めて、明るく居心地のいい空間です。

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March 09, 2008

名古屋のジャズ喫茶に行ってみる。 その1

お天気がいいので、散歩がてら
藤が丘のJAZZ茶房青猫に行ってきました。
AonekoAoneko02

とても感じのいい店内で店に入ると正面にカウンター、
右に進んで更に右手を見るとリスニングスペース。
をー、椅子が全部スピーカーに向いてる(笑)。
その正面にはJBLのProject K2 S9800のブラッグウッド。
その他の機器はゴールドムンドで統一されてるようです。
ははーっ。恐れ入りました。

コンクリート打ちっぱなしなので音がかなりライヴでした。
センターの音像はややぼんやり広がり気味。
って悪い音である筈がないので、いい意味で、です。

2曲づつくらいでCDをチェンジするので色々楽しめました。
私がいた一時間弱の間に4~5枚変えてました。
ちょうど昔のジャズ喫茶のLP片面分くらいを目処にしてるのかな?
ジャズ喫茶には新しい音との出会いを求めてたりするので、
CD一枚掛けっ放しにされるのって、結構ツラいモンです。

で、古いハードバップ系とかは全然掛からないんですよ。
なかなか嬉しいじゃないですか。

いい気持ちで聴いてたら、知ってる演奏が流れてきました。

ALIVE AND WELL IN PARIS
/PHIL WOODS & EUROPEAN RHYTHM MACHINE(ODEON)

うー、いい音で鳴るなぁ…。
これだけ音量が上げられれば楽しいだろうなぁ…。

もっと長居するつもりだったんですが、
無性に家のシステムで同じ音源を聴き比べしてみたくなり、
家路についたのでした。

で、今、1曲目の"AND WHEN WE ARE YOUNG"を聴いてるトコロ。

青猫との音の差はどうでしょう…。
トラポ、DACは同じゴールドムンドだし、
うちのアンプはゴールドムンドの分家みたいなもんですが、
スピーカーがJBLとB&Wでは大きく違うんですよね。
音の輪郭はウチの方がはっきりしてるけど、
その分、全体的に硬い感じがしますね。
第一、あんなにヴォリューム上げられないや(涙)。
また、聴きに行こうっと。

Alive_and_well

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たまったモノを一気に放出 その8

朝から気持ちのいい天気だったので、
美術館にでも行こうかと思って調べてみたら、
なぜか近隣の3館は全て浮世絵と日本画展。
ちょっと気分が乗らないので、
朝のうちはたまったCDを聴く事にしました。
「たまり出し」企画、第8弾です。
玉石混交ですので予めご了承下さい。


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■CROSSWORLDS/JEAN-LOUIS RASSINFOSSE(IGLOO)
ベースのJEAN-LOUIS RASSINFOSSEの2001年のアルバム。
CLAUDIO RODITIやKLAUS IGNATZEK等が参加してます。
フロント3管(トランペット×2+サックス1)のアンサンブルが心地よい
オーソドックスなハードバップスタイルです。
セプテットの広がりのあるサウンドの中に
アコースティックギターが入ってるのが面白い。
小難し過ぎず、ヌル過ぎず、頃合に聴きやすい仕上がりですね。
「これぞ!」って絶賛する人はいないと思われますが、
「なかなかいいんじゃない?」って感じで耳を傾けたくなる作品。
IGLOOらしいカラーです。


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■BULLET TRANE/JIM CIFELLI(SELF-PRODUCE)
更に2人増えてノネットの演奏です。
こうなるとサウンド的にはビッグバンドに近くなりますね。
アレンジによって動く部分が増えてきますから。
全体的にはよくある統制と力量の揃ったジャズバンドって感じ。
聴きやすいんですけど、ちょっと大人しい仕上がりかなぁ…。
もっとケッタイな音が鳴り響き、
タガの外れたソロがアンサンブルとタメを張る、
それでいてキメるところではビシッと合う、
そんな大所帯バンドが好みなのです。


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■BLAKE 'N' BLUE/DOUG BLAKE(SELF-PRODUCE)
ジャケットに惹かれて購入したアルバム。
何か癖のある音楽が出てきそうだったので…。
しかし、中身はブルースフィーリング溢れる
いなたいジャズでありました…。
"BLAKE 'N' BLUE"は曲名っぽいんですが、
"A LITTLE CHI-TOWN SLAZE"は何なのか不明。
バンド名かな?
ま、リーダーはDOUG BLAKEで間違いなさそうです。
曲によってはヴォーカルが入ります。
TERRY SULLIVAN(♀)とAARON SYRDAHL(♂)。
TERRY SULLIVANはジャズヴォーカルですが、
AARON SYRDAHLはロケンローなので思わず脱力。


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■STRAIGHT AHEAD/ABBEY LINCOLN(CANDID)
ヌルめのスタートとなったので、
ここは一気に重くてどろどろしたジャズを。
アビーリンカーンの1961年の録音です。
参加メンバーが面白い。
マックスローチ、エリックドルフィ、マルウォルドロン、
ブッカーリトル、アートディヴィスなどに混じって、
コールマンホウキンスが入ってるんですよね。
で、こう云うおどろおどろしい演奏の中で
ホウキンスの有機的なサックスが響くと、
何だか普段とは全然違った味わいがあります。
アビーリンカーンのストレートに推進力のある声は
いつも以上のクォリティですが、
ドルフィやブッカーリトルの活躍がないので
それを期待すると肩透かしを食らわされます。


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■YOGI JAZZ/JOKI FREUND(CBS)
確か油井正一の本に60年代当時の先鋭的な名盤として
紹介されていたのがこのアルバムでした。
長らく廃盤になっていて、中古LPで探していたアルバム。
再発したのが澤野工房でした。うーん、気持ちは複雑(笑)。
しかし、聴いたのが遅すぎた感があります。
今の耳では平和なアンサンブルにしか聴こえません。
アルバムとの出会いって、タイミング次第ですね。


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■NEW DELEGATION/MICHAEL ARBENZ(META RECORDS)
クセモノMICHAEL ARBENZの2000年の録音です。
メンバーは
MICHAEL ARBENZ(pf)
GLENN FERRIS(tb)
MARC JOHNSON(b)
です。
顔ぶれと編成だけでもそそられますねー。
全体として静かな緊張感の中で音楽が進行していきます。
かなり実験的な領域にまで入り込みますが、
変化に富んだ密度の濃い演奏に作り上げています。
音楽的な効果をないがしろにする事はないので、
散漫なフリーインプロヴィゼーションとは一線を隔しています。
でも、この手のジャズは駄目な人には駄目でしょうね。


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■ALLEGRO VIVACE/JOACHIM KUHN(ACT)
天才ヨアヒムキューンのソロピアノワークス第1弾です。
クープラン、バッハ、モーツアルトなどのクラシックの曲や
コルトレーン、オーネットコールマン、そして自作の曲を弾いてます。
ピアノの鬼が少し力を抜いてピアノと戯れている感じです。
それでもイマジネーションが膨らんでくると、
厳しい音の集積と変わっていきます。
ヨアヒムキューンをこれから聴く人には向かないですが、
一通り聴いた人にとっては嬉しいアプローチのアルバムです。


今回はこれまで。

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March 04, 2008

同系色の音楽

Anorher_time_2 気持ちが滅入ってる時、
 元気付ける様な音楽は
 全然入ってこないです。
 よく「音楽に勇気を貰った。」
 とか青臭い事を云うけど、
 本当かなと思ったりします。

 ホントに滅入ってる時は
 同系色の音楽がしっくり来る。

 だから、今夜は、この一枚だけ。

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両手に花 in LOVELY

3月3日のひな祭り、
名古屋のジャズのライヴハウスLOVELYで
渋谷毅+小川美潮+金子マリの
「両手に花」ツアーを聴いてまいりました。

渋谷毅+小川美潮を聴くのは何年振りでしょう。
JIROKICHI以来ですから6年以上は経ってますわ。
それだけに期待は膨らみ捲くってたんですけど、
それはそれは夢の様なひとときでした。

彼女の唄は本当に素晴らしい。
私にとって、あらゆる全てのジャンルで
最もフェイヴァリットな歌手であります。
特に渋谷さんとの"花の答え"は心が震えます。
考えてみたら、この曲ってどのアルバムにも入ってないですね。
やっぱり、このデュオのアルバムを作って欲しいです。

金子マリはかなり酔っ払った状態で唄ってました。
呂律も回ってなくて、どうなる事かと思いましたよ。
ま、何とか唄い切ってはりましたが。

最後は三人での演奏になり、
ここで逆に酔っ払い状態が生きてきました(笑)。
しっちゃかめっちゃかになりそうでならない面白さ。
大盛り上がり大会になりました。
ジョビンの"3月の雨"の日本語ヴァージョンが傑作でした。
あと"DEAR MR.OPTIMIST"も良かったです。
この曲聴くと、喉の下辺りまでじんわり熱くなってくるんですよねぇ…。

次の名古屋ライヴはいつだー。
絶対に行くー。
何が何でも行くー。
女房を質に入れてでも行くー。
いないから入れられないが。

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March 02, 2008

傍聴してみる。

どうも体調が思わしくない今日この頃。
頭がフラフラして、ボーッとする症状が出て2週間。
病院に行っても暫く様子を見ましょうと云われ、
お酒も控えて様子見してるものの、一向によくなりません。
ちょっと不安です。

困ったのは音楽。
いつもの部屋のいつものポジションで聴いてると
すぐに頭が痛くなってきます。
Heya
▲イメージ図
確かにスピーカーとの距離が近すぎるんですよね。

そこで後ろの部屋から遠巻きに音楽を聴く事に。
Heya02

それでもうるさい系は頭に響くので
静かなモノを選んで聴く事にしました。


A_moments_glace
■A MOMENT'S GLANCE/JULIE HARDY(FRESH SOUND)
パーソネルの欄にVOCALと書かずVOICEと書いてある様に
かなり器楽的に唄うタイプの人です。
とは云え、むやみなスキャットで巧さをひけらかすのではなく、
バンドの一員として声を効果的に溶け込ませている感じです。


In_two_minds
■IN TWO MINDS
/BILL BRUFORD&MICHIEL BORSTLAP(SUMMERFOLD RECORDS)
おなじみの二人によるDRUM'n'PIANO作品。
但し、純粋なデュオではなく、
サンプリングかキーボードでベース音を付加したりしてるので、
DUO以上TRIO未満と云った感覚。
決して即興と云う名の下に音楽の構築を放棄した音楽ではなく、
しっかりとバランスの良い音楽を作り上げているので、
とても聴きやすいです。
ただ刺激がやや乏しい気がします。
などと贅沢な事を云っておりますが…。


The_very_thought_of_you
■THE VERY THOUGHT OF YOU
/EMILIE-CLAIRE BARLOW(VICTOR)
これ、良いですね。
彼女のアルバムは何枚か聴いてますが、
どれもクォリティが高く、隙のない巧さを感じさせます。
それでいて可愛い声質なので、堪らないものがございます。
"ALMOST LOVE BEING IN LOVE"にやられました。
繰り返し聴いてしまいましたよ。
小気味良いんですよね、スキャットも言葉も。
アレンジも彼女の個性を生かしてると思います。
しょっちゅう聴きたくなるタイプの作品です。


Memory_lane
■MEMORY LANE/NAH YOUN SUN(SEOU RECORDS)
ジャズと云うよりもポップスですね。
二枚組ですが、同じ曲が韓国語と英語で唄われています。
言葉はわからないけど、韓国語の方が自然な感じがします。
タイトル曲の"MEMORY LANE"はとても美しいバラッド。


Let_go_it
■LET IT GO/JOSH NELSON(OMAGATOKI)
ピアニストJOSH NELSONの2007年のアルバムです。
JOSH NELSONと聞いてピンときた人も多いと思いますが、
サラガザレクのアルバムに参加していたピアニスト。
で、このCDでも彼女が一曲歌ってるもんで、
それでつられて買ってしまいました(笑)。
恐らく購入者の8割は…。ごめんよ、JOSH。
ジョシュネルソンのピアノをじっくり聴いてみると、
古いジャズの匂いが全くしないですね。
ちょっと線が細いけど、自分の色をちゃんと持ってます。


Darling
■DARLING/MATHIAS LANDAEUS(AMIGO MUSIK)
何だかよくわからないピアニストです。
ぼやいてるような展開の乏しいアドリブラインを
延々と弾いてるんですよね。
しかも音遣いが古めかしい。
狙ってるのか、それで精一杯なのか…。
KARL-MARTIN ALMQVISTが参加してるので
期待してたんですが、ちょっと思惑と外れました。
今の体調に因るのかもしれないですが。

今回はこの辺で。

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March 01, 2008

メンテナンスのお知らせ その2

再びお知らせです。

昔の記事のCDの感想文のうち
ジャケ写を載せてなかった分を追加しました。

カテゴリーのジャズから入っていただければ
ご覧いただけますが、
別に敢えて見て貰う程の事ではありません。

更新したアルバム一覧は下記の通りです。

------------ 8< ------------

THE UNKNOWN JOBIM/DAVID LIEBMAN(GMN)
SARABANDE/FRED HERSCH(SUNNYSIDE)
QUICKENING/FRANK KIMBROUGH(OMNI TONE)
IN SO MANY WORDS/TRINE-LISE VAERING(STUNT RECORDS)
WHAT'S NEW AT F/EDDIE GOMEZ(Fレーベル)
MY FAVORITE THINGS/ORNA(SEVEN SEAS)
MAGIC BOX/JOE HAIDER(JHM RECORDS)
WELCOME HOME/JEAN-MICHEL PILC(DREYFUS)
I FOUND LOVE/DENZAL SINCLAIRE(EMARCY)
AFRICAN BREEZE/DOLLAR BRAND(EAST WIND)
RECYCLE/MIKE MELILLO(PHILOLOGY)
THREE TRIOS/NGUYEN LE(ACT)
SUNDAY/THE LIFE OF A TRIO(OWL)
THE BOY NEXT DOOR/STACEY KENT(CANDID)
UMAI/ERIC VLOEIMANS(CHALLANGE)
APOGEO/MAURO NEGRI S.F. GROUP(SPLASCH)
ROOT DOWN/JIMMY SMITH(VERVE)
BRAZILIAN SKETCHES/JIM TOMLINSON(CANDID)
TRISTANO/STEPHAN OLIVA&FRANCOIS RAULIN(HARMONIA MUNDI)
DEAR LIFE/JOE LOCKE&4 WALLS OF FREEDOM(SIROCCO MUSIC)
THIS IS CHRIS/CHRIS CONNOR(BETHLEHEM)
VIRA VITA/NICOLA STILO(VIA VENETO JAZZ)
ずっと西荻/渋谷毅オーケストラ(林泉)
LOXODONTA AFRICANA/RICKY FORD(NEW WORLD RECORD)
GO THERE/南博(EWE)
SONG WE ONCE KNEW/CHRIS KASE(SATCHMO JAZZ RECORDS)

------------ 8< ------------
意外と手間でした…。

自分で紹介しておきながら、記憶にないアルバムもチラホラ。
感想文を読んでるうち聴きたくなって、
何枚か聴いてみたところ、
「なるほど、書いてる意味はわかる。」
って感じでした。
4年近く前の耳とあんまり変わってないのね、オイラ。

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February 27, 2008

意外な歌声

昨晩、金山にあるe oriental banquetへ行ってきました。
いつもではありませんが、時々ライヴをやってる店です。
確かミュージックチャージもなかったと思います。
だから、お客さんは100%音楽目的と云うより、
食事、お酒、会話…、それプラス音楽、って程度で聴いてる。
ホントは雰囲気作りの小道具としてジャズが使われるのは
あんまり好きじゃないんですけど、
このお店に行く時は、カタい考えは横っちょに置いときます。

って云うのも、なかなかいい音楽が聴けるんですよ。

初めて平野クミを聴いたのも実はココなんですよねぇ。
その時の記事がコレ
その時に買ったCDは今でも愛聴盤になっております。
A LOT OF LIVING TO DO/ROPPA ROPPA(JAZZ ON TOP)

で、今回は森谷ワカって弾き語りの人。
メンバーは名古路一也(b) 福永幸治(ts) 野村陽三(ds)。
小柄で割と細い人なんですけど、声を聴いて驚きました。
かなり音域が低くて、太く広がる声です。
って云っても黒人系ではなく、わかりやすく喩えるならダイアナクラール。
弾き語りだし、"DAVIL MAY CARE"とか唄うし、
イメージがかなり重なりましたよ。
2ndステージに入ってバンドもこなれてきて、
そこで唄った"GIRL TALK"は凄く良かったなぁ…。
ピアノはそれほど弾ける人ではないようなので、
アドリブとかはちょっとしんどかったですけど。

名古路一也のベースはさすが安定してて、
アドリブも気持ちよく歌ってました。
福永幸治のテナーはウォームな音色で滑らかに鳴ってました。
スタイル的にはオーソドックスな部類に入ります。
イメージはアルコーンがチラつきました。
ややフレーズが前乗りになるのがちょっと気になったけど
気持ちよいプレイでした。

って事で、今回もいいヴォーカルを聴けてホクホクでした。
意外と相性がいいかも、e oriental banquet。

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February 19, 2008

久々の掘り出しモノ

会社帰りにちょっと寄り道した某中古屋で
珍しいCDを見つけて大喜びしました。

Paintings_kenny_werner

「PAINTINGS/KENNY WERNER(PIONEER)」[1992年録音]
こんなアルバムが出てたなんて知りませんでした。
ケニーワーナーが絵画を題材に曲を作ってます。
ダリ、ピカソ、カンディンスキー、キュビズムなどなど。
ピアノトリオ作品ではなく、編成はやや大きめ。
曲によってはシンセ、ヴォイス、ストリングスなどが入ります。
プレイヤーとしてより、コンポーザーとしての面が強く出てます。

なかなかいい具合に毒入りミュージックです。
お気に入りはラストの"KANDINSKY"ですね

最近はネットショッピングばっかりでしたが、
やっぱり中古屋にも時々足を伸ばしてみるべきですね。

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February 17, 2008

メンテナンスのお知らせ

ココログに引っ越してきてから4年。

その前はビッグローブのウェブリブログで
ちょこっとCD紹介を中心にやってたんですが、
勝手に仕様変更され、使い勝手が悪くなり、
カチンときてコッチにきました。

このblogの最初の方の日付が2004年4月17~18日で
一気に40近い記事がアップされているんですが、
それがその引越し分。

で、その記事に画像がついてないのが気になってたんですが、
今日、それらにジャケ写を追加しました。
地味なメンテなんですけど、大変手間がかかりましたので
報告させていただきます。

カテゴリーの"ジャズ"から入っていただき、
一番古いトコロから見ていただければありがたき幸せです。
紹介しているアルバムは下記の通りです。


SENTIMENTAL JOURNEY/NILS LANDGREN(ACT)

TWO TO TANGO/JEROEN DE RIJK(BAILEO MUSIC)

CHINE CHAMBER MUSIC/LOUIS SCLAVIS(LABEL BLEU)

CLOSE TO SO FAR/JOE LoCASCIO(TAFFORD)

TRIBUTE/GEORGE ROBERT(FOCUS JAZZ)

AZIMUTH'85/AZIMUTH(ECM)

THE JAZZ SINGER/EDDIE JEFFERSON(EVIDENCE)

IMPRO PRIMO/SYLVAIN BEUF(RDC)

EVERYBODY LOVES YOU/KAKI KING(VELOUR RECORDINGS)

JOY/KARIN KROG(SONET)

JEWEL/ROBERT WATSON(EVIDENCE)

AT THE FRANKFURT JAZZ FESTIVAL/PHIL WOODS AND HIS EUROPEAN RHYTHM MACHINE(EMBRYO)

SOUTHERN EXPOSURE/TOM LILLIS(ADVENTURE MUSIC)

TRYING TO MAKE HEAVEN MY HOME/BILLY HARPER(MPS)

ETUDES/CHARLIE HADEN(SOUL NOTE)

HOME COMING/DENNY ZEITLIN(LIVING MUSIC)

AYURVEDA/井上祐一(PADDLE WHEEL)

ぎんぎん・ぎらぎら/澄淳子(DIW)

NAKED IN THE COSMOS/THE BRUSSELS JAZZ ORCHESTRA

SOME CATS KNOW/CONNIE EVINGSON(MINNEHAHA MUSIC)

THE TRIANGLE/ARILD ANDERSEN(ECM)

PRYSM/PRYSM(BLUE NOTE)

DOWN BY LOVE/NAH YOUN SUN(BIS MUSIC)

SHINING ON YOU/VIKTORIA TOLSTOY(ACT)

HYBRID/THE HOUDINI'S(CHALLENGE)

WINTER MOON/ART PEPPER(GALAXY)

SOLO/JEAN-FRANCOIS JENNY-CLARK(HARMONIA MUNDI)

THE MEMORY OF WATER/ERIC WATSON(LABEL BLEU)

BENNIE WALLACE PLAYS MONK/(ENJA)

FANFARE FOR THE WARRIORS/ART ENSEMBLE OF CHICAGO(ATLANTIC)

FALLING UP/GEOFFREY KEEZER(MAX JAZZ)

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たまったモノを一気に放出 その7

「たまり出し」企画第七弾です。
さっそくまいります。


1595959_img
■ENJOY!/BJORKESTRA(KOCH)
ビョークの曲をオーケストラアレンジ演ってます。
映画「ダンサーインザダーク」がトラウマになり、
それ以来、顔も見たくない、声も聴きたくない状態です。
ほな、何で買うてん、って話ですが、
ありがちなジャジースタンダード集なんかよりは
新たな刺激に出逢えそうな気がするじゃないですか。
で、このアルバムですが、割と刺激少なめでした(笑)。
統率の取れた優等生的なオケなんですよねぇ。
渋さ知らズまで行かなくても、ちょっとはイカれた音が欲しい。
うわ、ラストがダンサーインザダークの曲だ。プチッ。


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■RADIO GULANTANAMO:GULANTANAMO BLUES PROJECT VOL.1
/JANE BUNNETT(BLUE NOTE)
JANE BUNNETTって近年キューバ音楽に傾倒してますね。
これも70%キューバ音楽です。
で、のほほーんとした曲が続き、脱力してたら、
急にシリアスなジャズの曲が演奏されるので、思わず緊張。


1595953_img
■THE WAY OF THE SAXOPHONE
/THE BROOKLYN SAX QUARTET(INNOVA RECORDINGS)
サックスアンサンブルって心地よくて好きです。
このブルックリンサックスクァルテットには
FRED HOが参加してたりするんですよね。
だもんで、昔のSOUL NOTEレーベルの頃の様な
奇怪なアンサンブルを覚悟してたら、
意外と普通でやんの(笑)。
四人の音の親和性は高いのでアンサンブルが綺麗です。
メンバーは下記の通り。
DAVID BINDMAN(TS)
FRED HO(BS)
SAM FURNACE(AS)
CHRIS JONAS(SS)


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■WELCOME HOME/JACOB FRED JAZZ ODYSSEY(ACCURATE)
JACOB FREDの一癖ありそうなバンドのアルバムです。
実際に一癖も二癖もあって面白いんですが、
低音が強烈なので音を上げると部屋が揺れる…。
ダンサブルなビートの上に生音系やら電気系やら
あれやこれや音が乗っかりグルーヴしていく。
こりゃライヴやと盛り上がるわなー。


1595951_img
■WICCA/JORDI ROSSY(FRESH SOUND)
ピアノ、ハモンドオルガン、ドラムと云う変則トリオ。
期待してたんですが、このトリオならではの音が
イマイチ掴めませんでした。
ソロも淡々としててメリハリに欠ける気がします。
フレッシュサウンドもニュータレント探しに詰まってきた?


1595950_img
■REAL DAYS/PEGGY CHEW(ALTRISOUNI)
いきなりアジアなサウンドで始まるので面食らいますが、
2曲目からはちゃんとしたジャズ。
しかもかなり活きのいいイマドキ系のジャズヴォーカル。
ピアノのADRIAN FREYもソロよりバッキングで光ってます。
曲も彼の作品が多いので、コンポーザー系の人かもしれません。
CD屋で1曲目だけ試聴して「何じゃこりゃ?」と思った人は
もう一度聴き直してみましょう。
お薦めは4曲目の"NORTHERN COMFORT"ですか。
このPEGGY CHEWってどこの国の人か調べてみたら、
中国系のアメリカ人でした。


1595948_img
■BOHEMIA/RICK MARGITZA(NOCTURN)
きっと3年以上棚で眠っていたアルバム。
リックマーギッツァがなぜか民族音楽に染まってます。
ただトニースコットの様に完全に染まり方ではなく、
エッセンス程度に中近東(?)なムードが漂うレベル。
マーギッツァのプレイは別に普通なんだもんね。
アルバムタイトルは「BOHEMIA」なのでチェコ?
チェコの音楽ってこんな感じなんでしょうか?


1595949_img
■HOW ABOUT THIS/TAMORI(INVITATION)
私の敬愛するボードビリアン、タモリのジャズアルバム。
ヤフオクでようやくGETしたのはいいけど、
その後、家の中で行方不明になってました。
先日、ようやく落語CDの棚の奥から出てきました。
内容は大真面目でタモリのヴォーカルと演奏が聴けます。
トランペットの他にもフルート、ヴァイブ、ピアノ等を演奏。
しかもスタンダード一切なしで、10曲中7曲がオリジナル。
才能を如何なく発揮したアルバム…、って事になりますが、
ヴォーカルは素人っぽさが抜けず、ちょっと締りが悪いです。
演奏はエフェクターで色々弄くっているものの、
それなりにかっこよく仕上げてます。
ファンの人以外はあまり聴く価値はないかもしれません。
これに大枚を叩くくらいなら、
再発された「タモリ2」を買いましょう。

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February 16, 2008

たまったモノを一気に放出 その6

病弱ジャズシリーズを終了して、
再び「たまり出し」企画を始めたいと思います。
しかし、未開封盤を聴きつつ、これを書いてる間にも
宅急便2社が計5枚のCDを運んできました。
こんな調子だからなかなか在庫が掃けません。
とか云いつつ、そうやって新しいCDを聴いてる時間が
一番幸せなんですけどねー。


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■STOCKHOLM 1964 ANTIBES 1960
/ERIC DOLPHY(IMPRO JAZZ)
DVDです。
名義はドルフィになっていますが、
中身はミンガスセクステットの映像。
年代が古いので画質が悪いのは仕方ないものの、
音についてはちゃんと聴けるレベルです。
何が凄いって、ANTIBESのメンバー。
ERIC DOLPHY(AS,B-CL),TED CURSON(TP),
BOOKER ERVIN(TS),BUD POWELL(PF),
CHARLES MINGUS(B),DANNY RICHMOND(DS)
パウエルが長めのソロを取ってるし、
テッドカーソンのアドリブも聴き応えあり。
でもって、ドルフィとブッカーアーヴィンの
4バースチェンジですよ。いやー、これは目と耳の正月だ。
ストックホルムの映像はリハーサル風景。
ミンガスが怖いリーダーだったんだとよくわかります。
聴き所は変化に富んだ"MEDITATIONS"。
途中、バンドが奇怪なハーモニーを奏でた時、
ミンガスがニヤリと笑うシーンが印象的でした。


1595930_img
■CHARLES MINGUS SEXTET WITH ERIC DOLPHY/(BLUE NOTE)
ミンガスとドルフィをもう一丁。
ミンガス夫人による発掘音源。
若干のノイズはあるものの十分聴ける音質です。
バンドもエエ感じに壊れてます。
目当てのドルフィの登場頻度もそこそこ高い。
今更ながらドルフィの魅力を考えてみるに、
ドルフィって分かりやすい変さなんですよね。
音楽的に難しい事をやってると云うよりも、
ズレた事をやってるだけって感じでしょ。
どんな演奏の中でも異彩を放つその姿は
必殺技を持ったヒーローみたいなもんで、
「どうだ、我らがドルフィーの演奏は~。
腰抜かしてるんじゃねーよ。このやろーめ。」
って快感がある。
素人にもわかる変さ。そこがいいんです。


1595944_img
■A JACKSON IN YOUR HOUSE MASSAGE TO OUR FOLKS
/ART ENSEMBLE OF CHICAGO(BYG)
病み上がりに聴く音楽ではありませんが…。
まだドンモイエが参加する前の4人編成の頃の
BYG音源のカップリングです。
かなりプリミティヴでまともな音楽ではありません。
各人、気が向いたら楽器を吹き、
気が向いたらパーカッションを鳴らしてる感じ。
いえ、きっとある程度の決め事はあるんでしょうが、
音楽を演奏してると云うより儀式的な雰囲気です。
全てを聴き切る元気はありませんでした…。


1595943_img
■LIVE 1973/山下洋輔(P.J.L)
音が無茶苦茶悪い。
ライナーを読むと会場でのカセット録音音源なのだそうで。
なら仕方がないですね。
山下洋輔+坂田明+森山威男の絶頂期の演奏なので
そのエネルギーたるや凄まじい。
これで音が良ければ…。
但し、この中の"CLAY"だけはオリジナルマスターがあって
「INSPIRATION & POWERS 14/VARIOUS ARTISTS(TRIO)」
で聴く事ができます。


1595941_img
■INSPIRATION & POWERS 14/VARIOUS ARTISTS(AMJ)
って事でCD再発盤が手元にあったので聴いてみました。
こちらはそこそこ音が良いです。
当時のフリージャズ真っ只中の雰囲気を
ちょこっと味わうつもりで聴き始めたところ、
CD2枚、たっぷり聴き込んでしまいました。
冒頭の宮間利之とニューハードオーケストラの"生霊"なんて
今聴いても無茶苦茶カッコイイんですけどー。
破壊よりも構築のベクトルを持った演奏の方が好きですね。
それから吉沢元治のベースソロは実に現代音楽的。
シリアスな演奏の最後に
「どうもありがとうございました。」
って軽めの挨拶で演奏を終えるのが可笑しかったりします。
富樫雅彦+佐藤充彦のデュオは云うまでもなく高いクォリティ。
音が空間に拡散したかと思うと、猛烈に密集したり、衝突したり、
変化に富んだデュオを聴かせてくれます。
時代を感じさせたのは沖至クィンテットのエフェクター使用や
高柳昌行らの集団投射のエレクトリックな爆音、
ナウミュージックアンサンブルの冒頭のマイクパフォーマンス。
当時は新しい試みが、今の耳では逆に古くありがちに思えます。
アルバムラストが山下洋輔トリオの"CLAY"。
えげつないパワーで押し切る戦いの様なプレイです。
凄いとしか云いようがありません。
通して聴いた中で山下洋輔トリオの演奏が
一番聴き手に近いところで鳴ってる気がするのは
「テーマ~ソロ~テーマ」と云う最低限の形式だけは
崩していない事にもよるのではないかとふと思いました。


1595939_img
■ダンシング東門/板橋文夫(MIX DYNAMITE)
2005年録音のソロピアノアルバムです。
混沌とした音を聴いた後なので、とても美しく聴こえます。
非常に日本的な響きとリズムです。
ジャズなんてのはヨソの国の音楽だと思えてしまう。
2枚目の"渡良瀬"~"上を向いて歩こう"~"FOR YOU"~
"GOOD-BYE"の流れは卑怯としか云いようがないんですが、
後半にかけての盛り上がりは不足気味ですか…。
前に知り合いの方の家で聴かせて貰った"GOOD-BYE"よりは
遙かにあっさりしてます。
ばらつき気味の手拍子がちょっと邪魔かも。


1595934_img
■CHINA BLUE/JULIA FORDHAM(LITTLE BOO RECORDS)
ジャケ写のイメージで聴いてびっくりしました。
重め低めの声質で黒人と間違えそうな感じです。
スタイル的にはヌルめですけど、嫌な癖がなく、
聴きやすい一枚です。
ベタな4ビートものよりコンテンポラリーな曲の方が
伸びやかな感じがしました。
知らない曲ばかりだと思ったら殆どオリジナルでした。


1595932_img
■DEJA VU/TRUDY KERR(JAZZIZIT)
このblogでの出現率の高いTRUDDY KERRです。
録音が2007年なので今のところ最新アルバムかな。
いつも同じ事を書いてますが、
とりたてて際立った特徴のある歌手ではありません。
声質はかすかにハスキーですが重くもなく軽くもなく、
唄い方もサラッとしてる訳でも粘っこい訳でもない。
逆に云えば、何でもそれなりにこなせる歌手。
何か聴きたいなぁと思った時に手の伸びるんですよね。
理由も特になく、ただ好みの問題ですか。
ちなみにピアノはヤンラングレンです。


今回はヘヴィーなモノからライトなモノまで
纏まりなく聴き散らかしました。

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February 14, 2008

Paulienと出逢う。

Paulien風邪でダウン。
布団に入ったまま
ウンウン云うてる
情けない一日でしたが、
夜になってようやく
音楽くらい聴ける状態になったので
枕元に積まれている未整理CDに手を伸ばす。

その中に
「PAULIEN/(BRIK PRODUCTIONS)」
がありました。

飾らない自然な唄。
すっと胸に沁みこんでいく声。
素晴らしい大人のヴォーカルです。
一聴して惚れてしまいました。

本気でお薦めしたいアルバムです。
amazon.co.jpにはありませんでしたが、
amazon.comにはあります。

歌声に耳を傾けていると、偶然にも
♪be my valentine...
そう云えば今日は…。
ちょっとしんみり。

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February 10, 2008

病の床よりジャズ便り 2月10日(日)

皆様お元気でしょうか?
私は相変わらず病気です。
部屋の暖房をガンガンに焚いて汗を一杯かくのが
私の風邪退治なんですけど、
寝室の暖房器具はデロンギのオイルヒーターしかありません。
こいつはほんのりと温かくするのは得意なんですが、
それ以上頑張ることのできないヤツなんです。
外気に負けるなー、がんばれー 。

仕方ないのでジャズでも聴いてHOTになります。


1585840_img
■THE TORBJORN ZETTERBERG HOT FIVE/()MOSEROBIE)
これぞ漢のジャズです。
TOBNJORN ZETTERBERGとPER 'TEXAS' JOHANSSONですから
熱くならない訳がありませんね。
2000年代の進化したジャズを消化した上で
60年代、70年代の熱いジャズに傾倒してる感じです。
だから新しくもあり、古くもあり、やっぱり新しい。


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■VOCALESE/THE MANHATTAN TRANSFER(ATLANTIC)
急に聴きたくなったので引っ張り出してきました。
私の大学時代に出たマントラの名作アルバムです。
"AIREGIN"、"JOY SPRING"、"MOVE"が好き。
懐かしいなぁ…。
最近のアカペラグループの方が確かに巧いですが、
L,H&R直系のグループってあんまりいないかもしれません。


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■DOWN BY LOVE/NOH YOUN SUN(SONY)
ナユンソンの2003年のアルバムです。
当時、これを入手するのに結構苦労した記憶があります。
ハングル語のサイトで勘でボタンをクリックし、クレジット購入。
今考えると危険な事を…。
初めて彼女の声を聴いたのが5~6年前でした。
その時の感想をウェブサイトにも熱く書いてます。
よければコチラをご覧ください。
で、この「DOWN BY LOVE」も素晴らしいアルバム。
狭義のジャズではなく、様々な音楽のミクスチュア。
スティングの"CONSIDER ME GONE"、
サイモン&ガーファンクルの"OLD FRIENDS"、
ジミヘンの"MINIC DEPRESSION"、ピアソラの"OBLIVION"etc.…。
ハングル語の曲も美しい響きです。


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■THE PAINTER/ARI HOENIG(SMALLS)
ドラムのARI HOENIGのリーダーアルバムです。
で、ピアノがピルク。
毒を撒き散らしながら圧倒的なパワーで疾走するトリオ。
冒頭の"I MEAN YOU"とラストの"SUMMERTIME"以外は
ほぼARI HOENIGのオリジナルです。
で、それらにはJACQUES SCHWARZ-BART(TS)が加わり、
トリオ演奏よりもピルク色はちょっと抑えられます。
それでも十分刺激のある演奏ばかり。


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■WHERE WERE YOU?
/ORANGE THEN BLUE(GM RECORDINGS)
今年の正月に実家のLPを聴いて気になったジャズオケです。
何枚かクリック買いしたうちの一枚がこのライヴ盤で、
3つの音源からピックアップしたものです。
時代的には「MUSIC FOR JAZZ ORCHESTRA」と同じ頃ですが、
印象が違いました。
冒頭のジョージガーゾーンアレンジの"NEW YORK FLASH PANTS"は
ジョージラッセルを彷彿とさせますし、
続く"ORANGE WAS THE COLOR OF HER DRESS THEN BLUE SILK"は
ギルエヴァンスのアレンジをそのまま使用してます。
また、ソリストにジョージアダムスがゲスト参加していたりするので、
全体的にイカツく乱れて、面白いバランスのオケになってます。
今度、音楽部屋で音量を上げて聴いてみたいと思います。
寝室のステラメロディの小音量ではちょっと無理がありますね。


1585847_img
■SMALL DAY TOMORROW/MICHELA LOMBARDI(PHILOLOGY)
PHILOLOGYがイントロデュースした歌手の様です。
ジャケットを見るとヨーロッパ系の激し目のバンドを従えて、
女王様的なヴォーカルを聴かせそうな感じですけど、さにあらず。
綺麗な声質で落ち着いた丁寧な唄い口。
"SMALL DAY TOMORROW"や"THE MEANING OF THE BLUE"など
憂いを含んだ曲がぴったりです。いいっすねー。


1585828_img
■BLUE NOTES/ORBERT DAVIS(3SIXTEEN RECORDS)
ORBERT DAVISと云えば、私の知ってる限りでは
「PRIORITY/(3SIXTEEN RECORDS)」が飛び抜けて素晴らしい。
どうしてもそのイメージが強くて、他の作品が色褪せて見えます。
この「BLUE NOTES」も良質のハードバップの枠を超えません。
確かにORBERT DAVISのトランペットは素晴らしいですし、
メリハリを付けて聴き飽きないアルバムには仕上げてあるんですが、
もっと凄い感動を期待してしまってるんですよ。
昔、クリフォードブラウンを初めて聴いた時の衝撃と
続けて聴いたレコードも次から次へと驚きを齎してくれたあの体験を
ORBERT DAVISに重ね合わせてしまってるのかもしれません。
それだけ魅力的なミュージシャンだと思ってる訳です。


1585827_img
■BOTH SIDES OF THE FENCE
/THOMAS MARRIOTT(ORIGIN RECORDS)
トランペットが聴きたくなってもう一枚。
ガツンと来るタイプではありませんが、
知的でスムーズなアドリブは魅力的です。
それにしても良く歌うソロだなぁ…。
ORIGINってアメリカのレーベルなんですね。
てっきりヨーロッパだと思っていました。

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February 09, 2008

病の床よりジャズ便り 2月9日(土)

皆様、お元気ですか?
僕は病気です。
何度風邪をひいたら気がすむねん、って感じです。
せっかくの三連休なのに家で養生です。
でもよく考えたら、風邪ひいてなくても、
家から出ない事が多いので、大差ないって話も。

って訳で、風邪にきくジャズ特集。
布団に潜り込んだまま、寝室のステラメロディで
小音量に絞って朦朧と聴きました。
くしゃみ三回ジャズ三昧です。何のこっちゃ。


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■NEWS FOR LULU/JOHN ZORN(HAT HUT RECORDS)
風邪にはルルと云う事で(笑)。
イカツい演奏の多いジョンゾーンの作品の中では
比較的聴きやすいバピッシュなアルバムです。
ケニードーハム、ケニークラーク、ハンクモブレイ、
フレディレッドと云う日本人好み系のジャズジャイアンツの作品を
ジョンゾーン、ジョージルイス、ビルフリーゼルの三人で料理。
味付けはかなり変ですけど、素材が分かりやすいのが
功を奏していますね。


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■NOBODY ELSE BUT ME
/LM PAGANO(SELF-PRODUCE)
線の細い甘えた系の声ですが、歌はしっかりしてます。
最後の3曲、"YOU MUST BELIEVE IN SPRING"、
"WALTZ FOR DEBBY"、"MY FOOLISH HEART"は
エヴァンスを意識してる?


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■TRUDY/TRUDY KERR(JAZZIZIT)
TRUDY KERRの1998年のアルバム。
このジャケ写って"TRUDY"「カーッ!」って意味なのかな。
取り立てて目立った特徴のない歌手ですが、
私は大好きなんですよね。
女性のタイプと同じで理由はつけられません。
サックス入りのがっちりとしたバンドでの溌剌とした歌は
聴いてて元気が出ます。


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■SILENT CASCADE/BRUNO ANGELINI(KONNEX)
昨日宅急便で届いたCD。
とは云っても2005年録音のアルバムです。
すっかり澤野工房を避ける様になってきたので
BRUNO ANGELINIはスルーしてました。
このKONNEX盤を聴く限り、硬派で間口の狭い小難しい系。
終始、音が離合集散するだけではちょっとツラいんで
個人的にはここに躍動感が加われば云うことなしです。
癪だけど澤野のヤツも買う事にします。
やっぱり澤野工房の中でもスケッチ音源は聴くべきですね。


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■IT'S ABOUT YOU
/BILL CUNLIFF&GARY FOSTER(TORII)
ゲイリーフォスターと云えば、アランブロードベントとの
「MAKE YOUR OWN FUN(CONCORD)」が印象的でした。
意外とリーダー作が少なく、久々に聴いたのがコレ。
うーん、ちょっと甘口すぎるか~。
REED KOTLER作品集って云われても全然知らないし…。
演奏は良質なのでジャズに寛ぎを求める人のはぴったりかも。


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■KALMBA
/JOACHIM KUHN&MAJID BEKKAS(ACT)
ヨアヒムキューン2007年の作品。
風邪の時に聴く音楽ではありませんね。
いつ聴いても毒っけの強いピアノです。
コンセプチュアルな作品も多いけど、
本質的な部分はぶれておらず、
縦串がしっかり通っていると思います。
この作品はコ・リーダーにMAJID BEKKASを迎えて
アフリカ的なサウンドに仕上げています。


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■THE CAVE/MEREDITH d'AMBROSIO(SUNNYSIDE)
このblogでも何度か取り上げているMEREDITH d'ANBROSIO。
彼女の1987年のアルバムです。
きっと何でも唄える歌手ではないと思います。
ミディアム以下のテンポの曲の選曲が殆どですし、
声質に合わないのかドメジャーの明るい曲も少ない。
難しい曲では音程が不安定なところも否めません。
でも、彼女の歌に惹きつけられる人は多い筈です。
少し低めの声でゆったりと技法に走らず唄うバラッド。
本当の唄の良さを感じさせてくれる歌手だと思います。


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■ELLY/ELLY PERKER(LEAKY PENNY PRODUCTIONS)
なぜ手元にあるのかわからないんですが、
恐らくCD BABYで買ったんだと思います。
ジャケ写から荒っぽいアメリカンなジャズシンガーを想像してしまい、
2~3年は棚の中に寝かせておりました。
で、今回先入観を取っ払って聴いてみたところ、
声も綺麗だし唄も丁寧で、逆の意味で予想を裏切られました。
ジャズ色は薄く、ブルースやフォーク系の歌手です。


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■GINGER COMES TO STAY
/MARY LOFSTROM(SHIMMERING FISHBELLY MUSIC)
風邪をひいてると女性ヴォーカル比率が上がりますな(笑)。
これも棚の中で眠っていたアルバムです。
きっとこれもCD BABYで買ったんだと思います。
聴いてみたら、素人っぽいジャズヴォーカル。
あれこれやろうとして未消化な感じが漂っています。
オリジナルも唄ってますが、ベタなセンスがむず痒い。
ピアノのDAWN CLEMENTは結構弾ける人っぽいので
調べてみたら何枚かCDが出ておりました。
そっちにちょっと興味を持ちました。

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February 03, 2008

たまったものを一気に放出 その5

「たまり出し」企画第5弾です。

家で埋もれたアルバムを引っ張り出して聴くのは
有意義だし、財布にも優しいと思って始めたんですが、
聴いてるうちに新たな興味が湧いてきて、
また新たなクリックを誘発する事がわかってまいりました。
危険だなぁ…。
ま、とにかく今回も発掘と新着を取り混ぜビニールを剥き捲くります。


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■VEIN/VEIN(META)
久々にきました!ツボです。
プリズムとか、ステファンオリヴァが好きな人なら
きっと嵌るソリッドなピアノトリオです。
知的で危険な毒を含んでます。
凄いぞ、これは…。
まだ2月ですが、今年一番のアルバムになるかも。
ピアノのMICHAEL ARBENZに大注目します。


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■NEW/VIGLEIK STORAAS(INNER EAR)
MICHAEL ARBENZを聴いた後だと、刺激が少ないですね。
ハーモニーに破綻がなく、美しいサウンドです。
このINNER EARってレーベルは他もそんな感じでした。
これがレーベルのカラーなのかもしれませんね。
今どきのヨーロッパ系ピアノで一纏めにすると、
MICHAEL ARBENZもVIGLEIK STORAASも同じ括りなんでしょうが、
違うんですよね、全然。
どちらがどうって訳ではないけど、
情報集めをする上で区別されてるとありがたいなぁって。

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■BLACK AND BLUE AND TABACCO ROAD
/LOU RAWLS(CAPITOL)
「BLACK AND BLUE」と「TABACCO ROAD」のカップリングです。
ルーロウルズってベスト盤とかが多いので、
下手に手を出すと、重複だらけで、結構危険だったりします。
でもこれはどちらも未聴で、嬉しいカップリングでした。
内容的にも凄くよかったです。
下世話な金管の鳴り響くビッグバンドを従え、
ルーロウルズの渋いヴォーカルが炸裂します。
黒い黒い。
アーシー、アーシー、アーシーって感じです。
でも、彼の音楽って、黒いけど、シュッとしてるんですよね。
何か矛盾してるみたいですが、洗練されたアーシー。
何じゃそりゃ。
"ST.JAMES INFIRMARY"のヴァースに痺れました。


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■PERCUSSION BITTER SWEET/MAX ROACH(IMPULSE!)
昔、ブラウン=ローチの演奏を聴いて感動し、
その流れで「WE INSIST/(CANDID)」を聴いて玉砕。
それ以来、マックスローチは鬼門になっておりました。
手元に彼のリーダーアルバムは数枚しかありません。
でも、このアルバムにはドルフィが参加してるんですよね。
ブッカーリトルも。クリフジョーダンも。
こりゃ聴かない訳にはいかないなぁ。
って事で買ったは良いけど、なかなか聴く気が起きず、
長い間、棚に眠っておりました。
今回の「たまり出し」でようやく日の目を見る事に。
で、聴いてみたら、無茶苦茶カッコイイ。
特に"TENDER WARRIORS"と"PRAISE FOR A MARTYR"は極上。
クセモノのメンバーのソロもたっぷり聴けます。
特にブッカーリトル存在感が凄い。
聴いてよかった。


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■IN THE WORLD/CLIFFORD JORDAN(STRATA-EAST)
さっきのマックスローチを聴いてて思い出しました。
「そう云えば、クリフォードジョーダンの
『IN THE WORLD』を買って聴いた記憶がないや。」
棚を探したら、案の定、ビニールを被ったままでした。
「GLASS BEAD GAMES/(STRATA-EAST)」が無茶苦茶良かったので、
更に評判のいい「IN THE WORLD」を聴きたかったんですが、
ずっと廃盤になっていたんですね。
それが去年か一昨年、紙ジャケ仕様で再発されました。
ありがたや、ありがたや。
ってか、聴きたかったんなら、すぐに聴けよ、自分。
で、今回聴いてみた感想ですが、
混沌とした分厚いサウンドとロフトな感じが面白い。
でっかいウネりが襲ってくる様な音楽です。
ただ個人的には「GLASS BEAD GAMES」の方が格段にいいと思う。
しかも「PERCUSSION BITTER SWEET」を聴いた後だと、
各人のソロが小粒に聴こえるのは仕方ないですか。


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■漸次投射/高柳昌行&阿部薫(DIW)
60~70年代のシリアスなジャズの流れで
ついにこのアルバムを引っ張り出してきてしまいました。
1作目の「集団投射」で相当打ちのめされたので、
これを聴く気がなかなか起きなかったのです。
とにかく恐ろしい音楽です。
鬱積したダークな怨情を吐き出し続けるフリーインプロヴィゼーション。
こんなテンションを保ち続けたら、絶対おかしくなると思う。
楽器の特性の違いもあって、
高柳昌行のギターはまだ頭を通してる感じがして、
阿部薫のサックスは殆どが感情の表出って感じがします。
下手な映像を見せられるより衝撃的です。


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■CLOTH/OLIVER LAKE(PASSIN' THRU)
オリヴァーレイクのビッグバンドアルバムです。
そこそこイカツい演奏なんですが、大人しく聴こえてしまう(笑)。
音楽も聴く順序って大切なんですね。
記憶は定かではありませんが、このアルバムを買った理由は
"DEDICATED TO DOLPHY"って曲が目に入ったからではないかと。
聴いてみると、サックス、フルート、バスクラのソロで
ドルフィっぽいフレーズを吹いてる程度でした。
もう一捻り欲しいなぁ。
昔、スーパーサックスってユニットがありましたが、
パーカーのアドリブをアンサンブルで演ってたでしょ。
あれと同じことをドルフィで演るんですよ。
しかもビッグバンドで。
カッコイイと思うけどなぁ…。


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■BALDAMORE/HADOUK TRIO(NAIVE)
民俗音楽的要素の強いユニットです。
大まかには笛+弦楽器+打楽器ですが、
電化サウンドも積極的に使ってます。
それでいてちょっとアンシェントな感じ。
曲ごとで使う楽器も変わるので国籍不明です。
ヌルくはないけど、トンガってもいない、
不思議な演奏であります。


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■TOYS/URI CAINE(WINTER&WINTER)
URI CAINEの1995年の録音。
メンバーがかなり強力です。
DON BYRON(B-CL)
GARY THOMAS(FL,TS)
DAVE DOUGLAS(TP)
JOSUA ROSEMAN(TB)
URI CAINE(PF)
DAVE HOLLAND(B)
RALPH PETERSON(DS)
DON ALIAS(PERC)
トラック毎で人の出入りがあり、
デュオ、トリオからフルメンバーまで
様々な趣向の凝らされたアルバムに仕上がっています。
一癖ありながらも難解になり過ぎない魅力的なバランス。


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■HAVEN'T WE MET?/GINGER BERGLUND(SELF-PRODUCE)
"HAVEN'T WE MET?"って、今や迷惑メールのタイトルぽい(笑)。
この歌手については全然知りません。
きっとCD BABYで買ったんだと思います。
理由は"UNIT 7"を唄ってるから。
好きなんですよね、この曲。
で、GINGIER BERGLUNDはちょっと古い表情付けで唄ってます。
アニーロスが下敷きになってる感じです。
そこそこ上手い小粋なジャズヴォーカルって印象。


今回はこの辺で。

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February 02, 2008

女性ヴォーカルに惹かれる夜

事務所の工事で早く会社を追ん出されたので、
近所のバーCASKで気持ちよく呑んで
帰ってきたら、まだ9時前でした。

無性に女性ヴォーカルが聴きたくなって、
酔い覚ましの珈琲を呑みながら、
あれこれ聴いてみる事にしました。
ビール1杯、モスコミュール1杯、
ウィスキーロック3杯を呑んでの文章なので、
若干の破綻はあると思いますが、ご容赦ください。


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■S+4/SMITTY(SELF-PRODUCE)
オーソドックスな大人の女性ヴォーカル。
気取りすぎず、頑張りすぎず、
自然体でジャズが滲み出ている感じが気持ちいい。
録音もよくて、ど真ん中にリアルな音像が立ちます。
時々聴きたくなるさり気なくお気に入りの一枚。
酔った勢いで秘蔵品の公開です。


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■檸檬の月/小川美潮(SONY)
久しぶりに"はじめて"を聴いたら涙が出てきました。
小川美潮の声は今まで出会った中で
もっとも素敵な声だと思います。
彼女のアルバムが長らく出ていないのが寂しくて仕方ない。
東京にいる頃はライヴにも行けたけど、
それ以外の場所では聴けて年に一度。
私に財力があれば、小川美潮+渋谷毅のデュオで
アルバムを作りたいと妄想してしまう。
いっそたのみコムで署名を募ろうか…、って集まらへんわな。


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■AFTER GIRL/こなかりゆ(GOOD HUMOUR)
こなかりゆの魅力は奔放な歌詞と
未熟ながら気持ちが優先する唄だと思います。
病魔に蝕まれ、視力を失ってしまい、
活動を中断していました。
また細々と歌い始めたのを知ったのがつい最近。
ネットで買ったアルバムは手作りのチープな音でしたが、
彼女の思いが一杯詰まった素晴らしい作品でした。
ジャケットも手作り。


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■QUIET/SHEILA CHANDRA(INDIPOP)
ヴォーカルと云うよりヴォイスです。
インド音楽の微妙な音階と複雑なリズムを
高いレベルでポップスと融合させたSHEILA CHANDRA。
インドの土臭さよりも、崇高さが先に立つ音作り。
彼女の声はとてつもなく美しいです。


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■JE NE CONNAIS PAS CET HOMME
/BRIGITTE FONTAINE(SARAVAH)
いかん、どんどん重くなっていくぞ(笑)。
ブリジットフォンテーヌとアレスキの傑作。
音数の少ないプリミティヴな音作りで
静かなアヴァンギャルドって感じです。
アレスキの露出度が高いのもこのアルバムの特徴。
唄と云うより言霊の世界ですね。


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■LES BLANCHISSEUSES/SAKANA(SSE)
ブリジットフォンテーヌ&アレスキを聴くと、
続けて聴きたくなるのがSAKANAです。
間違いなく同じ匂いが漂っています。
このアルバムも20年前になるんですね。
実験色が強い反面、ポコペンの唄い方もまだ普通(笑)。
西脇一弘の不思議なサウンドが続く中、
急にビートルズの"I SAW HER STANDING THERE"が出てきて
ちょっとホッとしたり…。


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■(     )/JON&UTSUNOMIA(HOREN)
いかれポンチな音楽はこれで最後にします。
JONの訳のわからない音楽を全面的に堪能できるCD。
しかし昔よりちゃんとオルガンを弾いてますね。
昔はコード進行も何も関係なかったけど、
このアルバムではちゃんと音が合う、ところがある(笑)。
紙一重の天才です。
…あ、やっぱり、一線、越えてしもてますわ。


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■IT'S LIKE THIS/RICKIE LEE JONES(ARTEMIS)
この流れからまともな方向に持っていこうとすると
リッキーリージョーンズしかないと判断しました。
我ながら、ナイス選択。
ファニーヴォイス――と云うかロリータヴォイスと云うか――
で独特の世界を表現をする彼女の音楽は嵌れば深い。
このアルバムは彼女の作品の中でも
多くの人を惹き付ける分かりやすさが備わってると思います。


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■SEGUNDO/JUANA MOLINA(DOMINO)
打ち込み系の音作りをバックにけだるいヴォーカル。
友達のheliさんに教えてもらったアルバムです。
時々引き出して聴きたくなる魅力があります。


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■WHO ARE YOU?/LINDA PETTERSSON(TOUCHE MUSIC)
あれこれ経てやっとジャズに戻ってきました。
北欧のヴォーカリストって魅力的な人が多いですね。
このLINDA PETTERSSONも女性的で透明感があって、
それでいて人肌の柔らかさの漂う声質。
「LIGHT&SHADE/(NOCTURNE)」を聴いてファンになりました。
クォリティはこの「WHO ARE YOU?」の方が高いかも。
ジョニミッチェルの"ALL I WANT"が無茶苦茶いい。
ANDERS PERSSONのピアノもたっぷりのソロが聴けます。

そろそろ夜も更けてきたので、この辺で。

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January 26, 2008

たまったものを一気に放出 その4

「たまり出し」企画第四弾です。

うちのblogで一番スルーされてる記事が音楽ネタでしょう(笑)。
文字と画像であれこれ紹介したところで、
肝心の音が聴こえてこないんだから仕方がないですか。

けど、この「たまり出し」企画は私にとっては
非常に価値のある企画だったりします。
買ったはいいが気分が乗らなくて、
一度も聴かずに棚にしまわれたCDが結構あり、
それを引っ張り出すいい機会になってる訳です。

って事で、今回も新着CD+発掘CDを聴いていきます。


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■GEORGE RUSSELL SEXTET IN K.C./(JAZZ COLLECTORS)
ジョージラッセルの1961年の録音。
「STRATUS PHUNK/(RIVERSIDE)」の4ヶ月後で
「EZZ-THETICS/(同)」の直前ではありませんか。
こんな音源があったなんて知りませんでした。
CDのブックレットにはレナードフェザーのライナーが
オリジナルとして転載されているので、
一度は世に出たことのある作品の様。
この頃のジョージラッセルが良くないはずありません。
メンバーがドンエリス、デイヴベイカー、デイヴヤング、
チャックイスラエル、ジョーハントと云う良質のメンバーで
アンサンブルに、個人技に、光り輝くラッセルの音楽が展開されます。
リヴァーサイドのレコードがOJCで安く出回り始めた頃、
初めてジョージラッセルの音楽を聴いて感動した記憶が
蘇ってきました。


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■LOOKING THROUGH
/THE NAT JANOFF GROUP(SELF-PRODUCE)
エレキギター&エレキベース&ドラムのトリオ。
ギターがあんまり好きじゃないのに、
なぜ買ったのか記憶にないです。
演奏は可もなく不可もなくといったところで
頃合にヒートアップもするフュージョンサウンド。


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■1960
/STEVE KUHN&SCOTT LaFARO&PETE LA ROCA(P.J.L)
凄い顔ぶれの発掘音源ですね。
ライナーを読むと、ニューヨーク進出したキューンが
レコード会社への売り込み用に録音した、って書いてます。
スタジオでちゃんと録られてるので音はそこそこいいですが、
ラファロの低音に浸れる様なバランスではありません。
キューンの演奏は旧来のバピッシュなフレーズの中に
乾いた無機質な音遣いが時折顔を覗かせる程度で
のちのMPSやECM作品を聴いた耳にはちょっと刺激が少ない。
"SO WHAT"にしても手探りっぽいモードです。
ALTERNATE TAKEの方がまだ面白いかな。


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■I HEARD MINGUS/TED CURSON(INTERPLAY)
録音は1980年。ミンガスの亡くなった翌年の作品です。
ライナーを読んでびっくりしたんですけど、
テッドカーソンがミンガスのバンドにいたのは
1960年から1年間だけなんですね。
「MINGUS PRESENTS MINGUS」の印象が強いので
ずっと一緒にやってたもんだと思ってました。
で、このアルバム、ミンガスに捧げられた作品ですが、
ミンガスの曲は一曲も入ってません。
全てテッドカーソンのオリジナルもしくは共作。
イメージもミンガスの香りはあんまりしなくて、
70年代テイストのサイケデリックな感じが強いです。
曲によっては不思議なオリエンタルムードが漂ってたり。
ギターで川崎燎が参加してます。


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■WORLD OF EARTH/ROGER JOHANSEN(INNER EAR)
ドラムのROGER JOHANSENがリーダーですが、
個人的にはヘルゲリエン(PF)が参加しているのと、
女性ヴォーカリストMARIT SANDVIKの入った
唄モノアルバムって事で興味を持ちました。
内容的には思ったよりも先鋭的ではなく、
聴きやすいメロディアスな曲がズラッと並んでます。
ジャズと云うよりアダルトコンテンポラリーなサウンド。


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■JAZZ IN FILM
/THE NATIONAL YOUTH JAZZ ORCHESTRA
(SILVA SCREEN RECORDS)
THE NATIONAL YOUTH JAZZ ORCHESTRAの溌剌とした演奏。
恐ろしく統制の取れた濁りのないジャズオケです。
タイトルどおり映画音楽を集めた作品ながら
なかなか渋い選曲であります。
"THE GAUNTLET","THE MAN WITH THE GOLDEN ARM",
"WALK ON THE WILD SIDE","THE DIRTY HURRY SUITE"etc.…。
ま、一番盛り上がったのはオースティンパワーズですが。


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■UNLEASHED AND REMIX
/THE HOUDINI'S(SOCIAL BEATS)
THE HOUDINI'Sの2枚組アルバムです。
ずっとファンなので新譜を買ってみたら、
うち一枚はクラブ向け(?)リミックスでした。
これまたカッコイイですね。
むやみやたらと弄くり倒すのではなく、
演奏の流れを失わせない最小限の加工。
でも、ビートが強いんでまともにかけたんじゃ
近所から怒鳴られそうです。
こいつはi-podに入れて聴くべきですね。
でも、のりのりで歩いてたら
近所から白い目で見られそうです。


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■アドリブ/石黒ケイ(VICTOR)
久々に「変なジャズ」の傑作に出会いました。
石黒ケイが歌う男と女のラブソング集。
全て日本語の歌詞で石黒ケイのオリジナルの他、
山崎ハコ、鈴木キサブローの歌が取り上げられています。
とにかくセンスが古いっ。
場末のスナック感漂う女が「あんた」への想いを
酒と煙草片手に唄ってる感じなのです。
ま、それだけならあまたあるムード歌謡と同じなんですが、
このアルバムにはアートペッパーが参加してるんですよ。
おまけにトゥーツシールマンスも。
ユルい演奏をバックに短いソロを結構本気で吹いてます。
「ペッパーはどんな時でもペッパーなんだ。」
と妙に感慨深かったです。


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■FORBIDDEN FRUIT/TOIS(TURTLE RECORDS)
ジャズ鑑賞集団MOONKが選ぶ
「幻の廃盤/レア盤掘り起こしコレクション」
って事で買ってみました。
編成はトランペット、ベース、ドラムの変則トリオです。
メンバーは下記の通り。
ANGELO VERPLOEGEN(TP,FLH)
TJITZE VOGEL(B)
BRAM WIJLAND(DS)
結論から云うと、とてもいい作品でした。
トラックによって尖がり具合がマチマチなんですよね。
冒頭の"DEWEY"は一発で吹き捲ってる感じですが、
"THE SUMMER KNOWS"はオーソドックスなバラッド仕上げ。
曲毎に様々なアイデアを組み上げて演奏してる感じです。


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■TANAKANDA/
田中信正&神田佳子(BON-KAN MEDIA WORKS)
買ったはいいが、怖くて聴けてなかったCD。
なんせ狂気のピアニストとパーカッションのデュオですからね。
危険な音楽に違いないんです。
風邪で弱ってる体には絶対に毒だと思ったんですが、
意を決して、2年越でレーザーを当ててみました。
あ、面白い。
ピアノとパーカッションの濃密な対話が中心で
ドシャメシャの破壊工作は殆どありません。
ジャズよりも現代音楽に近い肌合いです。
ミニマルではないがミニマルなアプローチも感じられます。
これを聴いて思ったんですが、パーカッションって
ビートの強い曲ではリズムを支える役割が強くなってしまうけど、
ビートの淡い曲では空間を演出する役割が強くなるんだなぁと。
予想をいい方に裏切られたCDでありました。
録音がもう少し良ければ云う事なかったのに。

今回はこの辺で。

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January 20, 2008

たまったものを一気に放出 その3

「たまり出し」企画、その3です。

今回は最近購入したものだけではなく、
ビニールを被ったまま、棚に片付けられてしまっているCDも
この機会に発掘する事にしました。


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■QUATRIEME MONDE/TRIO BRAVO(IGLOO)
思わず笑ってしまったジャケット。
何で恐竜と冷蔵庫と体操なのか、さっぱりわかりません。
こんな意味不明なCD、普通なら敬遠するところなんですけど、
レーベルがIGLOOなので深読みして買った記憶があります。
で、内容はアタリ。
ジャケットも風変わりなら、楽器構成も風変わり。
FABRIZIO CASSOL(AS,SS)
MICHEL MASSOT(TUBA,TROMBONE)
MICHEL DEBRULLE(DS)
フロントは単音楽器同士なのでハーモニーは隙間だらけ。
けど、その裏返しで自由にイマジネーションが広がる感じ。
しかも、場当たり的なフリープレイは殆どなく、
緻密に構成を組んであるので、少ない音数で高い効果を挙げています。
難解過ぎず、禁欲的過ぎず、作品として面白く聴けます。


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■CATCH OF THE DAY/MATT PENMAN(FRESH SOUND)
ケッタイなジャケットが続きます。
2007年4月の録音なので割と新しいアルバム。
ベースのMATT PENMANがリーダーですけど、
別に低音が強調された音作りにはなっていません。
って云うより、逆に低音が弱いくらい。
フレッシュサウンドらしい尖がり気味の知的な色合いです。
音に翳と湿度を感じるAARON PARKSのピアノに惹かれました。
これは彼の持ち味なのか、MATT PENMANの作風に拠るのか、
他にも聴いてみたくなりました。


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■こころうた/ANN SALLY(VIDEOARTS MUSIC)
アンサリーの2007年のアルバムです。
ジャズ的な風合いは今ままで一番希薄です。
子供に向けた母の歌がテーマの様ですね。
個人的にはアンサリーの日本語の唄が好きなんですが、
"椰子の実"や自作の"そよかぜ"辺りが凄くいいです。
子供の声が入ってたりするのはちょっと…。
一番ジャズっぽいのは"PRELUDE TO A KISS"ですね。
サンバタッチの早いテンポで唄ってるのが面白い。


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■QUIET NIGHT/MILES DAVIS(CBS)
マイルスとギルエヴァンスの名盤。持ってませんでした。
先日、神戸のジャズ喫茶Jam Jamで大音量でかけてたので
ウチのシステムではどう鳴るのか気になって買ってみました。
ま、LPとCDの違いはあるし、様々な条件の違いもあるので、
何の比較にもならなかったってのが結論です(笑)。
しかし、Jam Jamの巨大なマイルスの音像は凄まじかったなぁ…。
家であの暴力的な大音量は無理ですわ。
それはそうと"WAIT TILL YOU SEE HER"のイントロとアウトロって
バルトークの管弦楽のための協奏曲を下敷きにしてるんですね。


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■FORTUNES ARRIVE/SONJA KANDELS(MINOR MUSIC)
SONJA KANDELSって歌手は全然知らないんですけど、
個人的に信頼のレーベルMINOR MISICでしたので購入。
今どきのヨーロッパジャズヴォーカルでかっこよかった。
どこの言葉なのかわかりませんが、不思議な響きがあります。
英語も少し訛ってる感じです。
オリジナル曲中心ですが、ケニーホイーラーやショーターや
アブドゥールイブラハムの曲なんかも取り上げてます。
"SPEAK NO EVIL"は一聴の価値ありです。


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■CIRCLE/DIRECTION(M&I JAZZ)
川嶋哲郎、金子雄太、大坂昌彦のユニットの二枚目のアルバム。
オルガンを入れたバンドは日本では確かに珍しいですが、
取り立てて耳新しいサウンドと云う訳ではありません。
全体的に折り目正しい正統派ジャズって感じに納まっています。
川嶋哲郎のプレイは熱いのに、バンド全体はさほどヒートアップしない。
あとちょっと壊れたら面白いのに…。
"MATCH LOSER"は楽しい曲です。


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■MAKE IT SO/椿田薫(NEWBURRY STREET MUSIC)
昨年春にスターアイズでライヴを聴いた時買ったので、
10ヶ月近く棚で眠ってた事になります。
凄く60年代のジャズを感じさせる好ましい録音です。
ブラインドで聴いたら、これが2004年録音とは思わないでしょう。
オーソドックスながら良質のジャズだと思います。
宮本やすしのトランペットは華美すぎず渋いプレイを聴かせますし、
後藤浩二ピアノは曲に応じてベストの対応をしています。


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■OVERUNITY/SONIC MECHATRONIK ARKESTRA(MOSEROBIE MUSIC)
ジャケットを見て「絶対イカツイ音楽が出てくるでー。」と思ってたら、
案の定、どイカツイ音が飛び出してきました。
各種楽器とエレクトリックサウンドが入り混じったカオスな音。
けどドシャメシャの無秩序な音の塊りと云う訳ではなく、
思わずにやけてしまう様な楽しい音楽になってるんですよ。
こりゃ面白い。大音量で聴きたい~。
MATHIAS LANDAEUSやTORBJORN ZETTERBERGらが参加してます。


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■SUB SONIC/VIGLEIK STORAAS(CURLING LEGS)
SONIC繋がりで(笑)。
何で買ったのか全く記憶にないアルバムだったので、
謎解きをしてたら、ようやくわかりました。
ジョンサーマン、カーリンクロッグ、テリエリピダルらと
ECMに「NORDIC QUARTET」を録音してるピアニストでした。
ピアノの線は細いですが、トリオ全体はかなり骨太。
特にバスドラの音があまりにリアルなので
ホントに床が鳴ってるのかと思いました。
スピーカーをパワーアップし過ぎたか(笑)。


今回はこの辺で。

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January 13, 2008

たまったものを一気に放出 その2

さすがに最近は禁治産者になる位の馬鹿買いはしてませんが、
それでもワンクリックの積み重ねで相当の枚数のCDを買ってる様です。
自覚がないだけに恐ろしいですね。

よし、今年の抱負は「一ヶ月10枚以下」だ。
さて守れるか?

あ、1月で既に…。

2月スタート!

って事で「たまったものを一気に放出 その2」始めます。


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■BURNING IN STOCKHOLM
/PER HENRIK WALLIN(UNHEARD MUSIC SERIES)
鬼才PER HENRIK WALLINトリオの1981年の音源です。
49分に及ぶタイトル曲1曲のみ。
冒頭"STARDUST"らしきメロディが顔を出しますが、
すぐにドシャメシャの中に飲み込まれていきます。
全編通してほぼこの調子。
延々とフリーインプロヴィゼーションを展開しながら、
思いつきで色んな曲のテーマを挟み込んでる感じ。
正に即興命のバーニングな演奏であります。


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■VIEWS/REINHARD MICKO(CHIRE RECORDS)
とても正確でカッチリとしたタッチのピアニストです。
その上、音のテンションも高いのでとても冷たく感じました。
クールを超えて、メタリックな感触。


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■THE DARK SIDE OF DEWEY
/CARL ALLEN&MANHATTAN PROJECTS(ALFA JAZZ)
中古CD屋を物色してると、こんなCDが見つかりました。
ウハウハで買って帰ってよく見たら、CARL ALLEN。
私はGERI ALLENだと思い込んでいたのです。
内容はごく普通のニューヨークジャズサウンド。
ALFA JAZZだしねぇ。
でもニコラスペイトンのイントロデューシングアルバムなのかぁ。
CD屋を漁る時は慌てず落ち着いて。レジ前で再確認も忘れず。


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■THE CRAB/JOE FIEDLER(CLEAN FEED)
ケッタイなジャケットです。
ウルトラマンのオープニングみたい。
内容的にはトロンボーン&ベース&ドラムによるイカツい演奏。
このトロンボーン、無茶苦茶巧いんですけど。
バルヴトロンボーンかと思うくらいの急速フレーズが…。
更には和音まで吹いてる。信じられません。
ようやく一発目のアタリです。


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■SLOW DOWN/SOFIA PETTERSSON(PROPHONE)
年始にも一度紹介してるので「たまったもの」ではないんですが、
名古屋宅のシステムで聴き直してみたくなりました。
録音がいいですね。
ベースが太く、声がリアルに浮かび上がります。
彼女の声質はリッキーリージョーンズを彷彿とさせるおもちゃ声。
きっと同性からは嫌われるタイプです(笑)。
スタンダードも数曲唄ってますが、ポップス系の選曲が多く、
これがこのアルバムの面白みになってるんだと思います。


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■LA MOITIE DU MONDE/LOUIS SCLAVIS(JMS.)
ルイスクラヴィスの映画&舞台音楽。
ジャズ的要素は非常に薄く、殆ど室内楽です。
私の場合はどちらもOKなので楽しめましたが。


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■SPHERE ESSENCE/PETER MADSEN(PLAYSCAPE RECORDINGS)
PETER MADSENって人のソロピアノアルバム。
サブタイトルにもある通りモンク集です。
スタイル的には別段モンクに傾倒してる訳ではありません。
内部奏法とかもやってるんで、尖がった雰囲気もしますが、
ちゃんと弾いてる時はごく普通です。
モンク自体が変なのでそれを越える変さを出すのは大変だなぁ。


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■CAKEWALK/IN THE SPIRIT OF OSCAR(SPICE OF LIFE)
何で買ったのかさっぱり記憶にありません。
ひょっとしたらオスカーピーターソンの死を予知したのかも…。
ピーターソンはジャズ聴き始めの頃よく聴いていたんですが、
最近はもう聴かなくなってしまいました。
まるで星新一みたいなモンでしょうか。
で、このアルバムを聴いてみたところ、ちょっと懐かしかった。
いきなり"CAKEWALK"でしょ。いいですねー。
そして"DANCING FEET"も好きな曲。
「NIGHT CHILD/(PABLO)」に入ってたんですよね。
ピーターソンがエレピを弾いてるアルバム。
このIN THE SPRITS OF OSCARを聴いて
久々にオスカーピーターソンを聴いてみたくなりました。
ジャズピアノの楽しさを教えてくれた巨匠のご冥福をお祈りします。

今日はこの辺で。

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January 12, 2008

たまったものを一気に放出 その1

年末年始、色んなところで買ったCDが相当溜まってまいりました。
そこでこの三連休を利用して、一挙に未聴在庫整理をする事にしました。
ちょい聴き、ちょいメモ程度の内容ですみません。


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■PORTRAIT
/INGRID JAMES& LOUISE DENSON(NEW MARKET)
女性二人によるコ・リーダー作。
左がヴォーカルのINGRID JAMESで
右がピアノのLOUISE DENSONです。
サックスやトランペット他男性陣も加わってるので、
女性的な雰囲気が前面に出てる訳ではありません。
イングリッドジェームスは引っ掛かりのない綺麗な声質。
ジャズには少し美しすぎるきらいもありますが、
単にスムースなだけの音楽とは一線隔しています。
個人的には"ADAGIO IN G MINOR/LONELY WOMAN"の
妖しげな雰囲気がこのバンドにはぴったりだと思いました。


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■2ND MOVE/MG3(ATS RECORDS)
MARTIN GASSELSBERGERのトリオを略してMG3。
クィンテットを組んだらMG5か。
昔、そんな男性化粧品があったなぁ…。
そう云えば、うちの親父が使ってた。
調べてみたら、今も同じデザインで健在の様です。
話はいきなり逸れましたが、このMG3、意外といいです。
ちょっと聴きには、やや毒っ気が少なくヌルめに感じたんですけど、
聴き進めていくうち、頃合のテンションが心地よくなってきました。
微妙なんですよね、この辺のバランスって。


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■KG3 LIVE AT THE BUGLE BOY/KELLYE GRAY(GRR8 RECORDS)
今度はKG3で。
ケリーグレイを知らない人の方が多いと思いますけど、
かなり癖の強いヴォーカリストです。
分かりやすく喩えると
"綾戸智絵に雑節を加えて煮詰め、ラッシェルフェレルで和えた"感じ。
余計分かりにくいか。
他のアルバムではシャウトも含め結構粗い歌唱が目立ちますが、
このアルバムはアコースティックギター&ベースがバックなので
さすがにやや控えめになってます。
"EVERYTHING MUST CHANGE"のバラッドシンギングはなかなかです。


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■LIVE AT THE JAZZSCHOOL/KELLYE GRAY(GRR8 RECORDS)
ケリーグレイをもう一枚。
今度はピアノトリオバックのライヴです。
普段通りの粗めの唄ですが、こっちの方がケリーグレイっぽい。
冒頭の"SPEAK NO EVIL"で圧倒されます。
こちらでも"EVERYTHING MUST CHANGE"を唄っており、これまた素晴らしい。
それから"TOMATO KISS"を取り上げてるのも嬉しいですね。
トロンボーンの真似でアドリブをしてます。


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■NICE GROOVE FAT JAZZ/細川玄(SEPTEMBER RECORDS)
CDのオビを引用します。
----------- 8< -----------
「この世界で、一番格好いい音楽とは何か?」ある男が尋ねた…。
彼は迷わず答えた。
「JAZZの他に何があるのさ?いいからこのアルバム、聞いてみな。」
そして手渡したのが・・このアルバムだった。
"NICE GROOVE FAT JAZZ"
全てはこの会話から始まった…。
----------- 8< -----------
爆笑でしょう、これは。
マジで書いてるとは思えません。
オビには他にもこんな事が書いてあります。
----------- 8< -----------
そう言えば初耳。
こんなにやんちゃで
セクシーな
"パーティジャズ"
----------- 8< -----------
初耳って音楽に対して使う言葉かどうかはさておき、
残念ながらそんなに新鮮な印象を受けませんでした。
一言で云えば
「ホレスシルヴァーやリーモーガンをちょいクラブジャズ風に」
した感じです。
音質もワザとローファイ気味にしてるし、
その時代の音を目指してるんだと思います。
やんちゃでセクシーなんて書いてあるから、
もっと"若気の至り"的馬鹿盛り上がりを期待してたんですが、
割と大人し目のアンサンブルに落ち着いてる感じです。


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■BLUE AND GREEN/細川正彦(CMS)
Nautilus802のせいかベースの音が無茶苦茶際立って聴こえます。
まるでベースリーダーのアルバムみたいです(笑)。
ま、それは録音の問題で、プレイヤーとは関係ないですね。
とても反応のいいトリオで小気味いいプレイの連続。
これに毒っ気とかイカツさが加われば更に面白くなる気がします。


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■LIVE AT JAZZ STANDARD/DENA DeROSE(MAX JAZZ)
DENA DeROSEの2007年のライヴ盤。
彼女のヴォーカルやピアノは素晴らしいのに、
ドラムがうるさく耳障りなのが非常に残念。
全てが台無し。おどれ、MATT WILSON、エエ加減にせぇ。


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■CHARLIE PARKER WITH LENNIE TRISTANO COMPLETE RECORDINGS
/(DEFINITIVE RECORDS)
チャーリーパーカーとレニートリスターノが共演してる音源。
そんなのがあったんですねぇ。知りませんでした。
しかも音質がそこそこ良いんですよ。
面白いのはトリスターノ邸で録音された"ALL OF ME"と
"I CAN'T BELIEVE THAT YOU'RE IN LOVE WITH ME"。
デュエットと書かれてますが、実際はケニークラークのブラシも入ってます。
パーソネルを見ると"KENNY CLARKE(BRUSHES ON A TELEPHONE BOOK)"らしい。
続くラジオショーの音源は凄いメンバーです。
ガレスピー、ファッツナヴァロ、レイブラウン、マックスローチ、
バディリッチ、サラヴォーンetc.…。
トリスターノのピアノはバピッシュながら、やはり陰鬱な響き。


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■HANDFUL OF SOUL/MARIO BIONDI(SCHEMA RECORDS)
ラップとかクラブ系とかの匂いもするジャケ写なので
買うのに勇気が要りました。
聴いてみたら、好きなスタイルのヴォーカルでした。
太くしゃがれ気味のユニークな声ですが、
むやみなシャウトはせず、丁寧に唄い上げています。

今回はこの辺で。

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January 03, 2008

【新春企画】聴いた記憶のない実家のレコード その9

■SAX NO END
/CLARKE-BOLAND BIG BAND(MPS)
Sax_no_end

ケニークラークとフランシーボランの双頭ビッグバンドの
1967年録音のレコードです。
先に挙げたORANGE THEN BLUEとは対極の様なサウンドです。
ジャズオケの王道を行く黒っぽいノリとアンサンブル。
パーソネルをチェックしてみるとビッグネームもチラホラ。
アイドリースシュリーマン、ジョニーグリフィン、
ロニースコット、サヒブシハブ、ジミーウッド、
エディロックジョウデイヴィスetc.…。
各人のソロの癖もありまくり、熱い熱い。
なんてったって、曲のタイトルが"GRIFF'S GROOVE"、
"LOCKJAW BLUES"、"GRIFF'N'JAW"だもんね。
ををー、サヒブシハブの"PETER'S WALTZ"を演ってる!
この曲、好きなんですよねぇ。

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【新春企画】聴いた記憶のない実家のレコード その8

■MUSIC FOR JAZZ ORCHESTRA
/ORANGE THEN BLUE(GM RECORDINGS)

Orange_then_blue_2

ORANGE THEN BLUEってジャズオケの1986年のLP。
今も活動してるかどうかは知りませんが、
調べてみたら、90年代には何枚かのアルバムを出してる模様。
お行儀正しすぎず、それでいて乱れすぎず、
アレンジの面白みとソロの楽しみが両立していて、
なかなかバランスのいいバンドだと思います。
メンバーにアレンジャーが数人いて、それぞれテイストは違うものの、
全体としては知的にヒートアップする白人的なサウンドは共通です。

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January 02, 2008

【新春企画】聴いた記憶のない実家のレコード その7

■THE DOCTOR IS IN...AND OUT
/YUSEF LATEEF(ATLANTIC)
The_doctor_is_in_and_out

聴いた記憶どころか買った記憶すらないアルバム。
当時、ユゼフラティーフのLPを闇雲に買ってた頃がありました。
キャノンボールのユニットでのプレイが面白く感じたのと、
「THE CENTAUR AND THE PHOENIX」がユニークだったのとで、
他にも良いのがあるに違いないと思ったんですね。
ま、結論から云うと、超B級の作品ばっかりでしたが(笑)。

このアルバムもご多分に漏れず、いい感じにB級な仕上がり。
エレクトリックな音も取り入れつつ、とことん泥臭い。
特に"MISSISSIPPI MUD"や"MUSHMOUTH"の
安っぽいジャズロックテイストがたまりません。
けど、逆に深い考えもなく大仰な事をやろうとしてる感じの
B面後半はイマイチぱっとしない仕上がりです。

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【新春企画】聴いた記憶のない実家のレコード その6

■COUNT'S ROCK BAND
/STEVE MARCUS(VORTEX)
Counts_rock_band

おー、かっこいい。
きっとこのロックな感じは当時の私の好みではなかったから、
一回くらい聴いて敬遠してしまったと思われます。
録音年月日が私の手元のLPには書いてないので
ネットで調べてみたところ1969年の作品のようです。
メンバーが凄い。
STEVE MARCUS(ACOUSTIC&ELECTRIC SAXES)
LARRY CORYELL(GUITAR)
CHRIS HILL(BASS&RHYTHM GUITAR)
MIKE NOCK(PIANO&HARPSICHORD)
DOMINIC CORTESE(ACCORDION)
BOB MOSES(DRUMS)
CHRIS SWANSEN(ARRANGER&PERCUSSION)
楽器の構成を見ると、新しい響きを出すために
色々工夫をしているのがわかりますね。
この時代のサウンドが、今ちょうど一周して面白い。

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【新春企画】聴いた記憶のない実家のレコード その5

■STRAIGHT AHEAD/FREDDIE REDD(INTERPLAY)
Straight_ahead

フレディレッドを初めて聴いたのは、
FELSTED盤の「THE CONNECTION」だったと思います。
BLUE NOTEからも同タイトルの別メンバーのモノが出てますが、
個人的にはFELSTED盤の方が好きです。
BLUE NOTE盤よりも1管多いクィンテットでアンサンブルが分厚く、
ティナブルックスのプレイも素晴らしい。
フレディレッドについてはピアニストとしてより、
コンポーザーとして魅力を感じました。

それでこの「STRAIGHT AHEAD」を買ったんだと思いますが、
コンポーザーとしてもプレイヤーとしても
あまり良いトコロが感られませんでした。
ピアノのタッチが雑で聴きづらい。
特に早めの曲ではリズムに対してもヨレ気味。
うーん。

それと録音の質が気になりました。
1977年の作品なので音質は悪くないんですよ。
でも、如何にもPA経由の音を聴かされてる様な音の粒立ちで、
ドラムはやけに近くで鳴ってる様な感じだし、
ベースはエレベにすら聴こえます。

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【新春企画】聴いた記憶のない実家のレコード その4

■THAT'S THE WAY IT IS
/MILT JACKSON(IMPULSE!)

Thats_the_way_it_is

シェリーズマンホールでの1969年のライヴ録音。
ミルトジャクソン、テディエドワーズ、モンティアレキサンダー、
レイブラウン、ディックバークと云う豪華なメンバーです。
ミルトジャクソンと云えばMJQの印象が強いですが、
室内楽的な知的なユニットの中でミルトジャクソンの黒さは
ミスマッチの様で、実はMJQのスパイスだった気もします。
このアルバムでのハードバップ然とした演奏を聴くと
ミルトジャクソンの音は一段と粘っこく、そして熱い。
"HWEELIN' AND DEALIN'"とか"BLUES IN THE BASSMENT"を
JBLやアルテックで聴いてみたいなぁと柄にもなく思います。

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【新春企画】聴いた記憶のない実家のレコード その3

■"OO-SHOO-BE-DOO-BE...OO,OO""...OO,OO"
/LILIAN TERRY(SOUL NOTE)
Oo_shoo_be_doo_be

タイトル曲の"OO-SHOO-BE-DOO-BE"だけは
イヤと云うほど印象に残っているので、
記憶にないレコードとは云い切れないかも。
ただこの曲の底抜けのハッピーフィーリングが苦手で
この先を聴き進められませんでした。
ゲストのディジガレスピーの明るさが合わない人は
日本のジャズファンには多いのではないでしょうか?
"チュニジアの夜"や"コンアルマ"も演ってますが、
何となくもっちゃりしてます。

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【新春企画】聴いた記憶のない実家のレコード その2

■IN SAN FRANCISCO/LES McCANN(PACIFIC)
In_san_francisco

レスマッキャンが続きます。
先に挙げた「SWISS MOVEMENT」よりもオーソドックスなジャズ。
4ビート中心にスウィングし捲くりのピアノトリオ演奏です。
オスカーピーターソンの影響が強いかも。
これを買った当時、レスマッキャンのファンだった訳ではなく、
ルーロウルズ&レスマッキャンの
「STORMY MONDAY/(SEE-FOR-MILES-RECORDS)」を聴いて、
ちょっと興味を持った程度。
で、2枚買ってみたものの、好みに合わず、そのまま棚の肥やしに。
今聴いても、この黒くて粗いノリは苦手かも。

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【新春企画】聴いた記憶のない実家のレコード その1

実家のレコードは高校生~二十歳後半に買ったものです。
つまり、入門的な超名盤に始まり、好みがやや腐りかけてきた頃まで。

色んな本で調べたり、中古屋で衝動買いしたレコードの中には
好みに合わず一度しか聴いていないモノも結構ありまして、
ジャケットを見ても内容を思い出せなかったりします。

でも、好みは変化していくものです。
今の嗜好で聴き直してみたら、面白い発見があるかもしれません。

って事で、憶えのないLPをあれこれ聴いてみようと思います。


■SWISS MOVEMENT
/LES McCANN&EDDIE HARRIS(ATLANTIC)
Swiss_movement

ジャズと云うよりブルース的な黒さが全面に出てます。
だからと云ってベタベタに古臭いかと云うとそうではありません。
モーダルなコード進行があったり、
ロックビートが頻繁に用いられていたり、
エディハリスが電気サックスを吹いたりと、
1969年当時の最新のサウンドだったんでしょうね。
これが70年代テイストに繋がっていく感じです。

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December 31, 2007

晦日の夜 三宮の夜

ここ数年、晦日は三宮で友人のけだほて君と遊んでます。
今年はそこにけだほて奥様が加わり、
一段と楽しい夜を過ごす事ができました。
かなりの散財でしたが、ま、晦日だし。
偶の贅沢、偶の贅沢。

行きたいと思ってた薩摩地鶏の吹上庵で呑む。
鶏刺し、焼き物、水炊きのコース。
鶏肉の美味しさをストレートに堪能できました。
店員さんが若くて可愛い娘ばっかりなので
ちょっとチャラい感じはしましたが、
接客は明るく丁寧でした。
あまりに食い気に走りすぎたせいで
料理の画像を撮るのすっかり忘れてました。
Fukiagean_2
【イメージ図】

続いてこの日のメイン、クレオール。
恒例の西山瞳トリオのライヴであります。
今年の活動の充実ぶりをそのまま反映し、
お店は超満員でした。
演奏も高いクォリティでした。
来年も突っ走りそうな感じです。
2月にスウェーデンのライヴ盤が出ますし。
なんせ、骨太でありながら知的なサックス奏者、
KARL-MARTIN ALMQVIST との共演ですからね。
そこに注目です。

最後に老舗のバーyanagaseへ。
暖炉に火が入り、暖かい店内。
気取ったオシャレなバーにはない柔らかい印象です。
お客さんもおそらく常連さんばっかりなんでしょう。
店も客もいい感じにエイジングが進んで、
片肘の張らない落ち着く空間でした。
カウンターに座れなかったのが残念。
70歳を超えるマスターの練達な仕事ぶりを見たかったなぁ…。

で、おつまみに出てきたえび満月が久々の秀作。
Majyo
【満月を横切る魔女。yanagaseの夜は更けていく。】
って感じでどうでしょう。

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December 24, 2007

今年はblogでクリスマスアルバム その3

昨晩、近所のバーで一人呑んでました。
マスターは年末休みなしで店を開けるとの事。
私が「クリスマスはお客さん多いんでしょ。」と訊ねると、
「どうでしょう。カップルは来ますが、
一人のお客さんは敬遠しますからね。」
と答えました。
そうなんですよね。この日は一人だと肩身が狭い。

って事で、気を取り直して、クリスマスアルバム特集を。


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■BENDING TOWARDS THE LIGHT...A JAZZ NATIVITY
/VARIOUS ARTISTS(MILAN)
訳のわからないジャケットで期待せずに聴いたところ
何だか凄い内容です。
とにかく顔ぶれが凄いんですわ。
グラディテイト、ロンカーター、ジョンファディス、ティトプエンテ、
デイヴブルーベック、ルーソロフ、ビルメイズ、
トゥーツシールマンス、クラークテリー、パキートデリベラ、
ライオネルハンプトンetc.…。
ライナーをちゃんと読んでないので間違ってるかもしれませんが、
1987年、1992年、1993年の音源を集めたもの。
ただ他のアルバムからの拾い集めではなさそう?
クリスマス企画のライヴの様です。
★★★★


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■CHRISTMAS TIME IS HERE
/MONDAY OFF(VICTORIA COMPANY)
ちょっと古いスタイルの混声ジャズコーラスです。
優等生的な行儀よさですが、伸びやかな声で心地よい。
"EVERYBODY'S WAITING FOR THE MAN WITH THE BAG"
が気に入りました。明るくてうきうきする曲です。
"JINGLE BELLS"はエラのヴァージョンをコピーしてます。
★★★★


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■HAVE YOURSELF A SOULFUL LITTLE CHRISTMAS
/KENNY BURRELL(CHESS)
ケニーバレルのストリングやブラスアンサンブル入りのレコード。
手元の盤はCHESSレーベルから1984年に出たモノ。
"THE LITTLE DRUMMER BOY"なんかラヴェルのボレロの様です。
演奏としては"MY FAVORITE THINGS"が熱くてカッコイイ。
アクースティックギターでの"AWAY IN A MANGER"もしっとりして○。
★★★


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■SOUND OF CHRISTMAS/RAMSEY LEWIS(CHESS)
ラムゼイルイスの真っ黒なフィーリングのクリスマスアルバムです。
ここ10年くらいヨーロッパ系のジャズを中心に聴いてたので、
こんな黒っぽい演奏を久々に聴いた気がします。
きっと普通のジャズファンにはこう云うのがウケるのかなぁ。
”サンタが街にやってきた"はノリノリで演るんだろうと思ったら
スローバラッド仕立てでした。
ベストトラックは"CHRISTMAS BLUES"。コテコテです。
★★★


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■CHRISTMAS ALBUM
/HERB ALBERT&THE TIJANA BRASS(A&M)
ハーブアルパート&ティファナブラスの名盤ですね。
あちこちで流れてるので敢えてここで書く事はないです。
"JINGLE BELL ROCK"が好きですね。
これを聴くと昔のジャスコのCMソングを思い出します。
♪ジャスコで会いましょ 素敵な笑顔で
★★★


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■MERRY CHRISTMAS/BINGCROSBY(DECCA)
これこそ今更何も書く事はありません。
歴史的なレコード。
★★☆


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■X'MAS FROM GREAT OLD FRIENDS VOL.1&2
/VARIOUS ARTISTS(ALTY)
1987年に発売されたオムニバスレコードです。
オールドフレンズのタイトル通り、古い録音ばかり。
一番古いものは1925年です。雑音だらけ。
サッチモのヴォーカルも数トラックで聴けます。
★☆


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■A CHARLIE BROWN CHRISTMAS
/VINCE GUARALDI(FANTASY)
ヴィンスグァラルディトリオによる
ピーナッツのクリスマス特番のサウンドトラックです。
ジャケットは可愛いんですが、中身は割と地味なトリオ。
ヴィンスグァラルディ本人の演奏で聴くよりも
デヴィッドベノワとかで聴いた方が楽しいと思います。
★★☆


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■HARMONY-THE CHRISTMAS SONGS
/NYLONS(SCOTTI BROS.)
ジャズではないかもしれませんが、
大御所アカペラグループナイロンズの
1994年のクリスマスアルバム。
このジャケットは日本盤のモノ。
刺激の少ない柔らかなハーモニーが心地よい。
完全なアカペラではなく、インストも入っています。
★★★


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■SHE LOBED CHRISTMAS/SUE KELLER(HVR)
これまたジャズ的要素は全くありません。
SUE KELLERって女性のピアノの弾き語りに
コーラスやガラクタのパーカッションが乗っかって、
緊張感の薄い緩い演奏が続きます。
演ってる方は楽しそうですが、聴いてる方は、
近所のおばちゃんのクリスマスパーティに
無理矢理誘われて居心地が悪いって感じ。
とにかく木魚の音で気が抜ける…。


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■CHRISTMAS AROUND THE WORLD
/VARIOUS ARTISTS(PUTUMAYO WORLD MUSIC)
同じ様なデザインのジャケットで企画モノを沢山出してる
PUTUMAYO WORLD MUSICのクリスマスアルバム。
これも全くジャズではありません。
世界の民俗音楽の着せ替え遊びを楽しむCDです。
★☆


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■AN EMPIRE BRASS CHRISTMAS/
EMPIRE BRASS QUINTET(TELARC)
これまたジャズではありません。
クラシカルなブラスアンサンブルに
ヴォーカルとその他楽器が加わって
教会的なクリスマスソングを聴かせます。
しかし、エレキギターやキーボードも入るので
新しいのか古いのかわからないサウンド。
★★☆


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■LET IT SNOW!/MICHAEL BUBLE(REPRISE)
マイケルブーブレは今をときめく若手イケメンヴォーカリストです。
オールドファッションドなスタイルで広い層をキャッチ。
甘い甘いヴォーカルをストリングスバックで聴かされると
きっと女性は堪らないんでしょうね。
★★★☆


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■WHITE CHRISTMAS/MARTINA McBRIDE(RCA)
カントリー系の歌手です。
ジャケットが綺麗なので買ってしまいました。
内容は普通のポップスサウンドです。
少しだけハスキーで美しく伸びやかな声。
心地よいです。
★★★


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■CHRISTMAS IS ALMOST HERE
/CARLY SIMON(RHINO)
大物歌手のカーリーサイモンです。
2002年のアルバムの筈ですので、
ジャケットの写真は57歳くらい?!
内容はフォークやカントリーの香りが強いです。
"HAPPY XMAS(WAR IS OVER)"が素晴らしい。
★★★☆


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■AN OLD FASHIONED CHRISTMAS
/THE TRAIL BAND(SELF-PRODUCE?)
オールドファッションドもオールドファッションドな
古楽の雰囲気も漂うカントリー音楽。
カウボーイがいた頃の音楽みたいな感じですわ。
こんなもんまで紹介してどうする(笑)。
★☆


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■ゆびきり 星降る夜のクリスマス/つじあやの(VICTOR)
最後は単に私の好みでつじあやのです。
写真は裏ジャケ。
夢見るような君と僕の純朴な愛のクリスマスソング。
つじあやのにはいつまでもこんな世界を描いていて欲しいです。
★★★★★

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December 23, 2007

我が家唯一のハリーポッター

世界中で人気のあるハリーポッターですが、
一冊も読んでないし、映画も一本も観てません。

うちにある唯一のハリポタ関連がコレ。
Harry_

ハリーポッターって書いてあるから
ハリーポッターなんでしょう。
サウンドトラックとかも聴いた事ないので、
ここで演奏されてる曲が映画のモノなのかどうかも
定かではありません。
調べればいいんでしょうけど、別にそれほど興味もなく。

Harry_02裏ジャケには
魔法を使うハリーらしき人物。
ギザギザの目立つ下手なCGです。

演奏自体も特筆すべき点はありません。
そこそこ弾ける人みたいですが、
プロにしては音粒やリズムに
ムラがあって聴きにくいです。

HARRY POTTER JAZZ
/MARK KRAMER(MYSTIC JAZZ)

本来ならウェブサイトの
「変なジャズ」のネタなんですけどね。

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今年はblogでクリスマスアルバム その2

クリスマスアルバムはネットや店で見つけたら
たとえそれが夏場でも買ってしまいます。
で、そのまま季節が来るまで棚に寝かせておく訳ですが、
ビニール包装で包まれたまま数年経ってしまうモノも。

それらの集積がウェブサイトのクリスマス特集で、
現在、トップページからのリンクが切れたままなので、
ご覧になりたい方はコチラから直リンしてください。

で、今回は以前取り上げた事のないモノを聴いていきます。
玉石混交なので、一応私の好み度を添えておきますので
参考程度にご覧いただければ幸いです。


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■SPRUCE IT UP/SANDY FOSTER(SELF-PRODUCE)
ジャケットのドアップの顔はちょっと怖いですけど、
裏ジャケットを見ると、可愛らしい方です。
声も美しく、透明感があり、ストレートな歌い口。
スローからアップテンポまでオールマイティ。
ベタなジャジーアレンジなど殆どなく、
良質の演奏が詰まった一枚。
"JOY TO THE WORLD"の16ビートはかっこいいなぁ。
★★★★★


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■DREAM SEASON
/YOLANDA KONDOASSIS(TELARC)
テラークのクリスマス企画なのでジャズだと思ったら、
クラシカルなハープの演奏でありました。
アドリブ一切なし。
聖歌中心にテーマを美しく演奏してます。
ま、偶にはこんなのもいいか。
クリスマスモノだとハードルが一気に下がる私。
★★


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■IT'S CHRISTMAS AGAIN/MAX ROACH(SOUL NOTE)
間違いなくクリスマスに聴く音楽ではありません。
マックスローチでソウルノートレーベルですから、
大体の想像はつくと思います。
アルバム1枚で2曲。大曲と云うより、垂れ流しな感じです。
"IT'S CHRISTMAS AGAIN"と"CHRISTINA"はどちらもオリジナル。
延々とマックスローチの語りですわ(笑)。
バックで唸ってるのはオディアンポープか。
その後ろではずーっと鳥の鳴き声が聴こえている。
2曲目もほぼ同じ感じ。
マックスローチが語り、後ろで鳥の鳴き声。
その他参加ミュージシャンは下記の通り。
MAX ROACH(DS,PERC,KEY,VIB,VO),
CECIL BRIDGEWATER(TP),ODEAN POPE(TS,VO),
TYRONE BROWN(B),LEE KONITZ(AS),
TONY SCOTT(CL),TOMMASO LAMA(G)


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■CHRISTMAS/大野雄二(VAP)
一転して超軟弱にルパンTHE 3RDジャズのクリスマス。
って、もうルパンなんて関係あらへんがなー。
大野雄二さん、ちょっと便乗しすぎとちゃいまっか?
全体的にヌルいジャズトリオなので、
「大人の雰囲気で素敵なクリスマスを過ごしたいあなたに」は
ぴったりだと思います。
こんな恥ずかしいコピーが本当にCDの帯に書かれてる事に
私は驚きました。
川嶋哲郎の参加が唯一の聴きドコロでしょうか。
彼の"LOVE SQUALL"が聴けるのは貴重です。
クリスマス関係ないけど(笑)。


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■CHRISTMAS TIME IS HERE/DIANNE REEVES(BLUE NOTE)
ダイアンリーヴスはあんまり好きじゃないけど、
クリスマスアルバムだったので買ってしまいました。
ブルーノートらしい手堅い音作りだし、
彼女はしっかりと粘っこく黒人テイストで歌い上げる。
好き嫌いは抜きにして良質の仕上がりになってると思います。
"CAROL OF THE BELLS"がなかなか良いですね。
"CHRISTMAS WALTZ"は変拍子風にギターがカッティング。
3+2+2+3+2=3×4で帳尻が合う感じですね。
★★★


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■CHRISTMAS FANTASY/ANITA BAKER(BLUE NOTE)
ブルーノートが続きます。
アニタベーカーのコンテンポラリーな一枚。
この人も見た目以上に声が太く粘度が高いです。
フェイクも派手にやりますので、巧さが先に立つ。
バラッドで原曲の良さを味わうよりも
彼女の黒いフィーリングを楽しむのが良いのでしょう。
★★★


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■THIS CHRISTMAS/CLAIDEE(DECLARE MUSIC)
かなりポップな内容のヴォーカルモノ。
さっぱりめの黒さが心地よいです。
伸びやかに唄う"WINTER WONDERLAND"がいい感じ。
★★★


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■A WHITE ALBUM/AKIKO(VERVE)
厭味のないキュートな声と唄い方は魅力です。
ビッグバンドアレンジはかなりオールドスタイル。
ところが曲によってはラップ系だったりスカだったり、
どう云う層に聴かれているのか気になるところ。
★★


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■CHRISTMAS
/THE CLASSICAL JAZZ QUARTET(KIND OF BLUE)
取り上げてる曲がヘンデル、バッハ、チャイコで、
ピアノトリオ+ヴィブラフォンの構成なので、
緩い室内楽的ジャジーサウンドを危惧してたんですが、
まあまあ熱いプレイもあって面白かったです。
メンバーはケニーバロン、ロンカーター、
ルイスナッシュ、…とまあ、この三人だったら、
クラシックコンプレックスな演奏になってたかもしれないけど、
これにステフォンハリスが加わったのが功を奏した気がします。
下敷きはMJQなんでしょうけどね。
★★★☆


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■BIG BAND CHRISTMAS
/THE NATIONAL YOUTH JAZZ ORCHESTRA(NYJO RECORDS)
NYJOの1989年録音のクリスマスアルバム。
若く溌剌としたプレイで好感が持てます。
個人のプレイよりも一糸乱れぬアンサンブルを楽しむ感じ。
他に「A MERRY CHRISTMAS AND A HAPPY NEW YEAR!」が
1993年に録音されており、そっちの方が好きかな。
★★★☆


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■MERRY CHRISTMAS
/GINGER COMMODORE(SELF-PRODUCE)
大阪のスナックのおばちゃんみたいなルックスですが、
唄は丁寧でとても上手いです。
少しハスキーだけど、重くない声質。
桂銀淑を少し軽やかにした感じ。
って、どうしても喩えがそっち系になってしまう(笑)。
全体的にはブラックコンテンポラリーな音。
"LET IT SNOW"で出てくる男性ヴォーカルが
あざといのスウィートヴォイスでムードたっぷりに唄うので減点。
★★★☆
【追記】
このアルバムはウェブサイトでも取り上げてました。
3年前と星の数が同じ。割と的確に評価してるんだな。

その2はこの辺で。

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